「収入を増やしたい。」これは、日本人の誰もが抱えている悩みではないでしょうか?
お金持ちになりたいというわけではなく、少しで良いからゆとりのある生活をしたいのですよね。
ギリギリまで節約しているのに、それでもお金が足りずに悩んでいる方は大勢います。
この記事では、そのような方のために収入を増やす方法を解説します。
副業や投資など今から始められることを中心に紹介していきます。
できそうなものから取り組んでもらい、収入を増やすお手伝いができれば幸いです。
目次
収入が増えない理由
収入が増えれば、誰だって嬉しいですよね。
しかし、漠然と「もっとお金があったら良いのに」と思っているだけでは収入は増えません。
なぜ収入が増えないのか、理由を分析すれば対策を考えられるようになります。
まずは、収入が増えない理由として代表的なものを3つ挙げます。
どれに当てはまるかによって、収入を増やすために取れる方法は異なるので、自分と照らし合わせてみてください。
理由①:本業の給料が少ないから
収入が増えない理由として最も根本的なのが、本業の給与が少ないことです。
会社員の方など、多くの人は収入源を一つの仕事に頼っています。
メインの仕事の収入が少なければ、お金は増えないですよね。
ですが、本業の給料が少ないことだけが原因なら、対策は簡単です。
給料の高い会社に転職したり、副業や投資を初めて収入源を増やしたりすれば良いのです。
理由②:忙しすぎて副業できないから
収入が少ない人の多くは、本業の給料が少ない上に忙しくて副業を始める時間すらないと言います。
アルバイトなどの副業を始めれば誰でも収入は増やせますが、そもそも時間がなければ副業なんてできないですよね。
忙しくて副業はできないけど収入を増やしたいなら、まずは本業の給料が高い会社に転職することを検討してはいかがでしょうか?
転職先も同じくらい忙しいかもしれませんが、給料が高いなら副業をしなくても収入を増やせます。
また。転職先の方が時間を拘束されないなら、副業を始めることができます。
理由③:転職で有利になるスキルがないから
「本業の給料が少ないなら転職しましょう」とよく言われますが、「そもそも転職で有利になるスキルなんて持っていない」という人も多いです。
日本の企業では営業職や事務職などで幅広い業務を求められるため、特定の分野の専門知識が身につきにくいのです。
また、身についても強みになるほど詳しくはなれないケースも多いです。
例えば、経理は会計の専門知識が必要な部門ですが、会計士や税理士になれるほどの専門知識を身につけられる人はほとんどいません。
転職で有利になるスキルがないなら、無理に転職しない方が賢明かもしれません。
現在勤めている会社よりも好待遇の転職先を見つけることは、強力なコネや運が無ければ難しいでしょう。
副業を始めるか投資を始めるなどして、副収入を増やすことを考えましょう。
収入を増やす方法
収入が増えない理由を3つ解説しましたが、いずれも本業の収入に問題があることが根本的な原因です。
すると、今の本業以外の方法で収入を得る方法を考えなければならないと結論づけられます。
本業以外で収入を得る方法として、「転職」「副業」「投資」の3つがあります。
どれなら自分にもできそうか、イメージしながら読んでいただければと思います。
方法①:給料の高い会社に転職する
本業での給料が少ない人は、まず転職を考えてみましょう。
すでに会社で専門知識を身につけていたり、業界で一目置かれるような立場になっている人は、今よりも良い待遇での転職も十分可能です。
また、忙しすぎて副業ができない人や、副業が会社の規則で禁止されている人も、転職を検討してみてはいかがでしょうか?
転職することで給料は下がってしまうかもしれませんが、副業しても良い会社なら、副業して収入を増やすことができます。
実際、筆者の知人でブラック企業で長時間労働を強いられていた人が転職し給料が少ない会社に移ったのですが、会社に拘束される時間が少なくなったため副業で大成功したという例もあります。
方法②:副業を始める
本業はそのままでも、副業を始めれば収入を増やすことができます。
アルバイトなど時給が決まっている仕事は、すぐに収入を増やすことができます。
実際に、会社が休みの土日や祝日に、コンビニやガソリンスタンドのシフトに入って稼いでいる人もいます。
アルバイトの他にも、副業として人気の職業はたくさんあります。
会社員でもすぐに始められる副業について、詳しくはこの後にお伝えしていきます。
方法③:投資を始める
投資でも収入を増やすことができます。
本業をやめず副業もせずに儲けるなら、投資しかないでしょう。
また、すでに本業や副業を頑張っており、収入を増やすために他にできることは無いか考えている人にも、投資はおすすめします。
投資とは、企業などにお金を出資して、事業で得られた利益の一部を受け取ることです。
投資をすると、利息や配当金、分配金といった形で利益の一部をもらうことができるため、副収入になるのです。
しかも、自分が汗水流して働いてお金を稼ぐわけではなく、出資するだけで分配金が振り込まれるため、「不労所得」とも呼ばれています。
投資にも株式や投資信託などさまざまな種類があります。
具体的なおすすめ商品については、後ほど詳しく解説します。
収入を増やすおすすめの副業
本業がある人でも今すぐ始められるのが、「副業」と「投資」です。
まずは、副業について具体的にどのような仕事で稼げるのか解説していきましょう。
ここでは、次の3つの方法を紹介します。
- アルバイト
- クラウドソーシング
- YouTubeやブログ運営
いずれも、本業がある人でも時間さえあれば取り組める仕事です。
副業①:アルバイト
副業で今すぐお金が欲しい人には、アルバイトがおすすめです。
コンビニやガソリンスタンドで、時給1,000円ほどのアルバイトも立派な副業です。
具体的に、どれくらの副収入になるのか計算してみましょう。
土日に3時間ずつシフトに入る場合、1ヶ月で10日ほど働けば、3万円の収入を得られます。
本業で月給を3万円上げるのは大変だと思いますが、アルバイトなら土日にシフトに入るだけで3万円も稼げるのです。
アルバイトが「今すぐお金が欲しい人の副業」におすすめだと解説したのは、時給が決まっており、未経験でも1時間で1,000円などの金額を稼げるからです。
この後に解説する「クラウドソーシング」や「YouTube」などは最低時給がないため、最初はタダ働き同然になってしまうかもしれません。
これらの副業にもメリットはあるのですが、今すぐお金が欲しい人にはアルバイトがおすすめです。
副業②:クラウドソーシング
アルバイトの他には、クラウドソーシングも副業として人気です。
クラウドソーシングとは、企業が業務を社外に大勢いる一般の人に外注する仕組みです。
ウェブサイトの記事作成やロゴデザインなど、さまざまな仕事の種類があるため、クラウドソーシングで働く人は、自分にできそうな仕事に応募します。
すでに経験がある人は、ロゴデザインやキャッチコピーの制作などに挑戦すれば1つの案件で1万円以上稼げるかもしれません。
クラウドソーシングはプロアマ問わず大勢が利用しているので、競争は激しくなりますが、経験者なら勝てる見込みはあるでしょう。
これまでにデザインや広告分野での経験がない人は、ウェブサイトの記事執筆から挑戦しましょう。
単価は安くなってしまいますが、未経験でもできる仕事もたくさんあります。
単価は「1,000文字500円」など高くはありませんが、場所や時間を問わずできるメリットがあります。
本業の休み時間にちょっとやってみるといった始め方でも良いでしょう。
経験を積めば高単価の案件を受注できるので、将来的な独立も期待できます。
副業③:YouTube・ブログ運営
YouTube(ユーチューブ)やブログ運営も、最近はやっている副業です。
YouTubeの動画やブログの記事には広告を載せることができるので、動画や記事を見た人が広告をクリックしたり、広告の商品を購入したりしたら、YouTubeやブログを運営している人にもお金が入るのです。
また、動画や記事で企業の商品を紹介し、それを買ってもらうことで広告料としてお金をもらうこともできます。
年収数億円のYouTuber(ユーチューバー)が大勢誕生しているのは、彼らがこのような広告収入で儲けているからです。
億円単位の収入を得るには人気の動画やサイトを作らなければなりませんが、月間1万円ほどの収入であれば、誰にでもチャンスはあります。
とはいえ、YouTubeもブログも始めてすぐにお金が入るものではありません。
どんなに良い動画や記事を作っても、最初は誰も見ていないので収入はゼロ円です。
まったく利益を得られない時期を乗り越えた人だけが、YouTubeやブログで副収入を得ることができます。
今すぐにお金が欲しいなら、アルバイトの方がおすすめです。
しかし、YouTubeやブログは熱心なファンを獲得できれば、一人で何度も見てくれる人もいるため、過去に投稿した動画や記事からも広告収入を得られます。
軌道に乗れば不労所得になるので、時間があって将来的な不労所得を得たい人におすすめです。
収入を増やすおすすめの投資
収入を増やすには、投資もおすすめであることを解説しました。
この項目では、不労所得を得られるおすすめの投資方法を5つ紹介していきます。
投資は元本保証ではないので、100万円を投資すれば120万円になることも、80万円になることもあります。
ですが、ここでは値上がり・値下がりに一喜一憂するのではなく、「収入を増やす」ことに着目します。
保有しているだけで分配金などの不労所得を得られる投資方法についてお伝えしていきましょう。
投資①:投資信託
投資信託は、プロに運用を任せられる商品なので、初心者でも始めやすい投資方法です。
投資信託の仕組みは、投資会社が投資家からお金を集め、会社に在籍する投資のプロが株式や債券などで運用し、利益を投資家に還元するという形です。
投資信託で不労所得を得るためには、「分配金あり」の商品に投資をしましょう。
「分配金なし」の商品の場合、投資会社が利益を再投資するので、不労所得にはなりません。
投資②:株式投資
株式投資は、投資家が企業に出資し、企業が利益の一部を投資に「配当金」として還元する投資方法です。
企業の将来性を自分で見極めなければならないため、プロに任せられる投資信託よりも難易度が高い投資です。
株式投資は配当金だけでなく、株主優待で不労所得を得ることができます。
一部の企業には株主優待の制度があり、企業の自社製品や割引券などを投資家にプレゼントしています。
日常生活で使うものをもらえばお金を節約できるため、収入を増やすことはできなくても、減らさない生活ができます。
投資③:不動産投資
不動産投資は、マンションやアパートなどの不動産を買って部屋を他人に貸し出し、入居者から家賃をもらう投資方法です。
一度入居した人が頻繁に入れ替わることは考えにくいため、定期的に一定の不労所得を得られる安定した投資と言われています。
ただし、まず不動産を買うために数千万円から数億円といった資金が必要になります。
ほとんどの投資家はこのような大金を持っていないので、不動産投資ローンを組んで投資を始めることになります。
ローンの返済期間中の家賃収入は自分のものにならないので、今すぐに収入を増やしたい人には向かないかもしれません。
将来的に家賃収入で悠々自適に暮らしたい人におすすめの投資方法です。
投資④:REIT(不動産投資信託)
REIT(リート)は「不動産投資信託」のことで、投資信託と同じように投資をプロに任せられる商品です。
投資対象は不動産です。
つまり、投資のプロが不動産投資を行い、利益を分配金として投資家に還元する商品です。
REITは分配金利回りが高いことが特徴で、4パーセントから6パーセントの利回りを期待できます。
100万円を投資すれば、年間で4万円から6万円の利益が期待できるのです。
「100万円も使ったのに6万円しか手に入らないの!?」と驚かれるかもしれませんが、投資会社が運用を続ける限り、永遠に毎年分配金を受け取れるのです。
「死ぬまで6万円をもらい続けられるかもしれない」と考えれば、かなり割りの良い副収入ではないでしょうか?
投資⑤:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、「お金を借りたい企業」と「お金を貸したい人」をインターネット上で結びつけるサービスです。
「貸付型クラウドファンディング」とも呼ばれており、クラウドファンディングの一種です。
主に、銀行の融資を断られた企業や、融資だけでは足りない企業が、ソーシャルレンディングで資金を募集しています。
そのため、ソーシャルレンディングは事業がうまく行かないリスクも高いのですが、その分利回りも高い投資方法です。
5パーセントから10パーセントほどの分配金利回りを期待できるので、100万円を投資すれば年間5万円から10万円の不労所得を得られます。
まだ比較的新しい投資方法なので、詳しくはこちらをチェックしてください。
収入を増やすのにおすすめできない方法
本業以外で収入を増やすなら、副業と投資がおすすめであることは説明してきたとおりです。
一方で、おすすめできない方法も山ほどあります。
その代表格となるのが、「FX」や「仮想通貨」、「宝くじ」、「ギャンブル」です。
これらの方法は、むしろお金を減らす方法です。
では、なぜ収入を増やすことができないのか解説していきましょう。
おすすめでない①:FX・仮想通貨
FXや仮想通貨も投資の一種なので、収入を増やす方法としておすすめされることが多いです。
サラリーマンや主婦の副業としても人気があるので、誰でも簡単にお金を増やせるイメージがあるのではないでしょうか?
確かに、FXや仮想通貨で少しの金額を1回儲けるくらいなら、難しくありません。
ですが、常に勝ち続けて収入を得るのは至難の業です。
実は、FXや仮想通貨で儲けているのは一握りのプロのトレーダーで、ほとんどの人はやればやるほどお金がなくなるマイナスの利回りなのです。
FXや仮想通貨で収入を得るのは難しいため、先ほど紹介した投資で安定した不労所得を得るか、コツコツ副業を頑張りましょう。
おすすめでない②:宝くじ
宝くじもおすすめできないお金の使い方です。
宝くじの還元率は46パーセントと言われており、100万円分のくじを買ったら平均46万円戻ってくると解釈できます。
わざわざ54万円を失うために宝くじを買っていると言い換えられるのです。
宝くじを買うお金があるなら、投資に使って不労所得を狙った方が賢明です。
お金を減らすのではなく、増やせる方法にお金を使いましょう。
おすすめでない③:ギャンブル
宝くじと同じ理由で、ギャンブルもおすすめできません。
「競馬」「競艇」「競輪」といったギャンブルの還元率は75パーセントほどなので、100万円を使うと平均75万円戻ってくると解釈できます。
つまり、25万円を失うためにギャンブルをしていると言い換えられるのです。
宝くじと同様の結論ですが、お金を使うなら投資のように増やせそうな方法に使いましょう。
そうでなければ、貯金をするなどして賢くお金を増やしましょう。
なぜギャンブルでお金が増えないのかについては、こちらで詳しく解説しました。
まとめ
収入を増やす方法について解説してきました。
本業で収入を増やせない方は、転職や副業、投資が選択肢に入ります。
「いきなり転職するのはちょっと……」という方でも、副業や投資は試せると思います。
今回紹介した方法を、少しでも収入を増やすために役立てていただけたら嬉しいです。