少額から不動産投資できる不動産投資型クラウドファンディングサービスは、投資家からの支持もあり、2023年8月現在、その数は50以上まで増えています。
一方、その中で不動産特定共同事業法(不特法)の第3号・第4号登録に則り運営されているサービスの数は少ないものです。
今回紹介するLEVECHY(レベチー)は、2023年5月から運営を開始した新しい不動産投資型クラウドファンディングです。
ここでは、不特法の第3号・第4号登録を行っていることが大きな特徴であるLEVECHY(レベチー)の特徴やメリット、口座開設手順を解説します。
目次
不動産投資型クラウドファンディングLEVECHY(レベチー)とは
不動産投資家からクラウドファンディング「LEVECHY(レベチー)」がどのようなサービスであるのか、運営会社を紹介します。
会社概要
社名 | ジャパン・プロパティーズ株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都港区六本木6-7-10簗場ビル3F |
設立 | 2012年1月11日 |
事業内容 | クラウドファンディング事業「LEVECHY」の運営、開発 次世代型、オフィス&レジデンスのクリエイト事業「JP-BASE」の開発、運営 オフィス・リーシング、プロパティ・マネジメント、アセット・マネジメント、ファイナンス、インベストメント各事業 |
代表取締役 | 高 将司 |
資本金 | 1億円 |
運営会社のジャパン・プロパティーズ株式会社とは
運営会社のジャパン・プロパティーズ株式会社は2012年に創設した不動産会社です。
東京都港区に本社を構えており、東京都心部の不動産を扱うことを得意としています。
株式上場はしていませんが実績を着実に積み重ねており、LEVECHY(レベチー)に関しては他サイトと「レベルが違う」という意味を持ってサイト名を命名しています。
自社の事業にかなりの自信と誇りを持って取り組んでいるといえます。
LEVECHY(レベチー)の案件の特徴
では、実際にLEVECHY(レベチー)がどのような案件を投資家に対して提供しているのか、その特徴をピックアップしていきます。
主に東京都心の不動産物件を使っており、利回りも高めであり、募集金額も大きいといった特徴があります。
特徴
- 東京都心のマンション案件が中心
- 利回りが8%以上と高い
- 募集規模は数億円以上
特徴①:東京都心のマンション案件が中心
2023年8月時点で、LEVECHY(レベチー)では第3号案件まで扱っており、そのすべてが東京都心のマンション案件です。
コロナ禍後の反動により、東京都心のマンションは高騰しています。
それだけに資産価値が下がりにくく、不動産ファンドの運営後に損益が発生する可能性も低くなっています。
特徴②:利回りは8%以上と高い
LEVECHY(レベチー)が募集したファンドの利回りを見ると、第1号案件が10パーセント、そして第2号と第3号が8パーセントです。
集客のために最初だけ利回りを高めに設定するサイトも多いですが、LEVECHY(レベチー)はこれまでかなりの高利回りを維持しています。
一般的な不動産投資型クラウドファンディングの利回りは3パーセントから5パーセントが多いことを踏まえると、LEVECHY(レベチー)の利回りは非常に高いといえるでしょう。
そのため、効率よく資金を運用することができます。
特徴③:募集規模は数億円以上
利回りが高くても、多額の金額を運用できなければ毎月の分配金はわずかなものになってしまいます。
LEVECHY(レベチー)では、第1号案件の募集は小さな金額でしたが、第3案件はなんと9億円以上という大規模のファンドとなっています。
1人当たり1,000万円以上の投資が可能なので、1,000万円をLEVECHY(レベチー)に投資していたとすると、1年間で80万円もの分配金を受け取ることが可能となります。
- 1,000万円×8%=800,000円(税引前)
LEVECHY(レベチー)では、高利回りかつ大規模ファンドを投資家に対して提供しており、投資意欲の旺盛な投資家に対しての期待に応えています。
LEVECHY(レベチー)の2023年8月~9月の募集実績
案件の特徴を理解した次は、LEVECHY(レベチー)の募集案件の概要を紹介しましょう。
直近の2023年8月~9月に募集が行われた実績を紹介していきます。
2023年9月の募集実績
LEVECHY(レベチー)では2023年9月に以下の募集がありました。
9月も引き続き大型案件を募集しています。
- 募集案件数:1件
- 募集金額: 3億9,029万円
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 |
LEVECHYファンド4号(抽選式) |
18ヶ月 | 3億9,029万円 | 7.0% |
2023年8月の募集実績
LEVECHY(レベチー)では2023年6月に以下の募集がありました。
かなりの大規模案件ですが、200%以上の倍率となりました。
- 募集案件数:1件
- 募集金額: 9億1,440万円
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 |
LEVECHYファンド3号(抽選式) |
12ヶ月 | 9億1,440万円 | 8.0% |
LEVECHY(レベチー)のメリット
ではLEVECHY(レベチー)に投資するメリットは、どういった点が挙げられるでしょうか?
主に、その利回りの高さやリスク対策の強固さが注目されます。
メリット
- 需要が高まっている都心の物件に投資できる
- 利回りが高いので効率よく資金を運用できる
- 特別目的会社を介在し資産隔離を行っているため倒産リスクを避けられる
メリット①:需要が高まっている都心の物件に投資できる
LEVECHY(レベチー)で投資運営が行われる不動産は、東京都心のマンション物件となっています。
インバウンド需要も回復し、景気が上昇傾向である今の日本では、都心の地価は上昇傾向であるため手堅い投資先になっています。
その結果、不動産運用で損失が起こる可能性は低いといえます。
メリット②:利回りが高いので効率よく資金を運用できる
LEVECHY(レベチー)の利回りは、第1号〜第3号ファンドを見ると年利8パーセントから10パーセントとなっています。
この数字は他の不動産とクラウドファンディングサイトと比較しても高い数字であり、効率よく自分の資金を運用することができます。
少ない資金でも大きな利益を狙うことができるという点もLEVECHY(レベチー)の大きなメリットだといえます。
メリット③:特別目的会社を介在し資産隔離を行っているため倒産リスクを避けられる
LEVECHY(レベチー)ならではの独自性のある取り組みとして、不動産クラウドファンディングの運用スキームに特別目的会社(SPC)を導入していることが挙げられます。
出典:レベチー公式サイト
不動産投資型クラウドファンディングでは、運営する不動産を不動産会社所有にしていると、運営の不動産会社が倒産した時に投資家のお金で購入した不動産も債務者への返済に利用される可能性があります。
しかしLEVECHY(レベチー)は投資家のお金で購入した不動産は特別目的会社の所有物としており、万が一レベチーの運営会社が倒産したとしても債権者への返済に利用される恐れがありません。
そのため、運営会社が倒産しても投資家へのダメージを抑えられるのです。
LEVECHY(レベチー)のデメリット
続いて、LEVECHY(レベチー)のデメリットについて解説します。
主に、投資する機会を得づらいことがLEVECHY(レベチー)のデメリットとして挙げられそうです。
デメリット
- 競争率が高い
- ファンドの募集頻度は月1回程度
- ファンド運用中のキャンセルは不可
デメリット①:競争率が高い
LEVECHY(レベチー)の第1号案件の募集結果を見ると、その競争倍率は2,700パーセントを超えています。
第1号案件は利回りが10パーセントと大変条件が良かっただけに、これだけ倍率が高くなってしまったといえるでしょう。
一方で、第3号案件の場合は9億円以上と大規模な募集が行われたため、倍率は低くなっておりその数字は190パーセントほどです。
競争率の高さというデメリットは解消されつつあります。
デメリット②:ファンドの募集頻度は月1回程度
現状、LEVECHY(レベチー)のファンドの募集頻度は月に1回程度となっています。
そのため、一度募集に外れてしまうとひと月資金は余らせてしまうことになります。
また、メールなどでの告知情報を見逃してしまうと、次に投資できる機会まで時間が空いてしまうため、情報は必ず見直さないようにしなければいけません。
募集頻度に関しては、これからの上昇が期待されるところです。
デメリット③:ファンド運用中のキャンセルは不可
LEVECHY(レベチー)では、ファンド運用中のキャンセルはできないようになっています。
不動産投資型クラウドファンディングサイトの中には、運用中でもキャンセルができるサイトとできないサイトがあるため、その点については投資前によくチェックしておいてください。
LEVECHY(レベチー)ではクーリングオフはできるため、間違って投資してしまったという際は早期のキャンセルは可能です。
投資はできるだけ生活に必要なお金ではなく、余剰資金で行うようにしてください。
LEVECHY(レベチー)のリスク対策
LEVECHY(レベチー)では、投資家の資産を守るためにどのような対策を行っているでしょうか?
主に、優先劣後出資方式の採用と投資家資産の保全、特別目的会社を設立しているという3つの点が挙げられます。
リスク対策
- 優先劣後出資を行っている
- 特別会社を運営スキームに組み込み倒産隔離を行っている
- 投資家の資金を信託保全している
リスク対策①:優先劣後出資を行っている
LEVECHY(レベチー)では、不動産物件の取得に対し優先劣後出資方式を採用しています。
優先劣後出資方式とは、投資家から集めたお金を優先出資分、運営の不動産会社が出資する分を劣後出資分として分別し、万が一売却時に損益が起きた場合は劣後出資分から計上していく方式のことです。
そのため、不動産価格が値下がりしても、劣後出資金額の範囲内であれば投資家の損失は起きません。
リスク対策②:特別会社を運営スキームに組み込み倒産隔離を行っている
LEVECHY(レベチー)では、ファンドの運用時に特別目的会社を組み入れています。
そのため、万が一運営会社であるジャパン・プロパティーズが倒産したとしても投資家のお金で購入した不動産は特別会社の所有となるため、売却されて債務者への返済に使われる恐れがありません。
倒産が起きても、投資家に対して運営不動産を売却したお金が戻ってきます。
リスク対策③:投資家の資金を信託保全している
LEVECHY(レベチー)では、投資家から集まったお金を信託保全として会社の運用資金とは別に分別管理しています。
そのため、投資家から集めたお金が他の目的に使われることがなく、倒産時に債務者への返済に利用される恐れもありません。
このように、LEVECHY(レベチー)は入念なリスク対策を行っています。
LEVECHY(レベチー)の口コミ・評判
LEVECHY(レベチー)は新しい不動産投資型クラウドファンディングサイトだけに、投資家からどのような評判を獲得しているのか気になる方もいるかもしれません。
そこでLEVECHY(レベチー)の評判をSNSなどから探ってみました。
ポジティブな口コミ・評判
LEVECHY(レベチー)のポジティブな口コミとしては、不特法第3号・第4号による運用スキームを導入している点が挙げられています。
投資家保護に努めたいという姿勢は投資家の大きな支持を得ています。
また、利回りの高さを魅力に感じている声も多く聞かれました。
ネガティブな口コミ・評判
LEVECHY(レベチー)のネガティブな口コミでは、倍率の高さが挙げられています。
特に、第1号案件はなんと2,000%を超える倍率であり、投資したくてもなかなか投資できないという状態になっています。
一方で、第3号案件の倍率は150%程度まで下がっており、投資しやすい状況となっています。
投資家の不満の声が消えていくのも時間の問題でしょう。
LEVECHY(レベチー)がおすすめの人
LEVECHY(レベチー)は、どういった志向を持つ投資家の方におすすめできる不動産投資型クラウドファンディングでしょうか?
安全志向であり、かつ高利回りを目指したいという不動産投資家に向いているクラウドファンディングサイトだといえます。
おすすめの人
- 利回りが高く多くの資金を運用できるファンドに興味のある人
- 二重三重のリスク対策を行っている会社に投資したい人
おすすめ①:利回りが高く多くの資金を運用できるファンドに興味のある人
LEVECHY(レベチー)の第3号案件は、利回りが8パーセント、募集金額が9億円以上という規模になっています。
他の不動産投資型クラウドファンディングと比較しても利回りは高く、募集金額も大きいため多額の資金を運用できます。
そのため、高利回りファンドに多額の資金を投入して毎月大きな配当金を得たいという方に向いている不動産投資型クラウドファンディングサイトだといえるでしょう。
おすすめ②:二重三重のリスク対策を行っている会社に投資したい人
LEVECHY(レベチー)の大きな特徴として、SPCを介入させた運用スキームがあります。
SPCによる倒産隔離を行うことで投資家の資産を保護しており、優先劣後出資や信託保全といった対策を行っています。
投資家をできるだけ保護したいという強い願いが見える不動産投資型クラウドファンディングだけに、投資では資産保全性を重視する人にこそ向いているサイトかもしれません。
LEVECHY(レベチー)の口座開設手順
ここまでで、LEVECHY(レベチー)に口座を開設したいと思った方もいるでしょう。
そこで、ここではLEVECHY(レベチー)の口座開設手順を、実際の画面を交えながら解説します。
PCでの新規会員登録
出典:レベチー公式サイト
まずは、LEVECHY(レベチー)の公式サイトにPCでアクセスします。
右側に会員登録ボタンがあるので、それをクリックします。
スマホでの新規会員登録
出典:レベチー公式サイト
LEVECHY(レベチー)では、スマートフォン用のサイトも用意されています。
スマホで公式サイトにアクセスし、無料会員登録ボタンをクリックします。
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メールアドレスを入力すると、そのメールアドレスに本会員登録用の案内が配信されます。
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また、書類確認の上の同意を行い本人確認に進みます。
本人確認では、以下の書類をスマートフォンで撮影しアップします。
撮影しアップする書類 |
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本人確認コードの受け取り
本人確認をレベチーが行い、審査を通過するとレベチーから本人確認コードが記載されたメールが送付されます。
記載のURLにアクセスし、遷移先でメールに記載の本人確認コードを入力します。
その後マイナンバーの登録も必要になるので、次の書類の画像をアップします。
- マイナンバーカード
- 通知カード
- マイナンバー記載の住民票
これで会員登録は終了です。
まとめ
LEVECHY(レベチー)は、数ある不動産投資型クラウドファンディングサイトの中でも数少ない不動産特定共同法第3号・第4号に登録している事業者です。
不特法第3号第4号の登録を行うことで不動産クラウドファンディングの運用に際し、特別目的会社を介在させることが可能となり、その結果倒産隔離で投資家の資産を保全することができます。
また優先劣後出資方式など、他のリスク対策も行っており利回りの高さと併せて投資家にとっては利益を上げやすく、損失が発生しにくいという大変魅力あるサイトです。
すでにLEVECHY(レベチー)は高い人気を呼んでおり、募集時の競争率は高くなっています。
今のうちから早めにLEVECHY(レベチー)に登録して、その案件情報を見逃さないようにしましょう。