収益性だけではなく、投資家への資産保全性を重視したサイトも続々と登場しているソーシャルレンディング。
そんなソーシャルレンディングで、FUEL株式会社の運用による3つ目のソーシャルレンディングサイト「髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディング」が新しく登場します。
今回は、2021年4月15日(木)時点で公開されている情報から、髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングの取り組みやメリット、評判などについてお伝えしていきます。
目次
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングとは
出典:FUEL株式会社
まず、髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングの運営や概要について確認していきます。
FUEL株式会社は2つのソーシャルレンディングサイトを運営
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングは、髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社とFUEL株式会社の運営によるソーシャルレンディングサイトです。
FUEL株式会社ではこれまでにも、東証一部上場の不動産会社「株式会社シーアールイー」との共同運営によるソーシャルレンディングサイト「CRE Funding」、そしてさまざまな企業への融資案件を扱う「FUELオンラインファンド」という2つのソーシャルレンディングサイトを運用しています。
FUEL株式会社では、ソーシャルレンディングサイトのプラットフォームを運営しており、さまざまな企業と提携することで、それぞれ特徴のあるソーシャルレンディングサイトを投資家に提供しているのです。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社と業務提携
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングの運営に携わる髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社は、百貨店として有名な髙島屋の子会社です。
著名企業である髙島屋の子会社がソーシャルレンディング関連の事業に進出するということで、各方面から注目を集めています。
また、有名企業が運営に関わるということで、投資家にとっても信頼の置けるソーシャルレンディングサイトになることも期待できるでしょう。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社とは
出典:髙島屋ファイナンシャルパートナーズ
投資家の方々にとって気になるのは、今回のサイト運営に携わる髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社でしょう。
髙島屋というと百貨店としてのイメージが強く、金融関係の子会社を持っていることはそれほど知られていないとも考えられます。
では、その業務内容を確認しましょう。
会社概要
社名 | 高島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 峯山 敦 |
所在地 | 東京都中央区日本橋2-4-1 |
主な事業 | クレジットカード業務
貸金業務 金融商品仲介業務 信託契約代理店業務 保険代理店業務 銀行代理業務 |
資本金 | 払込資本金1億円(授権資本金4億円) |
従業員数 | 349名(2020年2月29日現在) |
包括信用購入あっせん業者の登録 | 登録番号 関東(包)第41号 |
貸金業登録 | 関東財務局長(7)第01325号
日本貸金業協会会員 第002250号 |
金融商品仲介業登録 | 関東財務局長(金仲)第905号 |
信託契約代理業登録 | 関東財務局長(代信)第157号 |
髙島屋の金融子会社
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社は髙島屋の子会社として、クレジットカードや保険代理店業務などを営む会社です。
貸金業登録も行っており、第二種金融商品取引業登録を行っているFUEL株式会社と合わせてソーシャルレンディング事業に必要な事業登録を行っています。
髙島屋は、百貨店を代表とする販売店業、そして商業施設開発事業に続き、金融業を事業の柱として成長させていく狙いを持っています。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングの運営に当たり、FUEL株式会社はプラットフォームを利用した専用ウェブサイトの構築や運営、さらには投資家に提供するファンドの審査や販売、管理、および投資口座管理等を手掛けます。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングの特徴
では、この髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングはソーシャルレンディングサイトとして、どういった特徴を持っているのでしょうか?
少子高齢化社会や再生エネルギーなど社会的な問題を解決するためのファンドの取り扱いが中心となってきそうです。
特徴
- 厳選した投資先を投資家に提供
- 案件は社会的課題の解決に取り組む事業を中心に選定
厳選した投資先を投資家に提供
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングの融資先は、上場企業もしくは事業規模や監査体制が上場企業に匹敵すると運営が判断した企業、および特別目的会社のみとなっています。
また、審査にあたってはFUEL株式会社と髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社それぞれがプロの視点で独立性を保ちながら審査を行います。
2社の審査を通過した企業のみに、融資を行います。
そのため、財務状況が悪かったり利益が出ない可能性のある事業を展開したりする企業への融資が行われる可能性は非常に低いでしょう。
案件は社会的課題の解決に取り組む事業を中心に選定
投資案件の分野は「高齢化社会」「地方創生」など21世紀の日本が直面する社会的な問題に関連するものとなっています。
2021年4月15日(木)現在予定されている第1号ファンドは、サービス付き高齢者向け住宅に関する案件です。
融資先は、賃貸住宅一括借上事業(サブリース)を運営する日本管理センター株式会社(東証一部:3276)となっており、2021年夏の募集開始を予定しています。
日本人にとって需要の高い高齢者住宅の普及に貢献できるファンドとなっています。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングの口コミ・評判
投資家は髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングのことをどう見ているのでしょうか?
SNSなどから探ってみました。
ポジティブな口コミ・評判
運営元のFUEL株式会社、そして髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社とも、投資家からは高い信頼を得ているようです。
その理由として、会社規模や実績があります。
FUEL株式会社は、これまで2つのソーシャルレンディングサイトを運営しており、問題を起こすこともなく投資家に着実に利益を提供し続けています。
また、案件の組成に携わる髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社は髙島屋の子会社であるだけに、投資家に対して不利益な行為を働く可能性が低いと見られています。
運営元の信用性においては、これまでFUEL株式会社が運営してきた「CRE Funding」「FUELオンラインファンド」と同等のものがあると見ている投資家が多いです。
運営会社リスクが低いソーシャルレンディングサイトだと言えるでしょう。
ネガティブな口コミ・評判
目立ったネガティブな評判は多くありませんでした。
ただ、髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングに関しては、全貌が明かされていないということで、投資先としての妥当性を判断するのは早いという意見は散見されました。
また、FUEL株式会社が運営するソーシャルレンディングサイトは、比較的利回りが低めの傾向が強いという意見もあり、高い利回りを期待するソーシャルレンディング投資家にとってはまだまだ様子見といったところのようです。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングがおすすめの人
では、この髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングは、どういった考えを持つ方におすすめできるでしょうか?
おすすめの人
- 信用性の高いソーシャルレンディングサイトを利用したい方
- 社会貢献ができるファンドに投資したい方
信用性の高いソーシャルレンディングサイトを利用したい方
高いリターンよりも、低リスクの投資先を求める方向けだと言えそうです。
髙島屋という非常に高い知名度を持つ企業の子会社がソーシャルレンディングに進出するということは、このサイトで何か問題があれば髙島屋の名前に傷がつくことになります。
それだけに、収益の高さよりも、まずは着実に投資家にリターンを提供できるような手堅い案件を提供していくことが予測されます。
また、融資先の企業の審査に関しても、FUEL株式会社と髙島屋ファイナンシャル・パートナーズの2社が各社基準を持って、互いの独立性を保ちながら審査を行うというところは、他のソーシャルレンディングサイトにはない高い審査基準を持っているといえます。
収益性に関しては未知数ですが、提供される案件の信用性に関しては他のソーシャルレンディングサイトを上回るものがあるといえそうです。
社会貢献ができるファンドに投資したい方
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングでは、主な投資案件に「高齢化社会」「地方創生」というテーマを掲げています。
投資をして一定の利益を得ていきながら、「日本を良くする」「社会貢献ができる」ファンドに投資をすれば、投資家は大きな満足感を得ることができるでしょう。
まとめ
髙島屋という有名企業がソーシャルレンディングに進出したということは、ソーシャルレンディングに対する内外の注目度が高いということを象徴する出来事だといえるでしょう。
このような大手企業が続々とソーシャルレンディング分野に進出すれば、ソーシャルレンディングの知名度が上がり、利用する投資家も増え、ソーシャルレンディング業界の発展にも貢献してくれそうです。
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ ソーシャルレンディングはまだサイト運営を開始していませんが、会員登録はFUELオンラインファンドを通じて今も行うことができます。
下のリンクからまずは口座開設をしておき、髙島屋ソーシャルレンディングに投資する時の準備をしてみてはいかがでしょうか?
口座開設手数料、口座維持手数料共に無料ですよ。