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FANTAS funding(ファンタスファンディング)の概要
出典:ファンタスファンディング(FANTAS funding)
FANTAS funding(ファンタスファンディング)は、東京と大阪に拠点を置くFANTAS technology(ファンタク テクノロジー)株式会社が手掛ける不動産クラウドファンディングです。
ファンタステクノロジー株式会社は、2010年2月に設立され、ファンディング事業やリテック事業、メディア事業などを展開しています。
ファンタスファンディング自体は2018年11月にサービスを開始したばかりであり、2020年1月時点でサービス開始から1年を経過したところです。
ファンタスファンディングは最短4ヶ月からの運用期間で1口1万円から投資できるなど、他のサービスよりも手軽に不動産投資できることが魅力です。
ここでは、ファンタスファンディングの主な特徴や評判について見ていきましょう。
ファンタスファンディングの案件の特徴
まずは、ファンタスファンディングの案件の主な特徴について確認していきましょう。
どんな特徴があるのか把握しておけば、他のサービス・ソーシャルレンディング業者との比較がしやすくなります。
案件の特徴①:1口1万円から投資できる
ファンタスファンディングの特徴の一つが、1口1万円から投資ができることです。
たったの1万円で不動産投資が可能なため、わざわざ多くの投資資金を準備する必要がありません。
「不動産投資はお金がかかる」という印象を持っている人も多いかもしれませんが、ファンタスファンディングであれば、少額資金でも投資をスタートすることが可能です。
案件の特徴②:不動産投資型クラウドファンディングの中では利回りが高い
ファンタスファンディングの投資案件は、比較的利回りが高めです。
空き家再生案件であれば利回り8パーセント以上というものも多く、高いリターンが期待できます。
ファンタスファンディング以外の不動産投資型クラウドファンディングによっては、4パーセントから5パーセント前後の利回りなので、同じ運用期間でも成績に差が出る可能性があります。
案件の特徴③:情報量が多い
不動産を扱うソーシャルレンディングの場合、利回りは高めですが匿名性のため案件の情報があまり開示されていません。
しかし、不動産投資型クラウドファンディングの場合は、透明性が高いため案件の情報量が多く、安心して投資判断をすることができます。
情報量が多い方が安心ですし、投資の精度も高くなります。
案件の特徴④:元本割れ対策が手厚い
ファンタスファンディングでは、案件全体の20パーセントを出資しています。
そのため、売却損が発生したとしても20パーセントを超える減額がない場合は元本割れが起こることが防げます。
下落率20パーセントまでは投資家が損失を負うこともなく、リスクを低減して運用することが可能です。
案件の特徴⑤:取引コストがほとんどかからない
ファンタスファンディングでは、出資金を振込みする際に振込手数料はかかりますが、その他の各種手数料は無料です。
運用コストや管理コストもかからないため、余計なコストをかけずに運用することができます。
案件の特徴⑥:運用期間が短い案件が豊富
ソーシャルレンディングや不動産投資型クラウドファンディングによっては、中期から長期の案件が多いことも珍しくありません。
運用期間が長い案件は、景気や価格変動リスクを受ける可能性があるため、初心者にはややハードルが高いです。
しかし、ファンタスファンディングは、運用期間が最短4ヶ月の案件が多く揃っています。
短期間の運用であれば、景気や価格変動リスクを受けにくいため、初心者でもスタートしやすいです。
ファンタスファンディングの案件の良い口コミ・評判
ファンタスファンディングで投資できる案件の良い評判についても確認していきましょう。
実際に投資家が感じるファンタスファンディングの魅力を知ることが可能です。
良い口コミ・評判①:投資開始時間帯が遅め
新規案件の募集開始時刻が午前中や午後のサイトも多い中で、ファンタスファンディングは18時となっています。
そのため、日中は仕事で忙しい人も新規案件に申し込みすることが可能です。
良い口コミ・評判②:少額資金で投資ができる
ファンタスファンディングの良い評判で多く見られるのが、1万円から投資できることです。
1口1万円なので、できるだけ少額資金で始めたい人や投資資金に余裕がない人でも、不動産投資型クラウドファンディングをスタートすることができます。
お金をかけずに分散投資もできるため、初心者でも安心して運用を始めることが可能です。
良い口コミ・評判③:透明性が高く安心できる
ファンタスファンディングの評判を見ていると、「透明性が高いため情報が多く安心できる」という評価も多いです。
ソーシャルレンディングの場合は、開示されている情報が少ないため、多くの不安がある中で投資判断をしなければならない場合もあります。
しかし、ファンタスファンディングの場合は、透明性が高く開示情報も多いので、比較的安心して判断することが可能です。
良い口コミ・評判④:投資家保護
投資にはリスクがあるとわかっていても、できるだけリスクを抑えて高いリターンを得たいものです。
ファンタスファンディングの評判を見ていると、投資家の元本割れ対策のために、ファンタスファンディングが案件に出資していることに対して良い評価が多いようです。
出資金のうち2割をファンタスファンディングが出しているため、下落率20パーセントまでは元本割れせずに運用できます。
証券取引で利用される優先・劣後投資家による共同出資契約となり、運営は配当益を多く受け取りますが、投資家のリスクは低くなるため安心です。
良い口コミ・評判⑤:高いリターンが期待できる
利回りが高いことに対しての良い評判も多いです。
ファンタスファンディングの利回りは、4パーセントほどの案件もありますが、空き家を再生していく案件は8パーセント前後なので、不動産投資型クラウドファンディングの中では高いリターンが期待できます。
他のソーシャルレンディングや不動産投資型クラウドファンディングと比べても利回りの水準は高いため、十分な利益を得ることも可能です。
ファンタスファンディングの案件の悪い口コミ・評判
良い評判と合わせて、ファンタスファンディングの悪い評判についても見ていきましょう。
良い評判・悪い評判どちらも把握しておくことは大事です。
悪い口コミ・評判①:すぐに分配金を受け取れない
ソーシャルレンディングなどは、運用期間中毎月分配金を受け取れる案件が多いです。
そのため、運用している実感が湧きますし、毎月得る分配金を別のことに使ったり再投資に充てたりすることができます。
しかし、ファンタスファンディングの場合、分配金は運用期間終了後に一括払いとなります。
そのため、毎月分配金を得ることができませんし、運用期間が長い場合は分配金が入ってくるのがだいぶ先となります。
一括払いに慣れている人は良いですが、初心者やすぐに分配金を受け取りたい人にとってはネガティブに感じるようです。
悪い口コミ・評判②:まだ実績が少ない
ファンタスファンディングは、運用期間が短く少額資金で投資ができ、元本割れ対策などがあることから人気ですが、実績が少ないことから不安視する人も多いようです。
サービスは2018年11月にスタートしたばかりであり、ようやく1年を経過した段階です。。
他の不動産投資型クラウドファンディングやソーシャルレンディングと比べると、どうしても実績は見劣りしてしまいます。
今後に期待されているファンタスファンディングですが、多くの実績を積むにはそれなりの時間がかかります。
それでもサービス開始から1年を経過し、継続して案件の供給が行われていることから、投資家の信用も高まりつつあるでしょう。
悪い口コミ・評判③:不動産市況の影響を受けやすい
ファンタスファンディングは不動産に特化したクラウドファンディングなので、どうしても不動産市況の影響を受けてしまいます。
不動産業界の景気が良い場合は安定したリターンが期待できますが、景気が悪いときは高い利回りの実現が難しくなってしまいます。
不動産市況に左右されやすいことを認識しておくことが大事です。
まとめ:ファンタスファンディングの総評
ファンタスファンディングの評価を5段階で表してみましょう。
利回り:5
不動産投資投資型クラウドファンディングの会社では利回り4パーセントから5パーセントが一般的ですが、ファンタスファンディングの空き家案件は8パーセントとなっており高い収益性を期待できます。
実績:3
不動産投資投資型クラウドファンディングとして、不動産会社としての実績はファンタステクノロジーにはあまりありません。
安全性:4
ファンタステクノロジー社としての営業成績は一定のものがあり、会社規模はソーシャルレンディング会社と比べても小さくありません。
倒産リスクは低いと言えます。
また、案件に関しても全案件不動産が担保になっており、20パーセントまでの価格下落リスクをファンタスファンディングが負ってくれます。
競合であるCREAL(クリアル)の10パーセントよりも高い設定です。
情報開示:4
不動産投資投資型クラウドファンディングらしく、運用を行う不動産物件の情報は詳細に公開されています。
総合評価:4
ファンタスファンディングはまだ実績は少ないですが、不動産投資型クラウドファンディングとしては利回りの高い案件を扱っており、これが狙い目の投資案件と言えます。
情報開示も十分なものがあるため、安全性と収益性が見事に両立している投資対象になっています。
一方、空き家案件は投資募集金額が小さく、投資したくてもタイミング次第でできないこともあります。
まずは口座を開設し、いつ募集があってもすぐ投資できるようにしておきましょう!