プレリートファンドの概要
出典:プレリートファンド
プレリートファンドは、東京に拠点を構えるプレリートファンド株式会社が手掛けるソーシャルレンディングサービスです。
2017年12月にサービスが開始されました。
プレリートファンド株式会社は、2017年8月創立で資本金は1,000万円、第二種金融商品取引業者のmaneoマーケットと連携をし、投資家向けにファンド募集をおこなっています。
サービスを開始して2年も経っていませんが、成立ローン総額は26億3,451万円、登録ユーザー数は3,300人を超える規模です。
今後の需要が見込まれる不動産案件に特化し、融資先の物件情報も開示されているなど、他のソーシャルレンディングにはない魅力がたくさんあります。
ここでは、プレリートファンドの主な特徴や評判について紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
プレリートファンドの案件の特徴
ソーシャルレンディング会社によって案件の特徴は異なります。
そのため、投資家はどんな特徴があるのか把握しておくことが大事です。
特徴を知ることでメリットを活かした投資ができますし、他のソーシャルレンディングとの比較もしやすくなります。
まずは、プレリートファンドの案件の主な特徴について確認していきましょう。
案件の特徴①:不動産に特化している
プレリートファンドは、不動産に特化した案件を取り扱っています。
インバウンド向けのホテルやレジデンス、老人ホームなどのヘルスケア開発など、需要が高く成長を続ける物件を厳選しています。
オペレーターやスポンサー会社とのパートナーシップに基づく優良案件も多くストックしており、安定した収益を期待することができます。
案件の特徴②:最終的にはREITへ売却する
プレリートファンドが取り扱う不動産案件は、最終的に国内外のREIT(不動産投資信託)への売却を想定しています。
つまり、運用期間中の賃料収入だけでなく、REITへの売却における売却益にて収益を確保します。
REITに組み込み可能な不動産投資案件を提供しているため、J-REITにも負けない魅力があります。
案件の特徴③:物件情報が開示されている
ソーシャルレンディング案件の中には、案件情報の詳細を確認できないケースが少なくありません。
そのため、融資先の細かい情報を確認できないまま投資するかどうかの判断を下す必要があります。
不動産案件の場合、物件名ですら掲載されていないため、かなり限定的な情報しか確認できません。
しかし、プレリートファンドの不動産案件は物件名や企業名といった細かい情報まで開示されているため、多くの材料をもとに投資判断することが可能です。
多くの情報を確認できるため、初心者でも安心して投資ができます。
案件の特徴④:運用期間が長い案件が多い
運用期間が6ヶ月以内案件が中心のソーシャルレンディングも多い中で、プレリートファンドの案件は12ヶ月から24ヶ月など長期ものが中心です。
そのため、上手く運用できれば多くのリターンが期待できます。
ソーシャルレンディングは、一度投資すると長期間にわたって投資資金を動かすことはできませんが、腰を据えた運用ができます。
案件の特徴⑤:少額から投資できる
最低投資金額が5万円以上のソーシャルレンディングもある中で、プレリートファンドは2万円から投資することが可能です。
10万円の投資資金があれば、5つの案件に投資ができます。
少額資金で投資ができるため、初心者でも気軽に始めることが可能です。
プレリートファンドの案件の良い口コミ・評判
案件の特徴だけでなく、評判についても把握しておくことは大事です。
実際にプレリートファンドを利用している方や検討した投資家が魅力に感じたポイントを知ることができます。
ここでは、プレリートファンドの案件の良い評判について確認していきましょう。
良い口コミ・評判①:成長が期待できる不動産案件中心なので安心できる
不動産案件を取り扱うソーシャルレンディング会社は他にも複数ありますが、プレリートファンドの不動産案件はホテルやレジデンスなど、需要が高く見込めるものが中心です。
また、最終的にREITへの売却を想定しているといったように出口戦略がハッキリとしており、REITに組み込み可能な物件が揃っています。
成長が期待できる不動産案件が中心で、出口戦略も描けていることから「安心できる」「安定した収益が見込める」といった良い評判が多く見られます。
インバウンドや高齢化による需要増が見込める分野の物件に投資できるのは、プレリートファンドの一つのメリットといえます。
良い口コミ・評判②:投資の判断材料が多い
プレリートファンドの評判を見ていると、「投資先の情報が多いため安心」「投資の判断材料が多い」という声が多くあります。
他のソーシャルレンディングでは、投資先情報の開示が少なく企業名や物件名もわからないまま投資判断が必要になることがよくあります。
しかし、プレリートファンドの案件では詳細まで開示されており、多くの情報を確認したうえで判断することが可能です。
判断材料が多いため、より精度の高い投資ができるようになります。
情報量が少ない中でソーシャルレンディングに投資するのはなかなか勇気がいることです。
プレリートファンドであれば、ある程度の情報量があるため初心者でも投資しやすい環境です。
良い口コミ・評判③:長期運用ができる
長期運用できることに対しても多くの良い評判が見受けられます。
ソーシャルレンディングの中には、4ヶ月から6ヶ月といった運用期間が短い案件ばかり取り扱っている運営会社もあります。
しかし、プレリートファンドの場合は運用期間が長期の案件が中心です。
1年や2年といった長期にわたった運用できるため、多くのリターンを期待することができるのです。
良い口コミ・評判④:少ない元手で始められる
プレリートファンドの評判を見ていると「少ない資金で不動産投資を始められる」という内容のものが多くあります。
2万円あれば需要が見込める不動産案件で運用を始めることだって可能です。
特に、ソーシャルレンディング初心者の方に少額資金で始められることが好評のようです。
プレリートファンドの案件の悪い評判
プレリートファンドの良い評判だけでなく、悪い評判についても確認していきましょう。
悪い評判を知っておくことで、ソーシャルレンディング事業者選びやリスク管理をしやすくなります。
悪い口コミ・評判①:長期案件が多く流動性リスクの懸念
プレリートファンドの案件は、運用期間が12ヶ月から24ヶ月といった長期案件が中心です。
長期運用ができることから多くのリターンが期待できる一方、流動性リスクの懸念もあります。
つまり、一度投資をすると、1年から2年にわたって投資した資金が動かせなくなります。
余裕資金での投資であれば良いですが、そうでない場合はお金が必要になった場合に困る可能性があります。
長期間にわたって投資資金に縛りがあるため、余剰資金で投資するように心がける必要があります。
悪い口コミ・評判②:実績が少ない
人気のあるソーシャルレンディングのプレリートファンドですが、2017年12月にサービスを開始してからまだ2年ほどです。
成立ローン総額は26億円ほど、登録ユーザー数は3,300人超の規模まで拡大はしていますが、大手のソーシャルレンディングと比べると実績・規模はまだ十分とはいえません。
2019年現在は、延滞・デフォルト案件もゼロ件ですが、サービスを開始して日が浅いことが要因でしょう。
これから発生する可能性はないとは言い切れません。
サービスを開始して長くないこと、実績がまだ十分でないことから、プレリートファンドに興味があっても慎重な投資家は多いようです。
maneoファミリーの中では問題を起こしていない会社なので、maneo関係の会社の中から選ぶとしたら比較的安全に投資できる事業者だと言って良いでしょう。
プレリートファンドの総評
プレリートファンドの評価を5段階で表してみましょう。
利回り:3
売却後に利回りがわかるので、評価が難しいです。実績では7%程を確保しています。
実績:3
まだ1件しか売却実績がありません。
安全性:4
投資先の情報が開示されており、経営情報を確認してから投資できます。
情報開示:5
ソーシャルレンディングに比べると明かされる情報量が多く、投資先としての適正を判断しやすいです。
総合評価:4
情報が豊富、利回りは売却次第なので不動産投資型クラウドファンディングに近い性質を持っています。自分の判断力に自身がある方は、ぜひ投資してみましょう。