※当記事は、2023年10月8日(日)時点の公開情報に基づき執筆しています。
少額から不動産投資ができる、不動産投資型クラウドファンディング。
2021年10月に、東証一部上場企業の関連会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングサイト「プレファン」がサービスを開始しました。
今回は、プレファンの投資メリットや特徴について解説していきます。
目次
プレファンとは
出典:プレファン
まずは、プレファンを運営する不動産会社の情報について解説していきましょう。
運営する不動産会社によって、不動産投資型クラウドファンディングで取り扱う物件の規模や種類などが異なります。
会社概要
会社名 | 株式会社プレサンスリアルタ |
資本金 | 1億100万円(株式会社プレサンスコーポレーション100%出資) |
代表者 | 代表取締役 土井 豊 |
本社 | 〒540-6027 大阪市中央区城見1丁目2番27号クリスタルタワー27階 |
免許番号 | 宅地建物取引業 大阪府知事(2)第57039号
小規模不動産特定共同事業 大阪府知事(1)第4号 |
プレファンを運営するのは、東証一部上場企業株式会社プレサンスコーポレーションの子会社、株式会社プレサンスリアルタです。
株式会社プレサンスコーポレーションは、2020年全国第1位の分譲マンション物件の取り扱い実績を持っており、年間売上は2,400億円を超えます(2021年3月期決算)。
本社は大阪にあるため、プレファンでも大阪のマンション中心の取り扱いとなっています。
プレファンの案件の特徴
では、プレファンでは、具体的にどのような案件を取り扱っているのでしょうか?
案件の特徴としては、プレサンスコーポレーションが直に開発したマンション物件を扱うという点が挙げられます。
案件の特徴
- 東証一部企業プレサンスコーポレーションの分譲マンションを運用する
- 利回りは5%前後で運用期間は6ヶ月
東証一部企業プレサンスコーポレーションの分譲マンションを運用する
プレファンでは、東証一部上場企業である株式会社プレサンスコーポレーションが運営開発した分譲マンションを運用します。
他社の中古物件などを仕入れて運用するのではなく、自社開発物件を運用するので、設計や施工から一気通貫で管理されており、建物管理面や品質面で一定の基準を保っています。
また、プレサンスコーポレーションは年間4,000件以上の分譲マンションを開発しており、不動産投資型クラウドファンディングに供給される物件も多数になることが考えられます。
利回りは5%前後で運用期間は6ヶ月
2022年5月時点でのプレファンの案件は、8号まで公開されています。
そのいずれもが利回りが5パーセント程度であり、運用期間は6ヶ月です。
区分マンションの運用案件で利回り5パーセントは、他社と比較しても高めです。
また、案件の運用期間は6ヶ月と長期ではないため、市況変動リスク対策が行われています。
リターンとリスクのバランスが取れているといえるでしょう。
プレファンの2023年7月~9月の募集実績
出典:プレファン
続いて、プレファンの案件募集実績を確認しましょう。
直近の2023年7月~9月に募集が行われた案件を紹介します。
2023年9月の募集実績
都心という訴求力のあるファンドの募集となっています。
- 募集案件数:2件
- 募集金額:4,600万円
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | プレサンスジェネ丸の内 | 6ヶ月 | 2,700万円 | 4.72% |
2 | プレサンス新大阪ザ・シティ | 6ヶ月 | 1,900万円 | 4.33% |
2023年8月の募集実績
積極的な募集が行われています。
- 募集案件数:2件
- 募集金額:3,820万円
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | ファンド31号 | 6ヶ月 | 1,900万円 | 4.33% |
2023年7月の募集実績
7月は1件のみの募集でした。
- 募集案件数:1件
- 募集金額:2,480万円
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 29号ファンド | 6ヶ月 | 2,480万円 | 4.75% |
プレファンに投資するメリット
では、投資家視点からプレファンに投資するメリットは、どういった点が考えられるのでしょうか?
大きなポイントとしては、東証一部上場企業が運営するという点、そして運用物件の信用性が高いという点が挙げられます。
メリット
- 東証一部上場企業が運営するサイトなので社会的信用がある
- 自社物件のみ扱うので品質が管理されている
東証一部上場企業が運営するサイトなので社会的信用がある
プレファンの運営会社の親会社である株式会社プレサンスコーポレーションは、東証一部上場企業です。
東証一部上場企業は一定の資本力、外部監査、反社会勢力の交際がないかなどの審査を受けているため、社会的信用そして財務力において一定の基準をクリアしています。
それだけに、倒産という自体には陥りにくく、また投資家に対して不正行為を働く可能性が低いのです。
上場企業は、不動産投資型クラウドファンディング運営元として、投資家は一定の信頼性を置きやすいといえるでしょう。
運営元がしっかりしている不動産投資型クラウドファンディングに投資したいという方は、プレファンに投資すると良いです。
自社物件のみ扱うので品質が管理されている
また、プレファンでは自社で開発した物件のみ取り扱います。
他の不動産投資型クラウドファンディングを見ると、格安で中古物件を仕入れて運用する案件もよく見られます。
その場合、運用物件は自社で施工したものではないため、瑕疵(見えない不具合)の可能性のある物件も含まれます。
しかし、プレファンは親会社が東証一部上場企業であり、多数の区分マンションを販売している実績があるので、管理も行き届いています。
品質の高いマンションを扱うため、空室も発生しにくく収入が安定し、資家に対して一定の配当を続けることが可能なのです。
プレファンに投資するデメリット
メリットと同時に、プレファンの運用案件に対するデメリットもチェックしておきましょう。
プレファンの現在のデメリットは、募集規模が小さい点や高い利回りが望みにくい点が挙げられます。
デメリット
- 募集金額が1,000万円未満であり競争率が高い
- 区分マンション中心なので高利回り案件は見込めない
募集金額が1,000万円未満であり競争率が高い
プレファンの2021年11月時点の募集案件は、2つとも募集金額が1,000万円未満です。
単価の安い区分マンションを扱う案件であるため、一棟マンション案件よりも必然的に募集金額は小さくなります。
そのため、1号案件は投資の際の抽選倍率が500パーセントを超えており、投資したくてもなかなかできない状況が続いています。
今後は一棟マンション案件が提供されたり、案件数が増加したりすることが期待されます。
区分マンション中心なので高利回り案件は見込めない
プレファンの案件は、区分マンション案件であるため利回りが年利5パーセント程度となっています。
中古アパートや中古戸建案件を扱う不動産投資型クラウドファンディングでは、利回りが年利10パーセントという案件もあるので、そういったサイトと比較すると利回りが低く感じるかもしれません。
ただし、利回りが高い案件は、入居率が低かったり、販売時に売却価格が下落したりするリスクが存在します。
利回り5パーセントでも、高品質なマンションを扱い利益が見込みやすいプレファンは、実は収益の大きさでもメリットがあるとも考えられます。
プレファンのリスク対策
デメリットも存在するプレファンへの投資ですが、デメリットやリスクに対応するための対策がしっかりと講じられています。
主に優先劣後出資の採用、そして好立地にある物件を扱うという2つの対策が取られています。
リスク対策
- 優先劣後出資方式を採用している
- 駅徒歩5分以内の好立地物件を扱う
リスク対策①:優先劣後出資方式を採用している
プレファンでは、ファンドで募集する資金に対し優先劣後方式を採用し、投資家の出資分を保護する対策を行っています。
優先劣後出資とは、物件の取得に際し投資家が出資した資金を「優先出資分」、運営側のプレファンが出資する資金を「劣後出資分」として分別管理する方法です。
不動産投資型クラウドファンディングでは、ファンドの運用終了後に物件を売却して投資家に出資金を返済します。
その際、物件が値下がりしていると投資家の出資金が損失となる可能性がありますが、優先劣後方式を採用していれば物件の値下がりで損失が起きたときも劣後出資分から計上されます。
プレファンのファンドは劣後出資が20~30パーセントですから、物件が2割から3割値下がりしたとしても投資家の出資金に損失が起こることはないのです。
リスク対策②:駅徒歩5分以内の好立地物件を扱う
プレファンのファンドで扱っているマンションは、いずれも最寄り駅から徒歩5分と非常に立地の良い場所にある物件ばかりです。
空室が発生すると、家賃収入がなくなり投資家への分配金が減少する可能性があります。
しかし、好立地にあるマンションであれば、たとえ空室が出たとしても次の入居者を見つけやすいといえます。
プレファンの口コミ・評判
ではプレファンは、不動産投資型クラウドファンディングサイトから投資家からどういった評判を獲得しているでしょうか?
SNSから探ってみました。
ポジティブな口コミ・評判
プレファンのポジティブな評判としては、東証一部上場企業が運営する不動産投資型クラウドファンディングサイトだという点があります。
投資家に対して不正行為を働くリスクが小さく、急に倒産するリスクも小さいため、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトよりも良いという声が聞かれました。
ネガティブな口コミ・評判
ネガティブな評判としては、東証一部事業企業の割に募集金額が少ないという点が挙げられています。
投資家は投資したい意欲があるもの、倍率が高くなかなか投資できないためもどかしさを感じているようです。
供給案件数が増えれば不満を解消することでしょう。
プレファンがおすすめの人
プレファンがおすすめなのは、どういった投資家でしょうか?
社会的信用性が高く、一定の収益性を求める人におすすめできそうです。
おすすめの人
- 信用できる不動産投資型クラウドファンディング運営会社に投資したい方
- 収益性が一定の不動産投資型クラウドファンディング案件に投資したい方
信用できる不動産投資型クラウドファンディング運営会社に投資したい方
プレファンは東証一部企業の子会社が運営しており、運用扱物件も自社開発物件のみという、投資家への信頼性を重視した不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
急に運営会社が倒産して大きな損失を被ることを避けたい方や、収益が低下する可能性のある中古木造物件の運用を避けたい投資家の方におすすめです。
収益性が一定の不動産投資型クラウドファンディング案件に投資したい方
プレファンは、自社施工の高品質な物件や立地が良い物件を中心に投資家に対して案件を提供します。
プレサンスコーポレーションが運用する自社物件の入居率は98パーセントを超えており、ほとんどの物件に入居者がいて家賃収入が確保されている状態です。
投資家への配当金が急激に減少する可能性が低いです。
プレファンの口座開設手順
ここまで読んできて、プレファンに口座を開設したいと思う方もいることでしょう。
そこで、実際の画面を見ながらプレファンの口座開設手順を紹介していきます。
PCでの新規会員登録
出典:プレファン
まず、プレファンのサイトにアクセスします。
画面下部の「会員登録はこちら」をクリックしましょう。
スマホでの新規会員登録
出典:プレファン
スマートフォンでも、プレファンの口座開設は可能です。
スマートフォンでプレファンにアクセスすると専用サイトが表示されるので、「会員登録はこちら」をクリックします。
仮会員登録
「会員登録はこちら」をクリックすると、メールアドレス入力画面に遷移します。
そこで、メールアドレスを入力して仮会員登録を行います。
記入したメールアドレスにプレファンからメールが届くので、そのメールに記載されたURLをクリックすると本会員登録サイトに遷移します。
本会員登録
プレファンからのメールにあるURLのサイトに入ったら、住所や勤務先等の個人情報、銀行口座などを入力していきます。
プレファンでは、2つの本人確認方法があります。
一つが、スマートフォンで身分証明書の写真と自身の顔を照合する方法です。
もう一つは、本人確認書類をアップロードし、自宅にはがきを送り本人確認と住所確認を行う方法です。
スマートフォンで本人確認を行う場合は、即日口座開設が完了します。
なお、いずれの方法でも次の書類が必要となります。
本人確認に必要となる書類 |
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本人確認はがきの受取り
はがきを郵送して本人確認を行う場合は、アップロードされた書類をもとにプレファンが審査を行い、審査を通過すれば自宅にはがきが送付されます。
そのはがきを受け取ることで本人確認が終了し、プレファンの口座開設が完了します。
まとめ
東証一部上場企業という、高い社会的な信用力がある会社が運営している不動産投資型クラウドファンディングサイトがプレファンです。
すでに投資家から高い人気を獲得しており応募倍率も500パーセントを超えるなど、今注目を集めている不動産投資型クラウドファンディングサイトの一つといえるでしょう。
投資家需要が高まっているため、今後プレファンでも案件を増やしていくことも予測されます。
利回りも年利5パーセントと水準以上であり、運営元リスクや集客リスクが小さいという、ミドルリターン・ローリスクを実現した不動産投資型クラウドファンディングと言えます。
不動産投資型クラウドファンディング投資を行うのであれば、プレファンに口座を開設してみてはいかがでしょうか?
下の「サービスサイト」から無料で口座開設できますよ。