自社のプラットフォームを活用し、さまざまな企業とタッグを組んで新規ソーシャルレンディングサイトを立ち上げているFUEL株式会社。
そのFUEL株式会社と、東証ジャスダック上場の不動産会社、株式会社シノケングループの子会社である株式会社シノケンプロデュースによる新規ソーシャルレンディング「シノケンオーナーズファンディング」が、2021年7月に誕生しました。
ここでは、シノケンオーナーズファンディングの扱う案件の特徴などについて解説していきます。
目次
シノケンオーナーズファンディングとは
出典:シノケンオーナーズファンディング
シノケンオーナーズファンディングは、どういった特徴を持っているソーシャルレンディングサイトなのでしょうか。
上場企業の子会社である、株式会社シノケンプロデュースの不動産物件を扱うソーシャルレンディングサイトとして注目を集めそうです。
FUEL株式会社が運営を担当
シノケンオーナーズファンディングのサイト運営やマーケティングを担当するのは、FUEL株式会社です。
FUEL株式会社は、CRE FundingやFUELオンラインファンド、高島屋ソーシャルレンディングなど、数々のソーシャルレンディングサイトを運営しています。
シノケンオーナーズファンディングは、4つ目のソーシャルレンディングサイトとなります。
CRE Fundingの立ち上げからは1年半以上が経過しており、ソーシャルレンディングサイトの運営手腕には一定の評価が与えられるでしょう。
案件の組成担当は株式会社シノケンプロデュース
案件の組成を担当するのは、株式会社シノケンプロデュースです。
株式会社シノケンプロデュースは、テレビCMも放送している東証ジャスダック上場企業、株式会社シノケングループの子会社です。
不動産投資に興味のある方であれば、一度はその名前を聞いたこともあるのではないでしょうか。
株式会社シノケンプロデュースは新築アパートを個人向けに販売する事業を中心に手掛けており、シノケンオーナーズファンディングでも株式会社シノケンプロデュースが得意とする新築アパート物件を取り扱います。
株式会社シノケンプロデュースの会社概要
株式会社シノケンプロデュースの会社概要は、次のようになっています。
会社名 | 株式会社シノケンプロデュース |
---|---|
所在地 | 東京都港区浜松町二丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー |
創業年月日 | 1990年6月5日 |
資本構成 | 株式会社シノケングループ(東京証券取引所 JASDAQ市場 証券コード8909)100%出資 |
事業内容 | 投資用アパートメントの企画、マーケティング、開発、建築、販売 |
連結子会社 | 株式会社シノケンオーナーズファンディング |
上場企業の子会社であり、親会社の株式会社シノケングループはIR情報も公開されています。
中小企業が運営するソーシャルレンディングサイトに比べると、運営会社の倒産リスクは低いといえるでしょう。
シノケンオーナーズファンディングの案件の特徴
シノケンオーナーズファンディングで取り扱う案件は、どういった特徴を持っているのでしょうか?
株式会社シノケンプロデュースが運営するだけに、マンション物件とは異なった、新築アパート物件ならではの特徴があります。
案件の特徴
- 新築アパート物件を運用対象にしている
- 好立地でロングリターンを見込んでいる
新築アパート物件を運用対象にしている
シノケンオーナーズファンディングでは、株式会社シノケンプロデュースが建築する新築アパート物件を運用対象としています。
新築物件であるために高い入居率を維持しやすく、新築マンション案件よりも高い配当利回りを確保できます。
好立地でロングリターンを見込んでいる
シノケンオーナーズファンディングで扱う新築アパート物件は、好立地に建つ物件を中心としています。
ただし、都心の一等地というわけではなく、ターミナル駅から徒歩10分以内に立地するといった条件です。
新築物件だけに、基本的に長期間の運用を前提としています。
ただ、第1号案件は3ヶ月の運用期間となっています。
シノケンオーナーズファンディングに投資するメリット
投資家がシノケンオーナーズファンディングに投資すると、どういったメリットを享受できるでしょうか?
信用性の高い実績がある企業の運営物件に投資できるという点が最も大きなメリットになってきそうです。
メリット
- アパート運営実績が確かな企業の運営物件に投資できる
- 社会的信用性がある
アパート運営実績が確かな企業の運営物件に投資できる
株式会社シノケンプロデュースは、数々の新築木造アパートの建築、そして運営に携わってきた実績があります。
高い品質の建物を建て、集客力にも定評があります。
シノケンオーナーズファンディングの新築アパート案件に投資すれば、高い確率で配当金を確保できるでしょう。
社会的信用性がある
案件の組成を担当する株式会社シノケンプロデュースは、東証ジャスダック上場企業の株式会社シノケングループの子会社です。
上場企業はIR情報の公開義務があるため、投資前に財務状況を確認できます。
そのため、倒産リスクを避けて投資できます。
また、上場企業は株価が下がる要因になる不祥事を敬遠するために、投資家に対して不利益を働くような行為、反社会勢力との交際の可能性も低いといえるでしょう。
社会的信用性を重視する企業が運営に携わるだけに、投資家が損失を被る問題が起きるようなことは考えにくいです。
シノケンオーナーズファンディングに投資するデメリット
社会的信用性が高く、一定の配当が得られることがメリットであるシノケンオーナーズファンディングですが、もちろんデメリットもあります。
主に、アパート物件を運用するという点が投資家のデメリットになる可能性があります。
デメリット
- 案件数や募集金額は未知数
- アパートはマンションより資産価値の低下が起こりやすい
案件数や募集金額は未知数
2021年7月21日時点では、シノケンオーナーズファンディングは第1号案件のみの募集となっています。
第1号案件は1億2千万円と大規模案件ですが、今後どういったペースで募集されるのかは未知数です。
ただし、募集が多数行われていけば、この点は大きなデメリットやリスクにはならないでしょう。
アパートはマンションより資産価値の低下が起こりやすい
シノケンオーナーズファンディングが扱う物件は、マンションではなくアパートです。
都心のマンションなどと比べると郊外にある物件となっており、場所によっては資産価値の低下が発生する可能性があります。
また、RC物件ではなく木造物件であるため、法定耐用年数が短く減価償却による資産価値の低下は免れないものがあります。
ただ、木造物件の法定耐用年数も22年であり、シノケンオーナーズファンディングの第1号案件の運用期間は3ヶ月です。
そのため、案件の運用中にそこまで大きな資産価値の低下が起こるわけではありません。
また、新築物件なので、運用期間中の集客力も十分なものがあるでしょう。
シノケンオーナーズファンディングがおすすめの人
シノケンオーナーズファンディングは、どういった志向を持つ投資家の方におすすめできるソーシャルレンディングサイトでしょうか?
上場企業が運営しているサイトに投資したい方や、新築かつ利回り重視の方に投資したい方向けだといえそうです。
おすすめの人
- ジャスダック上場企業の案件に投資したい方
- マンション案件よりも高利回りの案件に投資したい方
ジャスダック上場企業の案件に投資したい方
シノケンオーナーズファンディングは、東証マザーズ上場企業の子会社である株式会社シノケンプロデュースが運営を行っています。
そのため、案件の運営上のオペレーションリスク、また運営企業の不正リスクのどちらも低いといえます。
マンション案件よりも高利回りの案件に投資したい方
アパート物件は、マンション物件よりも一般的に好利回りが確保できるといわれています。
それは、土地の価格が安い場所に物件が建てられたり、建築費があるRC造物件よりも木造物件の方が安いかったりするからです。
新築マンション物件よりも安い価格で物件を取得できるため、投資家に対しても好利回りの配当を行いやすくなります。
シノケンオーナーズファンディングの第1号案件も、利回りは4.0パーセントと、FUEL関連のソーシャルレンディング案件の中では、高い数字となっています。
まとめ
FUEL株式会社のよる4つ目のソーシャルレンディングサイトである「シノケンオーナーズファンディング」。
FUEL株式会社のソーシャルレンディング事業も順調であり、上場企業との共同運営のサイトが増えています。
上場企業の信用性が担保された案件に投資したい方は、ぜひシノケンオーナーズファンディングに投資してみてはいかがでしょうか?
もちろん、口座開設手数料や維持手数料ともに無料です。
また、2021年7月31日(土)までは、新規口座開設者に1,000円のキャッシュバックが行われるキャンペーンも行われていますよ。