2020年に入り、続々と新規サービスサイトが登場している不動産投資型クラウドファンディング。
コロナ禍でも、自宅にいながら少額で始められる不動産投資として、その需要は日々増しています。
しかし、サイト数が多くなっているだけに、どの不動産投資型クラウドファンディングサイトを選んで良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。
そこでこの記事では、新規の不動産投資型クラウドファンディングサイト「Daimlar Fund」の特徴やメリットをお伝えしていきます。
特徴やメリットについてご理解いただき、自分のスタイルに合った不動産投資型クラウドファンディングサイトを選ぶときの参考にしていただけたらと思います。
目次
不動産投資型クラウドファンディング「Daimlar Fund」とは
出典:Daimlar Fund
不動産投資型クラウドファンディングサイトを選ぶ時には、運営会社の情報を知ることが重要です。
運営会社の情報をよく知ることで、その不動産投資型クラウドファンディングで運営される物件の立地や、不動産の種類を把握できるようになります。
そこで、Daimlar Fundの運営元である株式会社ダイムラー・コーポレーションの情報を確認しましょう。
会社概要
社名 | 株式会社ダイムラー・コーポレーション |
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住所 | 神奈川県横浜市中区尾上町6-87-1Daimlar Fundビル |
代表取締役 | 大村昌慶 |
創立 | 2007年11月1日 |
資本金 | 1,000万円 |
免許 | 宅地建物取引業国土交通大臣(2)第8111号
不動産投資顧問業国土交通大臣一般第1261号 小規模不動産特定共同事業者神奈川県知事(1)第3号 |
株式会社ダイムラー・コーポレーションは、神奈川県横浜市に本社を構える不動産会社です。
創業は2007年とまだ新しい不動産会社です。
神奈川県横浜市、川崎市、そして東京23区を中心とした不動産物件の取り扱っています。
Daimlar Fundの特徴
次に、不動産投資型クラウドファンディングサイトとしてのDaimlar Fundの特徴を見ていきましょう。
Daimlar Fundが扱う物件は、横浜や川崎、東京23区といった人口が増加しているエリアが中心です。
高利回りかつ、収益性も高めであることが大きな特徴だと言えます。
- 高利回り
- 人口増加が見込めるエリアの不動産物件を取り扱う
- 最大出資額は一人100万円
- 優先劣後出資方式を採用
- 投資は一口10万円から
特徴①:高利回り
Daimlar Fundが公開している案件は、2020年10月上旬時点で第一号のみです。
第一号案件ですが、東京板橋区という23区内エリアながらも、想定利回りは7パーセントと高い数字です。
他の不動産投資型クラウドファンディングサイトを見ると、平均的な利回りは4パーセントほどとなっているため、Daimlar Fundが提供する案件の利回りがかなり高いことがおわかりいただけるでしょう。
特徴②:人口増加が見込めるエリアの不動産物件を取り扱う
日本は少子高齢化社会のため、人口の減っている自治体が増加しています。
人口が減れば住宅など不動産の需要も減り、土地の価格も下がっていきます。
そうなると、不動産投資型クラウドファンディングも運営で損失が発生する可能性があるため、投資対象エリアは人口が減っていないエリアを選ぶ必要があるでしょう。
Daimlar Fundで運用される不動産物件は、東京23区、横浜市、川崎市といった周辺からの人口流入が続いているエリアばかりです。
したがって、資産価値の下落が起こることは考えにくく、売却時の価格下落リスクを低下できます。
特徴③:最大出資額は一人100万円
Daimlar Fundでは、一人の投資家が出資できる金額は最大で100万円と定められています。
「A案件に50万円」「B案件に50万円」といったように、複数の案件を抱えることは可能ですが、合計での最大出資額は100万円とされています。
なお、仮にA案件の運用が終了すれば、再び50万円の投資ができるようになります。
一人当たりの投資金額の上限が定められている不動産投資型クラウドファンディングサイトは非常に珍しいと言えるでしょう。
特徴④:優先劣後出資方式を採用
Daimlar Fundの案件は、投資家の資産を守るための優先劣後出資方式が採用されています。
優先劣後出資方式が採用されていれば、不動産の売却時に購入時より価格が下がったとしても、劣後出資の範囲内であれば投資家には損失が発生しません。
ただし、案件によって劣後出資方式の割合は異なります。
特徴⑤:投資は一口10万円から
Daimlar Fundは、一口10万円からの投資が可能です。
一口1万円から投資できる不動産投資型クラウドファンディングサイトもあるため、最低投資可能金額はやや高めと言えます。
Daimlar Fundに投資するメリット
では、投資家視点で見て、Daimlar Fundに投資するメリットには何があるでしょうか?
ここでは、高利回りかつ、低リスクで不動産投資を始められる点を深掘りして紹介します。
- 他より高い利回りを期待できる
- リスクが低めの不動産に投資できる
メリット①:他より高い利回りを期待できる
Daimlar Fundの利回りは、公開済みの第一号案件では7パーセントです。
この数字は、不動産投資型クラウドファンディングとしては高めの利回りです。
他の不動産投資型クラウドファンディングサイトよりも高い利回りの案件に投資したい方には、利用メリットが大きいサイトだと言えるでしょう。
メリット②:リスクが低めの不動産に投資できる
Daimlar Fundで運用される物件は、人口が増加している東京23区、そして神奈川県の横浜市と川崎市が中心です。
このエリアは人口が増えているため、賃貸物件の需要が低下していません。
そのため、家賃収入が期待できますし、人口が増えているため不動産の価格下落も起こりにくいです。
売却時の価格下落を抑え、安定した家賃収入を確保できるエリアに投資できるメリットがあります。
Daimlar Fundのデメリット
不動産投資型クラウドファンディングサイトに投資する際は、デメリットやリスクも十分に把握する必要があります。
Daimlar Fundの主なデメリットは、投資金額が限られている点でしょう。
- 大きな金額を投資できない
- 募集金額が小さい
- 運用終了後に一括配当される
デメリット①:大きな金額を投資できない
Daimlar Fundは、投資家一人につき最大で100万円しか運用できません。
複数の案件に分散したとしても、合計で100万円までと制限付きです。
そのため、配当収入の上限もおのずと決まってきます。
利回り7パーセントでも、100万円だけの投資であれば配当金は年間で上限7万円(税引前)です。
不動産投資型クラウドファンディング投資で年間何十万円、何百万円と大きな配当金を得たい人には向いていません。
こういった大きな収入を狙った投資を始めたい方は、複数の不動産投資型クラウドファンディングサイトを利用するしかないでしょう。
デメリット②:募集金額が小さい
Daimlar Fundの第一号案件は、募集金額700万円という小規模案件です。
一人当たりの投資金額上限が決まっているとはいえ、募集金額規模も小さいので、多額の資金を運用することは難しいです。
また抽選制度も導入されているので、必ず資金を投資できるとも限りません。
デメリット③:運用終了後に一括配当される
Daimlar Fundの配当金は、運用終了後の一括配当となっています。案件の運用中に定期的に分割で配当されるわけでありません。
そのため、収入が入ってくるまで時間がかかりますし、複利投資もできません。
Daimlar Fundが行っているリスク対策
不動産投資型クラウドファンディングに投資する時には、そのサイトが投資家の資産保全のために、どういったリスク対策を行っているのかを確認しておきましょう。
運営側のリスク対策次第で、投資家の資産の保全性は大きく変わってきます。
そこで、Daimlar Fundが行なっているリスク対策の内容をお伝えしていきます。
優先劣後出資方式の採用
Daimlar Fundでは、不動産物件の取得にあたり優先劣後出資方式を採用しています。
優先劣後出資方式とは、物件の購入資金を投資家から集めた優先出資金と、Daimlar Fundが用意する劣後出資金に分けて管理することを指します。
例えば、1億円の物件を買うとした場合、投資家から7,000万円を集め、Daimlar Fundが3,000万円を用意したとします。
仮に、その物件が案件の運用終了後に8,000万円でしか売れなかった場合、損失分の2,000万円は、劣後出資のDaimlar Fundが負担することになるため、投資家の損失が発生しません。
一定の値下がりが起きたとしても、投資家の損失が発生しないため、投資家のリスクは軽減されていると思って良いでしょう。
不動産投資顧問資格CCIMを取得スタッフが在籍している
Daimlar Fundを運営するダイムラー・コーポレーション株式会社社長の大村昌慶氏は、アメリカの不動産資格であるCCIM(米国認定不動産投資顧問)を習得しています。
不動産投資型クラウドファンディングサイトの運営においても、知識と経験を存分に活用した、低リスク性と高収益性を両立した案件の運用を行っています。
Daimlar Fundをおすすめしたい人
では、Daimlar Fundはどういった人に向いているでしょうか?
基本的には、収益性の高さを利用し、効率よく資産運用したい人に向いているでしょう。
おすすめ①:高い収益性を求める人
Daimlar Fundはマンション物件の運営ながら、想定利回りが7パーセントと高い数字です。
上限が決まっているため、まとまった資金の運用はできませんが、Daimlar Fund で100万円、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトで100万円というように、分散投資をしながら資金を効率よく運用したい人に向いていると言えます。
おすすめ②:時間を気にせず投資したい人
Daimlar Fundは、投資にあたり「抽選制度」を導入しています。
そのため、時間の確保が難しいという理由で不動産投資型クラウドファンディング投資ができない人にも、公平に提供機会を提供しています。
時間を気にすることなく投資したい人は、Daimlar Fundに登録することをおすすめします。
おすすめ③:さまざまな不動産投資型クラウドファンディングに分散投資したい人
Daimlar Fundは、運用資金の上限が100万円と決まっています。
そのため、多額の資金を運用できる人は、自ずと他の不動産投資型クラウドファンディングにも分散投資をすることになります。
上限が決まってない不動産投資型クラウドファンディングサイトを利用していると、意識して分散しない限り、資金を一つのサイトに集中するリスクが発生します。
Daimlar Fundであれば、資産を集中してしまうリスクを避けて、なおかつ自然と分散投資ができるのです。
Daimlar Fundの口座開設手順
ここまで読んできて、Daimlar Fundに興味を持った方もいるかもしれません。
ここからは、Daimlar Fundで投資用口座を開設する手順を詳しく解説しますので、記事を参考にしつつ口座を開設してみてはいかがでしょうか?
PCの場合
出典:Daimlar Fund
画面中央部の「新規会員登録」ボタンをクリックすると会員情報入力画面に進みます。
スマホの場合
出典:Daimlar Fund
スマートフォンでも、画面をスクロールすると現れる「新規会員登録」ボタンをクリックします。
メールアドレス・個人情報の登録及び本人確認書類の提出
遷移先の画面では、連絡用のメールアドレスや各種個人情報を入力していきます。
資金管理用の金融機関の口座情報も入力しましょう。
また、この画面内で個人情報書類のアップロードも行う必要があるため、運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などの本人確認書類を撮影し、アップロードします。
登録された会員情報と本人確認書類を照合し、問題がなければ「本人確認ハガキ」が発送されます。
1週間程度で本人確認ハガキが自宅に郵送されてくるので、ハガキに記載されている「確認コード」を入力します。
会員ステータスが「本人確認済み」に変われば会員登録は終了です。
まとめ:総評
Daimlar Fundは、豊富な不動産物件の運用実績を持つ会社であり、社長が米国不動産投資関係の資格を取得しているなど、実績・経験・知識の面で信頼できる不動産会社だと言えます。
不動産クラウドファンディングのようなファンド型商品の販売実績はありませんが、投資家の資産を守るために優先劣後出資方式の採用を行っており、かつ利回りも7パーセントと、高い数字を提供しています。
収益性と資産の保全性の双方を兼ね備えた案件を提供する不動産投資型クラウドファンディングサイトにて、分散投資先として投資を検討してみるのはいかがでしょうか?