不労所得は、働かなくてもお金が入ってくる魔法のようなもの。
「特殊な人間だけが作れるもの」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
筆者もその一人でしたが、会社員をやりながらスキマ時間だけで不労所得を作り上げセミリタイアをすることができました。
最初に得た不労所得は高々数百円でしたが、それを数千円、数万円とコツコツ増やしていくことは非常に楽しい経験でした。
中には、セミリタイアするほど多くは稼げなくても、月に数万円の不労所得があれば生活が楽になるのにという方も多いと思います。
この記事では、筆者の経験をもとに、不労所得を得るための方法をリスク別にまとめていきましたのでぜひ参考にしてください。
目次
- 不労所得とは
- ローリスクでできる不労所得の種類
- ローリスクの不労所得①:銀行預金・国債
- ローリスクの不労所得②:定期預金
- ローリスクの不労所得③:外貨預金
- ローリスクの不労所得④:投資信託
- ローリスクの不労所得⑤:つみたてNISA
- ローリスクの不労所得⑥:iDeCo(個人型確定拠出年金)
- ローリスクの不労所得⑦:ロボアドバイザー
- ローリスクの不労所得⑧:インスタグラマー
- ローリスクの不労所得⑨:Twitter(ツイッター)
- ローリスクの不労所得⑩:ユーチューバー(YouTuber)
- ローリスクの不労所得⑪:おつり投資
- ローリスクの不労所得⑫:楽天ポイント投資
- ローリスクの不労所得⑬:ポイントサイト
- ローリスクの不労所得⑭:無人販売
- ローリスクの不労所得⑮:写真の販売
- ローリスクの不労所得⑯:ブログ・アフィリエイト
- ローリスクの不労所得⑰:自動販売機の設置
- ミドルリスクでできる不労所得の種類
- ハイリスクな不労所得の種類
- 個人のスキルで作ることができる不労所得の種類
- 「不労所得」という言葉を使った詐欺には注意
- まとめ
不労所得とは
不労所得とは、自分自身が労働しなくても得られる収入のことです。
元手資金が必要なものから、資金がなくても自分のスキルだけがあれば作ることができるものまでさまざまな種類があります。
ローリスクでできる不労所得の種類
まずは、不労所得を作る方法の中でもリスクが低いものを紹介していきます。
0円から10万円など、元手資金が少なくてもできるものが多いです。
ローリスクの不労所得は、元手資金が少ないため気軽に始められるメリットがありますが、収入が得られるまで時間がかかる場合が多いことがデメリットです。
元手が少額のためリスクはほぼなく、始めないことの方がリスクだと言えるでしょう。
また、少ない資金で始めるため、返ってくるリターンも少ない場合が多いです。
ただ、近年はインターネットの力により、大きなリターンを見込めるものも増えてきています。
低リスクで不労所得を得る方法は、学生や主婦、お金はないけど時間はある方におすすめです。
では、具体的にローリスクで不労所得を得る17つの方法を解説していきますね。
- 銀行預金・国債
- 定期預金
- 外貨預金
- 投資信託
- つみたてNISA
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- ロボアドバイザー
- インスタグラマー
- Twitter(ツイッター)
- ユーチューバー(YouTuber)
- おつり投資
- 楽天ポイント投資
- ポイントサイト
- 無人販売
- 写真の販売
- ブログ・アフィリエイト
- 自動販売機の設置
ローリスクの不労所得①:銀行預金・国債
銀行預金と国債は、元本保証が約束されている商品です。
こちらの2種類は「元本保証」である点は同じですが、投資としては異なる性質があるため、分けて紹介していきます。
銀行預金
銀行預金とは、誰でも一度は使ったことがある金融機関での「普通預金」のことです。
銀行預金で得られる不労所得は、預金口座に預けている金額に応じて支払われる利息です。
日本の金融機関での平均利率は、普通預金で0.001パーセントほどの非常に低い利率となっていますが、確実に利息が受け取れるという性質があります。
経営破綻などが起こった場合は、銀行預金の元本は1,000万円の上限までが保証されます。
国債
国債とは、国に対してお金を貸し出すことで利息を受け取ることができる投資商品です。
個人が買うことができる個人向け国債では、最低1万円の低額から投資できることがメリットです。
金利は最低でも年利0.05パーセントとなっており、購入してから換金するまでの期間が長いほど金利が増えやすい傾向にあります。
なお、国債は銀行預金と違い自由に換金できないため注意が必要です。
ローリスクの不労所得②:定期預金
定期預金とは、普通預金とは異なり一定期間お金を引き出すことができない銀行預金のことです。
引き出せない期間があるため、普通預金よりも金利が高くなっていることが特徴です。
期間の長さや金額は金融機関により異なりますが、引き出せない期間を長くするほどもらえる金利が高くなっていく傾向にあります。
3ヶ月や1ヶ月といった短い期間での定期預金を設定することもできるため、お試しで使ってみるというのも良いかもしれません。
ローリスクの不労所得③:外貨預金
外貨預金とは、日本以外の外国の通貨を購入して預金をすることです。
日本より金利の高い国の通貨を選ぶことで、日本円との金利の差をコツコツと増やしていくことができます。
日本円と外国の通貨では、為替レートが常に変動しています。
預金した時点より為替レートが低い金額になってしまうと、受け取れる金利よりも為替変動による損失が大きくなってしまう場合があるため注意が必要です。
ローリスクの不労所得④:投資信託
投資信託とは、金融機関などが運用する投資ファンドにお金を預けて、自分の代わりに資産運用をしてもらう投資方法です。
1,000円ほどの少額から積み立て投資が可能で、一度投資すればあとは基本的には待つだけです。
そのため、投資経験がない初心者にもおすすめです。
筆者も不労所得を作るために最初に始めた投資が投資信託でしたが、投資先を選んでからはほったらかしで月に一度だけ運用成績を確認するだけでした。
投資信託での収入の増やし方と利回りについては分けて紹介していきます。
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違い
投資信託で利益を得る方法は、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類があります。
インカムゲインは、買った時点からの価格差によって利益を得る方法です。
つまり、安く買って高く売ることで利益を出す方法です。
キャピタルゲインは、投資するファンドからの分配金によって利益を得る方法です。
インカムゲインでの収入を狙うよりも、キャピタルゲインが高い投資信託を購入する方が、分配金を多く受け取ることができるので不労所得になりやすいです。
投資信託の分配利回り
投資信託に投資をすると、分配金はどのくらいの利回りが期待できるのか(分配利回り)を解説していきましょう。
投資信託で得られる平均分配利回りは、年利3パーセントから5パーセントほどを目安にしてください。
購入する投資信託によっては一時的に利回りが10パーセントや20パーセントを超えることもありますが、新興国株が中心でハイリスクな投資信託が多くなる傾向にあります。
安定した不労所得を目指すのであれば、ローリスクで安定した利回りの投資信託をおすすめします。
ローリスクの不労所得⑤:つみたてNISA
つみたてNISAは、毎年一定金額までは非課税で積み立て投資ができるという制度です。
一般的に、投資信託を購入して得た利益には税金がかかりますが、つみたてNISAを利用して投資すれば、一定の上限金額までは非課税となります。
上限金額や投資商品は金融機関によって異なるため、事前に確認が必要です。
もし、つみたてNISAを使わずに投資してしまうと、得た利益から税金が引かれるため、税金分が利益から減ってしまいます。
逆に、非課税になる分を上限いっぱいまで投資に使えば、税金を払うことなく投資ができるため、そのぶん利回りを高くすることができるのです。
ローリスクの不労所得⑥:iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後に必要な資金を貯めておくための仕組みで、60歳以下なら誰でも始められる制度です。
未来のために自分で作る個人年金とも呼ばれており、iDeCoで運用した資金を60歳以上になると受け取れるという制度です。
積み立て方法は「保険」や「投資信託」などを選ぶことができ、積み立てた分の金額が所得控除として節税できるというメリットがあります。
ただし、60歳以上になるまで受け取ったり引き出したりすることができないため、若いうちに不労所得が欲しいという方には不向きな方法です。
ローリスクの不労所得⑦:ロボアドバイザー
ロボアドバイザー投資とは、自分で投資商品を決めるのではなくAI(人工知能)が自分に合った投資商品を選んでくれるという投資です。
ロボアドバイザーの最大のメリットは、手数料の安さです。
AIを利用することにより、人件費といった運営コストを最小限に抑えることができため、手数料が安くなっています。
リスクを抑えながら長期的に資産を増やしていきたいという方におすすめです。
ロボアドバイザーで選べる商品は少なく限られていることが多いので、自分で投資先を選びたいという方には不向きな方法です。
ローリスクの不労所得⑧:インスタグラマー
インスタグラマーとは、全世界で使われているSNS「Instagram(インスタグラム)」を使って得る不労所得です。
自身のアカウントに興味のあるフォロワーを集めることで、企業や個人から紹介料やスポンサー料をもらうことが主な方法です。
収益化までのコツは、特定の分野に特化したアカウントを目指すことです。
例えば、「カフェ」と決めたならカフェばかりの情報を投稿するなど、テーマを決めるとフォロワーも増えやすくなり、スポンサーもつきやすくなります。
スマホがあれば誰でもどこでも利用することができるサービスであり、無料でアカウント開設・投稿ができるため、ローリスクで始めることができます。
ローリスクの不労所得⑨:Twitter(ツイッター)
SNSのTwitter(ツイッター)を使って不労所得を得る方法です。
Twitterは「つぶやき」と呼ばれる短い文章と写真を投稿することが主な機能です。
インスタグラマーと同じく、企業やスポンサーからお金をもらいツイッターを運用する方法です。
フォロワーが増えアカウントのキャラクターが定着してきたら、「匿名でできる」という特徴を生かし、運用自体を他人に依頼して任せるという方法を行っている人もいます。
人に依頼すると費用はかかりますが、自分自身は何もしなくていいため不労所得と言えるでしょう。
ローリスクの不労所得⑩:ユーチューバー(YouTuber)
ユーチューバー(YouTuber)という言葉は、今や誰でも知っている単語になりました。
YouTubeという動画配信サービスに自分のオリジナル動画を配信して収入を得る方法です。
ユーチューバーとして不労所得を得る方法には、次の2つの方法があります。
1.動画配信での広告収入を得る
自分のオリジナル動画を配信して「広告収入」を得る方法です。
投稿したYouTube動画に広告が流れる設定にすると、動画の再生回数に応じて報酬がもらえるという仕組みです。
一度投稿をしてしまえば、あとは再生されるのを待つだけなので、まさに不労所得だと言えるでしょう。
2.おすすめ商品やサービスを紹介してアフィリエイト収入を得る
自分のYouTube動画やライブ配信でおすすめの商品やサービスを紹介して収入を得る方法です。
動画閲覧者が配信した動画内のリンクから商品を購入したり、サービスの利用登録をすると、アフィリエイト収入と呼ばれる報酬をもらえる仕組みです。
こちらは動画の再生回数よりも、商品をわかりやすく紹介するための「セールススキル」が重要です。
ローリスクの不労所得⑪:おつり投資
おつり投資とは、日頃のお買い物から出るおつりを投資に回す方法です。
お買い物をするときに、クレジットカードや電子マネーで決済したおつり(端数)を自動的に投資として運用してくれる仕組みです。
いざ投資をしようと思ってもまとまった金額では始められない方や、コツコツ貯金が好きな方にはおすすめな投資方法です。
クレジットカードや電子マネーを使わないと利用ができないので注意してください。
ローリスクの不労所得⑫:楽天ポイント投資
楽天ポイント投資とは、楽天ポイントを使って投資ができるサービスのことです。
楽天ポイントは、ネット通販の楽天市場でお買い物をしたり楽天と提携しているお店で楽天ポイントカードを提示するともらえるポイントのことです。
ポイント投資できるのは投資信託のみですが、数多くの種類から自分の気に入った投資信託を買うことができます。
普段のお買い物で貯まったポイントを利用して投資をすることができれば、元手を1円も使うことなく投資ができるため、リスクはほぼゼロです。
ローリスクの不労所得⑬:ポイントサイト
ポイントサイトとは、アンケートに答えたりサイト経由でサービスと利用することで現金に交換可能なポイントをもらえるサイトのことです。
お小遣いサイトと呼ばれることもあり、スキマ時間に毎日コツコツと単純作業をこなすだけでポイントを稼ぐことができます。
「不労所得」という観点から見ると毎日やることが多く労働にはなりますが、友達紹介をしてポイントアップする機能を上手に使えば、自分の作業時間が少なくなっていきます。
金額は少ないですが、元手がかからずに始められるというメリットがあります。
ローリスクの不労所得⑭:無人販売
無人販売とは、店員がいない状態で商品を販売するビジネスモデルです。
想像するのは難しいと思うので、実際にある無人販売の事例を2つ紹介しましょう。
種類1:自宅前や余った空きスペースを使っての無人販売
1つ目は、自宅や店舗前の空きスペースを使った無人販売です。
都会ではあまり見かけないかもしれませんが、地方に行くと誰もいない道端や軒先で野菜を販売していることがあります。
自分で栽培した野菜や安く仕入れた野菜を置いておいて、欲しい人はお金をおいて持っていくという仕組みです。
種類2:無人古本販売
2つ目は、古本屋さんの無人販売です。
お客さんが本を購入するには、料金を置いていくかキャッシュレス決済する仕組みです。
本に限らず、自宅に何かコレクションしていて処分に困っているものがある方は、この方法で不労所得を得られるかもしれません。
この無人店舗販売は、キャッシュレス決済の普及により増えていくと考えられます。
ローリスクの不労所得⑮:写真の販売
写真の販売とは、自分で撮影した写真を写真販売サイトに登録し、購入されると報酬が入るという仕組みです。
インターネットの普及により、カメラマンに依頼せずに写真販売サイトを利用して写真を購入する人が増えています。
誰でも簡単に登録ができ、スマホで撮った写真でも収益化は可能です。
しかし、誰でも撮影できる写真では大きな収入を得にくいため、収入を伸ばすには自分にしか撮れない写真を用意したり、一眼レフなどの本格的なカメラを使うなど環境を整える必要があります。
ローリスクの不労所得⑯:ブログ・アフィリエイト
ブログ・アフィリエイトとは、自分のブログ記事に広告を出し、その広告から収入を得る仕組みです。
ブログを書いて不労所得を得る方法は2種類あるため、分けて紹介します。
種類1:アフィリエイト(成功報酬型広告)での収益化
アフィリエイトでの収益化とは、ブログ読者が商品を購入したり、サービスに登録することで収入化する方法です。
広告を貼るだけやクリックされるだけでは収入にはなりません。
自分の文章だけで読者を行動させる(商品を販売する、サービスに登録させる)必要があるため、商品を売るための文章力が必要です。
種類2:Googleアドセンスでの収益化
Googleアドセンスとは、ブログ記事の中に自動で配信される広告をクリックすることで収入を得る方法です。
アフィリエイトとは異なり、読者が何かを購入する必要はなく、広告をクリックされるだけで収入を得ることができるという仕組みです。
不労所得を得るためには、ブログに多くのアクセスを集める必要があります。
そのため、世の中のトレンドを意識したブログを作ることがポイントです。
ローリスクの不労所得⑰:自動販売機の設置
自動販売機の設置とは、飲料の自動販売機を空きスペースに設置して収入を得る方法です。
飲み物の自動販売機によって収入を得ているのは、実は飲料メーカーだけではありません。
自動販売機を置くスペースを提供している人にも収入が入る仕組みになっています。
自動販売機の設置契約内容を2種類紹介します。
種類1:フルオペレーション
一般的な仕組みが、「フルオペレーション」と呼ばれるものです。
フルオペレーションとは、自動販売機を置くスペースのみをメーカーに提供し、売れた金額から販売手数料をもらう仕組みです。
集金作業や飲料補充もすべてメーカーがやってくれるため、完全な不労所得となります。
筆者も自宅前に自動販売機を設置しており、5,000円ほどの不労所得を毎月得ています。
種類2:セミオペレーション
セミオペレーションとは、飲み物の補充や仕入れを自分で行う方法です。
飲料を安く仕入れられる卸業者やメーカーとの取引がある場合は、大きく利益を出せる可能性があります。
しかし、設置後のすべての作業を自分で行い重労働となるため、完全な不労所得にはなりにくいです。
ミドルリスクでできる不労所得の種類
続いては、不労所得を得る方法の中でも「ミドルリスク」のものを紹介していきましょう。
ミドルリスクで不労所得を作る方法には1、0万円から500万円ほどのある程度まとまった元手が必要ですが、得られる不労所得が比較的安定していることがメリットです。
そして、やり方によっては大きなリターンを生み出すことも可能な手法が多いです。
一方、ある程度の元手資金が必要になるため、失敗して「元本割れ」となる可能性があることがリスクです。
ミドルリスクの方法は、ある程度まとまった金額の余剰資金がある方、安定収入のある会社員の方におすすめの方法です。
それでは、具体的におすすめの方法を4つ紹介していきます。
- ソーシャルレンディング
- 株式投資
- 空き地活用ビジネス
- シェアビジネス
ミドルリスクの不労所得①:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、「お金を借りたい企業(借り手)」と「お金を貸したい人(投資家)」をインターネット上で結びつけるサービスです。
クラウドファンディングの一種であり、「貸付型クラウドファンディング」とも呼ばれます。
お金を借りた企業は、借りたお金を使い利益を出すことで利率を上乗せした金額を返済するという仕組みです。
他の投資とは異なり、投資後は特に何もする必要がないことが特徴です。
分配されるのを待つだけなので、不労所得を得たい方には相性抜群だと言えます。
まだ比較的新しい投資方法であるため、知らないという方も多いでしょう。
こちらで詳しく解説しているので、一度目を通しておくことをおすすめします。
ミドルリスクの不労所得②:株式投資
株式投資は、株主として個人が企業に出資をする投資方法です。
株式投資で利益を得る方法には、次の2種類があります。
種類1:株式売買による差益
株式売買による差益とは、買う時と売る時の金額の差で利益を得る方法です。
株式は常に値動きをしているため、安いところで買い価格が上がったら売ることで、価格差による利益を得ることができます。
この方法は市場や企業の分析が必要になるため、専門的な知識がない方が安定収入を得るには相当な時間が必要となるでしょう。
種類2:配当金収入
配当金収入とは、株式の所有者(株主)に対して企業の利益の一部を配当金として支払う仕組みです。
持っている株式の数量や企業の業績に応じて配当金額が変わります。
ただ株式を持っているだけで、お金や商品・サービスといった不労所得を得ることができます。
しかし、投資した企業の業績が悪化したり倒産してしまうと価値がなくなってしまうリスクがあります。
ミドルリスクの不労所得③:空き地活用ビジネス
空き地活用ビジネスとは、自分の所有している土地を活用して収入を得る方法です。
不労所得となるのは、主に次の5パターンです。
種類1:太陽光発電の設置・電気売却
空き地や建物の屋上などに太陽光パネルを設置します。
そして、設置した太陽光パネルで発電させた電気を売却することで収入を得る方法です。
すべて売却せずに、自宅の電気として利用することで節約することも可能です。
種類2:貸し倉庫レンタルビジネス
貸し倉庫レンタルビジネスとは、余っている土地にプレハブや倉庫を置き、貸し出すことでレンタル収入を得る方法です。
地方よりは都市圏の土地としての単価が高い地域での需要が高いです。
種類3:駐車場として貸し出し
空いた土地を駐車場として貸し出して、月極料金を受け取る方法です。
雑草がたくさんの荒れ地でも、きれいに整地することで駐車場としての価値が出る土地があります。
駐車場としての需要があるかは周辺のアパートや住宅の値段に比例すため、ぜひ調べてみてください。
種類4:畑の貸し出し
使っていない畑を貸し出しすることで、収入を得る方法です。
畑の跡取りが見つからない畑や先代から受け継いだ畑を貸し出しするだけで、収入を得ることができます。
個人でなくとも、畑を借りたいという企業もあるため、募集看板を立てるだけでも問い合わせが来ることがあります。
種類5:貸し看板で広告の設置
貸し看板として看板を設置して広告枠を貸し出す方法です。
ひと昔前の広告という印象はありますが、実は今でも広告としての需要があります。
設置する場所が電車から見える場所であったり人通りが多い場所であればチャンスです。
ミドルリスクの不労所得④:シェアビジネス
シェアビジネスとは、自分の持っているものを一定期間だけシェアして収入を得る仕組みです。
次の3つのパターンを紹介します。
種類1:民泊
民泊は空いている一軒家やアパートの一室を、観光客用の宿泊先として貸し出し収入を得る方法です。
観光客というとホテルに泊まる印象ですが、ホテルよりも安い民泊の利用者が増えてきています。
筆者は、アパートを民泊用に一室借りて運用してきました。
一度登録してしまえば仲介会社が決済管理などをしてくれるため、やることはベッドメイキングや部屋の掃除などの単純作業ばかりです。
作業をしてもらうためのアルバイトを雇って自分の労働時間を徐々に減らしていくことをおすすめします。
種類2:自動車やバイクのシェア
自動車やバイクを他人にシェアすることでレンタル料を受け取る方法です。
使っていない自動車やバイクがあれば、レンタルしてもらうことで収入を得ましょう。
自分が使わない時間だけ登録すれば良いので、不労所得にはぴったりです。
種類3:ブランド品・衣服のシェア
ブランド品や衣服をシェアすることで収入を得る方法です。
使わないブランドバッグや小物をシェアすることで、レンタル料をもらうビジネスモデルです。
個人間の貸し借りだとリスクが高いですが、仲介会社を通すことでリスクを低く抑えることが可能です。
もし、持っているけどなかなか使うことのないブランド品があれば不労所得を得るチャンスかもしれません。
ハイリスクな不労所得の種類
続いては、不労所得を得る方法の中でもハイスクのものを紹介していきます。
高いリスクを取ることで大きな利益を狙うことが可能ですが、初期段階はリスク以外に重労働が必要になることがあります。
また、50万円から3,000万円ほどの元手資金が必要であり、それが一気になくなるというリスクがあります。
ただ、事業が軌道に乗れば大きく安定した不労所得のリターンが期待できることがメリットです。
特に、高収入の会社員、不動産など現金以外の資産を持っている方におすすめです。
では、ハイリスクの方法を次の4つに分けて解説していきましょう。
- ソーシャルレンディング
- 株式投資
- 空き地活用ビジネス
- シェアビジネス
ハイリスクの不労所得①:不動産投資
不動産投資とは、土地や建物を購入し貸し出すことで家賃を受け取る方法です。
不労所得を得るための一番の王道の方法だと言って良いでしょう。
一般人でもできるおすすめの方法を2種類紹介していきます。
種類1:アパート・マンション投資
アパートやマンション投資とは、分譲物件を購入し賃貸に出すことで家賃収入を得る方法です。
元手資金があれば誰にでもできる方法です。
資金がない場合、金融機関からローンを組んでスタートする方法もありますが、そのぶんリスクが高まります 。
新築物件などの場合は、利益が絶対に出ないのにうまい投資話を持ってくる営業は本当に多くいるので注意しましょう。
種類2:中古ボロ戸建て投資
中古ボロ戸建て投資とは、ボロボロで安く売られている戸建て不動産を購入して、リフォームをしてから賃貸に出したり売却したりする方法です。
元手資金があまりなく、借金もしたくない方におすすめの投資がボロ戸建て投資です。
セルフリフォームができる人であれば、低資金で安定した不労所得を作り出すことができますよ。
ハイリスクの不労所得②:FX
FXは、外国の通貨を売買したり金利差によって利益を得る方法です。
外貨投資とは異なり、「レバレッジ」というシステムを利用することで少額から大きな金額での投資をすることができます。
次からは、FXで収入を得る方法を3パターン紹介します。
種類1:FXトレードによる売却益
FXトレードによる売却益とは、外国通貨を安く買い、高く売ることによって売却益を出す方法です。
トレードで利益を出す基本は「安く買って高く売る」方法です。
しかし、FXトレードでは「空売り」という逆方向の取引が可能となっているため、下落している場面でも売却益を出すことができることが特徴です。
種類2:スワップポイント(金利)
スワップポインと(金利)とは、金利の高い通貨を買うことで、毎日金利差分のお金を受け取る方法です。
FXトレードのように何度も売買する必要がないため、買ったらほったらかしにしておくことが可能です。
金利が高い通貨は、不安定なことが多く急な価格下落が起こるというリスクがあります。
種類3:自動売買(システムトレード)
自動売買(システムトレード )とは、売ったり買ったりするトレードをプログラミングにより自動化し、売買させる仕組みです。
一度仕組みを作れば、寝ている間でも自動で売買してくれます。
そういった自動売買システムが販売されています。
しっかりと利益の出る方法で自動売買を設定するためには、最低限のチャート分析知識とリスク分析が必要となります。
自動売買といっても人間が作るものなので、少しのミスや判断ミスが起きるものです。
小さなミスが大きな損失になるリスクがあるということを理解しておきましょう、
ハイリスクの不労所得③:仮想通貨(暗号資産)
仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上で利用できる通貨のことです。
有名なものにはビットコインがあり、そのほかにも数千種類の仮想通貨が存在しています。
仮想通貨で不労所得を得る方法は2種類あります。
種類1:ビットコイントレードで稼ぐ
ビットコインは、FXと同じようにトレードすることができます。
トレーダーとして売買すれば、大きな利益を得られる可能性があります。
FXに比べてボラティリティ(価格変動)が大きいため、ハイリスク・ハイリターンな取引をすることができます。
種類2:アルトコインで稼ぐ
ビットコイン以外の仮想通貨を総称して「アルトコイン」と呼びます。
アルトコインは常に新しく登場しては消えていくという特徴があります。
中には何十倍、何百倍と価格を伸ばしたアルトコインもあります。
大きく一攫千金を狙うことだけを考えるとアルトコインの方が期待ができます。
しかし、その大きなリターンの代わりに価値が暴落してしまうリスクも高く、詐欺通貨も多いので投資よりはギャンブルという方が近いかもしれません。
ハイリスクの不労所得④:フランチャイズビジネス
フランチャイズビジネスとは、ビジネスモデルを借りて自分の事業を行うことです。
初期投資が大きくかかりますが、完成されたビジネスモデルをそのまま自分の事業として利用できるので、投資金額の回収は早いと言われています。
ここでは、不労所得におすすめな2種類を紹介します。
種類1:コインランドリー
コインランドリーとは、洗濯乾燥機をセルフサービスで利用することができる無人店舗です。
あまり知られていませんが、コインランドリーにもフランチャイズ店があります。
一般的にコインランドリーは無人店舗なので、無人ならではのリスクがあります。
個人で始めるよりも、蓄積されたリスク管理をビジネスモデルとして利用することで着実なリターンを得ることができます。
種類2:コンビニ
コンビニは、セブンイレブンを代表としてあげられるフランチャイズのビジネスモデルです。
コンビニのフランチャイズ経営で注意することはたった一つで、「オーナーが自ら店舗に立ってはいけない」ということです。
オーナーが店に出ないと儲けが出ないモデルはハイリスクです。
不労所得にするためなら店舗運営はすべて従業員に任せることを前提にしましょう。
個人のスキルで作ることができる不労所得の種類
ここからは、初期投資や資金がほぼ不要で「個人のスキル」だけを使って不労所得を作ることができる方法を紹介していきます。
元手の資金がまったくない方や、自分のスキルで何か仕事になるものはないかと考えている方にぜひ読んでもらいたいです。
では、次の6種類の方法について解説していきましょう。
1.本の出版
2.絵・イラスト販売
3.作曲した音楽・効果音の販売
4.Webサービスを制作する
5.経営者となり実務を従業員に任せる
6.ネットワークビジネス
スキルを使った不労所得①:本の出版
本の出版とは、自分で書いた本を売り出して収入を得る方法です。
自分が書いた本を出版するということは、一昔前であれば非常に難しいことでした。
しかし、現代では自分の書籍を売る方法はさまざま形があります。
4種類を紹介していきましょう。
種類1:出版社から書籍を出版
出版社から書籍を出版する方法です。
一般的な方法ですが、出版社まで話を通すためには直接売り込むか、自身のブログ記事やコラム記事などが出版社の目に留まる必要があります。
SNSなどでフォロワーが多い方や、文章を書く才能に恵まれた方ならチャンスがあるかもしれません。
種類2:電子書籍やnoteで売る
電子書籍とは、現物の本を印刷せずに電子書籍として本を売り出す方法です。
出版社から本を出版するのはハードルが高いですが、電子書籍なら低コストで自費出版することが可能です。
電子書籍の他に、気軽に自分の文章を売り出せるnoteというプラットフォームも近年勢いがあるのでおすすめです。
電子書籍で話題になった本から紙の本を出版する流れもあるということも知っておきましょう。
種類3:メルマガ配信
メルマガ配信とは、登録してくれている会員向けにメールマガジンを配信する方法です。
メルマガは本ではありませんが、自分の考えを登録している人にダイレクトに届けることができます。
無料購読でファンが集まってきてから、有料購読にすることができます。
有料化への切り替えに成功すれば、文章だけで安定した収入を得ることが可能です。
種類4:翻訳者・代筆ライター
翻訳家・代筆ライターは、外国語を翻訳して本にしたり文章を代わりに代筆することを言います。
海外書籍をわかりやすく母国語に翻訳したり、文章を書くのが苦手だけれど本を出したいという人の代筆ライターをすることで収入を得ることができます。
実はどちらも印税が入るため、不労所得にすることが可能です。
スキルを使った不労所得②:絵・イラスト販売
絵・イラスト販売とは、インターネット上で絵やイラストを販売する方法です。
ここでは、不労所得になりやすい2種類の方法を紹介します。
種類1:LINEスタンプ
LINEスタンプとは、SNSサービスのLINEでメッセージとして送信することができるスタンプです。
気に入ったスタンプを課金で自由に購入ができる他、一定金額のサブスクリプションとしてLINEスタンプ使い放題サービスがあります。
LINEスタンプは、アイデアと絵を描くことができれば誰でも無料で簡単に制作、販売することができます。
一度、販売登録をするとあとは売れるのを待つだけですので、不労所得にぴったりな手法です。
種類2:イラストAC
イラストACは、イラストを共有し個人が販売、購入することができるサイトです。
サイトに投稿したイラストは、一回ダウンロードされるごとに収入となります。
企業のホームページなどで商用利用されたり、実用的に利用されることが多いことがこのサイトの特徴です。
オリジナリティ溢れるイラストよりも、実用的なものの方が多くダウンロードされる傾向にあります。
安定してダウンロードされるイラストを多く作っていけば不労所得を作ることができます。
スキルを使った不労所得③:作曲した音楽・効果音の販売
作曲した音楽や効果音を販売して収入を得る方法です。
音楽を仕事にしたいという方は、次の2種類の方法がおすすめです。
種類1:アーティストへの楽曲提供
アーティストへ楽曲提供をして対価としてお金を受け取る方法です。
楽曲提供というとプロだけの世界だと思われがちですが、アマチュアアーティストや企業にも楽曲を提供して欲しい人がいます。
SNSやホームページで過去の作品を発表して、提供依頼を受け付けると思わぬところから問い合わせがあるかもしれません。
もちろん楽曲が大ヒットした場合は作曲者として大きな不労所得が見込めます。
種類2:オーディオストック
オーディオストックは、楽曲だけではなく効果音やBGMを販売することができるサービスです。
BGMに使うための音楽は非常に需要があるため、たくさんの場面を想像できるBGMをストックしておくことで販売数が伸びる可能性があります。
オーディオストックは一度投稿すればあとは売れるのを待つだけなので不労所得と相性が良いです。
スキルを使った不労所得④:Webサービスを制作する
Webサービス制作とは、Webアプリケーションやシステムを制作して利用料をもらう仕組みです。
利用ユーザーに対して月額料金やシステム手数料を取ることで不労所得を作り出すことができます。
プログラミングスキルがあるのなら、自分の商品を作ってリリースしてみましょう。
チャットワークやマインクラフトなどは個人が制作をして大ヒットしたサービスです。
スキルを使った不労所得⑤:経営者となり実務を従業員に任せる
自分が経営者となり、実務をすべて現場の従業員に任せるという方法です。
会社の「代表」や「役員」と呼ばれる人たちがどんな仕事をしているか話せるでしょうか?
実は、働いているようで何もしていない名ばかり経営者は多いです。
自分で作った会社を現場にいる従業員にすべて任せることで、安定した不労所得を作ることができます。
収入としては「役員報酬」という形を取ることで、ある程度自分の好きな金額を決めることができます。
この不労所得を達成するまでにはかなりの努力と時間必要で、楽に見えて実は大きな責任とリスクを背負うことにはなります。
スキルを使った不労所得⑥:ネットワークビジネス
ネットワークビジネスとは、口コミによって商品やサービスを広げていくビジネスです。
勧誘の仕方が強引な人がいたり仕組み自体が怪しかったりする印象がありますが、実は稼いでいる人も多くいることもまた事実です。
仕組みは単純で、口コミで商品を売ってくれる人を探すだけなので人付き合いがもともと多かったり、営業トークが上手な方は短期間で結果を出せるかもしれません。
注意点としては、運営会社がそもそも詐欺目的だったり、売るべきはずの商品の実態がないというケースがあります。
悪質な運営会社が多いことが、悪いイメージにつながっているのかもしれません。
「不労所得」という言葉を使った詐欺には注意
不労所得は、自分が労働しなくても得られる最高の収入です。
そのため、この「不労所得」という言葉を巧みに使った「詐欺」も横行しています。
そのような悪質な手口に引っかからないためにも、注意したい3つのケースをお伝えしておきます。
少しでも「怪しい」と思うところがあったら、インターネットで調べるなり、周りの人に聞いてみるなりして、お金を出さないように気をつけてください。
- 投資詐欺
- ネズミ講
- 元本保証詐欺
ケース①:投資詐欺
投資詐欺とは、「この商品に投資をすれば不労所得を稼げる」と嘘の情報でお金を騙し取る詐欺行為です。
投資に勧誘する被害で一番多い詐欺手法が「ポンジスキーム」と呼ばれる詐欺行為です。
ポンジスキームとは、投資をするための出資金を募り、資金を運用しているように見せかけているけれど、運用の実態はないという詐欺行為です。
「ノーリスク・ハイリターンでほったらかしでも大丈夫」といった投資商品の勧誘を受けたらまずは疑いましょう。
筆者の経験上、ほったらかしで利回り20パーセントを超えるような案件はすべて詐欺でした。
そんなにうまい話は世の中にはありません!
あればみんなやっているでしょうし、他人にあえて教えようとは思わないはずです。
ケース②:ネズミ講
ネズミ講は詐欺行為で別名「ピラミッドスキーム」とも呼ばれます。
自分が加入するために資金が必要で、加入後に誰かを紹介すると紹介料が永続的に不労所得として入るというような仕組みです。
ネズミ講は、販売する商品が存在しない(あるように見せかける)という特徴を持っているため、経営自体が確実に破綻するビジネスモデルです。
ネズミ講という名前だけは有名ですが、内容をあまり知らないという方も多いので気をつけてください。
ケース③:元本保証詐欺
元本保証詐欺とは、「元本を保証します」という勧誘方法で投資商品を販売する詐欺手法です。
日本では、元本を保証しますと言って投資商品の販売は法律で禁止されています(国債や銀行預金などの例外はあり)。
そのため、投資商品の営業話を持ちかけられたときに「元本保証」ということばを使っただけでアウトの場合がほとんどです。
営業マンがそんな巧みなことばで投資商品の勧誘をしてきたら注意してくださいね。
まとめ
サラリーマンからセミリタイアした筆者の経験をもとにして、不労所得の種類をリスク別に紹介しました。
不労所得は、決して特別な人間だけが作れるものではありません。
実はお金のない人でも誰でも作ることができるものなのです。
今回紹介した不労所得の中で自分に合うと思った種類から、ぜひ試してみてください。
まずは、月に100円でも良いので不労所得を作るために動き出しましょう!