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ソーシャルレンディング初心者はまず本を読もう
ソーシャルレンディング投資を始めるときは、専門の本を読んでじっくり情報収集したいもの。
本は、インターネットと比べて情報の密度が濃く、有料で購入するからこそ質の高い情報や知識を得やすくなっています。
特に「ソーシャルレンディングが初めての投資」という人、「インターネットで調べてもいまいちソーシャルレンディングについてわからない」という初心者は、ソーシャルレンディング本でしっかりと投資の基礎や考え方を身につけておきましょう!
とはいえ、ソーシャルレンディングはまだまだマイナーな投資手法です。
Amazonで検索してもソーシャルレンディングの関連本は少なく、口コミがない本もざらにあります。
インターネットでも情報が少ないと、何を選べば良いか悩んでしまいますよね。
そこで当記事では、ソーシャルレンディング本の選び方からおすすめ本まで、ソーシャルレンディング初心者が本を読むうえで重要なポイントを解説していきます。
自分の状態に適した本を読み、ソーシャルレンディングへの第一歩を踏み出してくださいね!
ソーシャルレンディングの本選びの大切なポイント
ソーシャルレンディングの本選びで大切なポイントは、以下の4つです。
- 著者を確認する
- 発売日を確認する
- 本の目次を確認する
- 口コミを確認する
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.著者を確認する
ソーシャルレンディングに限らず、どんな本であっても著者の確認は必須です。
- 肩書
- 経歴
- ソーシャルレンディング投資歴
- 投資に対してどのような考えを持っているのか
についても確認しておきましょう。
公式のホームページやブログがあれば、事前に読んでどのような文章を書く人なのかも見ておきましょう。
文章が読みにくかったり、自分に合わない考え方だったりすると、せっかく本を買っても読み進めるのが苦痛になります。
自分に合う文章、すらすらと頭に入ってくる文章を書いているかどうかも大切なポイントですよ。
2.発行日を確認する
ソーシャルレンディング本を買うときは、本の発行日確認も重要です。
インターネットとは異なり、本の内容は簡単に更新することができません。
発行された日があまりに古いと、投資のノウハウや事業者に関する情報も古くなっていることがあります。
特に、ソーシャルレンディングは投資としての歴史が短く、2018年のmaneoトラブルなどでもわかるようにまだまだ発展途上の業界です。
ソーシャルレンディングの基礎知識や投資の基本を知るだけなら、古い発行日の本でも問題ありません。
しかし、事業者の情報や業界の動向を知りたいのなら、「情報の鮮度が高い=発行日が比較的新しい」本を選ぶようにしましょう。
3.本の目次を確認する
本を選ぶ際は、目次を確認することも大切です。
目次を見れば、読みたい内容、知りたい内容がどの程度盛り込まれているのかについて把握することができます。
インターネットの書店で本を探している場合でも、詳細情報を見て目次を確認しておくようにしましょう。
ソーシャルレンディングの基礎知識を重点的に知りたいのか、それともおすすめ事業者や投資の実践方法について知りたいのか、人によっても知りたいポイントは違うはずです。
自分の知りたい内容が含まれているかどうかは、目次を見て確認しましょう。
4.口コミを確認する
本を選ぶうえでは、口コミの確認も必須です。
とはいえ、ソーシャルレンディングはマイナーな投資なので、Amazonのレビュー数(口コミ)は少なく、インターネット書店の口コミだけ見てもあてになりません。
口コミはインターネット書店ではなく、投資家のブログやTwitterなどを検索し、過去の投稿でおすすめしている本がないかを調べるほうが早くて確実です。
Amazonで本を検索し、十分な口コミ数がなければTwitterでその本について口コミを書いている人がいないか探してみましょう。
Twitterはリアルタイムで投資家の生の声が確認できるので、重要な情報収集ツールですよ。
ソーシャルレンディングおすすめ本3選
ソーシャルレンディングの本選びポイントを踏まえたうえで、投資初心者におすすめの本は次の3つです。
それぞれのおすすめのポイントについて解説していきます。
- ①【初心者向け】【基礎知識習得におすすめ】「クラウドファンディングではじめる1万円投資(2014年発行)」
- ②【初心者向け】【基礎から投資実践まで具体的に学ぶ】【ブログとあわせて読む】「1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門(2018年発行)」
- ③【中級者向け】【より深く投資を学ぶ本】「投資2.0 ~投資型クラウドファンディング入門~(2018年発行)」
①クラウドファンディングではじめる1万円投資(2014年発行)
Amazon:クラウドファンディングではじめる1万円投資(2014年発行)
2014年発行と少し古めの本ですが、ソーシャルレンディング=投資型クラウドファンディングの基本・成り立ちを学べる初心者向けの本です。
著者の大前和徳氏は、人気ソーシャルレンディング事業者「クラウドバンク」の生みの親であり、初代代表取締役でした。
また、過去に日本で2番目のソーシャルレンディングであるAQUSHを立ち上げた経歴もあります。
この本の注意点は、個人投資家ブログのような投資体験記やおすすめの事業者情報を期待して読む本ではないということです。
投資の実践方法を追求する本ではなく、あくまでこれから投資を始めるために必要な基礎知識を習得する本だと思ってください。
②1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門(2018年発行)
Amazon:1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門(2018年発行)
2018年に発行されたソーシャルレンディング入門書で、初心者におすすめの具体的な投資ノウハウが詰まった本です。
著者のSALLOW氏は、個人投資家として8,000万円超の投資体験をブログで公開しています。
実際に身銭を切って投資しているからこそ説得力があるノウハウ、初心者が知りたい基礎知識から具体的な事業者の選び方まで書かれているので、最初に手にとるべき一冊と言えます。
注意点として、本の発行は2018年末ですが、maneoやmaneoファミリーのトラブルについての記述がなく、トラブル前に書かれた内容になっています。
maneo(行政処分)やトラストレンディング(金融商品取引業の取り消し処分)などトラブルがあった事業者が本におすすめと書かれていますが、その点の情報の古さについてはブログで補完されています。
そのため、読む時は必ずブログとセットで読みましょう。
③投資2.0 ~投資型クラウドファンディング入門~(2018年発行)
Amazon:投資2.0 ~投資型クラウドファンディング入門~(2018年発行)
2018年発行で、情報がもっとも新しく読み応えのある中級者向けの本です。
投資型クラウドファンディング全般についての詳しい解説と、事業者や案件の選び方といった具体的な投資方法についても丁寧に書かれています。
著者の藤原久敏氏は1級FP技能士、CFP®として活躍されており、個人的な投資も実践されています。
金融のプロと投資家、両方の視点を持った書き手なので、とても充実した内容です。
初心者向けの本を一通り読んだ後にこの本を読むと理解がぐっと深まるでしょう。
まとめ
ソーシャルレンディングの本の選び方と、おすすめ本を3冊お伝えしました。
改めて大切なポイントをまとめると、次の3点です。
- 投資初心者こそ本を読んで投資の基礎や考え方を身につけるべき
- ソーシャルレンディングの本選びは著者、発行日、目次、口コミの確認が重要
- ソーシャルレンディングのおすすめ本は3つ
∟「クラウドファンディングではじめる1万円投資(2014年発行)」
∟「1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門(2018年発行)」
∟「投資2.0 ~投資型クラウドファンディング入門~(2018年発行)」
投資を始めるときに重要なことは、質が高い情報に触れること。
つまり、専門の本をたくさん読むことです。
今回紹介した本の選び方やおすすめ本を参考に、さまざまな本を読んでソーシャルレンディングの知識を深めてくださいね。