保険の見直しは、必要だとわかっていても、後回しになってしまいがちです。
複雑な商品も多いので、保険に詳しくない方にとって保険の見直しは非常に億劫な作業です。
保険の見直しなら、お金の専門知識を持っているファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
無料で相談できる機関が多く、相談者のライフプランに合った保険を選ぶことができます。
「そう言われても、どんなタイミングで保険の相談をすればよいのかわからない」という方のために、保険を見直すべき理由やタイミングから解説していきます。
気になったときが保険を見直すべきタイミングでもあります。
この記事を読んで保険の見直しの必要性を理解し、ファイナンシャルプランナーに相談してみてください。
目次
保険の見直しをした方が良い理由
保険の契約は数十年と長期間にわたることが一般的ですが、ずっと同じ保険で契約を続けるのではなく、定期的に見直しをしたほうが良いです。
就職や結婚、子どもの誕生など、ライフイベントが起こると必要な保障や保険金の金額が変わるからです。
必要なときに必要な保障を受けられるようにするためにも、保険は定期的に見直しましょう。
例えば、独身者と既婚者では必要な保障が大きく異なります。
独身の間は養う家族がいないので、死亡保障は最低限かなくても構わない場合が多いです。
しかし、結婚して家計を支えるようになっても保険を見直さず、ただ契約を継続するのは良くありません。
自分に万が一のことがあったとき、家族が十分な金銭的保障を受けられず、生活に困窮してしまうかもしれないからです。
このように、人生のステージによって必要な保険の保障は異なります。
よって、保険の見直しは定期的に行いましょう。
保険を見直した方が良いタイミング
「保険の見直しが必要なのはわかるけど、ついつい後回しになってしまう……」という方は多いです。
どのようなタイミングで保険を見直すのが良いのかわからないと、行動できないものですよね。
保険を見直すきっかけの例として、次のようなタイミングが挙げられます。
以下のライフイベントが訪れたときや、保険の更新時期が訪れたとき、なんとなく保険料が高いような気がすると感じたときに、保険を見直しましょう。
保険を見直すタイミング
- 就職・転職
- 結婚
- 子どもの誕生
- 住宅購入
- 子どもの独立
- 保険の更新時期
- 保険料が高いと感じたとき
就職・転職
就職や転職によって収入が変わる場合、保険を見直す良いきっかけになります。
今までどおりの保険料を支払い続けられるのか、また保障は十分かなどをよく検討しましょう。
死亡退職金など会社の福利厚生も忘れずに調べます。
就職によって学生から社会人になる場合、初めて保険に加入するという方も多いです。
若い方は、自分の死亡時に保険金が下りる死亡保険よりも、病気で入院したときに保険金が下りる医療保険、ガンにかかって治療を受けたときに保険金が下りるガン保険のほうがおすすめです。
若い方はまだ貯金が少なく、病気になったときに高額の医療費を支払えないことも少なくありません。
医療保険は一般的に年齢が若い人ほど安い保険料で加入できるので、万が一の病気のリスクに備えましょう。
結婚
結婚は人生の大きなターニングポイントなので、同時に保険も見直しましょう。
独身者は自分を守れる保障があれば十分でしたが、結婚するとパートナーができるので、自分だけでなくパートナーを守れる保障に変更する必要があります。
独身者だと死亡保険には加入していない方も多いですが、一般的には結婚をきっかけに死亡保険への加入を検討します。
自分に万が一のことがあったとき、残された家族が困窮せずに暮らせるよう、保障内容を考えましょう。
また、結婚したらパートナーと保険について話し合うことも大切です。
お互いが独身の間に加入した保険を共有し、どれを解約するのか、どんな保険に新たに加入するのか決めましょう。
子どもの誕生
家族が増えると必要な保障が変わってくるので、妊娠や出産のタイミングで保険を見直しましょう。
一般的には、世帯主の死亡保障を充実させ、万が一のことがあってもパートナーと子どもが困窮しないように計画します。
また、子どもの将来のことを考えて教育資金を貯めたいニーズも出てきます。
生命保険会社が販売している「学資保険」という商品なら、子どもの学費を貯めることができます。
契約時に定めた保険料を一定期間にわたって支払い、子どもの成長段階に応じて祝い金や満期金が下ります。
万が一、親が死亡した場合にも保険金を受け取れる商品もあります。
なお、妊娠を希望する女性の方は、妊娠する前に医療保険への加入を検討しておくことをおすすめします。
妊娠前と妊娠の判明後では医療にかかるリスクが異なるため、加入できない保険があったり、保険料が高くなったりする場合があるからです。
住宅購入
住宅ローンを組んでマイホームを購入するタイミングも、保険を見直す大事なきっかけになります。
住宅ローンを組む際、団体信用生命保険(団信)に加入するため、今まで加入していた死亡保険と保障が重なっていないか、過剰な保障になっていないかを見直しましょう。
団信とは、住宅ローンを借り入れた人(被保険者)が死亡、または所定の高度障害状態になった場合、住宅ローンの残債分の保険金がローンを組んだ銀行に支払われる保険です。
保険金で住宅ローンが完済できるので、万が一のことがあっても家族にローン返済の負担がのしかかることはありません。
子どもの独立
子どもが独立したら、教育費や養育費の心配がいらなくなる家庭が多いです。
子どもが就職して自力で生計を立てられるようになっていれば、親が死亡してもいきなり困窮するというケースはほとんどありません。
よって、子どものことも考えて死亡保障を設定している家庭は、保障内容を減らして保険料を抑えるといった工夫をしましょう。
ただし、老後の生活費や医療費には備えなければなりません。
定年退職後、年金だけでゆたかな生活を送るのは難しいと言われています。
実際、2019年に金融庁は「夫婦2人でゆとりある老後を送るには、年金のほかに約2,000万円の資産が必要」といった内容を書いたレポートを公表しています。
「老後2000万円問題」として注目を浴びました。
老後の生活に備えて、保険料を見直して貯蓄を増やしたり、個人年金保険に加入したりするなどの工夫をすると良いでしょう。
保険の更新時期
保険の商品によっては、一定期間ごとに更新のある商品もあります。更新時期は保険を見直す良いタイミングです。
更新のある商品の場合、そのときの年齢や健康状態、病歴などによって保険料が変動することがあります。
保険料が大幅に上がることもあるので、それだけの保険料を支払う価値のある保険なのか、もっと自分に合った保険はないのか考えましょう。
保険料が高いと感じたとき
定期的に郵送される保険料のお知らせハガキを見る度に、「全然保険のお世話になっていないのに、今年も保険料が高いな……」と感じる方も多いでしょう。
保険料が高いと感じたときも、保険を見直す良いきっかけです。
長期にわたる契約の保険であっても、契約者から解約の申し出があれば、基本的にはいつでも解約できます。
無保険はおすすめできないので、より自分に合った商品を見つけたときなど、無保険期間が出ないように保険を変更しましょう。
ただし、解約すると契約時に想定していた満期金よりも少ない解約返戻金しか得られなかったり、新規で契約した保険料の方が高いから解約しないほうが良かったりする場合もあり得ます。
意外と保険の乗り換えは難しいので、保険のプロであるファイナンシャルプランナーに相談しながら考えるのがおすすめです。
ファイナンシャルプランナーに保険の見直しを相談した方が良い理由
保険を見直す良いタイミングについて解説してきましたが、いざそのタイミングで見直そうと思っても、保険の知識がないと見直すこと自体も難しいものです。
各社のホームページやパンフレットを比較しても、どの保険が良いのかわからず、諦めてしまった方も多いのではないでしょうか?
保険の見直しは自分ひとりでやるのではなく、ファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。
ファイナンシャルプランナーは保険や貯金などお金の知識が豊富なプロフェッショナルです。
ここでは、ファイナンシャルプランナーに保険の見直しを相談した方が良い理由について解説していきます。
身近にいて相談しやすいファイナンシャルプランナーはネットでも探せるので、相談するメリットを理解したら専門家を探していきましょう。
FPに見直しを相談した方が良い理由
- お金の悩み全般を相談できる
- 各社の保険を比較できる
- 保険の知識がなくても大丈夫
お金の悩み全般を相談できる
ファイナンシャルプランナーは保険だけでなく、貯金や資産運用などお金の知識が豊富な専門家です。
ファイナンシャルプランナーへの相談は、お金の悩み全般を解決できるメリットがあります。
例えば、保険料が高いので保険を見直したいと相談したと仮定します。
ファイナンシャルプランナーは現在の収入と支出、ローンの残債、今後のライフプランも踏まえた上で、どうすれば本人の理想の暮らしに近づくのかを考えます。
その結果、保険の見直しも必要だけど、支出を減らすためにどのような工夫をすれば良いのかをアドバイスしてくれるといったこともあります。
保険の相談はもちろんですが、「貯金したいけど、どうしたらよいのかわからない」「老後の暮らしが漠然と心配」といった悩みにも応えてくれます。
小さなことでもお金の悩みがある方は、ファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか?
各社の保険を比較できる
ファイナンシャルプランナーは、各社の保険を知り尽くしているプロフェッショナルです。
各社の保険を比較した上で、相談者にぴったりの保険を選ぶことができます。
保険に詳しくない方が自分で保険会社のホームページやパンフレットを見ても、違いがわからない場合がほとんどです。
セールスポイントが非常によく似ており、違いは細かい部分のみとなっている保険も多いです。
保険の知識がない方が、各社の保険を十分に理解するには時間がかかります。
プロフェッショナルであるファイナンシャルプランナーに相談すれば、よく似た商品の中から最も自分に合った商品を見つけることができます。
保険の知識がなくても大丈夫
保険の知識がなくても、ファイナンシャルプランナーに相談すれば自分にぴったりの商品を見つけることができます。
ファイナンシャルプランナーが持っている知識を借りて、使い倒すくらいの気持ちで相談しましょう。
ファイナンシャルプランナーは専門家で高度な知識を豊富に持っていますが、相談者にはやさしく教えてくれます。
お金の知識に自信がない方も、気軽に相談してみましょう。
良いファイナンシャルプランナーの見分け方
ファイナンシャルプランナーはネットでも探せる身近な存在ですが、人によって知識の豊富さが異なります。
専門知識が少なくても名乗れてしまう肩書きなので、相談者が良いファイナンシャルプランナーを見分けなければなりません。
ここでは、良いファイナンシャルプランナーを見分けるポイントについて解説していきます。
FPの見分け方
- 資格を持っている
- 顧客目線でアドバイスしてくれる
資格を持っている
まず、ファイナンシャルプランナーと名乗る人が、資格を持っているかどうか確認しましょう。
ファイナンシャルプランナーは民間資格であり、独占資格ではないため、資格を持っていなくてもファイナンシャルプランナーと名乗ることは可能です。
無資格者が名乗っても法律上は問題がないため、無資格で活動している人もゼロではありません。
とはいえ、無資格で活動するメリットはあまりなく、きちんとした知識がある人なら試験に合格して資格を持っているはずです。
相談者もあえて無資格者に相談する利点はないので、資格を持っているプロフェッショナルに相談しましょう。
経験豊富なファイナンシャルプランナーであれば、ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格で名称独占資格)、AFP、CFP、FP1級を取得しているはずです。
これらの資格取得には実務経験が必要なので、社会に出たばかりのファイナンシャルプランナーはFP2級や3級を取得しています。
筆者もFPの資格を持っていますが、ファイナンシャルプランナーとして最低限の知識が身についているのはFP2級以上という実感があります。
顧客目線でアドバイスしてくれる
ファイナンシャルプランナーは所属によって2種類に分けることができます。
特定の金融機関に所属する人と、金融機関に所属しない独立系です。
より顧客目線のアドバイスをしてくれるのは独立系なので、独立系ファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。
金融機関に所属しているファイナンシャルプランナーは、その金融機関の商品を相談者におすすめします。
よって、各社の商品の比較は基本的にはできません。
独立系ファイナンシャルプランナーは、複数の金融機関の商品を取り扱っていることが多いので、比較して最も相談者に合った商品をおすすめします。
各社の商品を比べたい人は、独立系ファイナンシャルプランナーに相談すると良いでしょう。
保険の見直しならアレコに相談
画像引用元:アレコ
保険の見直しなら、ライフプランニングサービスの「アレコ」に相談するのがおすすめです。
アレコは複数の保険会社の商品を取り扱う代理店で、独立系ファイナンシャルプランナーが在籍しています。
複数の商品の中から、相談者に合った商品をアドバイスしてくれます。
相談料は無料なのに、保険のことのみならず、貯蓄や老後資金、生活費などお金の悩み全般を相談できます。
アレコで暮らしの見直しを相談し、理想の生活に近づけるようアドバイスしてもらってはいかがでしょうか?
まとめ
保険の見直しは、大きなライフイベントが起きて人生のステージが変わったときにするのが一般的です。
その他、保険の更新時期や保険料が高いと思ったときも見直すべきタイミングです。
保険に詳しくない方は、見直すといっても何から始めれば良いのかわからず、諦めてしまいがちです。
ファイナンシャルプランナーに相談すれば良いアドバイスをもらえるので、専門家を頼りましょう。
アレコは保険を中心にお金の悩み全般へのアドバイスを行っています。
無料で相談できるので、気軽に利用してみてはいかがでしょうか?