※当記事は、2023年10月9日(月)時点の公開情報に基づき執筆しています。
1万円など、少額から不動産投資ができる不動産投資型クラウドファンディング。
リスクを抑えて投資を始めたいという初心者の方に、人気がある投資手法です。
その不動産投資型クラウドファンディングサイトの中でも、福岡県を中心とした不動産を取り扱うという他にはない特徴を持っているサイトに「えんfunding」があります。
今回は、えんfundingの特徴や、投資するメリットなどをお伝えしていきます。
目次
不動産投資型クラウドファンディング「えんfunding」の概要
出典:えんfunding
まずは、えんfundingを運営する不動産会社の特徴や概要を解説しましょう。
不動産投資型クラウドファンディングを運営する不動産会社の規模や本社所在地によって、取り扱う不動産物件の種類や規模が異なります。
会社概要
事業所名 | 株式会社えんホールディングス |
---|---|
所在地 | ■本社
〒812-0018 福岡市博多区住吉3丁目12番1号 えん博多ビル ■東京支店 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル11階 |
設立 | 平成元年11月 |
役員 | 代表取締役 原田 透 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 221名(グループ全体 2021年4月1日現在) |
事業内容 | 建築・開発・総合管理 |
免許番号 | 宅地建物取引業 国土交通大臣(5)第5921号 マンション管理業 国土交通大臣(4)第091519号 第二種金融商品取引業 福岡財務支局長(金商)第57号 不動産特定共同事業 福岡県知事第6号 |
運営会社のえんホールディングスとは
運営会社のえんホールディングスは、1989年設立と30年以上の歴史のある不動産会社です。
福岡県福岡市博多区に本社を構えており、九州を中心に多数の不動産物件を扱っています。
えんfundingで取り扱う不動産案件も、福岡県のものが中心となっています。
えんfundingの案件の特徴
続いて、えんfundingの案件の特徴について解説していきましょう。
主に福岡県内のマンションを運営するということ、また高い利回りを狙えるファンドであることが特徴です。
案件の特徴
- 福岡県内のマンションを運用するファンドが中心
- 抽選制度を導入している
- 利回りは最高で9%
特徴①:福岡県内のマンションを運用するファンドが中心
えんfundingを運営するえんホールディングスは、福岡県福岡市博多区に本社を構えています。
地盤が福岡県ということもあり、えんfundingのファンドで運用するマンション物件も福岡県内のマンションが中心となっています。
東京の案件は扱っておらず地方物件が中心となっているため、九州の物件に投資をしたい方、また九州に住んでいる方にとっては投資を始めやすいファンドといえるでしょう。
特徴②:抽選制度を導入している
えんfundingは、投資に際して抽選制度を導入しています。
投資の可否が先着順ではないため、案件の募集開始時にサイトにアクセスできない方でも投資に挑戦することができます。
なかなか空き時間を作れない人でも投資を始めやすくなっています。
一方で、抽選の倍率は300パーセント以上であり、投資をしたいときに必ず投資できるわけではないほど人気があります。
特徴③:利回りは最高で9%
実際に投資した際にどれくらいの収益が得られるかが気になる投資家の方も多いでしょう。
えんfundingの利回りは年利5パーセントから9パーセントと、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトと比べても高い数字です。
東京のマンションなどよりも九州のマンションは取得価格を安く抑えやすいため、高い利回りを設定できるのです。
えんfundingの2023年7月~9月の案件募集実績
では、えんfundingが実際に募集している案件の情報をチェックしていきましょう。
利回りや運用期間などの情報を確認できます。
直近(2023年7月~9月)の募集状況を確認してみましょう。
2023年9月の募集実績
えんfundingでは、2023年9月に以下の募集がありました。
- 募集案件数:1件
- 募集金額: 1,368万円
人気エリアの薬院の募集です。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | えんfunding 第28号ファンド【薬院LUCE】 | 12ヶ月 | 1,368万円 | 4.0% |
2023年8月の募集実績
- 募集案件数:1件
- 募集金額: 1,560万円
定評のあるの博多駅周辺の物件です。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | えんfunding 第27号ファンド【大手門】 | 12ヶ月 | 1,560万円 | 4.5% |
2023年7月の募集実績
えんfundingでは2023年7月の募集はありませんでした。
えんfundingのメリット
では、投資家視点では、えんfundingに投資するメリットにはどういったところがあるでしょうか?
地方のマンション物件に投資対象を分散できる点、また高い利回りを狙える点が大きなメリットだといえそうです。
メリット
- 高利回りなファンドに投資できる
- 人口増加が著しい博多市のファンドに投資できる
- 1万円から投資できる
メリット①:高利回りなファンドに投資できる
えんfundingのファンドの利回りは、年利5パーセントから9パーセントと高めです。
東京都心のマンション物件を扱う他の不動産投資型クラウドファンディングサイトでは、年利3パーセントから5パーセントものが中心であり、やや低めです。
えんfundingに投資すれば効率良く資金を運用できるので、高い収益を獲得しやすいといえます。
メリット②:人口増加が著しい博多市のファンドに投資できる
えんfundingで運用されるマンションの立地は、福岡県福岡市博多区が中心となっています。
博多区は日本全国の政令指定都市でも最も人口増加率が高い都市であり、今注目されている不動産投資の対象都市だといえます。
海外からの渡航者も多く、あのGoogleが福岡市に拠点を構えるという話も出ています。
人口増加が著しく、交通の便も良いので世界中から注目を浴びる都市なのです。
メリット③:1万円から投資できる
えんfundingでは、1万円から投資を始めることができます。
少額から投資できるため、お金がそれほど用意できない人でも投資を始められるメリットがあります。
少額から投資ができるため、分散投資しやすかったり、リスクを抑えて様子を見ながら投資を始められたりするメリットがあります。
そのため、えんfundingでは比較的気軽に投資を始めやすいといえるでしょう。
えんfundingのデメリット
リスクを抑えた投資ができて、かつ利回りも高いなど数々のメリットがあるえんfundingですが、投資する際にはメリットだけではなくリスクを知っておく必要があります。
そうすることで、着実な利益を積み重ねやすくなります。
ここでは、えんfundingに投資する際の注意点やデメリット、リスクを紹介します。
デメリット
- 1ファンドあたりの募集金額が小さい
- 抽選倍率が高い
- 運用中のキャンセルができない
デメリット①:1ファンドあたりの募集金額が小さい
投資のリスクではありませんが、えんfundingのファンドは1案件のあたりの募集金額が1,000万円台と小さなものが多いです。
そのため、多額の資金を運用できないというデメリットが生まれます。
多額の資金を運用できる方にとっては、あまり大きな金額を投資できないえんfundingのファンドは物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、それほど大きな金額を投資しないのであれば、デメリットにはならないでしょう。
デメリット②:抽選倍率が高い
えんfundingは投資の際に抽選制度を導入しているため、ファンドの募集開始時間に間に合わなくても投資ができるメリットがあります。
しかし、比較的自由に時間が取れる人にとってはこの点はデメリットになり得るかもしれません。
えんfundingの抽選倍率は300パーセントを超えているため、3回から4回に1回しか投資できないこともあります。
その点に不便さを感じるかもしれません。
自分が投資したいときに自由に資金を運用できないと、利益が生み出せません。
そういったデメリットを解消するには、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトを併用して投資機会を増やすと良いでしょう。
デメリット③:運用中のキャンセルができない
えんfundingでは、運用途中のファンドはキャンセルができません。
そのため、「株価が下がったからクラウドファンディングの資金を投入して大きな運用益を狙いたい」「生活費が足りなくなったから不動産投資型クラウドファンディングのお金を解約して生活費に回したい」などといったときに、資金が使えないリスクがあります。
そのようなことがないよう、生活費とは別に余裕資金を確保し、その資金で不動産投資型クラウドファンディングに投資するようにしましょう。
えんfundingのリスク対策
えんfundingでは、投資家の損失が生まれないような対策を取っています。
不動産投資型クラウドファンディング側が行っているリスク対策を良く知っておくことで、自分のリスク許容限度を計算したり、リスクをカバーするためにどのような投資と組み合わせたら良いのか考えたりすることができます。
ここでは、えんfundingのリスク対策をお伝えしていきましょう。
リスク対策
- 20%の劣後出資を行っている
- 福岡県内の中心地域のマンション物件を扱っている
リスク対策①:20%の劣後出資を行っている
えんfundingでは、投資家の損失を防ぐために不動産物件の取得資金に対し、20パーセントの出資を行っています。
投資家から集めた資金を「優先出資分」、えんfundingが出資する資金を「劣後出資分」として分別管理しています。
不動産投資型クラウドファンディングでは、不動産の運用終了後に物件を売却して投資家に資金を償還しますが、売却時に不動産が値下がりしていると損失が発生する可能性があります。
しかし、不動産投資型クラウドファンディング側の劣後出資分が20パーセントあれば、その分までの値下がりはえんfundingが負うため、投資家の損失が発生しません。
そのため、売却時の損失が発生しにくくなっているといえるのです。
リスク対策②:福岡県内の中心地域のマンション物件を扱っている
えんfundingで運用する不動産は、発展著しい福岡県福岡市内のマンション物件が中心です。
物件の情報は住所まで公開されているため、公開されている物件の情報を見て近年の地価の推移、人口の変動を調べれば物件価格が今後どうなるのか、ある程度判断できます。
福岡市内は、人口も著しく増加しており土地価格も上昇傾向にあります。
そのため、空室リスクが低く、また売却時でも値下がりが多く発生する可能性は低いと考えられます。
つまり、投資家は高い確率で収益を獲得できるようになっているのです。
福岡に地盤を持つえんホールディングスだからこそ、このような利益が出る可能性が高い物件を用意することが可能です。
えんfundingの口コミ・評判
SNS上では、えんfundingは投資家からどういった評判を獲得しているでしょうか?
気になるその口コミや評判を調べてみました。
ポジティブな口コミ・評判
ポジティブな口コミや評判としては、福岡市内に投資できる数少ない不動産投資型クラウドファンディングという点が挙げられます。
東京で運営される不動産投資型クラウドファンディングは多くありますが、東京の不動産にばかり投資していると、東京の不動産価格が大きく下落したときに損失も大きくなる可能性があります。
投資先を分散しておけばリスクを抑えることができるため、えんfundingの投資家にとっては有効なリスク対策になり得るサイトと見られています。
ネガティブな口コミ・評判
えんfundingのネガティブな口コミや評判としては、募集規模が小さい、また抽選制度を用いている点が挙げられます。
えんfundingのファンドに魅力を感じている人は多くいますが、なかなか投資できない上に、投資できたとしても運用できる金額が少ないという点は、大きな金額を投資したい投資家にとってはマイナスに映っているようです。
えんfundingがおすすめの人
では、えんfundingはどういった投資家の方におすすめできる不動産投資型クラウドファンディングでしょうか?
おすすめの人
- 高利回りなファンドに投資したい方
- 東京だけではない地方の中心都市に投資先を分散したい方
おすすめ①:高利回りなファンドに投資したい方
えんfundingの魅力の一つに、高い利回りが挙げられます。
利回りが高ければ、運用資金が少なくても効率良く資金を運用できるため、これから不動産投資型クラウドファンディング投資を始めたいという方におすすめです。
リスク対策もしっかり行われているため、高い確率で高収益を獲得できると考えられます。
おすすめ②:東京だけではない地方の中心都市に投資先を分散したい方
えんfundingは、他の不動産投資型クラウドファンディングではなかなか扱っていない福岡市内のマンション物件に投資できます。
コロナ禍では東京の人口すら減少していますが、福岡市は未だに人口が増えています。
そのような魅力のある土地に投資したいという方にとっては、見逃せない不動産投資型クラウドファンディングサイトだといえます。
えんfundingの口座開設手順
ここまで読んできて、えんfundingに魅力を感じた方もいるのではないでしょうか?
最後に、えんfundingに口座開設する手順を解説していきます。
PCでの新規会員登録
出典:えんfunding
まず、パソコンでえんfundingのサイトにアクセスします。
ページ下部に新規会員登録ボタンがあるのでそちらをクリックしましょう。
スマホでの新規会員登録
出典:えんfunding
スマホの場合も、スマートフォンで専用サイトにアクセスできます。
中央部に新規会員登録ボタンがあるので、そちらをクリックしましょう。
会員登録申請
新規会員登録をクリックすると、会員登録申請ページに遷移します。
そこでメールアドレスを入力し、パスワードも設定します。
次の項目もしっかり読み込んでおきましょう。
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そこで個人情報や投資歴、また本人確認書類のアップロードを行います。
本人確認書類は顔写真付き身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)を用います。
また、口座書類(金融機関名、支店名、口座番号、口座名義がわかるもの)を撮影した画像データをアップして、出金用口座も登録します。
えんfundingでは、スマホを使ってオンラインで本人認証ができるため、最短当日に本人確認が完了します。
スマートフォン、顔写真付き身分証明書でのオンライン認証が難しい人は郵便ハガキ(転送不可)での本人確認も行うことができます。
本人確認コードの受け取り
本人が確認できる身分証明書をアップし、えんfundingでの審査を通過すれば本人確認用のコードがメールで送られてきます。
そちらに記載された本人確認コードをウェブサイト内のマイページにで入力すると本人確認が完了し、投資家会員登録が行われます。
その後は、入金すればファンドへの投資ができるようになります。
まとめ
えんfundingは、福岡県に本社を構え福岡市内のマンション物件を中心に運用しているという特徴を持つ不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
利回りも比較的高く、また劣後出資も十分など収益面そして資産保全対策でも魅力的な不動産投資型クラウドファンディングサイトだといえるでしょう。
一つの投資先に資金を投入するのはリスクが高いため、さまざまなエリアの不動産や不動産投資型クラウドファンディングサイトに資金を投資したいという方は、ぜひえんfundingに口座開設をしてみてはいかがでしょうか?