少額からの不動産投資ができることで、個人投資家の人気を得ている不動産投資型クラウドファンディング。
そのため、不動産投資型クラウドファンディングに取り組む不動産会社も続々と登場しています。
ここで取り上げる「みんなで資産運用」もそんな不動産投資型クラウドファンディングの一つです。
不動産投資型クラウドファンディングを提供するサイトが増える中で、どのサイトに登録すれば良いのか迷っている方のために、みんなで資産運用の特徴を紹介していきます。
目次
不動産投資型クラウドファンディング「みんなで資産運用」とは
出典:みんなで資産運用
不動産投資型クラウドファンディングを選ぶ前には、まず運営元の不動産会社のことも知っておきましょう。
それは運営会社によって、運用物件の種類や規模なども変わってくるからです。
みんなで資産運用を運営しているのは、大和財託株式会社という不動産会社です。
運営会社概要
会社名 | 大和財託株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役CEO藤原正明 |
資本金 | 1億円 |
設立 | 平成25年7月1日 |
事業内容 | 収益不動産を活用した資産運用コンサルティング事業
資産運用コンサルティング プロパティマネジメント アセットマネジメント 不動産小口化・証券化 収益不動産の設計・建築 収益不動産の企画・開発・販売 収益不動産のリフォーム・リノベーション 保険代理店業務(生命保険・損害保険) |
不動産特定共同事業許可番号 | 大阪府知事第12号 |
大和財託株式会社は、2013年( 平成25年)創業という比較的新しい不動産会社です。
本社は東京にあり、日本全国に支店を持っています。
不動産投資型クラウドファンディングの上で必要な不動産特定共同事業法の登録は、大阪府で行っています。
日本全国に基盤を持っていることから、取り扱う対象の不動産物件の場所は多様なものになることが期待されます。
また、これまでに運用してきた資産総額は150億円以上、投資家顧客は5,000人以上という実績を持っています。
みんなで資産運用の特徴
みんなで資産運用は、どういった特徴を持つ不動産投資型クラウドファンディングでしょうか?
特に大きな特徴としては、運用中に自由に解約して現金化できる点が挙げられます。
- 運用中でも自由に現金化ができる
- 堅実な投資先である居住用不動産に投資できる
- 少額(1万円)から投資できる
- 優先劣後出資方式を採用している
特徴①:運用中でも自由に現金化ができる
みんなで資産運用の最大の特徴は、案件の運用途中でも自由に現金化できる点です。
一般的に、不動産投資型クラウドファンディングでは案件の運用途中で解約ができず、投資した資金を一定期間拘束されます。
しかし、みんなで資産運用の場合は365日24時間、いつでも自由にキャンセル可能です。
しかも、キャンセルしても手数料は発生しません。
現金が必要になった時にすぐに解約して、自分の口座に返金してもらえるのです。
特徴②:堅実な投資先である居住用不動産に投資できる
みんなで資産運用の不動産の対象は居住用不動産です。
居住用不動産とは、マンションやアパートなど人が住むための不動産を指します。
居住用不動産は生活に必要なものであるため、不景気でも需要が落ちにくいです。
そのため、オフィスやテナント物件よりも手堅く家賃収入を見込むことができます。
みんなで資産運用の配当金の金額も大幅に減少したりすることがなく、一定の配当金が支払われる可能性が高いと言えるでしょう。
特徴③:少額(1万円)から投資できる
みんなで資産運用は、1万円から投資できます。
そのため、手持ちの現金があまりない人でも、自分の余剰資金の範囲内で無理せずリスクを抑えながら投資を始められます。
特徴④:優先劣後出資方式を採用している
みんなで資産運用は、案件の運用にあたり優先劣後出資方式を採用しています。
優先劣後出資方式とは、不動産物件の購入資金を「投資家から集めた優先出資金」と「不動産会社が拠出する劣後出資金」に分けて管理することを指します。
不動産投資型クラウドファンディングでは、案件運用終了時に取得した不動産を売却して投資家にお金を返済しますが、そのときに購入価格よりも売却価格が下がっていると投資家に投資元本の満額を返済できないことがあります。
そこで、売却時の損失が発生した際には「劣後出資」分から先に損失を計上します。
そのような対策を取ることで、投資家は損失が起こりにくくなっているのです。
みんなで資産運用に投資するメリット
みんなで資産運用の特徴から、投資家にどのようなメリットが生まれるかを考えてみました。
大きなメリットとしては、資産運用における堅実性だと言えそうです。
- 運用経験が豊富の不動産会社に投資できる
- 少額でも投資できる
メリット①:運用経験が豊富の不動産会社に投資できる
みんなで資産運用を運営する大和財託株式会社は、創業から7年しか経っていない不動産会社です。
しかし、7年間での資産運用実績が150億円、投資家顧客5,000人を抱えています。
日本全国でさまざまな居住用不動産を運営し、売上を伸ばしてきた実績があります。
優れた不動産の運用ノウハウを持っているだけに、物件運営を任せても高い確率で利益を得ることができるでしょう。
メリット②:少額でも投資できる
みんなで資産運用は、わずか1万円から投資を始められます。
不動産投資と言うと数百万円以上の自己資金を用意して、さらに数千万円の銀行からの融資を受けなければなかなか始められないということも多いです。
そのため、不動産投資はまとまった資金を用意できる30代や40代になってからようやく始められるという投資家も多くいました。
しかし、1万円から投資できるみんなで資産運用であれば、20代の方でも簡単に不動産投資を始めることができるでしょう。
つまり、若いうちから資産形成に取り組めるのです。
みんなで資産運用のデメリット
もちろん投資である以上、みんなで資産運用にもデメリットやリスクもあります。
資産運用を始める際には、そのデメリットやリスクを十分に知っておくことは大変重要です。
みんなで資産運用のデメリットは、収益性の低さでしょう。
- 利回りがやや低い
- 運用対象の選択肢が少ない
デメリット①:利回りがやや低い
みんなで資産運用の第1号案件の情報を見ると、配当の表面利回りが4パーセント、実質利回りが2パーセントとされています。
この表面利回りと実質利回りの差の2パーセントは、物件の管理費などのコストです。
最終的な税引前利回りは2パーセントであり、さらにそこから税金が引かれるので投資家に振り込まれるお金は年利で1.6パーセントです。
他の不動産投資型クラウドファンディングでは年利4%前後の案件が多いため、みんなで資産運用の収益性は他社よりも低いと言わざるを得ません。
収益性を求める人にとっては、あまり魅力に感じられない点でしょう。
デメリット②:運用対象の選択肢が少ない
みんなで資産運用の運用対象は、マンションなどの居住用不動産とされています。
居住用不動産はコロナショック下でも収益性の上下が少なく、一定の利益を定期的に受け取ることができます。
その反面、収益性はやや低めであり、大きな利益を求める人にとって不満が残る側面があることも事実です。
オフィス物件やテナント物件であれば好景気時には収入が伸びやすく、年利5パーセント以上の収益が生まれることもあります。
基本的にみんなで資産運用はローリスク・ローリターン案件への投資のみであり、ミドルリスク・ミドルリターン案件やハイリスク・ハイリターン案件には投資できません。
利益が高い投資先を選びたい人、多様なな投資先を選びたい人には、選択肢の少なさはデメリットに感じられるかもしれません。
みんなで資産運用が行っているリスク対策
みんなで資産運用にも、わずかながらもリスクがあります。
しかし、そのリスクを補うためにみんなで資産運用ではリスク対策を行っています。
特に、案件運用中でも自由にキャンセルができることは、リスク対策として非情に効果的だと言えるでしょう。
- 優先劣後出資方式の採用
- 案件運用中のキャンセル(無料)
優先劣後出資方式の採用
みんなで資産運用は、優先劣後出資方式を採用しています。
そのため、売却価格が一定まで下落しても投資家が損失を負うことはありません。
また、みんなで資産運用が運営している居住用不動産は、稼働率が高い物件を選んで購入されています。
そのため、資産価値の下落は起きにくくなっています。
「劣後出資の採用」と「価格が下がりにくい不動産の購入」という二重の対策で、投資家へ元本をきちんと返済できるような対策を行っているのです。
案件運用中のキャンセル(無料)
もう一つの大きなリスク対策は、案件運用中でも自由にキャンセルできる点です。
では、なぜ案件運用中のキャンセルはリスク対策につながると言えるでしょうか?
それは、不動産市場の下落時に素早く対策ができるからです。
一般的に、不動産は現金化までに最低でも一ヶ月ほどの時間がかかります。
特に価格が大きなものはなかなか売れにくく、売り出ししても話がまとまるまでに数ヶ月かかります。
その期間中に不動産の下落が起こると、当初1億円で売れるはずだった物件が、8,000万円でしか売れないということも起こり得ます。
しかし、みんなで資産運用であれば即時キャンセルが可能であり、手数料も発生しません。
今後不動産市場が下落しそうだと思ったときは、自分の判断で自由にキャンセルし、現金を手元に戻せます。
また、リスク対策だけではなく、資産を柔軟に運用できるメリットもあります。
株価が上がりそうだから不動産以外の投資にお金を回したいという場合には、みんなで資産運用を解約し、返金されたお金を株投資に回せば利益を得ることもできるでしょう。
このような運用の柔軟性がある点も、みんなで資産運用のメリットでありリスク対策になっています。
みんなで資産運用をおすすめしたい人
では、みんなで資産運用はどういった方におすすめだと言えるでしょうか?
みんなで資産運用の特徴を踏まえると、基本的にはローリスク志向の投資家の方におすすめの不動産投資型クラウドファンディングでしょう。
- 低リスクの不動産投資型クラウドファンディングを利用したい人
- 元本割れリスクの低い不動産に投資したい人
低リスクの不動産投資型クラウドファンディングを利用したい人
先ほど解説したように、みんなで資産運用は運用中でも自由にキャンセルができます。
また、資産価値が下がりにくい不動産を運用することで、投資家に着実に収益を提供できるシステムを構築しています。
その反面、投資家に入るお金は想定利回りで実質的に2パーセントと決して高くはありません。
ただし、リターンが少ないということは、無理に高い賃料を設定していないとも言えます。
まさに、ローリスク・ローリターンと言える不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
そのため、着実に定期的な配当金が欲しいという方は、みんなで資産運用に投資してみると良いでしょう。
元本割れリスクの低い不動産に投資したい人
みんなで資産運用の第1号案件は、京都市内の繁華街に位置するマンションであり、近年公示地価が上昇しています。
そして、みんなで資産運用では取得した不動産にマスターリースを設定し、投資家に対して一定の収益を配当するための保証も設定しています。
毎月の配当を着実に受け取ることができて元本割れリスク自体も低い、そんな不動産物件を運営する不動産投資型クラウドファンディングサイトを探している人向きだと言えそうです。
みんなで資産運用の口座開設手順
ここまでご覧になり、みんなで資産運用の特徴やメリットを知ることで、興味を持った方もいるかもしれません。
そこで、パソコンやスマートフォンの画面を見ながらみんなで資産運用の口座を開設するための手順を説明しましょう。
PCの場合
出典:みんなで資産運用
こちらは、みんなで資産運用のパソコンサイトの画面です。
無料会員登録ボタンを押すと、メールアドレス登録画面に遷移します。
スマホの場合
出典:みんなで資産運用公式サイト
こちらはスマートフォンの、みんなで資産運用のトップ画面です。
パソコンと同じように無料会員登録ボタン押すと、メールアドレスを登録するための画面に遷移します。
メールアドレス・個人情報の登録及び本人確認書類の提出
まずは、メールアドレスを登録します。
その後、個人情報の登録などを行うためのURLが送られてきます。
そのURLをクリックし、個人情報の登録及び本人確認書類を提出するための画面に進みましょう。
遷移先の画面では、名前や住所、連絡先また投資履歴などの個人情報を入力していきます。
入力が終わったら、運転免許証やパスポート、保険証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の画像をアップします。
そうすることで、個人口座開設の準備が整います。
その後は自宅に住所確認用のハガキが送られてくるので、記載されているパスワードを入力すれば口座開設完了です。
まとめ:総評
みんなで資産運用は、創設からまだ日が浅いものの豊富な運用実績を持つ、大和財託株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
優先劣後出資方式の採用だけではなく、マスターリースの設定や収益の確実性が高い居住用物件を運用対象に選ぶなど、投資家のリスクを抑えていくことに大変に気を使っていることがわかります。
また、同時に運用中の解約も自由であり、投資家が任意でリスクを選択することも可能です。
定期的に一定の配当も受け取りたいけれど、市況の変化も敏感に察知し柔軟に投資する先を選んでいきたいという人は、みんなで資産運用を投資先の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?