クラウドアンサー編集部は、2020年2月に不動産投資型クラウドファンディングサイト「SYLA FUNDING(シーラファンディング)」の運営を開始した株式会社シーラへの取材を行いました。
シーラファンディングは、2019年12月に運営を開始し、都内の高い品質のマンション案件を取り扱っている不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
シーラファンディングを起ち上げた株式会社シーラの狙いや今後の目標など、読者・投資家のみなさんが気になるであろうポイントを聞いてきました。
シーラファンディングへの投資を検討されている方は、ぜひチェックしてください!
目次
株式会社シーラの会社概要
まずは、株式会社シーラの概要を紹介しておきましょう。
会社名 | 株式会社シーラ |
所在地 | 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエア 7F |
資本金 | 15,000万円 |
設立年月日 | 2010年9月29日 |
URL | https://syla.jp/ |
代表者 | 湯藤善行 |
事業内容 | 不動産売買、マンション開発、賃貸管理、建物管理 |
株式会社シーラは、2010年9月に創業した会社です。
創業からまだ10年以内ながらも、売上高は100億円を突破しています。
今回の取材では、代表取締役社長の湯藤善行さまにご対応頂きました。
早速、インタビューでお伺いした内容を紹介していきましょう。
株式会社シーラの不動産事業について
株式会社シーラは、創業から10年以内で売上100億円を達成した成長著しい不動産会社です。
まずは、その勢いの原動力は何なのかについて聞いてみました。
株式会社シーラの強みがわかれば、SYLA FUNDING(シーラファンディング)への投資が妥当なものかどうかを判断する基準になるでしょう。
販売しているマンションの強み・市場で受け入れられている理由をどう捉えていますか?
私たちの販売するマンションは、高品質なものであることが最大の強みです。
デザイン、設備、セキュリティ、そして立地、どのポイントを取っても妥協せずに「自分自身が住みたい」物件であることを念頭に置いています。
価格は決して安くはありませんし、競合物件と比べても高級品と言える価格帯です。
ただし、価格以上の価値を提供している自信がありますし、だからこそ投資家の方にも納得してご購入頂いていると思っています。
販売されているマンションはほぼ投資用ですか?
そうですね。
用途はもちろん自由ですが、自分で住む居住用ではなく不動産投資用にご購入頂いているお客様がほとんどです。
また、当社では99.5%以上の入居率を維持しているからこそ、多くの投資家の方に支持されています。
安心して投資家の方は買えるということですね。
はい、当社では購入時点だけではなく、購入後も幅広いサポートを提供しています。
物件の運営管理や売却などの出口戦略までと、お客様それぞれに合った不動産投資をお手伝いしています。
マンションを建てる上で立地面のこだわりはありますか?
もちろんあります。
まずは、東京23区内や横浜・川崎を中心に賃貸需要が高く、これから先も資産価値の下がらないエリアが中心です。
そして、駅から徒歩7分以内と駅チカにもこだわっています。
これまでに31棟ほど建てましたが、毎回土地の取得には大変苦労しています。
しかし、妥協しないからこそ、多くのお客様が欲しくなるマンションを提供できているとも思っています。
SYLA FUNDING(シーラファンディング)を起ち上げたきっかけは?
高品質の不動産投資用マンションの販売が好調な株式会社シーラ。
では、株式会社シーラはなぜ「不動産投資型クラウドファンディング事業」に進出したのでしょうか?
SYLA FUNDING(シーラファンディング)を起ち上げた理由について迫ってみましょう。
不動産投資型クラウドファンディングはいつから注目していましたか?
事業として着目したのは数年前から、シーラファンディングの準備を始めたのは2019年の頭ですね。
1年弱でシーラファンディングを起ち上げることができました。
なぜ不動産投資型クラウドファンディングを始めようと思ったのでしょうか?
他社さんですでにこういった事業への進出がありましたが、成功している会社もありますし、起ち上げたは良いものの継続できていない会社もあります。
私たちは自社開発のマンションを持っていますから、不動産投資型クラウドファンディングを通してより多くの人に私たちのブランドマンションを知って頂きたいという狙いがあります。
シーラファンディングから株式会社シーラのことを知り不動産投資にも進んで欲しいと思っていますか?
多くの不動産投資型クラウドファンディングサイトでは、自社開発ではない中古マンションなどを取り扱っています。
しかし、私たちは主に自分たちのマンションを対象とした投資案件を展開しています。
そのため、非常に詳細な情報を公開できますし、写真も大変綺麗なものを掲載できます。
実際にサイトを見て頂ければ、それはおわかりいただけるでしょう。
だからこそ、シーラファンディングのサイトを見て「このマンションはすごいな」と思っていただければ、不動産投資の方にも興味を持って頂けると思います。
自社物件であるからこそ情報の公開量も抜きん出ているわけですね。
そうですね。
マンションの写真には綺麗なものを掲載していますし、物件情報や条件も非常に詳細です。
投資家の方も「ここまで情報が確認できるのであれば、投資しても良いだろう」とご判断頂けるでしょう。
SYLA FUNDING(シーラファンディング)の現状は?
SYLA FUNDING(シーラファンディング)は、自社物件を扱うからこそ実物マンション投資家の獲得にも効果があり、また詳細な情報を公開できる強みを持っています。
2019年12月に不動産投資型クラウドファンディングの募集を開始しましたが、それから2ヶ月ほどが経過した現在の状況について聞いてみました。
SYLA FUNDINGを起ち上げてみて手応えはいかがでしょうか?
大変大きな手応えを感じています。
SNSなどを中心にネット上の反響が非常に大きく、投資家の方々に想定以上の登録を頂けました。
率直なところ、広告費を使ったマーケティングはほとんど行っていなかったのですが、十分すぎるほどの反応がありましたね。
あまり宣伝しなかったのにかなりの投資家に注目された理由は何でしょうか?
まず、私たちが一定の知名度を持つ不動産会社であること。
次に、マンションのブランド価値が確立されていること。
この2つが良い評価を頂けている要因だと思います。
プレスリリース発信や自社サイトでの告知だけで、かなりのブロガーの方に取り上げて頂けました。
2019年12月に募集した案件に関してはかなりの資金が集まったそうですね。
2019年12月にまず2案件募集したのですが、2,000万円台の案件にも関わらず1億円以上の申し込みがありました。
募集金額の400パーセント以上ですね。
正直なところ、これには私たちも驚きました。
また、2020年2月に募集した3号案件もあっという間に募集金額まで達してしまいました。
案件への投資に関しては最初から抽選制度を導入されていますね。
先着順にすると投資できない方がかなり出てしまい、一部の方に偏ってしまう恐れがあります。
抽選であれば、募集開始時間に間に合わなくても投資できます。
多くの方に利用して頂きたいため、抽選制度を導入しました。
サイトの作りやサービスで既存サイトとの差別化を図ったポイントはありますか?
投資に関わるスキームはどこも同じですし、ここといった差別化のポイントはありません。
ただ、先ほど申し上げたように、自社物件だからこそ情報も魅力も存分に提供できる点は、シーラファンディングならではの強みだと思います。
また、サイトは私たちのマンションを扱うのにふさわしい高級感を感じさせるデザインにしたことはこだわりかもしれませんね。
SYLA FUNDINGで提供される案件はどうなっていくのか?
サイトローンチからの反応が大変良いというSYLA FUNDING(シーラファンディング)。
投資家の方々が最も気になっているであろう、今後提供される案件について聞いてみました。
案件の募集金額が2,000万円台とやや少なく感じますが大型案件などの募集予定はありますか?
その点は、投資家の方々からの要望を強く感じています。
なぜ、私たちは少額の案件しか募集していないのか、それは単純に登録の問題です。
現時点の私たちの不動産投資型クラウドファンディング事業を行う上での免許登録は、小規模不動産特定共同事業第1号事業者です。
そのため、「一人あたり100万円」「1物件の上限が1億円」と決まっています。
そこで、より大規模な募集ができる不動産特定共同事業法の第2号などの免許登録を進めています。
この問題が解決されれば、もっと大型の案件を募集する予定です。
具体的な内容などお伺いできますか?
まず、現在は自社物件に関する募集しか行っていませんが、多種多様な物件を扱いたいと思っています。
区分マンションだけではなく一棟もの、また都心だけではなく地方物件の扱いなども視野に入れています。
実際に準備も進めていますし、許可が取れれば積極的に公開していきたいですね。
投資家のみなさまがあっと驚くような案件もご提供できるのではないかと思っています。
募集金額のボリュームも大きくなりますか?
そうですね、1億円を上回る案件も提供していく予定です。
正直なところ、案件を作るための不動産はたくさんあります。
2020年内には今の制限の中でも10案件以上は募集したいですし、その先は事業登録による制限がなくなれば、積極的に案件を投資家のみなさまに提供していけると思います。
既存の顧客である実物不動産投資家の方はシーラファンディングに興味を持っていますか?
それはあまり感じないですね。
クラウドファンディング投資家と実物不動産投資家の方々は、ITリテラシー面などの知識の方向性が違うと感じています。
クラウドファンディングを中心とした投資家の方のほうが金融資産を持っていますし、実物不動産投資家の方は長期間のローンを組む関係で意外と若い方が多いです。
シーラファンディングの投資家の方は、実物不動産のほうにも興味を持って頂けているご様子です。
双方が交わってくれることは、当社の狙いでもあります。
株式会社シーラとしての今後の目標について
SYLA FUNDING(シーラファンディング)に大きな手応えを感じており、今後もサイトでの募集を拡大する方針を打ち出した株式会社シーラ。
同社の今後の目標、シーラファンディングの数値目標を聞いてみました。
株式会社シーラは社員数を増やしているのですか?
無理に拡大路線を取るのではなく、社員一人ひとりの能力をアップさせていく方針です。
お客様に対して質の高いサービスを提供するには、優れた能力を持つ社員が必要ですから。
売上は100億円を突破し業績も順調に推移されているようですが株式上場は検討されていますか?
率直に申し上げますと、検討中であり視野に入れています。
そのためにはマンション販売をさらに拡大する必要がありますし、社員の力も必要です。
そして、シーラファンディングという不動産投資型クラウドファンディング事業も、大きな柱にしていく必要があります。
シーラファンディングの数値的な目標は設定していますか?
3年後にはシーラファンディングだけで100億円の案件を運用したいと思います。
現在は1億円までしか運用できませんが、2020年の内に登録を済ませ、シーラファンディングを通じて多くの方に不動産投資を体験して頂きたいと考えています。
100億円規模の運用ができるようになったら、法人での投資もできるようにしたいですね。
大規模なもの、小規模なもの、都心と地方の郊外、そして高利回りのもの。
多様な案件を投資家のみなさまに提供し、資産運用に役立てて頂ければと思います。
クラウドアンサー読者・投資家のみなさんに向けてのメッセージをお願いします!
最後に、湯藤社長から、SYLA FUNDING(シーラファンディング)に対して興味を持つ方、また不動産投資に興味のある方へメッセージを頂きました。
最後にメッセージをお願いします。
私たちは、今まで愚直とも言える姿勢で投資家のみなさまにデザインにこだわった高品質なマンションをご提供させて頂いていました。
管理や運用も他社に外注せず自分たちの手でしっかり行ってきたからこそ、入居率99%以上の数字を今日まで維持できています。
そんな当社のマンションをぜひ知っていただきたいと思い、シーラファンディングを起ち上げました。
そして、シーラファンディングも多くの投資家の方に好評を持って迎えられ、不動産を通じた資産運用に多くの方が関心を持っておられることを改めて実感しています。
自社物件を扱っているからこそ、シーラファンディングでも自信を持ってお客様にご提供することができます。
老後の収入確保などのために個人資産運用の必要性も叫ばれている昨今、当社のマンションそしてシーラファンディングを通じて資産運用に取り組んで頂けたらと思います。
まとめ
SYLA FUNDING(シーラファンディング)の最大の特徴は、株式会社シーラが自社で開発したマンションを取り扱っている点でしょう。
起ち上げから販売、管理や運用まで自社内で行っているからこそ、そのマンションの魅力を最も良く知っており、だからこそ自信を持って、投資家に推薦できるといえます。
その意気込みを強く感じるインタビューでした。
そして株式上場への意欲も高く、そのための一つの柱として不動産投資型クラウドファンディングを拡大してく方針です。
現時点でも高い競争率があり投資することが難しいシーラファンディングですが、免許登録の問題が解決されればどんどん案件も提供されていくとのこと。
投資機会を求めている投資家の方は、シーラファンディングへの登録を検討してみてはいかがでしょうか?
良質な投資案件の確保と安定した投資先の確保のために、シーラファンディングは大いに役立ってくれそうです。
口座開設や維持にかかる費用は無料ですよ。