※当記事は2023年10月5日(木)時点の公開情報に基づき執筆しています。
高い利回りが狙えるのことで人気があるソーシャルレンディングサービスの一つである「LENDEX(レンデックス)」をご存知でしょうか?
年利6パーセントから10パーセントもの高い利回りを狙えるソーシャルレンディングサービスで注目を集めています。
この記事では、LENDEX(レンデックス)のメリットやデメリット、口コミや評判を紹介していきます。
他のソーシャルレンディングサービスと比べて高い利回りが狙えるので、レンデックスで投資を始めてみてはいかがでしょうか?
目次
LENDEX(レンデックス)の概要
LENDEX(レンデックス)は、2017年からソーシャルレンディング事業に乗り出したソーシャルレンディング会社です。
社員数は7人。
2023年10月5日(木)時点での 累計募集金額は 369億8,380万円 です。
2019年末から会員数を一気に伸ばし、2021年5月には会員数1万4千人を突破。
2022年の募集金額は90億円を超えています。
今非常に勢いのあるソーシャルレンディングサイトと言えるでしょう。
また、ソーシャルレンディング業界にさまざまな問題が起きている中、これまで返済遅延を起こすこともなく、着実に実績を積み重ねているソーシャルレンディング会社と言えます。
会社概要
では、LENDEX(レンデックス)がどういった会社なのか紹介しましょう。
LENDEX(レンデックス)は、創業2000年7月です。
そして、ソーシャルレンディング事業を開始したのは2017年の7月です。
2000年7月は、創業者社長の筧悦生氏が自身の資産管理法人としてLENDEXを設立した時期です。
ソーシャルレンディング事業の運営歴は、2023年1月時点で約5年半です。
また、LENDEX(レンデックス)は「宅地建物取引業者」登録(免許証番号は東京都知事(1)104491号)を行っています。
表立った事業はソーシャルレンディングだけだと思われがちですが、不動産取引業免許を取得しているため、自社で不動産の売買を行うことができます。
つまり、案件に設定した担保を売却せざるを得ない事態に陥った際、レンデックスは速やかに売却できるのです。
そのため、投資家に対して迅速な返済が可能です。
LENDEX(レンデックス)の実績
LENDEX(レンデックス)は、2017年7月にソーシャルレンディングサイトの運営を開始しました。
約6年間の運営を行っている中で、累計募集実績は募集件数で1030件、募集金額で 389億8,380万円 となっています。
特に2020年から募集金額の伸びが顕著となっています。
下のグラフはLENDEX(レンデックス)から引用した2020年のLENDEXの募集実績です。
出典:「LENDEX(レンデックス)」
月 | 募集案件数 | 募集金額 |
---|---|---|
2020年1月 | 8件 | 3億5,500万円 |
2020年2月 | 14件 | 6億0,780万円 |
2020年3月 | 12件 | 6億1,300万円 |
2020年4月 | 9件 | 2億6,907万円 |
2020年5月 | 10件 | 3億4,077万円 |
2020年6月 | 9件 | 2億9,013万円 |
2020年7月 | 12件 | 4億1,018万円 |
2020年8月 | 13件 | 5億6,412万円 |
2020年9月 | 12件 | 3億3,409万円 |
2020年10月 | 16件 | 4億1,615万円 |
2020年11月 | 24件 | 8億1,021万円 |
2020年12月 | 24件 | 7億7,521万円 |
毎月3億円以上の募集を顕著に実施しており、2021年5月にはひと月で8億円弱の資金を投資家から集めることに成功しています。
1年間では59億円以上の資金を集めているので、2017年から2019年にかけて集めた金額を、2020年だけで大きく上回っています。
いま勢いのあるソーシャルレンディングサイトの一つと言えるでしょう。
LENDEX(レンデックス)の総評
続いて、LENDEX(レンデックス)の評価を5段階で表してみましょう。
利回り:5
最大13パーセント、最近でも利回り10パーセント以上の案件の募集を行っており、平均的な案件の利回りが8パーセント前後といったところです
実績:4
累計募集金額約380億円、運営歴6年の中で、実績の伸びは目覚ましいものがあります。
安全性:4
担保評価の80パーセントまでという貸出上限設定、不動産担保を設定しています。
情報開示:4
一部融資先の企業名の開示は行っていますが、他の融資案件は未だに匿名のままです。
総合評価:4
レンデックスは金融庁からの行政処分や指導も特に受けておらず、着実に実績を積み重ねています。
また、担保の二重評価などの投資家保全のための取り組み、利回りや運用期間等条件面はとても良いと言えます。
一方で、小規模な事業者であること、情報開示性の不十分さなどに不安がないわけではありません。
今後の情報開示方針のさらなる拡張を見定め、順調に実績を積み重ねているようなら、投資を検討して良い会社だと言えるでしょう。
LENDEX(レンデックス)の投資案件の特徴
では、LENDEX(レンデックス)がどのような案件を取り扱っているのか、その特徴を紹介しましょう。
案件の特徴
- 大半の案件に不動産担保が設定されている
- 2万円から投資できる
- 運用期間は12ヶ月未満と短め
- 利回りが6%~10%と高い
- リフォーム費用融資の無担保案件が増加している
- RIZINや歯科医向け融資もある
- 低LTVの「High-Low案件」を提供している
特徴①:大半の案件に不動産担保が設定されている
LENDEX(レンデックス)のウリの一つとして、ほぼ全ての案件が不動産関係の案件であり、その案件に対して不動産担保を設定していることがあります。
不動産を購入する業者中心に融資を行っており、もし貸し倒れが発生した場合は設定した担保を売却することで、投資家に資金を返済するという保全策を取っているのです。
また、投資家保護対策のため、全ての案件において自社での不動産担保評価だけではなく、第三者機関により不動産担保の評価額を取っています。
その二つの不動産評価額のうち、低い方の金額の80パーセント融資金額の上限としています。
詳しくは、LENDEX(レンデックス)のリスク対策のところで解説します。
特徴②:2万円から投資できる
LENDEX(レンデックス)の最小投資金額は2万円です。
10万円や20万円といった大きな金額ではないため、まとまった貯金がない人でも少しずつ投資できます。
1万円から投資できるソーシャルレンディングサイトと比較しても、投資のしやすい差に大きな差はないでしょう。
特徴③:運用期間は大半が12ヶ月未満と短め
LENDEX(レンデックス)の案件は、ほぼ全てが12ヶ月間を運用期間の上限としています。(一部24ヶ月運用案件も有り)
そのため、長期間資金を拘束されるというリスクがありません。
長期案件は長い期間にわたって分配金をもらえるメリットがありますが、運用期間に貸し倒れが起きたり会社が倒産したり、さまざまなリスクが発生する可能性があります。
運用期間が短いLENDEX(レンデックス)は、資金拘束によるリスクが低い点が人気です。
特徴④:利回りが6%~10%と高い
LENDEX(レンデックス)のソーシャルレンディング案件の利回りは、6パーセントから10パーセントと記載されています。
2020年に入ってからも、利回りが10パーセントの案件の募集が行われています。
これほどまでに高い利回りを提供しているソーシャルレンディング会社は他にありません。
2021年に入ってからもコンスタントに年利8パーセントから9パーセントの案件の募集を行っています。
特徴⑤:リフォーム費用融資の無担保案件が増加している
レンデックスは大半の案件に不動産担保を設定していますが、最近では無担保の案件も増えています。
それは、融資を受ける不動産会社は資金用途が、リフォーム用の資金だからです。
LENDEX(レンデックス)の一般的な案件は「不動産を取得するための資金」の融資であり、取得対象の不動産を担保に設定することが可能です。
しかし、リフォーム用の資金を融資する案件は不動産の取得用の資金ではありません。
そのため、取得する不動産が存在しないために担保を設定できません。
その代わり、融資先の不動産会社の代表者に連帯保証人になってもらい、速やかに資金の回収が行えるように公正証書を発行しています。
それに、基本的にリフォームの工事は数ヶ月で終わるので、融資期間も6ヶ月以内と短めです。
特徴⑥:RIZINや歯科医向け融資もある
LENDEX(レンデックス)では、ユニークな案件も提供されています。
例えば、2019年11月に格闘技イベント「RIZIN」の主催費用を融資する案件が提供されました。
当該案件は
- 利回り:10%
- 運用期間:6ヶ月
- 無担保・連帯保証付き
という内容であり、運用終了後には無事に返済されました。
また、2020年4月には歯科医を対象に設備の購入を用途とした融資が行われました。
こちらも同様に無担保・連帯保証付きですが、インプラントなどの高額な自由診療の費用を10パーセント割り引く特典が付いていました。
不動産以外の案件にも投資できるようになり、LENDEX(レンデックス)の扱う案件の幅が広がっていることがわかります。
特に、RIZINは第2回、第3回と大会が開かれるたびに、LENDEX(レンデックス)上でファンドの募集が行われています。
投資した人にはRIZINグッズや格闘家の使ったグローブのプレゼント特典があるなど、格闘技ファンにも訴求するファンドとなっています。
特徴⑦:低LTVの「High-Low案件」を提供している
LENDEX(レンデックス)な案件の一つに、「High-Low案件」があります。
これは抵当権の順位が上位であるLow案件と、抵当権の順位が低い代わりに利回りが高いHigh案件を組み合わせた案件です。
特にLow案件はLTV(Loan to Value)の値が小さくなっています。
LTVとは融資額を担保価値で割った数字であり、値が小さいほど融資額に対し、価値の大きな担保が設定されていることになるのです。
例えば1億円の不動産担保に対して、8,000万円を融資すれば、LTVは次のように計算されます。
- LTV=8,000万円÷1億円=80%
レンデックスのLow案件は、抵当権の順位が1位や2位など上位であり、貸し倒れの発生時に担保を売却した際には、優先的に売却金から返済を受けられます。
例えば、2億円の価値を持つ担保に対し、Low案件が6,000万円、High案件で1億円の募集をしているとします。
この場合、 Low案件の6,000万円が返済不履行に陥った際は、2億円の不動産担保を売却して資金回収を行います。
つまり、6,000万円の融資に対し2億円の担保が設定されているため、LTVは30%です。
- LTV=6,000万円÷2億円=30%
High案件は、まず6,000万円が回収された後に返済されます。
仮に2億円の担保が1億5,000万円でしか売れなかった場合には、まずLow案件に6,000万円が返済されます。
High案件の返済に充てられるお金は、
- 1億5,000万円-6,000万円=9,000万円
と計算されるため、High案件は1,000万円の損失が発生します。
リスクを避けたいのであれば、Low案件に投資すると良いでしょう。
特徴⑧:投資初心者限定のファンドを募集している
LENDEXは2022年9月に同社での投資回数3回以下の投資家限定のファンドを墓有しました。
投資回数で募集制限をかけることで、初心者投資家に投資してほしいという狙いが見えます。
今後も定期的にこのような初心者投資家向けのファンドを募集していくとのことなので、チェックしておきましょう。
LENDEX(レンデックス)の2023年7月~9月の募集実績
では、実際にLENDEX(レンデックス)の案件募集実績を確認しましょう。
直近3ヶ月(2023年7月~9月)に募集が行われた案件を紹介します。
2023年9月の募集実績
LENDEX(レンデックス)で2023年9月に募集が行われた案件は次のとおりです。
- 募集案件数:30件
- 募集金額:8億8,300万円
平均的な利回りがかなり高くなっています。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | ローンファンド1017号 | 11ヶ月 | 3,501万円 | 8.0% |
2 | ローンファンド1016号 | 11ヶ月 | 2,201万円 | 8.0% |
3 | ローンファンド1015号 | 11ヶ月 | 2,201万円 | 8.0% |
4 | ローンファンド1014号 | 11ヶ月 | 1,701万円 | 8.0% |
5 | ローンファンド1013号 | 11ヶ月 | 5,001万円 | 8.0% |
2023年8月の募集実績
LENDEX(レンデックス)で2023年8月に募集が行われた案件は次のとおりです。
- 募集案件数:39件
- 募集金額:13億3,379万円
過去最高の数字となる好調なペースです。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | ローンファンド987号 | 12ヶ月 | 9,001万円 | 8.0% |
2 | ローンファンド986号 | 11ヶ月 | 2,401万円 | 7.5% |
3 | ローンファンド985号 | 11ヶ月 | 2,801万円 | 7.5% |
4 | ローンファンド984号 | 11ヶ月 | 5,001万円 | 7.5% |
5 | 不動産担保付きローンファンド983号 | 12ヶ月 | 1億1万円 | 8.0% |
2023年7月の募集実績
LENDEX(レンデックス)で2023年7月に募集が行われた案件は次のとおりです。
- 募集案件数:39件
- 募集金額:10億7,027万円
7月も10億円を突破しています。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 不動産担保付きローンファンド 947号 | 12ヶ月 | 4,101万円 | 7.0% |
2 | 不動産担保付きローンファンド 946 号 | 11ヶ月 | 3,501万円 | 7.5% |
3 | ローンファンド 945号 | 11ヶ月 | 5,001万円 | 7.5% |
4 | 不動産担保付きローンファンド 944号 | 12ヶ月 | 701万円 | 7.0% |
5 | ローンファンド 943号 | 11ヶ月 | 331万円 | 7.0% |
LENDEX(レンデックス)のメリット
LENDEX(レンデックス)のメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
再確認してみましょう。
メリット
- 利回りが高い
- 案件数が豊富
- 募集金額規模が大きい
- 担保の保全性が高い
- 貸し倒れや返済遅延を起こしたことがない
- 出金手数料が無料
- eKYCを使って即日口座開設が可能
メリット①:利回りが高い
LENDEX(レンデックス)の一番のメリットは、利回りが高い点でしょう。
10パーセントを超える利回りの国内向けの案件は、レンデックス以外はほぼ提供していません。
ソーシャルレンディング投資で何よりも収益性を求めるという方は、LENDEX(レンデックス)に投資することをおすすめします。
メリット②:案件数が豊富
会員数の増加とともに、LENDEX(レンデックス)では募集する案件数も増えています。
例えば、2020年12月には24件の募集が行われました。
いずれの案件も満額を達成し、レンデックスに対する投資家の関心が高くなっていることがわかります。
案件が豊富に提供されるレンデックスに会員登録を行えば、投資機会に恵まれずに投資できないという事態を回避できます。
ただし、人気も高く案件募集開始直後に満額になってしまうことも多いので、しっかり入金をして投資のための準備を行っておく必要があります。
メリット③:募集金額規模が大きい
案件数が多くても募集金額が少なければ、あっという間に上限に達してしまい投資できないということも起こり得ます。
募集額が2,000万円から3,000万円といった小さめの案件では、レンデックスでも募集直後に上限まで達してしまうことが多いです。
しかし、2億円ほどの大規模な案件であれば、募集開始から一瞬で上限に達することは珍しく、ある程度は時間に余裕を持って投資できます。
大型案件も月間で1件から2件は募集されるため、募集開始時にパソコンやスマホでの投資が難しい人は大型案件を狙うと良いでしょう。
メリット④:担保の保全性が高い
先ほどお伝えしたように、LENDEX(レンデックス)は担保の保全性を高める取り組みを行っています。
査定額の低い方を評価額として採用し、その80パーセントの金額までしか融資しません。
メリット⑤:貸し倒れや返済遅延を起こしたことがない
レンデックスの運営期間は約4年弱の間で、その間レンデックスは一度も貸し倒れや返済を遅延させたことがありません。
高利回りの案件を提供しながら案件数を増やし、貸し倒れが一度もない点は評価に値するでしょう。
メリット⑥:出金手数料が無料
レンデックスでは、マイページ内から自分の銀行口座に出金する際の手数料が無料です。
レンデックスへの投資で必要な費用は入金手数料のみですし、入金手数料はネットバンクなどであれば月数回は無料で振り込みできます。
メリット⑦:eKYCを使って即日口座開設が可能
LENDEXでは、2021年3月からeKYC(electronic Know Your Customer)技術を導入し、ネット上での本人確認を可能としました。
その結果、最短当日での口座開設が可能になり、投資したい案件があった場合もすぐに投資できるようになったのです。
LENDEX(レンデックス)のデメリット
LENDEX(レンデックス)への投資は、もちろんメリットだけではありません。
LENDEXのデメリットやリスクについてもしっかりと知っておきましょう。
デメリット
- 無担保案件がある
- 会社規模が小さい
- 匿名の融資先が多い
- 社長が短期で2回交代している
- 2019年度決算が赤字である
デメリット①:無担保案件がある
不動産担保を設定した案件については、LENDEX(レンデックス)は高い保全性を確保するための取り組みを行っています。
しかし、2019年後半からは無担保の案件も増えています。
ユニークな案件として先にご紹介した「RIZIN」や「歯科医院へ」の融資案件も、担保は設定されていません。
代表者連帯保証は設定されていますが、代表者に満足な返済能力がない場合に満額で戻る保証がないのです。
高い利回りの案件には、それなりのリスクがあることをしっかりと把握しておきましょう。
デメリット②:会社規模が小さい
LENDEX(レンデックス)の会社概要を見ると、社員数9名と小さな会社であることがわかります。
また、ベンチャーキャピタルなどからの出資を受けていないため、資本力はさほど高くないでしょう。
最近は、ダイビルの元社長である玉井克己氏を顧問に採用しています。
デメリット③:匿名の融資先が多い
LENDEX(レンデックス)は不動産融資に関する案件の募集を行っていますが、融資先の不動産会社は匿名であることが多いです。
その理由として、「融資を受ける側からの要望」を挙げています。
他のソーシャルレンディング会社では融資先の匿名化の解除が進んでいますが、LENDEXではまだ匿名の融資先が大半を占めます。
ただし、融資先は匿名ですが、財務状況に関する情報の公開は行われています。
デメリット④:社長が短期で2回交代している
LENDEX(レンデックス)が2017年7月にソーシャルレンディング事業を開始した時の社長は、清和監査法人という監査法人の代表も務める筧悦生氏でした。
その後、2019年4月に筧悦生氏が監査法人の業務に専念するために社長を退任し、後任には金融庁出身の田川徳彦氏が就任しました。
しかし、田川氏はわずか3ヶ月後の2019年7月に健康上の理由でLENDEX(レンデックスの社長を退任。
その後、LENDEX(レンデックス)の社長には現社長の深澤克己氏が就任しています。
短期間で2回社長が交代したことは、会社の経営上のリスクとも捉えられるでしょう。
ただし、社長に深澤氏が就任して以降LENDEX(レンデックスの募集金額が大幅な増加を見せており、毎月3億円以上にのぼる募集を続けています。
深澤氏も1年半以上社長を務めており、2021年6月時点では人事に大きな変更は見られません。
人的なリスクは解消されつつあります。
デメリット⑤:2019年度の決算が赤字である
LENDEX(レンデックス)は上場企業ではありませんが、決算情報を公開しています。
その決算情報を見ると、2019年度の決算は、約5,200万円の赤字です。
小規模な会社だけに、決算が赤字である点は、運営リスクとして考えておくべきです。
ただし、ソーシャルレンディング会社は最大手の SBI ソーシャルレンディングですら、黒字に転換するまで9期を要しました。
ソーシャルレンディングは経営が軌道に乗り、貸付金額が増加しないと黒字転換が難しい事業です。
LENDEX(レンデックス)の2020年の貸付金額は59億円超であり、2019年と比較すると大幅な伸びを見せています。
貸付金額が増える=貸付金利による収入が増え、売上増加につながります。
2019年度の赤字の理由には、人件費の増加、オフィス増床移転に伴う費用の増加などが挙がっています。
2020年度は一時的な支出増加が減少し、売上増加も確かであるため2020年度の決算は好転が望めるところです。
LENDEX(レンデックス)のリスクに対する対策
ソーシャルレンディングで最も怖いのが、貸付先の企業の事業が上手く行かなくなり、投資家から借りたお金を返済できなくなることです。
こうなると投資家の投資元本が減ってしまうため、LENDEX(レンデックス)では担保の設定や案件の短期化などによって対策を取っています。
リスクに対する対策
- 不動産担保の設定
- 短期運用案件中心
- 担保不動産の二重査定を実施
- LTVの上限を80%に設定
リスク対策①:不動産担保の設定
先ほどもお伝えしたように、LENDEX(レンデックス)が扱う案件の多くには担保が設定されています。
担保を設定する理由は、企業が投資家のお金を返せなくなった場合、担保となる不動産などを売却してお金にして、投資家にお金を返すためです。
この仕組みを取っているので、貸し倒れしにくくなっています。
リスク対策②:短期運用案件中心
LENDEX(レンデックス)は12ヶ月以内の短期の案件が中心なので、リスクが低く抑えられています。
案件が長ければ長いほど何が起こるかわからないため、貸し倒れするリスクが高くなります。
その点、LENDEX(レンデックス)では短期の融資とすることで、不確実な将来に備えた低リスクの運用ができるのです。
リスク対策③:担保不動産の二重査定を実施
LENDEX(レンデックス)では、不動産担保に対し、二重の査定を実施しています。
二重の査定を実施することで客観的な資産価値の算出を行い、貸付する金額に対してその金額を上回る価値を持つ担保を設定しているのです。
融資に際しては、まず自社内の基準に沿って担保価値を算出し、貸付金額に対して上回る資産価値を持っているのかを可視化します。
そして、自社だけではなく東急リバブルなどの不動産会社や不動産鑑定士といった高度な専門資格を持つ第三者に担保の査定を依頼します。
2つの査定結果のうち、低い金額が出た査定結果を担保不動産の資産価値として認定するのです。
二度の査定を実施することで、より市場価値に沿った制度の高い担保価値の算出を行っています。
リスク対策④:LTVの上限を80%に設定
LENDEX(レンデックス)は、二重査定によって担保価値を厳正に審査しています。
また融資する金額も、担保価値に対して80パーセントを上限としています。
1億円を借りたい会社があり、不動産担保を設定しようとした時に、LENDEX(レンデックス)が1億5,000万円、第三者機関が1億2,000万円の査定結果を出した時には、1億2000万円の80パーセントの金額、つまり9,600万円しかお金を融資しないのです。
融資する金額に対し、着実にその金銭的価値以上の資産価値を保つ不動産を担保に設定することで、融資先から資金が返済されなかった場合のリスクに備えています。
LENDEX(レンデックス)の口コミ・評判
実際にLENDEX(レンデックス)を使っている人の口コミや評判を調べてみました。
ユーザーの意見を聞いて、投資するかどうかの判断に役立ててください。
ポジティブな口コミ・評判
LENDEX(レンデックス)に関するポジティブな口コミとしては、「利回りが高い」という意見が非常に多いです。
ソーシャルレンディング業界の平均としては5パーセントから10パーセントのところ、6パーセントから13パーセントの利回りの案件を扱っているため、確かに高い利回りが期待できます。
利回りが高すぎると、貸し倒れするリスクも高く感じられますよね。
不動産マーケットは高騰していて利回りは低下しているのに、これだけ高利率ってことは明らかに何か大きなリスクがある。
代表者の連帯保証なんて自己破産すれば終わりだから意味ないし。Lendex|利回り13%のファンドを連発!これって怪しいの? https://t.co/Le4tkvOkoj
— しろしろ (@silo460) July 19, 2019
LENDEXは借り手の匿名を貫くのかな。借り手にとってはメリットだから、その分貸付金利高くして、その分利回りを高くする。投資家にとっては貸付先がわからないデメリットはあるけど、高い利回りが得られるからこれはこれで良いのかもしれない。僕は投資しないけど。(・ω・)
— ハードロックマン@J-REITの更なる普及を願う (@hardrockman_i) October 9, 2019
しかし、LENDEX(レンデックス)で貸し倒れが起きたことは一度もなく、担保の設定などのリスク管理のため安定した運用ができています。
実際に投資している人でも「利回りが高すぎるので、信頼できる業者なのか最初は不安だった」と言う人がいますが、高い分配金をもらって成果を体感すると、投資して良かったと思うそうです。
また、もう一つよく聞かれる好評な意見として、「入金の反映が非常に速い」というものがあります。
ソーシャルレンディング投資は、大半のサイトで投資を行う前に事前に投資する額を決めて入金しておく必要があります。
ソーシャルレンディング案件の募集が行われた際には、入金額の範囲内で投資することができるのです。
そのため、逆に考えると投資したいときに入金が間に合わなければ投資することができません。
ソーシャルレンディングサイトによっては、銀行口座からソーシャルレンディング口座に入金しても翌日まで反映されないという会社もあります。
しかし、LENDEXは入金すれば瞬時にソーシャルレンディング口座に反映されるということです。
そのため、入金が間に合わずに投資ができないということはほとんどありません。
その点も、投資家から好評を得ていました。
ネガティブな口コミ・評判
LENDEX(レンデックス)についてのネガティブな口コミとしては、会社の規模が小さいことやネームバリューがないこと、社長が短期間で交代したことなどが挙げられます。
確かにソーシャルレンディング業界でも大手ではない印象のため、投資家から「本当に大丈夫なの?」と厳しく見られているようです。
しかし、今までに貸し倒れを出したことはなく、高い利回りで運用できている実績を見ると、投資する価値があるソーシャルレンディングサービスだと言えるでしょう。
不安な人は少額で投資を始め、LENDEX(レンデックス)がどんな会社なのか見極めてから金額を増やすと良いでしょう。
LENDEX(レンデックス)がおすすめの人
高い利回りが狙えるソーシャルレンディングサービスであるLENDEX(レンデックス)がおすすめなのは、次のような人です。
当てはまった方は、ぜひレンデックスを検討してみてください。
おすすめの人
- 元本割れリスクを低く抑えたい人
- 毎月分配金が欲しい人
- 高い利回りを獲得したい人
おすすめ①:元本割れリスクを低く抑えたい人
LENDEX(レンデックス)は担保の設定や案件の短期化によって、貸し倒れが起こるリスクを低く抑えています。
そのため、リスクを低く抑えつつ高い利回りで投資をしたい人におすすめです。
担保の設定は他のソーシャルレンディングでも行っているところが多いですが、短期の案件を扱う工夫はユニークです。
これはとても合理的で、一つの案件の期間を短くすることで、予期せぬ事業の失敗や市場の暴落によって資産が減ってしまうリスクを下げているのです。
期間が短ければ、万が一の事態が起こる確率も下げられるため、満期まで安定した運用が見込めるというわけです。
このように、リスクを低く押さえつつ高い利回りが期待できることがレンデックスの特徴です。
利回りの高い投資先を探している人には、レンデックスがおすすめです。
おすすめ②:毎月分配金が欲しい人
LENDEX(レンデックス)は、分配金を毎月支払うという特徴があります。
そのため、分配金を受け取るなら毎月振り込んで欲しいと思う人にも、レンデックスがおすすめです。
他のソーシャルレンディングサービスの場合、3ヶ月に1回分配金を支払うことが多いです。
これだと収入が毎月一定にならないため、家計の管理や貯金の計画がややこしくなってしまうかもしれません。
そのため、できれば毎月振り込んで欲しいと思う人が多いのではないでしょうか?
LENDEX(レンデックス)は毎月分配なので、他社のサービスのようなややこしさはありません。
おすすめ③:高い利回りを獲得したい人
LENDEX(レンデックス)は、2021年時点で年利10パーセントの案件を提供している、数少ないソーシャルレンディングサイトです。
かつて、日本のソーシャルレンディングサイトでも年利10パーセントを超える案件はよく見られましたが、今ではそういった高利回り案件を提供していたソーシャルレンディングサイトは全て運営を停止しています。
クラウドクレジットの海外案件には、2021年時点でも年利12パーセントというものもありますが、海外案件は為替変動リスクや返済遅延リスクが高く、必ずしも予定通りの利回りが提供されるとは限りません。
しかし、LENDEX(レンデックス)はこれだけの高利回りながら一度も返済遅延、貸し倒れがなく高い利回りを提供し続けています。
収益性を第一に考える投資家の方は、LENDEX(レンデックス)に投資すると良いでしょう。
おすすめ④不動産担保付き案件に投資したい人
LENDEX(レンデックス)は、融資する金額に対しそれを大きく上回る価値のある不動産担保を設定しています。
そのため、仮に融資を受けた会社が支払い能力をなくしても、担保の不動産を売却すれば貸付した資金を、しっかり満額回収できる可能性が高くなっています。
万が一の事態に備えられる不動産担保付き案件に投資したい方は、LENDEXを選ぶと良いでしょう。
LENDEX(レンデックス)の口座開設手順
LENDEX(レンデックス)で口座を開設する手順は次の3つのステップです。
Web上で手続きが簡単にできるので、早速試してみましょう。
口座開設方法
- Webで仮登録する
- 本人確認、口座確認の画像をアップロードする
- 認証コードを受け取る
ステップ①:Webで仮登録する
まずはLENDEX(レンデックス)のホームページから「口座開設」をクリックし、規約を確認し、氏名や住所、年収や投資経験など本人の情報を入力します。
スマホの場合
PCの場合
規約はPDFで確認するので、各書類の「ダウンロードする」をクリックして、内容を見ましょう。
内容に同意できる場合、次に進みます。
本人の情報として、氏名や住所、年収、投資経験などを入力します。
これを基にLENDEX(レンデックス)で審査が行われるので、正しく入力しましょう。
ここまでで仮登録は完了です。
ステップ②:本人確認、口座確認の画像をアップロード
仮登録ができたら、本人確認書類とマイナンバー、口座確認書類をアップロードします。
いずれもスマホなどで写真を撮ってアップロードします。
本人確認書類として使えるのは、次の書類です。
運転免許証かパスポートを使う方が多いかと思います。
本人確認書類 |
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マイナンバーの登録に使えるのは、次の書類です。
マイナンバーカードがある人はそれを使い、無い人は通知カードを使うのが一般的でしょう。
マイナンバーの登録書類 |
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最後に、出金先の銀行口座の情報を登録します。
次の書類をアップロードしましょう。
銀行口座の情報登録 |
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通帳またはキャッシュカードを使う方はその写真を、ネットバンキングの銀行口座がわかる画面を提出する方はそのスクリーンショットを撮り、LENDEX(レンデックス)のサイトでアップロードします。
そうすると、LENDEX(レンデックス)のサイト内にマイページが作成されます。
ステップ③:認証コードを受け取る
本人確認書類などをアップロードすると、LENDEX(レンデックス)の審査が始まります。
審査に通過した人には、数日から1週間程度でレンデックスから郵便物が送られてきます。
その中には認証コードが入っているので、マイページで認証コードを登録します。
ここまででLENDEX(レンデックス)の口座開設が完了するので、入金すれば投資を始められます。
下のURLから無料で口座開設はできますよ。
良い案件が登場したときに、そこから口座開設していたのでは間に合いません。
今のうちに口座開設しておくことをおすすめします。
まとめ
LENDEX(レンデックス)は10パーセントを超える高い利回り、そして投資家の資産保全対策を行っていることで定評があります。
また、案件数、募集金額ともに急増しており投資機会にも恵まれています。
そして、返済遅延や貸し倒れを発生させたこともありません。
収益性を求めるソーシャルレンディング投資家の方には見逃せないサイトだと言えるでしょう。
しかし、会社規模が小さく大きな資本が背景についているわけではありません。
その点に注意しながら、倒産リスクの低いソーシャルレンディングサイトとも併用をしていくと良いでしょう。
口座開設費や口座維持手数料、また出金手数料も無料です。
とにかくコストがかからないので、投資家登録でのデメリットはまったくありません。
この機会に口座開設を検討してみると良いでしょう。
下の「サービスサイト」から無料で口座開設できますよ。