お金を増やすことは決して簡単ではありません。
実際に仕事を行い、額に汗をかかないとまとまったお金は稼げません。
しかし、あなたの時間を使わずにお金を稼ぐ手段があることは知っていますか?
それはお金に働いてもらう方法です。
この方法を使いこなせば、時間に囚われずより大きな稼ぎを得ることも不可能ではありません。
この記事では、お金に働いてもらう方法と、詳しくお金を働かせる方法を紹介します。
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目次
お金に働いてもらうとは?
まずは、「お金に働いてもらう」ことについて解説していきましょう。
「自分で働く」場合と「お金が働く」場合では、稼ぎ方に違いがあるのでぜひ理解しましょう。
自分で働く場合は報酬に限界がある
自分で働くとは「仕事に就き、能力や立場から報酬をもらう」ということです。
企業に勤める、自営業で稼ぐ場合でも大きな違いはありません。
自分の労働の対価として、給与や時間給を受け取ります。
受け取る報酬は能力や拘束時間で定められている場合が多く、働いたぶんだけ確実にリターンがある点は大きなメリットです。
しかし、固定給を受け取るため報酬額に限度があります。
現状以上に稼ごうと思ったら、地道な昇給か転職を考える必要があります。
お金が働く場合は不労所得が作れる
お金に働いてもらうとは、資産を投資に回し自動でお金を受け取れる仕組みをいいます。
あまり馴染みのない人でも、知らないうちに使っている場合が多いですよ。
たとえば、銀行預金なども「お金に働いてもらう」方法の一つです。
働いた分が「預金利息」として定期的に支払われています。
しかし、現在の銀行預金は利率がとても低く、年間数十円ほどしか受け取れないなんてこともあります。
そのため、より高いリターンを得るなら株式投資や投資信託などを利用することが一般的です。
お金が減ってしまうリスクがある一方で、自分の体や技能を使っていない間も報酬が発生する点が大きな魅力で、不労所得を作ることも決して夢ではありません。
近年では投資知識なしでも実践できる「ロボアドバイザー」という手法もあり、以前よりも「お金に働いてもらう」ことが簡単に実践できます。
お金に働いてもらう時に知っておきたい「単利」と「複利」
お金に働いてもらうなら、より効率的な方法が望ましいですよね。
利率には、「単利」と「複利」があることを知っていますか?
増やせる速度に大きな差があるので、この機会にぜひ理解しておきましょう!
単利とは
単利とは、初めの元本に対してのみ利息が付く方式です。
たとえば、元本100万円を年間単利1パーセントで運用する場合、毎年1万円の金利をもらえます。
最初に決めた額だけ受け取れる方式のため、安定的に増えて計算が行いやすいです。
複利とは
複利とは、最初の元本と増えた金利分の合計額に金利が付く方式です。
たとえば、元本100万円を年間複利1パーセントで運用する場合は、最初の年は金利1万円となります。
この金利ぶんを元本に組み込んだ101万円を新たな運用額とするため、運用期間が長く金利が高いほどリターンが高まっていく方式です。
投資信託など契約に基づいて収益を新たに再投資するタイプなら、そのぶんお金が増えるスピードも早いです。
資産運用でお金に働いてもらうとどれくらい増える?
では、お金に働いてもらうと、実際にどれくらい増えるのでしょうか?
具体例を出しながら解説していきます。
資産は多い方が有利
お金に働いてもらうなら、使える資産が多いほど有利です。
たとえば、購入した商品が将来2倍の値段になるとしたら、より多く買った方が得することはおわかりいただけるでしょう。
資産運用では、100万円よりも200万円から始めた方が早く多く稼げるようになります。
もちろん、運用資金が多いほど損失時のリスクも大きくなるため、より確実性の高い方法を選択していくべきでしょう。
複利をうまく利用することが重要
資産運用の際は、単利よりも福利を利用することが重要です。
元本をもとに一定額が増える単利よりも、稼いだ金額を再投資できる複利の方がより効率的に資産を増やせます。
たとえば、元本100万円で10年運用した場合の結果について考えてみましょう。
期間 | 単利 | 複利 | ||
元利合計 | 金利 | 元利合計 | 金利 | |
1年後 | 101万円 | 50,000円 | 101万円 | 50,000円 |
2年後 | 102万円 | 50,000円 | 102.0万円 | 52,500円 |
3年後 | 103万円 | 50,000円 | 103.0万円 | 55,125円 |
5年後 | 105万円 | 50,000円 | 105.1万円 | 60,775円 |
10年後 | 110万円 | 50,000円 | 110.5万円 | 77,566円 |
複利の方が、金利額が年々上昇していることがわかるかと思います。
この特徴をうまく利用すれば、資産運用を効率的に行うことができるのです。
リスクとリターンの関係
「投資にはリスクがつきもの」そのような話はよく耳にするのではないでしょうか?
特に、日本人の多くはリスクを嫌う傾向が強く「お金が減るのは嫌だ」「確実に増える方法を取りたい」と考える人が多いです。
これは最高の考えですが、あまり現実的ではありません。
大切なのはリスクとリターンを比べて、より有利・効率的な方法を選択することです。
金融市場には「レバレッジ」ということばがあります。
これは自己資金を元手により大きな金額を動かす方法です。
株式の信用取引やFXなど指数商品のレバレッジ取引が該当します。
このレバレッジを使えば、自己資金以上の損失を受ける危険がありますが、同時に本来期待できる以上のリターンを生み出すことが可能です。
たとえば、将来確実に価格が倍になる金融商品があったとします。
確実に増える大チャンスと判断したなら、より大きな資金を投入することが最も効果的です。
つまり、リスクを選択することでより大きなリターンが期待できる場合もあるということです。
しっかりと計算しないと破産や大きな損失を追う一方で、リスクは正しく運用すれば大きな武器にもなります。
リターンを大きく求めるのであれば、リスクとの付き合い方が大事なのです。
おすすめの投資は?タイプ別に紹介
投資にはさまざまなタイプが存在します。
そのため、資産運用をする際は、自分にあったものを選ぶことが重要です。
ここでは、「手間を掛けたくない場合」と「自分のペースで運用したい場合」の2タイプに分けて、おすすめの投資を紹介します。
実際に投資に咲くことができる時間をよく考えて選択するようにしてください。
手間を掛けたくない場合
「仕事が忙しく、資産運用に手間を掛けたくない」という人は、運用のほとんどを他人に任せてみましょう。
専門のプロフェッショナルに資産運用を任せれば、投資初心者でも詳しい知識なく資産運用を始められます。
【主な運用方法】
- 投資信託
- つみたてNISA
- ETF(上場投資信託)
- ソーシャルレンディング
これらの運用方法のメリットは、自分の本業に専念できることと、資金の元本割れリスクが小さく済むことです。
最近では、AI診断や運用プランの提案、自動での資産運用サービスとして「ロボアドバイザー」も人気です。
専門的な知識がなくても資産運用を始められるのでおすすめです。
自分のペースで運用したい場合
「自分のペースで投資し稼ぎたい」という場合は、自分で銘柄選定し投資を行うと良いでしょう。
損益の判断を自分で行わなければなりませんが、より自由度が高い投資ができます。
【主な運用方法】
- 株式投資
- 不動産投資
- 指数取引(FXなど)
- 仮想通貨
これらの方法はハイリスク・ハイリターンと言えます。
自己資金を自己判断で直接投資するので、取引業者に支払う手数料や維持費は最低限で済む点が大きなメリットです。
費用少なく自分の判断で投資がしたい人におすすめです。
一方で、投資判断に専門的知識が必要で、すべて自己責任という点はデメリットです。
投資初心者にはおすすめできませんが、判断が正しければ大きな稼ぎとなる可能性が高いです。
お金に働いてもらい安定して稼げる7つの方法
それでは、お金に働いてもらう資産運用の具体的な方法について解説していきましょう。
まずは、「安定」「リスク小」「リターンの確実性が高い」7種類についてお伝えしていきます。
方法①:投資信託
投資信託とは、投資家たちから集めた資金をもとに、プロ・ファンドマネージャーが株や債券など金融商品を選び投資・運用する方式です。
リターン | リスク | 特徴 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
|
プロが選んだ商品に投資する
投資信託では、運用の結果生まれた利益(分配金・償還金)が、資金を出した投資家たちに返ってきます。
プロの判断で買付した商品に投資できるため、投資初心者でも安定してお金を増やる方法だと言えます。
投資信託は、購入時の手数料、管理費(信託報酬)、売却時の信託財産留保額など支払う手数料が多いデメリットがあります。
ノーロード型投資信託を選べば、手数料の一部を負担せずに済みます。
投資初心者の第一歩としておすすめ
投資のプロが選ぶ商品群に投資するので、損失を受けるリスクがかなり低いです。
そのため、投資をあまり知らない人の第一歩としておすすめです。
NISA、iDeCoといった非課税・優遇制度と組み合わせると、より効果的にお金を増やせます。
「投資の始め方がわからない」という人は、まずは投資信託から取り組むようにすることをおすすめします。
方法②:つみたてNISA
つみたてNISAとは、投資によって得た売却益や運用益が非課税になる制度です。
リターン | リスク | 特徴 |
★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
|
最長20年の非課税制度
譲渡益は、通常20.315パーセントの税金(所得税+住民税+復興特別所得税)がかかりますが、つみたてNISAの制度を適用すれば非課税になります。
従来のNISAよりも適用期間が長くなり、最長20年間・年間40万円・累積投資額800万円まで非課税枠を利用できます。
金融商品は、金融庁が厳選した投資信託・ETF(上場投資信託)から選ぶことができます。
投資初心者にとっては不安なく選べる安心感がありメリットと言えるでしょう。
長期投資を考えている人におすすめ
最長20年間の非課税枠はより長期投資に向いている制度です。
毎年の積立で分散投資を行えるため、投資初心者によりメリットが大きいと言えます。
投資信託・ETFは資産運用をプロが行うため、投資の知識がなくても安定したリターンが見込めます。
投資初心者が初めの一歩に迷ったら選んでみると良いでしょう。
方法③:iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは、毎月一定金額を拠出し自分で運用商品を選ぶ制度です。
リターン | リスク | 特徴 |
★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | 毎年一定額を拠出し、60歳以降に年金か一時金を選んで受け取る制度。税制優遇に強い。 |
投資をしながら節約ができる
運用益や金利を60歳以降に年金もしくは一時金として受け取れます。
受け取る金額は運用実績によって変動しますが、この制度で最も魅力的なのはさまざまな税制優遇制度にあります。
- 掛け金の全額所得控除
- 運用益非課税
- 受取金は公的年金控除が適用可能
といったように、投資と一緒に節約術として取り組めるので投資初心者にもおすすめです。
定期預金など元本確定型商品と株式・投資信託など元本変動型商品の組み合わせから選べます。
自由に選べるため、より稼ぎたい場合は元本変動型商品の比率を高める使い方もできます。
年金対策としておすすめ
iDeCoと先ほど説明した積み立てNISAとの違いは、運用益の受取が60歳以上まで不可能な点です。
制度自体が「老後の年金額にプラスして資産形成を促す」点にあるため、中年層以降に投資する際はこの制度を使うことをおすすめします。
さまざまな税制優遇制度がとても魅力的です。
元本確保型商品を多めに選択しておけば、確実に銀行預金よりも手堅い投資といえるでしょう。
方法④:個人向け国債
個人向け国債の金利は、政府発行の債券を購入し、年間保有して金利を受け取る方法です。
リターン | リスク | 特徴 |
★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | 価格変動幅が少ない。リスクが少ないため、資産が減る心配がない。 |
資産が減るリスクほぼゼロ
個人向け国債の金利受け取りは、年2回タイプが多いです。
発行した国がなくならない限り、元本割れする心配がありません。
安全性がかなり高く、銀行預金よりも高い利回りで運用することができます。
大きく分けて変動金利型と固定金利型の2種類がありますが、年0.05パーセントの最低保証金利があるため確実なリターンが見込めます。
寝かせてる資産を少しでも働かせたい人におすすめ
銀行預金の金利が少なすぎて不満ではありませんか?
そんな人に個人向け国債はおすすめです。
資産が減るリスクが一切ないため、使わないで寝かせている資産を確実に増やせます。
国債購入は1万円から可能で、購入はいつでも可能です。リスクゼロで資産を増やしたい人は取り組んでみましょう。
方法⑤:ETF(上場投資信託) ・REIT(不動産投資信託)
ETF・REITは、証券取引所に上場した投資信託そのものを売買する投資です。
ETFは株式・債券中心、REITは不動産中心です。
リターン | リスク | 特徴 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 上場した投資信託を取引。いつでも売買可能で、手数料も低め。 |
株式と同じように取引可能
投資信託の仲間ですが、市場の取引時間内ならいつでもリアルタイム購入可能という特徴があります。
ETFの値動きは日経平均株価やTOPIX、特定地域の地価平均と連動するように作られているため、購入することでリスク分散に期待ができます。
また、信用取引も可能です。
株式と投資信託それぞれの特徴を併せ持った金融商品として、投資初心者にもおすすめの資産運用先と言えるでしょう。
リスク分散しながらお金を働かせたい人におすすめ
ETF・REITは比較的利回りの高い投資です。
投資信託に比べ手数料が低く設定されているため、平均5パーセントほどの利回りにも期待できます。
実際の運用はプロ任せ・利回りが高い・リスク分散の効果が高いとメリットが多い投資と言えるでしょう。
方法⑥:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、資金を借りたい会社とお金を貸して増やしてもらいたい人をインターネット上でマッチングするサービスです。
リターン | リスク | 特徴 |
★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
|
期待する企業に直接投資
ソーシャルレンディングは、クラウドファンディングによる融資と言って良いでしょう。
企業活動で出た利益を借りた資金の返済額+利子として返還します。
返還されるお金はソーシャルレンディング運営会社と貸した人で分け合う仕組みとなっています。
利回りが高く、運営会社に支払った分を差し引いても5パーセントから10パーセントのリターンが期待できます。
投資は1万円の少額から、ネット上での受け付けがメインです。
人気のため融資枠がすぐ埋まり、取り組むチャンスが少ない点がデメリットです。
初心者でも手堅く稼ぎたい人におすすめ
クラウドファンディング型融資のため、実際に有望な投資先を選べれば非常に確実な収益が期待できます。
ソーシャルレンディングは投資初心者と経験者の間で成績の差が付きにくい投資と言われており、よくも悪くも投資先の業績次第といえます。
そのため、初心者でも手堅く稼げる投資としておすすめです。
お金を企業に渡し、実際に働いた金額分だけ返ってくるというシンプルな投資といえるでしょう。
方法⑦:ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、AI(人工知能)が投資プラン・運用方針を提案し、その人に最適な投資先を選んでくれるサービスです。
リターン | リスク | 特徴 |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
|
AIが投資判断をアシスト
証券会社が提供する新しいコンサルティングサービスとして年々人気が高まっています。
株式売買・ポートフォリオの組み換えを自動で行うサービスもあり、初心者でも手間なく投資が可能です。
知識はないが投資に興味がある人におすすめ
AIが最適なプランを提示してくれるため、投資知識がなくても大丈夫です。
「実際に取引をする時間がない」「知識がないので、専門家に一任したい」という人でも比較的少ない手数料で専門的な知識を活用できるサービスとして魅力的です。
お金の働かせ方に迷ったら、AIの判断に頼ってみるのも効率的と言えます。
ある程度知識が付いたり慣れてきたら自分で投資をしてみて良いため、投資に興味がある人が不安なく使えるサービスとしておすすめです。
運用実績を上げれば高効率!ハイリターンの方法3つを解説
続いては、運用実績が上がれば高い効率を誇る3つの方法を解説しています。
ハイリスク・ハイリターンのため、投資初心者にはあまりおすすめしないタイプです。
ただ、金融市場に慣れてきたらより高いリターンを見込んで取り組んでみるのも一手です。
方法①:株式投資
株式投資は、企業が発行する株券を購入し、その売買利益(キャピタルゲイン)や配当金(インカムゲイン)で利益を得る方法です。
リターン | リスク | 特徴 |
★★★★☆ | ★★★★☆ |
|
自分の得意ジャンルを攻めよう!
東証など国内株、ニューヨークダウなど選べる対象が幅広いです。
価格変動リスクが大きく、その時の政治や気候などさまざまな要因で損をする危険性があります。
逆に、将来伸びる企業や業界を先読みできれば、大きな利益を上げることも可能です。
手数料が安く管理が楽なネット証券を利用すれば、取り組む時間をかけず効率的にお金を働かせることができるでしょう。
副業として取り組みたい人におすすめ
日本株の取引可能時間は平日9:00~15:00まで(11:30~12:30まで休場)であるため、働いている人のほとんどは取引に専念することができません。
細かな売買は専業がすることです。
「株式のことが気になり過ぎて、仕事が疎かになった」なんて損ですよね!
そのため、取引の中心は「将来的に値上がりが見込める優良株」に絞る方が良いです。
割安で値段が手ごろなバリュー株、成長性が高いグロース株など、より確実に値上がりが期待できる株を選びましょう。
うまく運用すれば、利回り10パーセント以上という数字も夢ではありません。
方法②:FX(外国為替取引)
FXとは「Foreign Exchange」のことです。
外国為替(外貨)の値動きを利用して利益を得ます。
リターン | リスク | 特徴 |
★★★★★ | ★★★★★ |
|
外国為替の動きを狙う
レバレッジ取引を利用すれば自己資金以上の外貨取引が可能となりますが、当然資金以上の損失を受ける危険もあります。
短期の価格変動を利用した「投機」の側面が大きいです。
現在、国内業者は規制によりレバレッジ(証拠金取引)は最大25倍までです。200倍、400倍まで可能だった以前に比べ損失の可能性が限定的となりましたが、それでも依然としてハイリスクな投資方法と言えるでしょう。
少ない資金でも投機がしたい人におすすめ
ハイリスクな投資方法のため、安定して増やしたい人には決しておすすめしません。
お金を働かせる手段としては正直なところあまり向いていません。
レバレッジ取引は危険なイメージが強いですが、リスクをしっかり考慮すれば有効な投資手段です。
500円、千円という非常に少額でも取引に参加できるため、数万円から数十万円資金が必要な株式などの事情を考えれば、参入ハードルの低さがわかるかと思います。
そのため、FXは為替取引の入門編と扱われています。
危険が大きいですが、少ない資金で投機がしたい人におすすめです。
方法③:仮想通貨
仮想通過は、インターネット上で取引される決済手段の一つであり、投資というより投機としての注目度が高いです。
リターン | リスク | 特徴 |
★★★★★ | ★★★★★ | ブロックチェーン技術が基盤の決済手段として注目を集める。数年で何十倍と価値が上がる反面、下落リスクもかなり高い。 |
新技術の資産か投機の対象か
仮想通貨の基本技術は「ブロックチェーン」と呼ばれるフィンテック(IT技術を使った金融サービス)技術です。
この技術は改ざん難易度が高いという特徴があり、世界的に次世代の決済方法として注目を集めています。
金融商品としては通貨自体の売買のほか、上場した通貨は指数取引も行えます。
値動きの荒さが有名で、代表的な通貨「ビットコイン」は2017年1月までのたった1年間で価格が100倍以上に跳ね上がった一方、その後の1年で半分以下まで値下がりしました。
投資というよりも投機のために売買している参加者が多く、軽い気持ちで購入したら大ヤケドなんてこともあるので注意しましょう。
激しい値動きに耐えられる人におすすめ
値動きが荒い金融資産のため、購入の際は次のいずれかの思惑を持っておくと良いです。
- 投機目的として値動き狙い
- 技術面を評価し将来的な値上がり狙い
仮想通貨は2019年現在も激しい値動きをしており、1日に5パーセントから10パーセントも価格変動する場合があります。
かなり専門的な知識を持つ人なら、この値動きを利用して儲けることができるでしょう。
ブロックチェーン技術はまだまだ黎明期であり、将来的に技術が浸透していけば今の暗号通貨の価格は「安い」といえます。
そのため、技術面を評価して保有し続けるという考えもあります。
技術が評価されるのがいつか未知数なので賭けの側面が大きいです。
これらの可能性をしっかり考慮し購入するか判断するようにしましょう。
いずれにせよ、ハイリスク・ハイリターンの投資方法と言えます。
お金に働いてもらう際の注意点
最後に、お金に働いてもらう際に注意しておくことを紹介します。
正しくリスクと付き合える方法のため、必ず理解しておきましょう。
注意点①:自分の資産内(余剰資金)で行う
投資は、必ず自分の資産内・余剰資金で行うようにしましょう。
欲を出してしまい、生活費を切り詰める方法などは絶対におすすめできません。
ある程度資金に余裕がないと、とっさの判断でリスクばかりある選択を行ってしまい回復不可能な損失を受けてしまいます。
鉄則としてなくなっても決して困らない資産内で投資を行うように心がけましょう。
注意点②:目標を設定する
お金に働いてもらう際は、目標を必ず設定しましょう。
金額・期間・自分が取り組む作業時間など詳細に決めておくと良いです。
目標値を決めることはリスク管理として有効です。
年リターン5パーセントの投資方法で年15パーセントを目指すならば、当然リスクをとる行動も行わなければなりません。
自分の投資が目標額を達成できるものか、計画に無理がないかを考えることで適切なリスクを選択することができます。
どの程度働いてもらいたいか、数値目標が特に大事です。
注意点③:運用先を分散する
一つの投資先に集中せず、運用先を分散させましょう。
「全額投資していた企業が倒産し、株式が紙きれになった」なんて事態は避けたいですよね。
滅多に起こりませんが、大不況では当たり前に発生します。
実際に投資する際も、リスク分散の視点は忘れずに取り入れましょう。
株式投資なら複数の企業へ、投資信託ならより多くの企業を組み込んだものを選ぶと良いです。
そのため、一箇所に投資するだけでリスク分散効果が得られるETF・REITが特におすすめと言えます。
お金の働き先がなくなってしまった、なんてことが起こらないようにしましょう。
まとめ
お金に働いてもらうためには投資が一番ですが、自分にあった方法を見つけるようにしましょう。
リスクとはリターンの裏返しであり、より大きく稼ぎたいなら多少のリスクがある方法も実践するべきです。
もし、リスク管理に不安がある場合は、投資信託・ETFなどプロにすべて任せる運用でも良いでしょう。
ロボアドバイザーなど初心者が利用しやすいサービスもおすすめです。
また、利回りをある程度求めたいという方は、ソーシャルレンディングがおすすめです。
詳しくはこちらで解説しているので、一度目を通しておくと良いでしょう。
お金を効率的に働かせるためにも、より信頼できる・効率的な運用方法を選んでいきましょう。
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