老後を豊かに暮らすためには、年金の他に2,000万円の資産が必要な可能性があるというレポートを、2019年6月に金融庁が発表しました。
言い換えると、年金のほかに毎月5万円ほどのお金が必要になるのです。
そもそも、現在の年金の金額が今後も維持されるとは限りませんし、若いうちから老後に向けて不労所得を作っておいて損はありません。
不労所得の収入が大きくなれば、定年退職を待たずに退職して悠々自適なアーリーリタイア生活を送ることもできるかもしれません。
そこで、まずは不労所得の目標として「毎月10万円」を目指してみてはいかがでしょうか?
この記事では、月10万円の不労所得を作るための方法を解説していきます。
どの方法なら自分にもできそうか、想像しながら読み進めてみてくださいね。
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目次
筆者プロフィール
筆者は、中小企業でサラリーマンとして勤めながら投資と副業で不労所得を増やし、約5年で脱サラをした経験があります。
現在は、その経験を活かし、個人が投資や副業で稼ぐ方法や自由な時間を手に入れる方法を紹介しているフリーライターです。
「不労所得」という言葉は、莫大な資産を持っている投資家や実業家だけにしか与えられない所得だと思われがちです。
しかし、実は普通のサラリーマンでも考え方を勉強するだけで不労所得を得られます。
この記事では、不労所得を月10万円得るために必要な考え方と筆者の実体験を紹介していきます。
【体験談】5年で不労所得20万円を作った失敗・成功談
まずは、筆者がサラリーマンを脱サラするまでの5年間で不労所得20万円を作った経験談から紹介します。
成功談だけではなく、失敗をした恥ずかしい経験も正直に書いていきます。
そのため、これから不労所得を作りたいという方の参考になるはずです。
体験談①:FXで不労所得5万円を得たが失敗に終わる
まずは、FXで不労所得5万円を得たと勘違いした結果、失敗に終わった経験を紹介します。
投資や副業の経験がない人にとって、「不労所得は投資で作るもの」というイメージがあるでしょう。
筆者もその一人でした。
投資をして、大きな金額を動かしながら不労所得を稼ぐことを目的にFX投資を始めました。
FX(外国為替証拠金取引)とは、海外通貨の売買や金利差を利用して利益を得る投資方法です。
筆者は主に、高金利通貨と呼ばれる「トルコリラ」「メキシコペソ」「南アフリカランド」などの新興国の通貨に投資していきました。
特に、トルコリラと日本円をペアで取引すると、大きな金利差が生まれ、1万円程度の投資金額で毎日100円を受け取れます。
単純計算で20万円投資すると、放置していても毎月5万円以上の不労所得を稼げる計算です。
月5万円を目指して、貯金の20万円をトルコリラ中心に投資していきます。
投資後の数ヶ月間は、予定通りの不労所得を得られたため、この調子でさらに買い増しすればすぐに脱サラできると考えました。
しかし、その欲と甘い考えが失敗を呼び起こしました。
FXは、通貨の価格が常に変動しており、価格が下落しすぎるともらえる金利を超える損失が発生する可能性もあります。
プラスで50万円分を追加投資した数日後に、投資先の通貨価格が大きく下落してしまいます。
その後も下落は止まらず、結果的に資金がゼロになってしまいました。
もちろん、稼いでいた不労所得の利益も含めて一気にゼロ円です。
これが、「70万円を数日で溶かした」筆者の失敗です。
FXは、その「手軽さ」と「金利の高さ」から誰でも簡単に不労所得を稼げると感じてしまいます。
しかし、現実はギャンブル要素が強くハイリスクな投資です。
これから不労所得を作る方法としては、おすすめできません。
体験談②:1年でブログ収入2万円を得る
続いて、筆者が「アフィリエイトブログ」という方法で月2万円の不労所得を稼いだ体験談です。
アフィリエイトブログとは、自分で開設したブログに広告を設置し、広告がクリックされたり商品が売れたりすると収入(紹介料)を得られるビジネスです。
筆者は、ブログ開設から半年間は1円も報酬が発生せず、作業のみをしていました。
その後、ブログにアクセスが集まったことで月2万円以上の不労所得を継続して稼げています。
独学ではじめたため、半年も時間がかかりましたが、効率よく作成できる人はさらに早い時間で結果を出せるかもしれません。
アフィリエイトブログは、結果が出たあとは、たまにメンテナンスを行うだけなので、不労所得になりやすいことが特徴です。
さらに、ブログは元手資金が少なく作業時間も自由なので、副業でも今すぐにはじめられます。安定した不労所得を作りたいサラリーマンにおすすめです。
体験談③:不動産での民泊運営で月10万円を得る
続いて、中古アパートを利用した民泊運営で月10万円のほぼ不労所得を得た体験談です。
不動産と聞くと特別なスキルや資金力が必要だと感じるかもしれませんが、普通のサラリーマンでもできる内容なのでぜひ参考にしてください。
行った方法は、築50年で空室の多いアパートを相場よりも安く購入し、セルフリフォームを行い観光客向けの民泊運営をする方法です。
また、筆者の住む地域は観光客が多い地方だったため、このアパートを利用して稼ぐことができました。
築古物件を利用した民泊は、少ない元手資金で賃貸よりも高い利益率を目指せるため、サラリーマンにもおすすめの投資方法です。
ただし、サラリーマンの場合、部屋の準備や掃除などの対応が負担となります。
清掃アルバイトを雇うか、入居者を探して毎月家賃をもらうのがおすすめです。
民泊という名前が世間に知られていない時期から行ったことも、筆者が成功できた理由です。常に不労所得になりそうな良い方法はないか探していることがアイデアにつながります。
体験談④:転売ビジネスで月10万円を得る
続いて、副業で転売ビジネスを行い、月10万円の収入を得た体験談を紹介します。
転売ビジネスとは、ネットで安く売られている商品や、これから人気の出そうな商品を仕入れてAmazonやフリマアプリで販売する方法です。
買った価格と売れた価格の差額から経費を引いた金額が利益というシンプルなビジネスです。
インターネットでの取引がメインとなるため、サラリーマンの副業にも向いています。
しかし、商品の梱包や発送などの作業をしなければ収入を稼げないため、不労所得とは言えない副業です。
不労所得を得るには、収入を安定させてから梱包・発送のアルバイトを雇うか、家族に作業を任せるなどの工夫が必要でしょう。
転売ビジネスは、書籍やネットにもたくさんのノウハウが発信されている再現性の高いビジネスです。
ただし、副業の場合は休日を全て作業時間にするほどの覚悟が必要なので注意してください。
【ポイント】月1万円の不労所得を20個作るイメージが大切
筆者の経験をもとに、不労所得を得た方法と成功・失敗を紹介しました。
月10万や月20万という金額は、非常に大きな金額に感じますが、いきなり大金を稼ぐのではなく月1万円の不労所得をいくつも積み重ねるイメージが大切です。
また、月10万の不労所得を稼ぐよりも、月1万円の不労所得を10箇所から稼ぐほうがハードルが低く継続しやすいでしょう。
インターネットやスマホの普及により、サラリーマンとして働きながらでも複数の仕事を行いやすくなっています。
正しい情報を集めて行動することを続けていれば必ず不労所得は増やしてけます。
この先で紹介する不労所得の作り方を参考にして、ご自身にできそうな内容から挑戦してみてください。
不労所得とは?
不労所得とは、自分が働かなくても得られる収入のことです。
例えば、投資による配当金や、YouTubeからの広告収入などのことを指します。
これらの収入は自分自身の働きとは関係ないので、「不労所得」と呼ばれています。
ただし、「不労所得」は「まったく手間をかけずに稼ぐ所得」ではありません。
投資するなら株式などを買う手間がかかりますし、YouTubeなら動画を作る手間がかかります。
投資もYouTubeも、一度収益化できれば放置していても稼げる点が「不労所得」と呼ばれる理由なのです。
最初は手間がかかりますが、お金が生まれる仕組みを一度作れれば、その後は「不労所得」としてお金を手に入れることができます。
月10万円の不労所得を得る方法
月10万円の不労所得を得る方法として一般的な方法は次の4つでしょう。
それぞれについて詳しく解説していきますね。
不労所得を得る方法
- 投資
- アフィリエイトブログ
- YouTube
- 本の印税
不労所得の作り方①:投資
不労所得を得る方法として最も簡単なのが投資です。
一般的に、投資した金額に対して1パーセントから10パーセントほどの利益を毎年得ることができます。
数値に幅があるのは、投資先によって利回りが異なるからです。
利回りが10パーセントの場合、1,200万円を投資すると月10万円の不労所得を得られます。
難しいように感じられるかもしれませんが、投資は基本的に「投資商品を買うだけ」で作れる不労所得です。
そのため難易度は低く、今回紹介する不労所得を作る方法の中で最も始めやすい手段です。
不労所得の作り方②:アフィリエイトブログ
インターネットを利用した不労所得だと、「アフィリエイトブログ」も人気です。
アフィリエイトとは、ブログを開設して商品やサービスを紹介し、成約したら紹介料を得られる仕組みです。
アフィリエイトブログはジャンルによって稼ぎやすさが異なるので、ニーズのあるジャンルを選ぶようにしましょう。
例えば、クレジットカードの発行や美容・脱毛系はネットで調べて申し込む人が多いので、多数の成約が見込めます。
ただし、最近は「アフィリエイトブログは稼げる」ということが広く知られてきており、競合サイトが急増しています。
参加者が多いため成約数が分散してしまい、これまで月収10万円を超えていた人も「稼げなくなってきた」と嘆いています。
インターネットを使って稼ぐなら、今後はYouTubeをやっていった方が収益性に期待が持てます。
YouTubeで不労所得を得る方法については、次の項目で紹介します。
不労所得の作り方③:YouTube
アフィリエイトブログでたくさん稼いでいた人が次に目をつけている不労所得が「YouTube」です。
YouTubeによる収益源は2種類あります。
YouTubeの収益源 |
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後者はアフィリエイトブログと同じ仕組みです。
YouTubeは動画を作らなければならないため大変に感じられますが、知識系のコンテンツをスライドショー形式で紹介するなど、労力を下げる工夫はいくらでもできます。
また、YouTuberというとエンタメ系の楽しい動画づくりをしている人のイメージがありますが、講義・講演を簡単にスライドショーで紹介する硬派なYouTuberもいます。
意外と硬派なコンテンツも再生回数を稼げるのでおすすめです。
ただし、2020年現在、YouTubeで広告がつくようになるには次の条件が設けられています。
YouTubeで広告がつく条件 |
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チャンネル登録者が1,000人を超えるまで動画を作り続けることが大変なので、根気よく続けられる人でないと厳しいでしょう。
なお、広告収入だけで月10万円の不労所得を得るには、チャンネル登録者数は5,000人ほどを目安にすると良いでしょう。
アフィリエイトを組み合わせれば、登録者数は5,000人より少なくても月10万円に到達するかもしれません。
不労所得の作り方④:本の印税
本の印税も、憧れの不労所得です。
何かの専門分野に特化した知識がある人は、セミナーに登壇した後に「本を書いてみないか」と声をかけられたことがあるのではないでしょうか。
書店に並ぶような本を書くには専門性が必要ですが、そうでなくても現在は本を出版することができます。
印税とは少々意味合いが異なりますが、Amazonの電子書籍kindleを販売するなら専門分野での名誉などは関係なく無名の人でも可能です。
何か特技や得意な分野がある人は、電子書籍で本を出版してみてはいかがでしょうか?
将来的に本が少しでも売れていけば、立派な不労所得になります。
月10万円の不労所得を得る投資方法
毎月10万円の不労所得を得るためには、次の6つの投資法がおすすめです。
それぞれの投資法の平均的な利回りから、いくら投資すれば月10万円の不労所得(年間120万円の不労所得)を得られるのかも計算しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
不労所得を得る投資方法
- 株式投資
- 投資信託
- ETF
- 不動産投資
- REIT
- ソーシャルレンディング
投資方法①:株式投資
株式投資は、投資家が株式を買うことでお金を企業に出資する投資方法です。
企業はそのお金で事業を行って利益を出し、投資家に「配当」と言う形で利益の一部を分配します。
株式投資の平均的な利回りは、3パーセントから5パーセントです。
そのため、月10万円の不労所得を得るためには、2,400万円から4,000万円の投資をする必要があります。
株式投資のメリットは、「安く買って高く売る」ことで配当金以外の不労所得が得られることです。
売買のタイミングの見極めには経験を要するため、初心者でもすぐに儲けられるとは言い切れませんが、
経験を積んだ人なら利回り20パーセントも不可能ではありません。
一方で、株式投資のデメリットは、証券取引所が開いている時間しか取引ができないことです。
東京証券取引所の場合、平日の9時から11時30分、12時30分から15時までしか取引できません。
この時間に仕事をしているサラリーマンにとっては、手を出しにくい投資法かもしれません。
株式投資が向いているのは、上記の時間に自由に取引できる人です。
時間の融通が効く方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
投資方法②:投資信託
投資信託は、資産運用を投資のプロにお任せできる商品です。
株式や債券といったざっくりとした運用方針は自分で決める必要がありますが、具体的な銘柄選びなどは投資のプロにお任せすることができます。
利回りは1パーセントから3パーセントほどです。
月10万円の不労所得を得るためには、4,000万円から1億2,000万円の投資をする必要があります。
投資信託のメリットは、投資家の手間がかからないことです。
プロに任せられるので銘柄分析に手間を割かなくて良いですし、投資の勉強をしなくても運用のプロ並みの成果を得られるので、資産運用の初心者の強い味方です。
デメリットとしては、利回りが1パーセントから3パーセントほどと高くはないことです。
投資のプロに運用を任せるため、運用利益から手数料などが差し引かれてしまうのです。
そのため、月10万円の不労所得を得るためには4,000万円から1億2,000万円と大金を投資をしなければなりません。
投資信託がおすすめなのは、投資に関する知識がなくプロにまかせたい初心者の方です。
生活できるほどの不労所得を投資信託だけで稼ぐためには大金が必要ですが、少し投資を試してみたい人は、まず投資信託から入ってみてはいかがでしょうか?
投資方法③:ETF(上場投資信託)
ETFは「上場投資信託」のことであり、証券取引所に上場している投資信託です。
投資信託と同様に、資産運用を運用のプロに任せられる商品です。
ETFの平均的な利回りは、2パーセントから5パーセントほどです。
したがって、月10万円の不労所得を得るためには、2,400万円から6,000万円の投資をする必要があります。
ETFやこの後に紹介するJ-REITのメリットは、投資信託と似た商品なのに利回りが投資信託より高い場合が多いことです。
そのため、月10万円の不労所得を得るための投資額も、ETFの方が投資信託より少なくて済みます。
証券取引所が開いている時間帯に売買ができる人なら、投資信託よりETFがおすすめです。
デメリットは、証券取引所が開いている時間でないと取引できないことです。
東京証券取引所であれば平日の9時から11時30分、12時30分から15時に取引できますが、会社員の方は仕事している時間帯なので、忙しくて取引できない人も多いでしょう。
ETFが向いているのは、投資に関する知識がなくプロに運用を任せたい初心者です。
売買のやり方を身につければ始められるので、平日の日中に時間を取れる人はぜひ挑戦してみてください。
投資方法④:不動産投資
不動産投資は、マンションやアパートなどを買って他人に貸し出し、入居者から家賃を得る投資方法です。
立地の良い物件であれば、入居者が入りやすいので安定した家賃収入を得ることができます。
不動産投資の平均的な利回りは5パーセントほどです。
よって、月10万円の不労所得を得るためには、2,400万円ほどの投資をする必要があります。
ただし、不動産投資を2,400万円で始めることは難しいです。
マンションやアパートなどの物件を購入して入居者から家賃を貰う投資法なので、ローンを活用しても合計で数億円を投資することになります。
不動産投資のメリットは、不動産の管理自体は不動産会社に任せられるので、投資家の手間が少ないことです。
一度入居した人が頻繁に入れ替わることもほとんどないので、安定した利益を上げることもできます。
デメリットは、数億円単位といった大きな資金が必要なことです。
今すぐにこれだけの大きなお金を用意できない人の方が多いと思いますので、不動産投資を始めるならローンを活用しましょう。
不動産投資は大きな投資額が必要ですが、安定した利益を上げられることが魅力的な資産運用方法です。
すでに大きな資金を用意できる人は、不動産投資を始めてみてはいかがでしょうか?
投資方法⑤:J-REIT(不動産投資信託)
J-REITは「不動産投資信託」のことで、不動産投資の投資信託のことです。
ETFと同様、証券取引所に上場しています。
投資信託と同様に、不動産投資を運用のプロに任せられる商品です。
J-REITの平均的な利回りは、4パーセントから6パーセントほどです。
月10万円の不労所得を得るためには、2,000万円から3,000万円の投資をする必要があります。
J-REITのメリットは、利回りが高い商品が多いことです。
都心のオフィスビルや商業施設のように大きな需要のある物件に投資することができるので、利回りが高くなりやすいのです。
不労所得で生計を立てていこうと考えている投資家は、J-REITを積極的に買っている人がとても多いです。
デメリットは、証券取引所が開いている時間でないと取引できないことです。
東京証券取引所であれば平日の9時から11時30分、12時30分から15時で取引する必要があります。
しかし、この時間帯は仕事が忙しくて取引できないサラリーマンの方も多いでしょう。
REITが向いているのは、プロに運用を任せつつ、利回りも追求したい人です。
売買のやり方を身につければ始められるので、ぜひ挑戦してみてください。
投資方法⑥:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、「お金を借りたい企業(借り手)」と「お金を貸したい人(投資家)」をインターネット上(オンライン)で結びつけるサービスです。
クラウドファンディングの一種であり、「貸付型クラウドファンディング」とも呼ばれます。
ソーシャルレンディングの平均的な利回りは5パーセントから10パーセントほどであり、これまで紹介してきた金融商品と比べて最も高いです。
月10万円の不労所得を得るためには、1,200万円から2,400万円の投資をする必要があります。
利回りが高いため、これまで紹介してきた投資方法の中で、最も少ない投資額で月10万円の不労所得を得ることができます。
ソーシャルレンディングのメリットは、利回りが高いことです。
さまざまな理由で銀行からの融資だけでは足りない企業がインターネット上で資金を募っているので、利回りが高くなっているのです。
インターネット上での融資に不安を感じる人もいるかもしれませんが、ソーシャルレンディング業者もきっちりと審査をした上で投資家を募集しているので、怪しい案件は非常に少ないです。
一方で、ソーシャルレンディングのデメリットは、抽選に漏れるなどして申し込めない場合があることです。
特に、利回りが高い案件には投資家が殺到してしまい、募集している金額以上に申込があって投資できないことがあります。
ソーシャルレンディングは利回りが高いので、不労所得で生活したい人にはマストな投資方法です。
最も少ない投資額で月10万円の不労所得を得られるので、ぜひ検討してみてください。
月10万円の不労所得に必要な金額
おすすめの投資法を6つ紹介してきましたが、月10万円の不労所得を得るために必要な金額が意外と大きいことにお気づきでしょうか?
最小であるソーシャルレンディングであっても1,200万円、投資信託なら最大で1億2,000万円を投資する必要があります。
いきなり1,200万円も投資できる人は非常に少ないと思いますので、最初から月10万円の不労所得を期待すると挫折しやすいと考えられます。
そこで考え方を変えてみて、まずはもっと少ない金額の不労所得から目指してみてはいかがでしょうか?
月1万円の不労所得なら難しくない
月10万年の不労所得を得るには、少なくとも1,200万円をソーシャルレンディングに投資する必要があると解説しました。
ですが、月1万円の不労所得であれば、投資額も10分の1の120万円で済みます。
120万円の投資なら貯金を切り崩して今すぐにできる人もいるでしょうし、貯金が無くても仕事を頑張って貯めれば誰でもできそうですよね。
「1,200万円以上の投資なんて無理だな」と感じている人は、まずは目標を月1万円の不労所得に下げ、120万円投資することから始めていきましょう。
投資の収益をまた投資したり仕事で得られたお金を投資の追加資金にしたりしているうちに、月10万円の不労所得は自然に達成できますよ。
不労所得の税金に関する注意点
投資やYouTubeなどで不労所得を稼ぐ場合は、もちろん税金を支払う必要があります。
本業の仕事がある会社員の方は特に注意して欲しいですが、会社で年末調整をしてもらうのではなく、自分で確定申告をして税金を納める必要があります。
ここでは、不労所得にかかる税金について押さえておくべき基本の4項目をお伝えします。
不労所得の税金に関する注意点
- 雑所得にかかる税金
- 配当・売却益にかかる税金
- 投資は非課税の仕組みがある(NISA)
- 投資は所得控除の仕組みがある(iDeCo)
注意点①:雑所得にかかる税金
アフィリエイトブログやYouTube動画で発生した売上や広告収入は、他に本業がある会社員の場合、所得の種類は「雑所得」となります。
この種類によって、税金を計算する方法が異なるのです。
会社員方の場合、給料は「給与所得」という項目になります。
「雑所得」を得る場合、この「給与所得」合計して所得税・住民税が課税されます。
本業の「給与所得」は会社が税金を徴収してくれますが(源泉徴収と呼びます)、「雑所得」は源泉徴収されません。
したがって、確定申告をして税金を納める必要があるのです。
得られた雑所得を全部使ってしまうと、納税時にお金が足りなくて困ってしまう可能性がありますので、雑所得のうち2割ほどは納税用に取っておいた方が良いでしょう。
なお、雑所得が20万円以下であれば申告する必要はありません。
複数の収入源から雑所得がある場合も、合算して20万円以下であれば確定申告は不要です。
注意点②:配当・売却益にかかる税金
投資で不労所得を得る場合、配当金や売却益にも「所得税」と「住民税」がかかります。
ですが、特定口座を利用すれば、証券会社が源泉徴収で税金を天引きしてくれます。
雑所得と異なり、投資家は納税に手間をかける必要がありません。
ただし、特定口座ではなく一般口座を使った場合は確定申告で配当金や売却益を申告し、納税する必要があります。
したがって、どうしても一般口座を使いたい理由がなければ、特定口座を使うのがおすすめです。
ちなみに、配当金や売却益にかかる税金は2019年現在20.315パーセントです。
内訳は、
- 所得税:15%
- 復興特別所得税:0.315%
- 住民税:5%
となっています。
利益に対して約2割を税金として納税しなければならないと覚えておきましょう。
注意点③:投資は非課税の仕組みがある(NISA)
先ほどお伝えしたように、配当金や売却益には約2割の税金がかかります。
ところが、これが非課税となる制度があります。
それが「NISA(ニーサ)」です。
NISAを活用することで節税できるので、得られる不労所得も大きくなります。
ただし、NISAは無制限に使える制度ではありません。
年間120万円までの投資額で、5年間使える仕組みです。
そして、購入できる商品は株式、投資信託、ETF、REITです。
不動産投資とソーシャルレンディングでは使うことができません。
NISAは節税メリットが大きいので、年間120万円までの投資では積極的に使っていきましょう。
120万円以上を投資できる人は、株式などと比べて利回りの高いソーシャルレンディングに余ったお金を投資するといったような工夫ができます。
注意点④:投資は所得控除の仕組みがある(iDeCo)
iDeCo(イデコ)とは「個人型確定拠出年金」ことで、老後の年金を自分でも準備するためのお得な制度です。
毎月一定の金額を積み立ていき、60歳になると引き出せるようになります。
iDeCoに拠出したお金は、全額が所得控除の対象となります。
簡単に言うと「所得税」や「住民税」が少なくなるということなので、節税効果が高いのです。
例えば、年収500万円のサラリーマンが毎月2万円をiDeCoで積み立てると、年間で約4万8,000円も節税することができます。
iDeCoを使って購入できる商品は、投資信託や預金のように比較的低リスクな商品です。
預金は金利が低いのでほとんど増えませんが、投資信託は上手く運用できればお金を増やすことができます。
自分が積み立てた金額の合計よりも、年金を多く貰える可能性が高いのです。
60歳になるまでiDeCoで積み立てたお金は引き出せないので、今すぐに不労所得が欲しい人には魅力が感じられないかもしれません。
ですが、定年退職すると収入が一気に下がってしまうので、補えるように個人でも年金を準備しておくことで老後生活では気が楽になりますよ。
まとめ
月10万円の不労所得を得る方法について解説してきました。手段はさまざまですが、初心者でも最も手を出しやすいのが投資です。
投資で不労所得を作るなら、次の6つの方法がおすすめです。
不労所得を得るのにおすすめの投資方法
- 株式投資
- 投資信託
- ETF
- 不動産投資
- REIT
- ソーシャルレンディング
投資で得られる利益には税金がかかるので、その点には注意しましょう。
NISA、iDeCoといった節税できる仕組みを活用し、上手に不労所得を増やしていけると良いですね。
なお、できるだけ早く不労所得で10万円を作りたいという方は、高利回りの投資を始めると良いでしょう。
そのためには今回紹介した「ソーシャルレンディング」がおすすめです。
どのような投資なのかさらに詳しく解説していますので、こちらに一度目を通した方が良いでしょう。
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