2019年7月18日(木)に、クラウドアンサー編集部はSBIソーシャルレンディングの不動産担保案件に投資を行いました。
そして、2019年9月17日(火)に初めて第1回の配当金の入金がありました。
今回は、SBIソーシャルレンディングのソーシャルレンディング案件の運用状況についてのレポートをお伝えしていきましょう!
投資したソーシャルレンディング案件
クラウドアンサー編集部が投資したSBIソーシャルレンディングの案件は次のとおりです。
案件概要
予定利回りは6%。運用期間は12ヶ月です。
ファンドID | CF0149 |
---|---|
ファンド名 | SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo3号 2019年7月 |
予定運用期間 | 12ヶ月 |
名目利回り | 6.0% |
募集入金済額 | 1,979,450,000円 |
投資家数 | 3,660 |
担保概要
担保は次のように設定されています。
担保種類【質権設定】
借手が「第三債務者」に対して有する「抵当権によって担保された貸付債権」に質権を設定します。
※これにより、弊社は担保不動産に対して抵当権を実行することができます。①不動産担保ローン事業者である借手は、第三債務者(借手の貸付先)へ不動産を担保(抵当権設定)に貸付けを行います。
②弊社は①の貸付債権に対し、質権を設定します。
担保価値 担保価値は、以下の価値の算定方法を基に算出します。
担保価値の85%から先順位債権額を引いた金額(先順位がいる場合)を貸付額の上限としています。
担保の約23億5千万円の質権が設定されており、その85パーセントである20億円を上限として貸付を行っています。
運用予定表
マイページ内では、次のような運用予定表が掲載されています。
投資したのは2019年7月15日(月)です。
最初の配当金が入ってきたのは2019年9月17日(火)ですから、資金移動から配当金を得るまで2ヶ月ほど期間を要しました。
元本が完済されるのは2020年8月15日予定です。
運用期間は12ヶ月ですが、実際に資金を拘束される期間は13ヶ月間となっています。
投資効率を考える場合は、投資してから実際に運用開始されるまでの時間と、案件の運用終了から口座に元本を含めた全額が返済されるまでの期間を考えるべきでしょう。
予定利回りは「年6パーセント」となっていますが、
資金拘束期間:13ヶ月
運用期間:12ヶ月
なので、実際の利回りは次のように計算して「年5.54パーセント」と考えるべきかもしれません。
- 6%×12ヶ月/13ヶ月=5.54%
2019年9月の配当金と資金移動の詳細
1点、注意しておきたいことがあります。
下のスクリーンショットはマイページ内のもので、口座の入出金履歴です。
見にくいかもしれないので、表を入れておきましょう。
日付 | ファンドID | お取引内容 | 入出金 | 投資家用口座 | 分配用口座
(貸付用口座) |
運用残高 |
---|---|---|---|---|---|---|
2019/9/17 | 出金 | -571円 | 0円 | 0円 | 99,834円 | |
2019/9/17 | CF0149 | 源泉税 | -103円 | 0円 | 571円 | 99,834円 |
2019/9/17 | CF0149 | 匿名組合配当金(利息) | 166円 | 0円 | 674円 | 99,834円 |
2019/9/17 | CF0149 | 匿名組合配当金(元本) | 0円 | 166円 | 99,834円 | |
2019/9/16 | 運用開始 | 0円 | 0円 | 100,000円 |
実際の利益は、配当金である674円から源泉徴収税の103円を除いた571円です。
ただ、それ以外に166円の出金が行われていることがわかります。
そのため、投資元本が10万円ではなく99,834円になっています。
こちらのお金の移動をSBIソーシャルレンディングに確認したところ、借り手側の都合で一部の元本の早期償還を行ったということでした。
メールで早期償還の告知は届いていましたが、具体的に何パーセント程度の金額を早期償還するという数字は記載されていませんでした。
運用期間満了前に一部元本の早期償還をメールが届いた場合、このようにわずかな金額のみ早期償還されている可能性があります。
まとめ
今回の配当は第1回目ということもあり、特に問題なくスケジュール通りに銀行口座に分配されました。
SBIソーシャルレンディングでは、今回のように予定外の早期償還が行われる可能性があります。
もしなぜ資金が移動しているのかわからない場合は、サポートセンターに資金移動の理由について確認すると良いでしょう。
なお、SBIソーシャルレンディングについてはこちらで詳しく解説しています。