目次
なぜ資産運用が必要になる理由とは?
お金を貯めるためには、資産運用が必要な時代と言われています。
では、なぜ資産運用が必要なのでしょうか?
まずは、資産運用の必要性について理解しましょう。
原因①:老後資金が必要だから
みなさんは、「2,000万円問題」ということばをご存知でしょうか?
2,000万円問題とは、金融庁のレポートで老後の生活資金を賄うためには年金以外に自分自身で2,000万円を貯めておく必要があると発表したことで、老後の生活資金を貯めておく必要性が話題となり、「2,000万円問題」として注目が集まったことを言います。
金融庁の報告によると、高齢者無職世帯の生活資金は年金だけでは賄い切れておらず、毎月約5.5万円(年間66万円)の赤字となっています。
そのため、約4分の1の人が生存する95歳まで生き続けた場合、65歳の定年後の30年間で、年金以外に約2,000万円自分で貯めておく必要があると試算したのです。
原因②:年金は物価上昇に弱いから
先ほど説明した金融庁の報告書については、現在の年金制度が未来永劫続くことが前提として試算されています。
しかし、少子高齢化がすすむ日本では現役世代が減り、年金を受け取る世代の人は増えていくため、年金財政は厳しくなる一方です。
そのため、将来の年金財政に不安を持たれる方も多いのではないでしょうか?
実際に、日本の年金は25年後には約2割少なくなると言われています。
これは、年金額が減るわけではなく、実質的な価値が2割減るという意味です。
その理由は、マクロ経済スライドの導入によるものです。
マクロ経済スライドとは、少子高齢化が進む将来を見据えて現役世代の負担が大きくなりすぎないように導入された制度です。
インフレによる賃金上昇分をすべて年金支払いに充てるのではなく、将来の積立金として残しておく仕組みです。
年金を受給している世帯では働いて得る収入はないため、物価が上昇しても年金が増えないということは、実質的に年金が減額されているのと同じです。
もう少し具体的に説明しましょう。
パンの値段が100円で、年金受給額が10万円だった場合を考えてみましょう。
この場合、年金でパンを1,000個買うことができますね。
しかし、物価が上昇してパンが1,000円になると、同じ10万円だとしても、年金でパンを100個しか買うことしかできません。
このように、物価が上昇しても年金が増えない「マクロ経済スライド」は、実質的に年金が減らされているのと同じ状態になります。
つまり、年金受給者は物価上昇に弱い立場なのです。
そこで、物価上昇の対策になり得るのが資産運用です。
株等で資産を運用をすることで、物価上昇や景気回復時に保有資産も値上がりが期待できます。
現役時代に貯めておいたお金を運用することで、物価上昇に備えることができるのです。
原因③:年金財政に不安があるから
日本は少子高齢化が進んでいます。
「そもそも、今の年金財政って破綻しないの?」と不安に感じている方は決して少なくないはずです。
日本の年金は、今の制度が継続できるかどうかを点検するために、5年に一度「財政検証」と呼ばれるものを実施しており、直近では2019年に財政検証が行われました。
財政検証で点検がされるのは、「現役世代の負担を増やさずに高齢者の年金を支払うことができる財源を確保できているか」です。
結論からお伝えすると、2019年の財政検証の結果は「要経過観察」の状態と言われています。
今すぐに破綻するほど危険な状態ではないが、健全な状態でもないと言うことです。
つまり、年金財政は近い将来、不健康な状態になる可能性があると言うことです。
年金財政が破綻して「全く年金がもらえない」ということは起こる可能性は限りなく低いですが、年金額が減らされる可能性は十分にあると言うことです。
そんなときに頼りになるのは、自分が貯めてきたお金だけです。
年金財政やさらに少子高齢化が進む可能性が高いことを考えると、国民が自分でお金のことを考える必要性は高いと言わざるを得ません。
原因④:元本保証であっても増える時代はもう来ないだろうから
老後資金を確保するためには、お金を貯めていかねばなりません。
お金を貯めるために、まず思い浮かぶのは定期預金ではないでしょうか?
かつては金利が高く、銀行に預けておけば勝手に増える時代が続いていました。
しかし、現在は超低金利環境が続いており、定期預金ではほとんど増えません。
超低金利環境はしばらく続くことが見込まれるため、自分で運用をしなければ、お金はほとんど増えていかないのです。
なぜ資産運用が必要?
では、なぜ年金だけでは生活費が足りないと言うことになると、資産運用が必要になるのでしょうか?
これから資産を形成していくべき現役世代と、これから老後の生活資金として資産を取り崩していく世代に分けて考えてみましょう。
資産を形成していく必要がある世代の場合
まずは、資産形成をこれからしていく世代について解説していきます。
お金を貯めようとする場合、毎月コツコツ貯めていくことが一番確実な方法です。
例えば、毎年12万円(毎月1万円)を22歳から60歳まで積み立てを続けたとしましょう。
60歳までの38年間で貯めることができる金額は456万円です。
- 12万円×38ヶ月=456万円
では、これを3パーセントの複利運用で積み立てをした場合はどのようになるのでしょうか?
なんと、約849万円になります。
複利運用とは、利息も運用の元本に加えて運用をしていく運用方法です。
複利運用は雪だるま式に利息が増えていくため、長期間運用を継続することで、効果が大きくなります。
これから資産形成をする方にとって、利息ゼロでただ貯めていく場合と、運用をして増やしながら貯めていくのでは結果に大きな差がでることがおわかりいただけたのではないでしょうか?
資産を切りくずしていく世代の場合
次に、老後の生活資金として資産を取り崩していく世代について考えてみましょう。
1,000万円の預金を、毎月5.5万円ずつ(年間66万円)取り崩したとしましょう。
すると、15年2ヶ月でなくなることになります。
65歳から取り崩しを始めた場合には80歳で資産が枯渇してしまうことになります。
平成29年の厚生労働省の調査によると、男性の平均寿命は81.09歳、女性の平均寿命は87.26歳ですので、金融庁が指摘する通り1,000万円では老後の生活資金には心許ないと言わざるを得ません。
しかし、同じく1,000万円を利回り3パーセントで運用しながら取り崩すことで、20年2ヶ月まで資産が続くことになります。
つまり、今あるお金を運用しながら取り崩すことで資産の寿命を伸ばすことができるのです。
このように、お金を貯めていく世代の人にとっても取り崩していく世代の人にとっても運用をすることで、豊かな生活をすることができるようになります。
100万円の資産を運用する際のポイント
資産運用をすることの重要さはご理解頂くことはできたと思いますが、100万円の元手を運用す際に気を付けるべきことは何でしょうか?
資産運用するに注意したいポイントを2つお伝えしておきましょう。
ポイント①:リスクとリターンの関係性を知る
運用をする際は、誰でも高いリターンを得たいものです。
しかし、初心者が高いリターンを得ようといきなりハイリスク¥ハイリターンの投資に多額の資金を投入することは、大変危険な行為です。
運用には、リスクがつきもの。
高いリターンを得ようとすると、その分高いリスクを取らなければいけません。
資産運用をする限り、高いリターンを得ようとするのは当然のことですが、自身のリスク許容度に合わせて商品を選定することをおすすめします。
特に、投資初心者のうちはリスクを抑えて運用することで、まずは資産運用自体にに慣れることを優先することがおすすめです。
ポイント②:目的を明確にする
資産運用する際は、目的を明確にしておくことが大切です。
いつまでにどれくらい貯めたいのかによって、「何でどれくらいの金額をどれくらいの期間、運用をする必要があるか」が決まるからです。
投資をする際は、目標金額と自分が投資に回せる金額を鑑みて投資対象を選ぶ必要があります。
目標金額に到達するために、すごく高いリスクを取らなければ達成できないのであれば、その目標は厳しいと言わざるを得ません。
あまりにも高いリスクを取って運用をすることはおすすめできませんので、投資額を増やすために日々の節約を頑張るか、目標金額を変更した方が良いでしょう。
100万円の資産運用:ローリスク・ローリターン
では、これからは具体的に100万円の資産を運用する方法について解説していきましょう。
まずは、ローリス・クローリターンの金融商品を紹介していきますね。
①定期預金
定期預金は、銀行などで一定期間お金を預ける金融商品です。
定期預金は元本保証の商品ですので、お金が減ってしまうことはありません。
期間限定で通常より高い金利を適用できるキャンペーンを実施している際はお得に預けることができます。
しかし、近年は超低金利環境となり、定期預金ではほとんどお金が増えることはありません。
定期預金は「増やす」という意味ではメインの資産運用とはなりません。
使う予定があるお金や元本確保を最優先したい時に利用するのが良いでしょう。
②国債
国債は国が発行している債券のことで、いわば国の借金です。
日本は国の借金が多いことで知られていますが、国債の多くを日本国民が保有していることもあり、暴落の危険性は少ないと言われています。
国債も安全性の高い金融商品ですが、高い利回りは期待できません。
リスクを取らずに運用したい方にとっては一つの選択肢となるでしょう。
100万円の資産運用:ミドルリスク・ミドルリターン
続いて、100万円の資産を運用する際におすすめのミドルリスク・ミドルリターンの金融商品を紹介していきましょう。
これから本腰を入れて資産運用を行っていきたいという方は、この辺りの投資手法を実践していくことをおすすめします。
①株式投資
株式投資は、個別の企業に投資し、株の値上がりや配当益を狙う資産運用方法です。
株価は、その企業の業績や将来の見通しなどによって変動します。
割安な株や将来の成長が見込める株に投資をすることで、株価の値上がりを期待することができます。
業績が急拡大していく企業に投資をすることができれば、株価が2倍、3倍となることも珍しくありませんので、大きなリターンを狙うこともできます。
また、応援したい企業に投資をすることができるのも株式投資の魅力の一つです。
株主優待がもらえる企業もありますので優待目的で投資をしてみるのも良いでしょう。
②投資信託
投資信託とは、投資家から集めた資金を株・債券・REIT(不動産投資信託)などに、運用のプロ(ファンドマネジャー)が投資する金融商品です。
ファンドごとにルールが決められており、様々な投資対象に投資する投資信託や、株のみに投資する投資信託、海外の投資対象にのみ投資する投資信託等、ファンドにより異なります。
次のように、レストランに例えるとイメージしやすいかもしれません。
- 「株や債券などの投資対象」=「具材」
- 「ファンドマネジャー」=「料理人」
- 「投資信託」=「できあがった料理」
- 「投資家」=「お客さん」
投資信託は、投資初心者でも資産運用のプロに任せることができ、プロの運用と同じ効果が期待できる(プロが作った料理を食べられる)ことが特徴です。
さまざまな資産に少額で投資することができるので、初心者でも購入しやすい投資商品の一つです。
③ETF(上場投資信託)
ETFとは、日経平均株価や外国の株価指数と連動するように株価を組み入れて運用する投資信託です。
「日経平均」に投資することはできませんが、日経平均株価に連動するETFを購入することで、「日経平均」に投資することと同じような効果を期待することができます。
また、アメリカの企業に投資したい場合は、アメリカの代表的な指数に連動するETF(S&P500等)に投資をすることもできます。
代表的な指数に連動するものも多いため、テレビや新聞などで値動きをチェックしやすい点がメリットだと言えるでしょう。
④不動産投資
不動産投資は家賃収入が入りますので、毎月の収入が安定している投資手法です。
超低金利の日本では、高利回りで安定した収入が得られる数少ない投資の一つです。
また、不動産は大きなお金が必要となるため、借入をして投資を行うことも多いです。
現在の超低金利環境では借入金利も低いため、金利コストを抑えて運用をすることができますので魅力的なの投資対象と言えるでしょう。
しかし、不動産投資にさまざまなリスクがあります。
まず考えられるのが空室リスクです。
不動産投資は借主からの家賃が収入の柱となりますが、借主がつかず空室状態が続いてしまうと収入を得ることができません。
不動産は保有するだけで固定資産税等の費用がかかりますので、借り手がつかない場合は赤字となってしまいます。
また、自然災害等により不動産が被害を受けるリスクもあります。
自然災害で物件に被害が出ると借り手がつきにくく、売却も難しくなるため、大きな損失に繋がる恐れもあります。
⑤ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとはお金を借りたい人と運用したい人をインターネット上でマッチングさせる新しいサービスです。
ソーシャルレンディング事業社は、インターネットを用い広く借り手と貸し手を募集します。
事業社が貸し手から集めた資金を借り手に融資し、貸し手は元本と利息を返済します。
伝統的な金融サービスでは、個人が銀行に預金をし、銀行は企業にお金を貸し出すという形態を取っていました。
一方で、インターネットの普及により小口の個人投資家が融資先を選べるようになったものがソーシャルレンディングと考えると良いでしょう。
直接融資先を選べることにより、利回りや事業内容を個人が選択することが可能となりました。
安定して高い利回りを得ることを目指す個人にとっては有力な選択肢となるでしょう。
⑥ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、パソコンやスマートフォンなどWeb上で簡単な質問に答えると、その人の投資に対する考え方やどれくらいリターンを得たいか等にあわせて最適なポートフォリオ(資産配分)を提案してくれるという資産運用方法です。
ロボアドバイザーには「助言型」と呼ばれるおすすめの投資信託等のアドバイスをしてくれるタイプと「投資一任型」と呼ばれる売買も自動で行ってくれるタイプがあります。
「助言型」のロボアドバイザーはおすすめの投資信託を紹介してくれますので、ロボアドバイザーを参考に投資を始めることができます。
また、「投資一任型」は売買等の判断まで自動で行ってくれるという非常に便利なサービスです。
従来であれば、投資一任契約は投資のプロによる高度な判断が必要でとなるため、手数料がネックとなっていました。
運用の手間は金額が大きくても小さくても大きく変わらないため、小口の運用ではコストの割合が高くなってしまいます。
そのため、一部の大口投資家しかプロの運用ノウハウを享受することはできませんでした。
しかし、AI技術の発展により人を介さないロボアドバイザーが運用のプロと同じようなノウハウを取得しました。
これにより、人件費を削減することが可能となり、運用コストも安くなり、小口の投資家もプロの運用ノウハウを享受することができるようになったのです。
投資一任型のロボアドバイザーは、自分の考えを示すだけで自動で運用をしてくれるため、「投資はしたいけど何に投資をしていいかわからない」という投資初心者の方にも安心です。
各社それぞれ特徴や手数料が異なりますので、自分自身にあったロボアドバイザーを探してみるのも良いでしょう。
100万円の資産運用:ハイリスク・ハイリターン
続いて、100万円の資産を運用する際におすすめのハイリスク・ハイリターンの金融商品を紹介していきましょう。
資産運用する際に、大きなリターンは誰もが得たいものです。
しかし、大きなリターンを得るためには大きなリスクが伴うことを忘れてはなりません。
①先物取引
先物取引とは、将来の決められた期日の売買についてあらかじめ約束しておく取引のことです。
株式投資の場合は買いから入ることになりますが、先物取引の場合は売りから入ることもできます。
買いから入った場合、契約後に資産が値上がりした場合に利益を得ることができます。
逆に、売りから入った場合は反対に資産が値下がりした場合に利益を得ることができるのです。
期日までに反対売買することで、利益を得ることもできます。
②FX(為替取引)
FXは、為替取引の一種です。
FXの最大の魅力は、証拠金として預けた資金の何倍もの額の取引をすることができることです。
証拠金よりも大きい金額の取引を行うことを「レバレッジ」をかけると言います。
レバレッジとは「てこ」を意味しており、テコの原理で小さな力で大きなものを動かせるように、FXも少額の証拠金で大きな金額の取引をすることが可能なのです。
レバレッジで何倍もの額の取引を行う場合、リターンも大きくなりますが、リスクも大きくなります。
為替の値動きによって大きくリターンを狙うことができるぶん、リスクも大きい投資手法であることを理解しておきましょう。
③株の信用取引
信用取引とは、現金や株式を担保として預け、借りたお金で株を購入したり株を借りて株を売却したりする投資手法です。
信用取引では株を借りて売却することができるため、今保有していない株が下落すると予想した場合は売りから入ることも可能です。
また、担保額の最大3.3倍まで取引ができるため、手持ち資産が少なくても大きな取引ができる点がメリットですがその分損失も大きくなります。
④仮想通貨
仮想通貨とは、お札やコインのように実態を持たずデータ上で管理されている通貨です。
仮想通貨は日々値段が変動しているため、安く買って高く売ることで利益を得ることが可能です。
仮想通貨は、アメリカドルや日本円のようにどこかの国がお墨付きを与えているわけではありません。
そのため、値段の変動は非常に大きくハイリスク・ハイリターンの投資と言えますね。
これからの市場規模の拡大は見込まれるものの、株や不動産などの伝統的な資産に比べると安定した値動きにはなりにくい資産です。
初心者にはソーシャルレンディングがおすすめ
ここまで、100万円の資産運用におすすめの投資方法を紹介しました。
その中でも、初心者の方は「ソーシャルレンディング」を始めてみることがおすすめです。
まずは、その理由についてお伝えしていきましょう。
理由①:高利回り
ソーシャルレンディングのメリットは、高い利回りが期待できることです。
案件によっては利回りは5パーセントを超えるものも少なくなく、定期預金とは比べものにならないくらいのリターンを得ることが可能です。
理由②:手間がかからない
ソーシャルレンディングは、株式投資やFX投資のように日々の値段を確認して売り買いをするものではありません。
基本的に、投資をした後は償還されるまで待つだけです。
日々値段が変動するものを購入しても毎日値段をチェックすることは、特に会社員の方は難しいのではないでしょうか。
ソーシャルレンディングは一度投資さえしてしまえば、その後はほぼやることはないので、そういった方にはとてもおすすめできる運用方法です。
理由③:投資対象を選ぶことができる
ソーシャルレンディングでは、資金を集める目的を開示して資金調達をしています。
そのため、自分が投資をしたいと思う分野に投資をすることができるのです。
例えば、再生可能エネルギーや新興国の教育支援など、社会の役に立つ事業へ投資する案件が多くあります。
自分のお金を有効に活用して欲しいという投資家にとっても魅力がある資産運用方法がソーシャルレンディングなのです。
ソーシャルレンディングで100万円運用する場合のシミュレーション
ソーシャルレンディングでの投資の場合は、利回り5パーセント以上で運用できる案件が多いです。
仮に、利回り5パーセントと仮定した場合、定期預金と比べてどれぐらいの差が出るのかシミュレーションをしてみましょう。
定期預金の場合、現在はほとんど利息がつきません。金利0.1パーセントであれば高い方だと言えるでしょう。
仮に、100万円を0.1パーセントで5年間(単利)運用した場合、5年後の元本は100.5万円です。
つまり、5年間の運用で5,000円しか増えていないと言うことです。
少し寂しい運用結果ですね。
一方で、ソーシャルレンディングで利回り5パーセントで5年間(単利)運用した場合は、元金は125万円になります。
定期預金とは大きな差が出ていることがわかるでしょう。
もちろん、ソーシャルレンディングは元本保証ではありません。
しかし、極端にリスクが高いわけではなく、これだけの利回りが狙えるのであれば、魅力の高い資産運用方法でしょう。
定期預金はほとんど増えていないのに対し、ソーシャルレンディングで運用した場合、大きく増えているのがおわかりいただけるのではないでしょうか。
なお、ソーシャルレンディングについてはこちらで詳しく解説しています。
これから100万円ほどの資産を運用することを考えている方は、一度目を通してみておいた方が良いでしょう。
まとめ
人生100年時代と言われ、老後資金のことを考える人が増えています。
昔は定期預金に預けていればある程度利息が得られましたが、超低金利の時代が続いており、定期預金ではほとんど増えない時代になっています。
そのため、資産運用はすべての人にとって必要な時代なのです。
しかし、ハイリスク・ハイリターンの投資や日々変動を見る必要がある商品に投資をするのは難しいと感じる方も多いでしょう。
そんな方には、比較的リスクが低く、投資後に手間がかからないソーシャルレンディングがおすすめです。
日々の値段変動を見る時間がない忙しい方でも、高利回りで運用ができる新しい仕組みです。
これから資産運用に始めたいと言う方はソーシャルレンディングに挑戦してみてはいかがでしょうか?