※当記事は、2023年10月5日(木)時点の公開情報に基づき執筆しています。
今人気を集めているソーシャルレンディングサービス(オンラインマーケット)「Funds(ファンズ)」を知っていますか?
投資家の申し込みが殺到し、わずか30秒ほどで数億円もの投資枠が埋まったこともあり、人気があるサイトです。
この記事では、Funds(ファンズ)の特徴やメリット・デメリット、口コミや評判などを詳しく解説していきます。
特に、Funds(ファンズ)は貸し倒れや遅延が発生しにくく低リスクのサービスなので、ソーシャルレンディングに対して怪しいといったイメージを持っている人にもお読みいただきたいです。
目次
Funds(ファンズ)の概要と実績
引用:Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)は、東京に拠点を置くファンズ株式会社(旧社名:株式会社クラウドポート)が運営しています。
ファンズ株式会社は2016年11月に設立されたばかりの会社で、サービス開始は2019年1月です。
それまではソーシャルレンディング、不動産投資型クラウドファンディングのメディアサイト「クラウドポート」を運営していました。
2023年10月5日(木)時点で、累計応募金額は約474億円となっており、返済遅延やデフォルトを1件も発生させていません。
上場企業や成長が期待されるベンチャー企業が数多くFunds(ファンズ)には参加しており、案件が豊富です。
ソーシャルレンディングと言えば投資先が匿名であることが一般的ですが、Funds(ファンズ)は投資先の情報を積極的に開示しているため、投資判断の手助けになります。
投資案件は、「ローン型」と「不動産型」の2種類です。
ローン型は、投資家から集めたお金を自由に使うことができ、借り手の事業から得た収益が返済原資となります。
不動産型は、投資家から集めたお金を不動産に限定して使用し、借り手の不動産事業から得た収益を返済原資としています。
他のソーシャルレンディングは、ソーシャルレンディング会社がファンドを組成していることが大半ですが、Funds(ファンズ)は資金募集を行うのみです。
そして、ファンド組成企業がファンドの組成を行っているため、貸付ファンドに投資できる「オンラインマーケット」とも呼ばれていることが特徴です。
ここでは、ファンズの投資案件の主な特徴や評判について解説していきましょう。
Funds(ファンズ)の総評
Funds(ファンズ)の評価を5段階で表してみましょう。
利回り:3
1パーセントから3パーセントと、正直なところ低めです。
安心感と引き換えといったところでしょう。
ただし、2021年に入りキャンペーンやキャシュバック含め実質利回りが4パーセントを超える案件も登場しています。
実績:5
2023年10月5日(木)木)時点で、累計応募金額は約474億円です。
複数の上場企業のファンドの組成実績があり、募集件数、金額ともに日本のソーシャルレンディング業界でもトップクラスです。
また返済遅延や貸し倒れが発生したこともありません。
安全性:5
Funds(ファンズ)は極力貸し倒れを抑えるスキームを構築しており、その安心感は高いものがあります。
また、融資先の企業の知名度、財務状況など厳しい審査を通過した会社ばかりです。
情報開示:5
金融庁の情報開示方針にもいち早く反応しました。
基本的に全案件融資先公開を打ち出しており、投資家に少しでも安全に投資をして欲しいという方針を明確にしています。
メディアを運営していただけあって、投資家心理を理解している会社です。
総合評価:5
数々のソーシャルレンディング会社が問題を起こす中、さっそうと登場した新星がFunds(ファンズ)です。
情報開示、投資家の資産保全を目的とした、他社と違った取り組みに挑む姿勢があります。
利回りは高くありませんが、貸し倒れが起こりにくいことを考えれば、総合的な利回りは決して低くないでしょう。
いまソーシャルレンディングの口座を開くのであれば、まずはFunds(ファンズ)がおすすめです。
Funds(ファンズ)の案件の特徴
続いて、Funds(ファンズ)の投資案件の特徴について解説しましょう。
案件の特徴
- 1円から投資できる
- 上場企業やベンチャー企業が参加している
- 投資先の情報が開示されている
- 出金手数料を削減できる
案件の特徴①:1円から投資できる
最低投資金額が1万円から10万円ほどのソーシャルレンディングが多い中、Funds(ファンズ)は1円から投資することができます。
また、最小単位も1円単位なので、自分が希望する金額を計画的に投資することが可能です。
少額資金でソーシャルレンディング投資を始められるため、初心者でも始めやすいです。
さらに、運用や管理に関する手数料は無料であるため、余計なコストを気にする必要がありません。
案件の特徴②:上場企業やベンチャー企業が参加している
Funds(ファンズ)には、上場企業や成長が期待されるベンチャー企業が数多く参加しています。
主な参加企業は次のとおりです。
参加している企業 |
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多くの人が知っているような有名企業も参加していますし、成長著しいベンチャー企業もあるため情報も収集しやすいです。
融資先の企業も続々と増えています。
また、Funds(ファンズ)への出資企業も有名企業中心です。
著名な企業やベンチャーキャピタルからの出資を受けており、Funds(ファンズ)が対外的に高い評価を受けていることの証左になっています。
出資している企業 |
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案件の特徴③:投資先の情報が開示されている
他のソーシャルレンディング業者は投資先が匿名であることが多いですが、Funds(ファンズ)の案件は関係会社貸付スキームにより、投資先の情報もしっかりと開示されています。
これまでのソーシャルレンディングのように、「投資先が見えなくて不安」ということがありません。
案件の特徴④:出金手数料を削減できる
他のソーシャルレンディング業者では、出金手数料がその都度発生してしまいます。
しかし、Funds(ファンズ)はデポジット口座があるため、出金手数料を最小限に抑えることが可能です。
あらかじめデポジット口座にまとまった投資資金を入れておけば、そこからの投資には出金手数料がかかりません。
Funds(ファンズ)の2023年7月~9月の案件募集実績
引用:Funds(ファンズ)
それでは、Funds(ファンズ)の実際の募集実績を紹介しましょう。
直近の2023年7月~9月に募集が行われた案件をお伝えしていきます。
2023年9月の募集実績
Fundsで2023年9月に募集が行われた案件は以下のとおりです。
- 募集案件数:10件
- 募集金額:22億9,000万円
不動産系を中心に多様なファンドが多数登場しています。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | JAPANおもてなしファンド#4 | 36ヶ月 | 4億4,000万円 | 3.0% |
2 | リニューアブル・ジャパンファンド#1 | 4ヶ月 | 2億円 | 1.8% |
3 | GA technologies M&Aグロースファンド#3 | 12ヶ月 | 2億5,000万円 | 2.2% |
4 | リースバック「あんばい」ファンド#29 | 11ヶ月 | 1億円 | 2.0% |
2023年8月の募集実績
Fundsで2023年8月に募集が行われた案件は以下のとおりです。
- 募集案件数:14件
- 募集金額:26億2,000万円
過去の単月募集実績を大きく上回る募集ペースです。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 五常・アンド・カンパニー マイクロファイナンスファンド#10 | 18ヶ月 | 3億円 | 2.3% |
LOGI FLAGファンド#4 | 36ヶ月 | 5億円 | 3.0% | |
3 | INFORICHファンド#1 | 10ヶ月 | 1億2,000万円 | 2.0% |
4 | イーグランドリゾート物件再生ファンド#1 | 12ヶ月 | 1億円 | 1.6% |
2023年7月の募集実績
Fundsで2023年7月に募集が行われた案件は以下のとおりです。
- 募集案件数:7件
- 募集金額:14億5,000万円
安定の募集結果を見せています。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | JAPANおもてなしファンド#2 | 36ヶ月 | 4億円 | 3.0% |
2 | フェイスネットワークファンド#3 | 8ヶ月 | 2億円 | 2.0% |
3 | サンウッドWHARFファンド#8 | 12ヶ月 | 1億円 | 1.8% |
4 | リースバック「あんばい」ファンド#27 | 11ヶ月 | 1億円 | 2.0% |
Funds(ファンズ)に投資するメリット
続いては、Funds(ファンズ)に投資するメリットを解説しましょう。
メリット
- 少ない資金でも投資をスタートできる
- コストを抑えた投資ができる
- 透明性がある
- 多数の有名企業と業務提携を行っている
メリット①:少ない資金でも投資をスタートできる
Funds(ファンズ)は、最低投資金額が1円であることがメリットだと言えます。
他のソーシャルレンディングであれば、安くても1万円から、高いところだと10万円や50万円からです。
投資歴が長くソーシャルレンディングの経験もある人であれば良いですが、1万円や10万円、50万円というのは投資初心者やソーシャルレンディングが初めての人からするとややハードルが高いと言えるでしょう。
しかし、Funds(ファンズ)は1円からの投資ができるため、自分の希望金額でソーシャルレンディング投資をスタートすることができます。
少ない資金で投資できるためお金の準備に時間をかける必要がありませんし、何より気軽な気持ちで始めることが可能です。
メリット②:コストを抑えた投資ができる
Funds(ファンズ)では、運用や管理に関する手数料がかかりません。
また、デポジット口座を上手く活用すれば出金手数料も最小限に抑えることができます。
余計なコストがかからないため、最大限の資金を投資に回すことが可能です。
他の金融商品に比べると利回りが高いソーシャルレンディングでも、コスト負担が大きければ実質利回りは下がってしまいます。
入金手数料は無料にはできませんが、ネットバンクに口座を解説すれば月数回は振込手数料無料サービスがあるので、ソーシャルレンディング投資に関する出費を大きく減らせます。
メリット③:透明性がある
Funds(ファンズ)の案件は、他のソーシャルレンディングサイトのように匿名ではないため、透明性が高いと言えます。
投資する側は、よほど信頼できる企業が運営していない限り、案件が匿名で透明性がない場合は不安に感じてしまうものです。
しかし、Funds(ファンズ)の場合は、透明性がありどのような企業に投資するのかオープンでわかりやすいため、投資判断する材料とすることができます。
また、公開されている企業名も上場企業やその関連会社であるため、融資先の信用性も一定の高さがあります。
メリット④:多数の有名企業と業務提携を行っている
Funds(ファンズ)は複数の有名企業との業務提携を行っており、立て続けにプレスリリースも発信しています。
これまでFunds(ファンズ)が業務提携を発表した企業は次のとおりです。
業務提携企業 |
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大手商社の伊藤忠商事や東京スター銀行、また東証マザーズ上場企業も複数含まれています。
有名企業と業務提携できるということは、Funds(ファンズ)がそれらの企業に信用されていることの証左でもあります。
2020年8月4日(火)には、大手広告代理店の電通との資本業務提携が発表され話題になりました。
また、2020年10月16日(水)には三井住友信託銀行との資本業務提携も発表しています。
2020年11月30日(月)には、国内利用者数1,300万人を超えるフリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリとの資本業務提携を発表しました。
メルカリとの資本業務提携後には、投資金額に応じてメルカリポイントを獲得できる特典付きファンドの提供も行っています。
有名企業とのシナジー効果を発揮することで、Funds(ファンズ)の知名度はどんどん高まっています。
これだけ多くの有名企業と業務提携を行い、かつ資本の出資を受けるということは、Funds(ファンズ)が構築しているソーシャルレンディングビジネスに外部も注目をしているということでしょう。
Funds(ファンズ)はまさに、ソーシャルレンディング業界の未来を担う注目のサイトと言えます。
Funds(ファンズ)に投資するデメリット
Funds(ファンズ)には数多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
デメリット
- 利回りが高くない
- 運営規模がやや小さめ
デメリット①:利回りが高くない
Funds(ファンズ)の投資案件の想定利回りは1.5パーセントから6パーセントほどです。
実際に募集されている案件の利回りは1.5パーセントから3パーセントほどです。
ソーシャルレンディング業界の平均利回りは年利5パーセントから8パーセントだと言われています。
そのため、ソーシャルレンディング業界の平均と比べると見劣りしてしまいますし、他の金融商品ともそれほど大きな差がありません。
Funds(ファンズ)の場合、透明性や上場企業など貸付先の信用度が高い、ため利回りが低めの設定となっています。
また2021年9月からは、利回りが4パーセントを超える案件が登場しています。
デメリット②:運営規模がやや小さめ
実績同様に、運営規模もまだまだ小さめです。
大手ソーシャルレンディングと比べると、会社規模や成立金額、案件数など、どれをとっても規模は遥かに小さい状態と言えます。
ただ、規模が小さいことに対して不安はあるものの、Funds(ファンズ)の今後に期待している投資家は多いです。
こちらも多数の企業との業務提携などにより、規模は徐々に拡大していると言えます。
Funds(ファンズ)のリスクに対する対策
Funds(ファンズ)は今まで貸し倒れや遅延が出たことがなく、審査体制がしっかりしていることが伺えます。
リスクをどのように軽減しているのかを詳しくお伝えします。
リスク対策①:上場企業中心の融資
Funds(ファンズ)では、基本的に融資先を上場企業に限定しています。
そのため、資金調達ができるのは財務の透明性が高い上場企業とその子会社中心とされています。
さらに、上場企業でもファンズの審査を通過した企業しか、資金調達することはできません。
2020年10月からは、非上場企業の案件も取り扱うようになりましたが、その融資先も有力ネットバンクやメガバンクなど、一流の金融機関からの紹介企業に限られています。
融資先の財務状況や業績、また資金調達を行って遂行する目的の事業の審査を厳正に行いながら、
・返せない企業には貸さない
・失敗する可能性の高い事業には貸さない
という方針を徹底しているのです。
特に、2020年にはフリマアプリで有名なメルカリ株式会社の案件を開始するなど、常に有名企業への融資案件を増やしています。
有名企業への融資案件を増やすことで、投資家の信頼を獲得するだけではなくソーシャルレンディングという投資自体の知名度向上も行っているのです。
リスク対策②:リコースローンでの融資を行っている。
Funds(ファンズ)は投資家の利益を守るために「リコースローン」を採用しています。
これは、資金調達して行ったプロジェクトが上手く行かなかった場合でも、お金を借りた企業が返済不能状態にならない限り、投資家の元本と利息が保証される仕組みです。
プロジェクトが破綻しても企業が健全に存続しているなら、投資家に元本と利息を支払いましょうという内容でお金を貸しているのです。
そのため、1億円をFunds(ファンズ)で資金調達した場合、資金を使って利益が出なくても無限の返済義務が残ります。
Funds(ファンズ)の保証内容を見ると、一見担保や保証がないので危険と考える方もいるかも知れません。
しかし、実際にはFunds(ファンズ)は「相手の企業の財務力と信用性」を担保としています。
財務力が十分にある企業を融資先に選ぶことで、事業が失敗してもFunds(ファンズ)に返済能力がある企業だけにお金を貸します。
上場企業の場合、ソーシャルレンディングサイトというオープンな場でお金を借り、数千万~1億円程度のお金が返せなくなったということがわかると、「あの会社には実は資金が全然ないのでは?」ということが得意先や株主に発覚してしまいます。
その結果、取引が減ったり、株価が下がったりすることは、上場企業においては数千万円から数億円の資金を返せないことよりも遥かに大きな痛手になります。
そのため、Funds(ファンズ)を利用しリコースローンで資金を調達した企業は、なんとしても満額を返済しようとするのです。
一方、他のソーシャルレンディングサイトでは、リコースローンではなく、ノンリコースローンとして融資案件を扱っているサイトがほとんどです。
ノンリコースローンの場合、融資を受けた企業の返済責任は有限となっています。
例えば、担保や保証が設定されていた場合、その担保や保証を売却、行使すればそれ以上の返済責任を負う必要がありません。
担保の価値は市場の動向などで変化する可能性があり、担保がついていたとしても投資家に満足な資金が返済されるとは限らないのです。
実際に不動産担保を売却し、投資家に資金を返済しようとしたソーシャルレンディング会社でも、投資家に返せたのは預かった資金のわずか3割程度だったという自体もあります。
しかし、Funds(ファンズ)は無限返済責任を負うリコースローンなので、会社が倒産しない限りは満額を返済する義務があるのです。
このような仕組みを設けたためか、Funds(ファンズ)はこれまで貸し倒れや遅延を出したことがありません。
ただし、今後も貸し倒れや遅延がないと言い切ることはできません。
貸付先の企業が破綻した場合など万が一のときには、投資した元本がすべて返ってくるとは限りません。
一部または全部がなくなってしまう可能性や、予定されていた利息の入金がなくなることもあり得ます。
こうならないように、Funds(ファンズ)ではしっかりと審査を行っているはずですが、破綻する可能性をゼロにすることはできません。
小さいながらも元本割れのリスクがあることは理解した上で、投資を始めましょう。
Funds(ファンズ)のポジティブな口コミ・評判
Funds(ファンズ)に登録する前に、実際に使っている人の意見を聞いておきたいですよね。
Funds(ファンズ)を使っている人の口コミや評判をまとめたので、投資をするかどうか判断する参考にしてください。
ポジティブな口コミ・評判
- 少額で投資できる
- 貸付先の情報の透明性が高い
- 優待付きの案件が多くある
少額で投資できる
Funds(ファンズ)の口コミで最も多いのが、「少額で投資できる」という意見です。
1円から1円単位で投資ができるサービスは他にないため、ファンズの良い評判の中でも非常に目立っています。
他のソーシャルレンディングだと1万円からでないと投資できないことがほとんどですが、100円や1,000円などもっと小さなお金で投資を始められるのは嬉しいものです。
あまり貯金がなかったり、収入が少なかったりする方はソーシャルレンディング投資を始められないと考えるかもしれませんが、Funds(ファンズ)のように1円から投資できるのであれば、毎月少しずつ余ったお金を投資に回すことができるでしょう。
また、1円から投資できるため、毎月の配当金をすぐに投資に回して複利運用効果を発揮させることもできます。
Funds(ファンズ)の利回り自体はソーシャルレンディングサイトの中では低めの数字ですが、複利効果を発揮させればその利回りを高めることも可能です。
貸付先の情報の透明性が高い
「貸付先の情報の透明性が高い」という口コミも多く見受けられました。
Funds(ファンズ)は貸付先の事業内容がわかりやすく透明性が高いため、怪しい案件がごまかされて紛れ込むリスクが非常に低いのです。
これまで貸し倒れや遅延が発生したことがないのも、Funds(ファンズ)の中で審査がきちんと行われ、透明性の高い案件に絞って投資の募集が行われているからでしょう。
優待付きの案件が多くある
Funds(ファンズ)の特徴の一つに、配当金以外の優待特典付案件が多いという点が挙げられ、投資家には高評価を得ていました。
これまでFunds(ファンズ)が提供した優待特典には次のようなものがありました。
優待特典 |
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株式投資における株主優待のように、金銭的なメリットだけではない体験型の特典を得られる点が、Funds(ファンズ)ならではの特徴として多くの投資家に支持を受けています。
Funds(ファンズ)でも優待特典付き案件を積極的に提供していく方針を打ち出しており、ソーシャルレンディング投資を通じて企業のファンを獲得するための活動を行っています。
他のソーシャルレンディングサイトとの差別化の意味でも、投資家の満足度を高める意味でも、優待特典は効果を発揮していると言えるでしょう。
Funds(ファンズ)のネガティブな口コミ・評判
一方、Funds(ファンズ)へのネガティブな口コミや評判もあります。
特に多いのが、「利回りが物足りない」「先着申し込みだと数秒で埋まって申し込めない」といった意見です。
ネガティブな口コミ・評判
- 利回りが低い
- すぐに案件が埋まってしまう
- 案件数が少ない
利回りが低い
Funds(ファンズ)の利回りが低めであることは確かで、最大でも3パーセントほどです。
他社のソーシャルレンディングサービスだと5パーセントから10パーセントほどの案件もあるので、Funds(ファンズ)の利回りは低めです。
これは、Funds(ファンズ)がローリスク・ローリターンな案件を扱っている特徴を反映しているため、仕方がないことだと言えます。
透明性が高く安定した事業への投資を扱う以上、10パーセントといった高利回りを望むことはできません。
貸し倒れや遅延などのリスクを低く抑えているため、利回りも低くなってしまうのです。
すぐに案件が埋まってしまう
Funds(ファンズ)では、「先着申し込みだと数秒で埋まって申し込めない」ということも確かです。
Funds(ファンズ)は案件が少ないのに人気があり、大勢の投資家が使っているため、募集開始後の数秒で受付が終了してしまうこともよくあります。
これだと、申し込みたくても申し込めない投資家が溢れてしまいます。
Funds(ファンズ)も課題を認識したのか、最近は「先着方式」と「抽選方式」を併用しています。
抽選方式の場合、一定期間の間にいくら投資したいか申し込み、抽選に参加します。
ゆっくり申し込んだ人でも投資できるチャンスがあるので、最近はチャンスが平等になって改善されています。
案件数が少ない
Funds(ファンズ)に投資をしている投資家の方の中からは、「Funds(ファンズ)は案件数がそれほど多くない」という不満の意見も聞かれました。
確かに、2020年9月まではFunds(ファンズ)の毎月の募集案件数は多くても2件程度であり、募集金額も1億円から2億円程度でした。
Funds(ファンズ)の高い人気とは裏腹に、募集案件数が少なく投資家が満足に投資できるとは言えない状況が続いていたのです。
一方、2020年10月からFunds(ファンズ)は融資先の企業を拡大したこともあり、毎月の募集ペースが件数は5件前後、金額は3億円から5億円前後と、それまでの案件募集数や金額が2倍以上となっています。
ソーシャルレンディング投資家の「投資したい」という期待に応えるべく、Fundsでも投資金額、投資案件素、そして融資先の企業の幅を拡大しているのです。
その結果、2021年2月時点ではFunds(ファンズ)は案件数が少ないという不満の声は、ほぼ聞かれなくなっています。
Funds(ファンズ)がおすすめの人
Funds(ファンズ)の特徴をお伝えしてきましたが、どんな人が利用すると良いでしょうか?
Funds(ファンズ)をおすすめしたい人の特徴を紹介するので、当てはまった方は投資を検討してみてください。
おすすめの人
- ソーシャルレンディング初心者
- 100円以上で試しに投資したい人
- 低リスクの運用がしたい人
おすすめ①:ソーシャルレンディング初心者
Funds(ファンズ)は、これからソーシャルレンディングを始める初心者の方におすすめです。
貸し倒れや遅延が起こりにくく比較的安定した運用が期待できるため、初心者の方でも投資への怖さが少なく、運用を始められると思います。
Funds(ファンズ)でソーシャルレンディングを始めて慣れていき、もっと高利回りの投資をしたいと思ったら、他のサービスを使ってみても良いでしょう。
おすすめ②:100円以上で試しに投資したい人
Funds(ファンズ)は1円から投資することができるため、少額で試してみたい人にもおすすめです。
とはいえ、1円だと利益が出ないため、100円以上は投資すると良いでしょう。
Funds(ファンズ)の利回りが2パーセントの場合、1年で100円は102円に、1,000円は1,020円に増えることになります。
投資する金額が小さいため利益も小さいですが、銀行預金の利息よりも効率良く増やせます。
Funds(ファンズ)を使って少額で投資を始め、慣れていくことをおすすめします。
おすすめ③:低リスクの運用がしたい人
Funds(ファンズ)は、低リスクに資産運用したい人にもおすすめです。
先ほどお伝えしたように、Funds(ファンズ)が扱う案件の特徴はローリスク・ローリターンだからです。
元本割れリスクが低く抑えられているため、元本割れを怖く感じる人も始めやすいでしょう。
もちろん、絶対に元本が保証されているわけではなく、Funds(ファンズ)でも元本割れのリスクはあります。
他のソーシャルレンディングサービスに比べるとリスクが低く抑えられているため、元本割れしにくいこということです。
Funds(ファンズ)の口座開設手順
Funds(ファンズ)で口座を開設する手順は、次の3ステップです。
Funds(ファンズ)の口座開設手順
- 口座開設の申し込み
- 本人確認書類・マイナンバーのアップロード
- ウェルカムレターの受け取り
ステップ①:口座開設の申し込み
まず、Funds(ファンズ)のホームページから「口座開設」を申し込みます。
氏名や住所、メールアドレス、出金時の振り込み先などを登録しましょう。
登録したメールアドレス宛に登録確認メールが送られるので、受信ボックスをチェックしましょう。
リンクをクリックして確認用のメールアドレスを入力すれば、申し込みは完了です。
ステップ②:本人確認書類・マイナンバーのアップロード
次に、規約や約款など重要書類への同意、本人確認書類・マイナンバーの提出をします。
本人確認書類やマイナンバーはスマホで写真を撮ってアップロードすれば簡単にできます。
郵送などの手間はかかりません。
本人確認書類として使えるのは、次の書類です。
本人確認書類 |
|
また、マイナンバーの登録は番号を入力すれば先に進むことができます。
ですが、口座開設を完了するためにはマイナンバーカードや通知カードのアップロードが必要になるので、お手元に用意して登録を進めましょう。
ステップ③:ウェルカムレターの受け取り
本人確認書類やマイナンバーをアップロードしたら、Funds(ファンズ)から簡易書留でウェルカムレターが送られてくるのを待ちます。
本人の住所であるか確認するために送られるもので、数日から1週間ほどで届くでしょう。
ウェルカムレターを受け取ったら、口座開設は完了です。
Funds(ファンズ)を使って投資ができるようになるので、魅力的な案件がないか探してみましょう。
口座開設はこちらから無料でできるので、良い案件が登場する前に済ませておいてください。
まとめ
Funds(ファンズ)の運営会社であるファンズ株式会社は、もともとクラウドポートというソーシャルレンディングやクラウドファンディングの専門メディアを運営していた会社です。
それだけに、ソーシャルレンディングやクラウドファンディング業界を俯瞰した視点で見てきており、業界内の問題を第三者の立場から注視していました。
そのメディア運営の経験を生かし、ソーシャルレンディング投資家に対し、
- どうすればできるだけ損失が起こらないようにできるか
- 着実に案件を運用することができるか
- 投資家が投資しやすくするためにはどうするのか
といった点を研究して生まれたのがFunds(ファンズ)です。
特に投資家の視点に立って案件を運用している、独自性の強いソーシャルレンディングサイトと言えるでしょう。
提供される運用利回りは決して高くはないものの、融資先を上場企業やメガバンクからの紹介を受けた企業に絞っている点は、他のソーシャルレンディングサイトにはない強みです。
融資先の企業名も全件で公開されており、融資先の名前が、実質的な担保や保証になっています。
また、融資の際の返済責任設定も、ノンリコースローンではなくリコースローンとすることで、お金を借りた会社は有限ではなく無限の返済責任を負うのです。
Funds(ファンズ)は、「損失は避けたい」「少しでも利益を着実に積み重ねたい」という人にとってこそ使う価値の高いソーシャルレンディングです。
また、1円から投資できるという点もユニークです。
投資がどのようなものかを少額投資を知りながら体験したいという若年層を取り込むのに役立っています。
サイトを開設してから約2年間が経過した中で、大きな問題が発生したこともなく、着実に案件募集と償還実績を積み重ねています。
Funds(ファンズ)は、ソーシャルレンディング投資をこれから始めてみたい方、ソーシャルレンディング投資に限らずインカムゲイン投資を味わってみたい方におすすめのサイトです。
少額からでも投資できるサイトとして、ぜひFunds(ファンズ)に口座を開設してみてはいかがでしょうか?
もちろん口座開設手数料、そして口座維持手数料も無料ですよ。
下の「サービスサイト」から開設することができます。