「不労収入」に対して憧れを抱いている方は多いでしょう。
しかし、実は収入を得るためには、基本的に時間をかけて労働しなければなりません。
ただ、不労収入を得られるようになればその労働が必要なくなるため、自分の時間を今以上に作れるようになります。
結果的に、効率よく収入を増やしていくことが可能になるのです。
とはいえ、不労収入には具体的にどのような種類があるのかわからない人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は不労収入とは何か確認したうえで、その種類と作り方を解説します。
不労収入を構築して、自動的にお金を稼ぐ仕組みを手に入れましょう!
不労収入とは
不労収入(不労所得)とは、「自分が労働せずとも得られる収入」のことです。
しかし、実際は完全に労働せず得られる不労収入の種類は多くありません。
不労収入を構築して継続するためには、ある程度の労働が必要です。
ここから先は、一定の労働が伴う不労収入と、ほとんど労働が伴わない不労収入種類に分けて解説していきます。
不労収入と言われるが労働が伴うもの
長い時間をかけて労働して作り上げる不労収入には、主に次のようなものがあります。
- アフィリエイト
- 印税
- 版権ビジネス
- 株式投資
- FX投資
これらで不労収入を得るためには労働が必要であるものの、時間をかけていけば少しずつ労働にかけるべき時間は短くなっていきます。
初期の段階では、なかなか収益が上がらないため、ほとんどの人が諦めてしまいます。
しかし、いつかは楽になっていくと信じてしっかりと継続しましょう。
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
方法①:アフィリエイト
アフィリエイトとは、広告主の商品を代わりにウェブサイト上で販売して、誰かに購入されたら報酬が手に入るという仕組みです。
不労収入と聞くと、このアフィリエイトを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
アフィリエイトを始めるためには、まず自分のサイトを作成する必要があります。
そして、商品を売るために人を集めるコンテンツ(ブログのような記事)を作っていかなければいけません。
そのためには、ウェブライティングの技術やSEO(GoogleやYahoo!で検索されたときに上位に表示させるための方法)の知識、SNSの発信などの作業が必要です。
また、「コンテンツを一度作れば終了」というわけではありません。
ウェブサイト上で収益を上げ続けるには、継続的にコンテンツを投入し続けることが必要です。
このようにアフィリエイトはたくさんの労働を伴って、不労収入の仕組みを構築します。
労働を必要としない「真の不労収入」とは言えませんが、ウェブサイトを立ち上げたり記事を書くことは自分の労働によって実現できるため、初期費用は安いく抑えることができます。
そのため、資金がない人にはおすすめの方法です。
方法②:印税
印税とは、自分の書籍を出版してその発行部数に応じて収入を受け取る仕組みです。
代表的な不労収入の一つとして、耳にしたことのある方も少なくないかもしれませんね。
しかし、印税を得ることは簡単ではありません。
まずは、自分の書籍を執筆する必要があります。
さらに、執筆したら出版社に出版してもらわなければなりません。
知名度がまったくない一般人が書籍を書いたとしても、出版してくれるところはまずないでしょう。
また、近年は書籍の売り上げが全体的に落ちているため、出版までの道のりはとても険しいです。
今から印税を得ようとしたら、非常に長い期間が必要になるでしょう。
方法③:版権ビジネス
版権ビジネスとは、キャラクターを作りあげて、それを使用する権利を販売して得る方法です。
サンリオやディズニーのキャラクターは色んな商品とコラボしていますよね。
それをイメージしれもらえれば、版権ビジネスがどのようなものかはわかりやすいでしょう。
版権ビジネスをするには、作ったキャラクターが多くの人気を集める必要があります。
そうでなければ、コラボして商品を作ってもまったく売れないからです。
そのため、綿密に調査した上でキャラクターを作る必要があります。
現在は、ゲームやアニメなどの影響でキャラクターの市場は非常に競合が多く厳しい世界です。
LINEスタンプのように簡単に取り組めるものもありますが、充分な不労収入を作ることは難しいでしょう。
方法④:株式投資
株式投資とは、企業が発行する株式を市場で売買して利益を出す投資方法です。
「株式投資の利益は不労収入ではないの?」と思う人も多いでしょう。
しかし、すべての利益が不労収入になるわけではありません。
株式投資で株価の変動による売買益を狙う場合は、労働が必要です。
例えば、株を買ったらいつ売るのか判断する作業であったり、売買の注文作業が必要になります。
収益を上げるために自分が手を動かしている時点で、不労収入とは言えません。
また、のめり込みすぎると、仕事中も株価の変動が気になってしまいます。
会社員の方は本業の仕事に支障が出る場合があるため、注意が必要です。
方法⑤:FX投資
FX投資とは、異なる通貨を売買し、その差額で利益を出す投資方法です。
「ドル円」や「ユーロ円」といったことばを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
FX投資も株式投資と同様に、通貨の売買によって収益をあげます。
その際に、通貨の分析や注文といった作業が必要です。
つまり、完全な不労収入と言うことはできません。
不労収入を得るために必要なことは「仕組みづくり」
これまでお伝えしてきた方法が、いずれも「不労収入」だと思っていたという方もいるでしょう。
しかし、多くの方法には「労働」が伴うことがお判りいただけたことでしょう。
では、不労収入を得るにはどうすれば良いのでしょうか?
共通して、次の仕組みのいずれかを作らなければなりません。
- お金を貸す
- 物を貸す
- 土地を貸す
- 権利を貸す
このような仕組みを構築すれば、自分が労働せずとも収入が得られる「真の不労収入」を作ることができるようになります。
ただし、不労収入だけで生活できるようになるには、長い時間と多くの努力が必要です。
それを前提にしたうえで、それぞれの方法についてわかりやすく解説していきますね。
必要なこと①:お金を貸す
お金を貸すことによって、金利収入を得る仕組みを作れば不労収入を得ることができます。金利収入は、お金を貸している間であれば継続的に手に入るからです。
例えば、ローンや消費者金融などの貸金業が例として挙げられます。ただ、個人的に事業としてお金を貸すことは許されていません。
貸金業と自治体へ申請して登録できたらビジネスとして始めることができるのです。
それが軌道に乗ったら、「お金を貸す仕組み」が構築でき、不労収入の完成です。一方、貸し倒れのリスクは避けられない点には注意が必要です。
必要なこと②:物を貸す
物を貸し出せば、その代金を受け取ることができて、不労収入を得る仕組みを作ることができます。
例えば、レンタルビデオをイメージするとわかりやすいでしょう。
貸し出すことでお金をもらえそうな商品があれば、すぐに不労収入を構築し始めることができます。
ただし、そういった商品を自分で準備する必要があります。
そして、貸し出すための集客やコストも考えなければなりません。
軌道に乗せるためには多くの努力をしなければいけないでしょう。
必要なこと③:土地を貸す
土地を貸せば、そこから賃料をもらい続けることができるため、不労収入を作ることができます。
自分で土地を所有していれば、すぐにでも始めることが可能です。
もし土地を所有していなかったとしても、銀行から融資を受けて購入することができます。
そのため、必要資金のすべてを自分で用意する必要がなく、比較的再現性の高い不労収入の仕組みなのです。
現在の日本は低金利であるため、有利な条件で融資を受けやすくなっています。
必要なこと④:権利を貸す
権利を貸すことで、契約に応じた収入をもらい続けることができれば、不労収入を作ることができます。
代表的な例は、コンビニや飲食店によくあるフランチャイズビジネスです。
フランチャイズビジネスは、ビジネスの使用権やノウハウ、教育などを施す代わりに、売上に対して一定の割合で収入を受け取る仕組みです。
このように、権利を他人に貸し出すことで不労収入を構築することが可能です。
リスクの低い不労収入
不労収入の種類によって、リスクとリターンは異なります。
ただ、両者には相関関係があるため、大きなリターンを得るなら大きなリスク、小さなリターンでよいなら小さなリスクとなります。
「ローリスク・ハイリターン」という都合の良い不労収入はあり得ません。
もし、そのような話をされたら、聞く耳を持たないようにしましょう。
詐欺に遭ってしまう可能性が高いです。
では、まずは「ローリスク・ローリターン」の不労収入を紹介していきましょう。
次のような不労収入がありますよ。
- 定期預金
- 外貨預金
- 国債
- 社債
- iDeCo
- つみたてNISA
- ロボアドバイザー投資
- 自販機設置
- コインロッカー
「ローリスク」であるため、これらの方法は安定性が高いことが特徴です。
しかし、「ローリターン」であるため、これらの方法で生活に困らないお金を得るためには、非常に多くの投資資金が必要です。
ローリスクの方法①:定期預金
定期預金とは、一定期間お金を銀行に預けておく方法です。
普通預金より高い金利が設定されており、かつ元本保証なので確実な不労収入が見込めます。
2005年に、銀行預金には元本1,000万円までとその利息を保護される制度が適用されています。
しかし、簡単には途中で解約できないことがデメリットです。
すぐに使う予定のお金は定期預金に預けないようにしましょう。
また、今は超低金利時代なので、定期預金でもなかなかお金は増えません。
例えば、メガバンクの定期預金の金利は0.01パーセントです。
100万を1年間預けたとしても、たったの100円しか増えないのです。
損をせず、確実に少しずつお金を増やしたい人には向いているでしょう。
ローリスクの方法②:外貨預金
外貨預金は、円ではない海外の通貨で預金する方法です。
代表的な米ドルやユーロはもちろん、銀行によっては人民元やトルコリラなどの通貨で預金することができます。
外貨預金は、円預金より金利が高いことが特徴です。
先ほど紹介したの定期預金より多くの金利収入が見込めます。
一方で、為替変動によるリスクや為替手数料のコストがデメリットです。
預金保険の対象ではない点にも注意しましょう。
また、直接、海外の銀行で口座を作ってお金を預けることもできます。
外貨預金は元本割れのリスクを負っても、定期預金より少しでも多くの不労収入を得たい人に向いています。
ローリスクの方法③:国債
国債は、国の借金を有価証券にしたものです。
国債を購入すれば、国に対しての債権者になれます。
つまり、日本が破綻しない限り、国債は元本保証の商品なのです。
そのため、債務者が国であるという安心感と、銀行預金より金利が高いことが大きなメリットです。
一方、いつでも購入できわけではないことや、購入後すぐに換金できない点がデメリットです。
また、国債は銀行預金より金利が高いといっても、現時点では年0.05パーセントほどです。
そのため、リスクの高い商品とセットで購入し、リスクの軽減として使うと良いでしょう。
ローリスクの方法④:社債
社債は、企業が発行している債券です。
基本的な仕組みは国債と同等です。
社債は国債よりも金利が高く、0.2パーセントから2パーセントほどが目安です。
よって、比較的まとまった金利収入を得ることができるでしょう。
一方で、債務者が企業であるため、貸し倒れになるリスクは国債より高いです。
国債の金利に満足できない方は、社債の購入を考えてみても良いでしょう。
ローリスクの方法⑤:iDeCo
iDeCoは、老後の年金を自分で作る制度です。
別名、「個人型確定拠出年金」とも言います。
iDeCoを利用する場合は、毎月一定の金額を拠出して投資信託や定期預金などへ投資して運用してもらいます。
その際、投資した金額が税金の控除の対象となり、節税が可能となります。
さらに、運用益が非課税になるだけでなく、受け取り時も控除を受けることができるというメリットがあります。
一方で、投資資金は60歳まで引き出せないことが最大のデメリットです。
iDeCoにお金を使いすぎると、現在の生活に支障が出る場合があるため注意しましょう。
投資資金が引き出せないぶん、一度投資すればほったらかしで運用することになります。
それで利益をあげられれば、不労収入となるでしょう。
ローリスクの方法⑥:つみたてNISA
つみたてNISAは、20年間・年40万円までの投資から得た利益が非課税になる制度です。
一般的には、投資による利益は約20パーセントの税金がかかります。
しかし、つみたてNISAを使えばそれがゼロになり、その分収益を改善することが可能です。
また、つみたてNISAを通じて投資できる商品は、金融庁が認めた投資信託とETF(上場投資信託)のみなので、安心感があります。
一方で、元本割れのリスクがあることや、損益通算(課税計算をする際に、利益と損失を相殺すること)ができない点には注意が必要です。
つみたてNISAは長期の資産形成のために作られた制度なので、積極的に利用すると良いですよ。
ローリスクの方法⑦:ロボアドバイザー投資
ロボアドバイザー投資は、AI(人工知能)が自分の代わりに投資を代行してくれる資産運用サービスです。
近年の技術の発展により、投資も自動化されるようになったのです。
一度資金を預けてしまえば、あとはロボアドバイザーが運用してくれるため、非常に手軽です。
リスクとリターンも、自分の状況に合わせて調整してくれます。
一方で、運用を代行してもらうための手数料が発生するので、自分で運用するよりコストがかかります。
また、元本保証でもなく、いくらAIと言えど運用状況によっては損失が発生する点にも注意が必要です。
ローリスクの方法⑧:自販機設置
自販機設置は、空いている土地を利用して自動販売機を設置して商品を売るものです。
行なう作業は業者に土地を貸して自動販売機を置くだけなので、稼働させてしまえば完全な不労収入となります。
メンテナンスやゴミの回収なども業者がやってくれるので、手間がかかりません。
一方で、あまりにも人通りが少ない場合は、売上が立たずに電気代の出費によって赤字になってしまう可能性があるため注意が必要です。
不動産投資をしている方は、追加の不労収入として自動販売機の設置を検討しても良いでしょう。
ローリスクの方法⑨:コインロッカー
コインロッカーは、利用者がいれば継続的に収益をあげられる方法です。
駅周辺や都内の繫華街に設置できれば、安定して不労収入が見込めるでしょう。
運営を業者に委託することができるので、時間をかけずに仕組みを構築できます。
一方、設置場所によって収益が大きく異なる点は注意が必要です。
ミドルリスクの不労収入
ここれまで紹介した不労収入のリターンは、高くても年1パーセントから2パーセントほどです。
余裕資金がある人はもう少しリスクを取って、高いリターンを得たい人もいることでしょう。
ここからは、5パーセント以上のリターンが期待できる「ミドルリスク・ミドルリターン」の不労収入を紹介していきます。
次の方法が、ミドルリスク・ミドルリターンで不労収入を得る主な方法です。
- シェアリングビジネス
- 投資信託
- 不動産投資
- 不動産投資型クラウドファンディング
- ソーシャルレンディング
ミドルリスクの方法①:シェアリングビジネス
シェアリングビジネスは、自分が持て余しているものを他人にシェアすることで代金をもらう方法です。
近年では、情報のスピードが格段に速くなったため、個人同士のコミュニケーションが円滑になりました。
そこで生まれたのがシェアリングビジネスです。
車やブランド物の洋服などなかなか手に入れられない物は、それらを一時的に使いたいという人が一定数いるものです。
そういった人たちに自分が持っているものを貸し出すことによって収入を得るのです。
貸し出すだけで、自分は特にやることはないため不労収入を得ることが可能です。
一方で、借りたいと思えるような物品がなかったり、まずは自分で購入しなければ成り立たない点がデメリットです。
また、貸した結果、破損してしまうリスクもあります。
シェアリングビジネスは、資金に余裕があり貸し出せるような価値あるものを持っていれば、比較的簡単に不労収入を構築できる方法です。
ミドルリスクの方法②:投資信託
投資信託は、投資家が資金を出し合って、それを代わりにプロが運用して利益を出す投資手法です。
一度投資すれば実際の運用をする必要がないため手軽であり、プロに管理されているので安心感があります。
また、投資先は株式や債券といった商品別にとどまらず、国内外のあらゆる資産が対象です。
そのため、自分のニーズに合ったものを選べる点が大きなメリットだと言えます。
一方、元本保証ではない点とプロに支払う手数料がある点がデメリットです。
比較的少額から始められるため、少しずつ投資信託による不労収入を作っていっても良いでしょう。
ミドルリスクの方法③:不動産投資
不動産投資は、土地や建物(アパートやマンション、ビル)などの不動産を貸し出して、賃料を得るものです。
賃料(インカムゲイン)だけでなく、不動産の価値が上がれば売却益(キャピタルゲイン)も狙うことができます。
不動産投資は、金融機関から融資を受けて始められることが最大のメリットです。
つまり、自己資金が少ない場合でも大きな金額を投資できるため、高いリターンが期待できるのです。
場合によっては、年10パーセント以上の利益になることもあるくらいです。
一方、金額が高い分、金利の変動や空室リスクなどのダメージが大きくなります。
もし始めるのであれば、しっかりと勉強してから不動産投資をして不労収入を作りましょう。
ミドルリスクの方法④:不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングは、一般の人からお金を集め、そのまとまった資金で不動産投資を行う手法です。
不動産投資は金額が高額すぎて、なかなか手を出せないという人は多いです。
しかし、不動産投資型クラウドファンディングなら10万円ほどの少額から始めることができます。
一方で、投資には変わりないので、元本保証はない点には注意が必要です。
不動産投資で不労収入を作りたい人に向いている投資方法です。
ミドルリスクの方法⑤:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、お金を借りたい事業者と貸したい投資家をインターネット上でつなげるサービスです。
ソーシャルレンディング会社がお金を借り主に貸した時に金利が設定されており、貸している間は金利収入を得続けることができます。
また、ソーシャルレンディングは融資の形を取っているので、期日がくれば基本的に投資資金は全額返ってくる点が特徴です。
利回りが平パーセントから10パーセントと高く、再現性の高い不労収入の仕組みです。
ただし、元本保証というわけではなく、貸し倒れのリスクがあることは把握しておきましょう。
とはいえ、貸し倒れになる事業者は多いわけではなく、投資前に経営状況を確認しておけば、回避できる可能性を高めることができます。
現実的かつ高いリターンが得られるソーシャルレンディングは、非常に優れた不労収入の仕組みだと言えるでしょう。
リスクの高い不労収入
「リスクが高くても良いから、高いリターンが欲しい」という人には、ハイリスク・ハイリターンの不労収入を検討してみてください。
ただし、その分大きな損失が出る場合があることは念頭に置いておきましょう。
主なハイリスク・ハイリターンの不労収入は次の通りです。
それぞれ詳しく解説していきますね。
- 株式の配当金
- FXのスワップ金利
- FX自動売買
- フランチャイズ
- ヘッジファンド
ハイリスクの方法①:株式の配当金
株式の配当金は、企業から年に1回から2回株主に対して支払われるお金のことです。
株を持っているだけで受け取ることができるため、手軽に得ることとができます。
企業によっては年5パーセントほどの配当を出していることもあり、高いリターンが期待できる場合もあります。
一方で、株価の変動で損失が膨らんでしまう場合があることには注意が必要です。
株式投資では企業の倒産も考えられるため、充分に注意して投資するようにしてください。
ハイリスクの方法②:FXのスワップ金利
FXのスワップ金利は、取引している通貨間の金利差によって生じるお金のことです。
金利が低い通貨から、高い通貨を購入すれば受け取ることのできるお金です。
日本は世界的にみても低金利なので、金利の高い新興国通貨と交換すればたくさんのスワップ金利の収入を得ることが可能です。
ただし、金利が高い国はそれだけ何か事情を抱えていることが多いです。
多額の資金を投資しすぎて、一時的な暴落で大ダメージを食らうこともあるので注意しましょう。
ハイリスクの方法③:FX自動売買
FX自動売買は、あらかじめ設定したシステムでFXの取引を代わりにしてくれる方法です。
FXで負ける要因は、人間の感情によるものが多い傾向にあります。
しかし、自動売買なら人の感情を一切排除することができる点が大きな特徴です。
その一方で、柔軟性に欠けることがデメリットです。
自動売買では急な相場変動に対応できないため、充分に注意が必要です。
ハイリスクの方法④:フランチャイズ
フランチャイズは、事業者からビジネスの権利とともに、ノウハウや商品なども借りて行う方法です。
例えば、コンビニをイメージするとわかりやすいでしょう。
フランチャイズを始めれば、自分がオーナーになることができます。
そして、従業員を雇って店舗をうまく回せば、不労収入を構築できます。
ただし、従業員の不祥事のリスクや初期費用が高いといったデメリットがあり、ノウハウを持っていない初心者が成功させることはなかなか難しいでしょう。
ハイリスクの方法⑤:ヘッジファンド
ヘッジファンドは、あらゆる投資手法を駆使してどんな状況でも利益を上げようとするプロの投資家集団のことです。
絶対的な利益を追い求めるため、場合によっては年15パーセント以上のリターンが得られることもあります。
しかし、初期投資額は数千万円単位からととても高額で、なかなか一般人には手が出せるものではありません。
また、ヘッジファンドと偽る怪しい投資集団がいることも注意が必要です。
まとめ
不労収入の作り方と、リスク別に不労収入を得るための具体的な方法を紹介しました。
基本的にリスクとリターンは同程度で、すぐにお金持ちになれる夢のような方法は存在しません。
充分な不労収入を作るうえで、最も現実的でおすすめの方法は、ミドルリスク・ミドルリターンで紹介した「ソーシャルレンディング」です。
少額から始められ参入障壁が低いこと、一度投資してしまえばやることがなく芯の不労所得であること、そして利回りが高いことが主な理由です。
こちらでかなり詳しく解説しているので、不労収入を得たいと思っている方は目を通しておくことをおすすめします。