※当記事は、2023年10月5日(木)時点の公開情報に基づき執筆しています。
不動産投資ができるソーシャルレンディングサービスが人気を集めているのをご存じでしょうか?
数千万円から数億円単位のお金がかかる不動産投資に、1万円など小口で投資ができるため、ソーシャルレンディングが個人投資家の間で注目されています。
不動産投資のソーシャルレンディングで有名なのがOwnersBook(オーナーズブック)です。
1万円から不動産投資ができる画期的なサービスなので、メリットやデメリット、口コミ・評判を紹介していきます。
目次
- OwnersBook(オーナーズブック)の概要
- OwnersBook(オーナーズブック)の募集実績
- OwnersBook(オーナーズブック)の総評
- OwnersBook(オーナーズブック)の案件の特徴
- OwnersBook(オーナーズブック)の2023年7月~9月の募集実績
- OwnersBook(オーナーズブック)に投資するメリット
- OwnersBook(オーナーズブック)に投資するデメリット
- OwnersBook(オーナーズブック)のリスクに対する対策
- OwnersBook(オーナーズブック)の口コミ・評判
- OwnersBook(オーナーズブック)がおすすめの人
- OwnersBook(オーナーズブック)の口座開設手順
- まとめ
OwnersBook(オーナーズブック)の概要
OwnersBook(オーナーズブック)は、東京に拠点を置く「ロードスターインベストメンツ株式会社」が運営するソーシャルレンディングです。
ロードスターインベストメンツ株式会社は、ロードスターキャピタル株式会社の子会社であり、2021年8月1日からOwnersBookの事業運営を継承しています。
ロードスターキャピタル株式会社は2012年に設立され、不動産の運用や仲介、コンサルティングなどをおこなう総合不動産会社です。
2014年9月OwnersBook(オーナーズブック)のサービスを開始、そして、2017年9月にロードスターキャピタルはマザーズ市場に上場しています。
さらに2022年3月には、東証プライム市場に上場しています。
「第二種金融商品取引業」だけでなく、「総合不動産投資顧問業」や「宅地建物取引業」などにも登録しており、「アセットマネジメント事業」や「コーポレートファンディング事業」も展開しているため、社内に多くの不動産専門家が在籍しています。
そのため、不動産のプロが厳選した優良案件がたくさん揃っていることが特徴です。
全案件担保付きなので、投資家としてはメリットが大きいと言えます。
また、ロードスターキャピタル100パーセント出資の子会社であるロードスターファンディング株式会社が投資家から集めた資金を預かり、貸付・管理をしています。
2020年8月には公式ホームページのリニューアルを行いました。
「不動産のプロが扱うクラウドファンディング」という強みを全面に押し出しています。
OwnersBook(オーナーズブック)の募集実績
OwnersBook(オーナーズブック)は、約7年のソーシャルレンディングサイトの運営歴があります。
その累計募集実績は、2023年9月7日(木)時点で409億4,7055万円となっています。
この数字は、「Crowd Bank(クラウドバンク)」「Crowd Credit(クラウドクレジット)」「Funds(ファンズ)」に次いで、日本国内で営業中のソーシャルレンディングサイトでは累計で第4位につけています。
また、先に上げた中の2サイトは、運営元の会社がソーシャルレンディング事業を主事業としていましたが、OwnersBookの元の運営元であるロードスターキャピタル株式会社は、主事業は不動産の開発や販売などです。
そのため、売上は年々増加してはいますが、ソーシャルレンディング事業はあくまでも複数の事業の中の一つにとなっています。
ソーシャルレンディング事業以外を含めたロードスターキャピタル株式会社グループの売上は、2020年12月期で169億円となっており、これはソーシャルレンディングサイトを運営する会社の中では、群を抜いて高い数字となっています。
ソーシャルレンディング事業を中心に展開する会社の場合、ソーシャルレンディング議場で黒字化できるまでに時間を要することが多く、Crowd Credit(クラウドクレジット)は2019年12月期決算でも赤字となっています。
しかし、ロードスターキャピタル株式会社は上場企業なので、IR情報もすべて公開しており、黒字化を達成していることがわかります。
ソーシャルレンディング事業以外に利益を出し続ける主事業があるということは、会社の財務基盤において大きな支えになるでしょう。
ソーシャルレンディング事業単体での収支は不明ですが、同社の中では成長を期待する事業とされています。
今後もロードスターキャピタル株式会社の売上高、利益の増加とともにOwnersBook(オーナーズブック)もその存在感を増していくことでしょう。
OwnersBook(オーナーズブック)の総評
OwnersBook(オーナーズブック)の評価を、5段階で表してみましょう
利回り:3
年利3パーセントから6パーセントとそこまで高い利回りの案件がないため、単純な収益性で見ればあまり良くありません。
実績:4
募集金額、運営実績は十分なものがありますが、大阪のホテル案件で返済遅延が発生しています。
安全性:5
不動産案件に対する審査や、不動産事業の運営実績は上場企業らしくきちんと明かされています。
東証マザーズ上場の審査も滞りなく通過しており、他のソーシャルレンディング会社に比べれば遥かに信頼に足る要素を持っていると言えます。
さらにソーシャルレンディング事業を直接運営する会社としては、初の東証一部上場も達成しています。
ただし、2021年3月には大阪のホテル案件で1年間の返済延期が発生したことを発表しています。
コロナ禍の影響を上受けやすいホテル案件だけに、想定のとおりに売却が行われなかったと見られます。
この案件をどのようにさばくのかで、OwnersBookの安全性に対する見方も変わってくるでしょう。
情報開示:4
情報開示は融資先の名前が明らかになっていないものがある状態です。
物件の所在地などの情報開示を望みたいところです。
総合評価:5
ソーシャルレンディング投資する人の目的はさまざまでしょうが、その中でもとにかく手軽に不労所得を得たいという人にとって、OwnersBook(オーナーズブック)は大変におすすめできる会社です。
OwnersBook(オーナーズブック)の案件の特徴
では、OwnersBook(オーナーズブック)の案件にはどういった特徴があるでしょうか?
案件の特徴
- 1口1万円から投資できる
- 投資家同士でコミュニケーションが取れる
- 投資タイプを選択できる
- 東証マザーズ上場企業が運営している
- 全案件に不動産担保が付いている
- 情報・リスク度合いが表示されている
- 手数料がほとんどかからない
- 不動産のプロが厳選している
- エクイティ型や優待付き案件もある
- 投資の申込みに一部抽選制度を導入している
特徴①:1口1万円から投資できる
OwnersBook(オーナーズブック)では、1口1万円から投資することができます。
一般的な不動産投資の場合は数千万円から数億円といったまとまった資金が必要ですが、OwnersBook(オーナーズブック)であれば少額資金で運用をスタートすることが可能です。
REIT(不動産投資信託)などとは異なり、不動産オーナー(債権者)として地位を得ることもできます。
1口1万円からなので、5万円あれば5つの案件に分散投資することも可能です。
「投資を始めるにはお金がかかるのでは」と不安に感じている人でも、オーナーズブックであれば少ない元手で始めることができます。
特徴②:投資家同士でコミュニケーションが取れる
OwnersBook(オーナーズブック)では、利用者同士がコミュニティ上で対話や情報交換することができます。
グループを作りコミュニケーションを図ることもでき、さまざまな情報交換が可能です。
身近に投資の相談相手がいない人でも、オーナーズブック上で気軽にコミュニケーションが取ることができます。
特徴③:投資タイプを選択できる
OwnersBook(オーナーズブック)では、自分のリスク許容度に応じて投資タイプを選択できるようになっています。
「エクイティ投資」や「シニアローンの貸付」など、幅広く用意されています。
状況に応じて選択ができるため、リスクを軽減して投資することが可能です。
特徴④:東証プライム市場上場企業の子会社が運営している
OwnersBook(オーナーズブック)は、東証プライム市場に上場しているロードスターキャピタル株式会社の子会社、ロードスターインベストメント株式会社が運営しています。
ロードスターキャピタル株式会社の資本金は27億9,400万円と規模が大きいです。
ソーシャルレンディング業者としては初めてマザーズへ上場したこともあり、注目を集めています。
カカクコムといった大手企業から資本を集めています。
特徴⑤:全案件に不動産担保が付いている
OwnersBook(オーナーズブック)の特徴の一つが、全案件が不動産担保付きという点です。
担保付きなので、万一の際も未回収になることを防げます。
案件自体、不動産のプロが厳選した優良物件で、さらに担保付きとなるためリスクを抑えた投資が可能です。
特徴⑥:情報・リスク度合いが表示されている
OwnersBook(オーナーズブック)では、物件情報の多くが開示されているだけでなく、リスク分析や財務構造の情報も掲載されています。
リスク分析では、次の3つの項目で大〜小のリスクレベルが表示されており、一目でリスク度合いを把握することが可能です。
リスク度合い |
|
財務構造も公開されており、投資判断に役立てることができます。
他にも、建物状況や交通・接近条件・賃貸借の状況・物件評価額なども載っており、投資の参考にすることが可能です。
特徴⑦:手数料がほとんどかからない
OwnersBook(オーナーズブック)は、手数料がほとんどかかりません。
会員登録や口座開設・管理、案件取引にかかる費用はすべて無料です。
投資口座への振込みや払戻しにかかる費用は利用者負担ですが、それ以外の手数料は0円なので余計なコスト負担を軽減できます。
特徴⑧:不動産のプロが厳選している
OwnersBook(オーナーズブック)の運営会社の親会社であるロードスターキャピタル株式会社は、運用や仲介、コンサルティングなどを行う総合不動産会社です。
そのため、社内には宅地建物取引士やビル経営管理士、不動産鑑定士など、不動産の専門家が多く在籍しています。
数ある不動産の中から、プロが厳選した案件ばかりが揃っています。そのため、安定したリターンが期待できます。
特徴⑨:エクイティ型や優待付き案件もある
OwnersBook(オーナーズブック)は、ハイリスク・ハイリターンのエクイティ型案件や優待付き案件に投資することも可能です。
優待付きであれば割引価格で宿泊ができるなど、お得な特典が付いてきます。
幅広い投資案件が用意されているため、自分に合った投資ができます。
特徴⑩:投資の申込みに一部抽選制度を導入している
OwnersBook(オーナーズブック)は案件の人気が高く、募集を行っても一瞬で募集金額の上限に達してしまうことが多いです。
そのため、募集開始時にサイトにアクセスできない人から、投資機会がなかなかないとの不満の声も上がっていました。
そこで、一部の案件において抽選制度が導入されています。
申し込んだ後、抽選で当選してからようやく実際に投資できるような仕組みです。
案件の募集開始時間にサイトにアクセスできなくとも、投資できる機会は全投資家に平等に与えられています。
OwnersBook(オーナーズブック)の2023年7月~9月の募集実績
案件の特徴がわかったところで、OwnersBook(オーナーズブック)の募集案件の概要を紹介しましょう。
直近の2023年7月~9月に募集が行われた実績を紹介していきます。
2023年9月の募集実績
OwnersBook(オーナーズブック)で2023年9月に募集が行われた案件は以下のとおりです。
- 募集案件数:4件
- 募集金額:6億8,000万円
中規模、大規模案件が入り混じった募集状況です。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 渋谷区マンション第4号第1回 | 31ヶ月 | 5,800万円 | 4.7% |
2 | 世田谷区商業ビル第1号第1回 | 31ヶ月 | 2億1,200円 | 4.1% |
2023年8月の募集実績
OwnersBook(オーナーズブック)で2023年8月に募集が行われた案件は以下のとおりです。
- 募集案件数:3件
- 募集金額:5億700万円
素地案件中心の募集です。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 世田谷区戸建用地第4号第1回 | 17ヶ月 | 1億6,500万円 | 4.4% |
2 | 新宿区マンション用地第1号第1回 | 26ヶ月 | 1億9,000万円 | 4.4% |
2023年7月の募集実績
OwnersBook(オーナーズブック)で2023年7月に募集が行われた案件は以下のとおりです。
- 募集案件数:2件
- 募集金額:3億3,800万円
手堅い投資先の募集を行っています。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 渋谷区戸建素地第2号第1回 | 31ヶ月 | 1億8,800万円 | 4.5% |
OwnersBook(オーナーズブック)に投資するメリット
では、OwnersBook(オーナーズブック)に投資するメリットにはどういったものがあるでしょうか?
次の7つに分けて解説しましょう。
メリット
- 少ない金額でも手軽に投資できる
- 目利きの不動産のプロが投資案件を評価している
- 運営会社が上場企業
- 不動産担保付きなので投資家のリスクが小さい
- 物件リスクが見える化されている
- 短期〜長期までカバーしている
- 投資家のコスト負担が少ない
メリット①:少ない金額でも手軽に投資できる
少ない資金でも投資を始められることがOwnersBook(オーナーズブック)のメリットの一つです。
不動産投資にはたくさんのお金が必要になるイメージを持っている人も多いですが、OwnersBook(オーナーズブック)であれば1万円から投資ができます。
他の金融商品(投資方法)と比較しても少ないお金で投資ができ、分散投資の経済的ハードルも低めです。
経験が浅い投資初心者や資金に余裕がない人にとっては、特に大きなメリットだと言えるでしょう。
メリット②:目利きの不動産のプロが投資案件を評価している
OwnersBook(オーナーズブック)の案件は、不動産管理士や宅地建物取引士といった不動産の専門家が選んだ案件ばかりなので、リターンが期待できます。
不動産への投資やソーシャルレンディングでの運用に不安がある人も多い中、オーナーズブックの案件には信頼感があります。
メリット③:運営会社の親会社が上場企業
運営会社の親会社が上場していることは大きなメリットだと言えます。
投資家としては、規模が小さく信頼性が低い業者が運営元だと大きな不安があるものです。
自分の資産を投資する際は、信用できる会社を利用することが重要です。
2018年頃には複数のソーシャルレンディングサイトで遅延・貸し倒れが多数発生したことがあるため、ソーシャルレンディング投資においては、事業者リスクを無視できません。
OwnersBook(オーナーズブック)の運営会社であるロードスターキャピタル株式会社は、2017年にマザーズ市場に上場しています。
事業者リスクという点では、オーナーズブックは信用に足るでしょう。
メリット④:不動産担保付きで投資家リスクを軽減
全案件が不動産担保付きであることもメリットです。
ソーシャルレンディング会社によっては担保が設定されていない案件も少なくありません。
そう言った場合、万が一の際は投資家が大きな損害を負ってしまいます。
メリット⑤:物件リスクが見える化されている
OwnersBook(オーナーズブック)では、案件の情報の中に立地と稼働率をもとにした物件リスク分析が掲載されています。
もちろん、掲載されているリスク分析が絶対ではありませんが、投資初心者は参考の一つにすることが可能です。
メリット⑥:短期〜長期までカバーしている
OwnersBook(オーナーズブック)では、2ヶ月ほどの短期案件から1年以上の長期案件まで幅広い運用期間の案件があります。
ソーシャルレンディング会社によっては、運用期間がほとんど同じなこともありますが、OwnersBook(オーナーズブック)であれば運用期間を判断基準の一つとして投資案件を決めることができます。
メリット⑦:投資家のコスト負担が少ない
OwnersBook(オーナーズブック)では口座振込みや払戻し手数料はかかりますが、それ以外のコスト負担がありません。
コスト負担が少ないため、投資資金を有効活用することができます。
コスト負担が少ないことは、長期投資をするうえでとても重要なことです。
投資家としてはできるだけコスト負担が少ない投資商品で資産運用したいと考えるものです。
OwnersBook(オーナーズブック)に投資するデメリット
OwnersBook(オーナーズブック)はもちろんメリットだけではなく、デメリットもあります。
大きく分けて次の5点があると言えるでしょう。
デメリット
- 利回りはそれほど高くない
- 募集案件の数は多くない
- 不動産業界の景気に左右される
- 毎月分配ではない
- 投資可能金額に上限がある
デメリット①:利回りはそれほど高くない
OwnersBook(オーナーズブック)の案件の利回りはそれほど高くなく、多くが3パーセントから5パーセントです。
他のソーシャルレンディングや不動産投資クラウドファンディングの場合、利回りは4パーセントから8パーセント、高いものは10パーセント以上の案件もあります。
OwnersBook(オーナーズブック)の場合は他より低めの利回り案件が多いため、それほど大きなリターンは期待できません。
ただし、少額資金で全案件担保付きなどリスクを抑えた運用が可能です。
デメリット②:募集案件の数は多くない
OwnersBook(オーナーズブック)は案件が少ないというデメリットがあります。
実際に登録をして案件を見てみると、確かに募集案件は多くありません。
募集案件数がそれほど多くない上に、募集が始まるとすぐに終了してしまうほど人気であるため、スピーディーな判断が求められます。
デメリット③:不動産業界の景気に左右される
不動産に特化したソーシャルレンディングなので、運用成績は不動産市況の影響を受けます。
不動産業界の景気が良ければ利回りも期待できますが、景気が悪ければ思うような利回りでの運用が難しくなります。
2021年3月には、大阪のホテル案件で、1年間の運用延長を発表しています。
コロナ禍で苦戦が続くホテル業界関係の案件は、売却が難しく運用の延長を余儀なくされた形と言えます。
特に、不動産だけで資産運用する場合は十分に注意する必要があります。
運用対象の不動産の種類もきちんと投資前に確認しましょう。
デメリット④:毎月分配ではない
OwnersBook(オーナーズブック)は四半期ごとの分配なので、デメリットに感じる方もいるでしょう。
ソーシャルレンディングの中には毎月分配であることも多いため、そうでないことを理解したうえで投資しなければなりません。
デメリット⑤:投資可能金額に上限がある
近ごろは、OwnersBook(オーナーズブック)は一部の案件で投資金額の条件が設定されています。
一人の投資家が一気に上限まで投資することを避けるための措置と言えますが、多くの金額を安全な投資先に投資したいと考える人にとってはデメリットだと言えます。
OwnersBook(オーナーズブック)のリスクに対する対策
ソーシャルレンディングに限らず投資には元本割れのリスクがあるため、サービス事業者がリスクを低く抑える対策を取っているかどうかは、投資するかの判断において重要です。
OwnersBook(オーナーズブック)では、貸し付けの案件に不動産の担保を設定し、貸し倒れしにくいようリスクを抑える対策を取っています。
担保を設定することで、資金を借り入れた企業が投資家にお金を返済できなくなっても、担保不動産の売却などによりからお金を回収できるメリットがあります。
このようなセーフティーネットがあるためか、先ほどもお伝えしたようにOwnersBook(オーナーズブック)では返済期限の延長は発生したものの、これまで貸し倒れが一度も起きたことがありません。
今のところ、リスク対策がとても上手く機能していると考えられます。
ただし、借り入れた企業がお金を返済できず、かつ担保となる不動産の価格が大きく下落した場合は、投資家に返済する資金を用意できなくなる可能性があります。
悪い状況が重なって投資家の元本割れにつながるリスクが皆無ではないことは、理解した上で始めましょう。
OwnersBook(オーナーズブック)の口コミ・評判
これまでOwnersBook(オーナーズブック)の案件の特徴や募集実績、そしてメリット・デメリットを紹介しました。
実際に投資している人はどう感じているのか、その評価が気になるという方もいるでしょう。
そこで、ここではOwnersBook(オーナーズブック)の口コミや評判を紹介しましょう。
ポジティブな口コミ・評判
OwnersBook(オーナーズブック)に関するポジティブな口コミ・評判としては「1万円という少額でしっかり利益が出ている」という意見が多いです。
予定どおりの利回りで運用できているため、1万円の投資でも儲けを実感できる人が多いようです。
「1万円で投資を始めて利益が出たので、これからは100万円などまとまったお金をOwnersBook(オーナーズブック)で運用していきたい」という声も多いです。
少額から始めて金額を増やしていけることがOwnersBook(オーナーズブック)の魅力と言えるでしょう。
また、不動産のプロが厳選した不動産投資の案件なので「投資しやすい」という口コミも多く見られます。
ネガティブな口コミ・評判
一方で、OwnersBook(オーナーズブック)についてネガティブな口コミや評判があることもまた事実です。
ただし、「途中で解約できない」「元本割れのリスクがある」などのソーシャルレンディングとして一般的なことをデメリットに感じている方が多いようで、大きな問題があるようには見えません。
筆者としては、OwnersBook(オーナーズブック)はリスクが低めの案件を多く扱っているため、他社に比べると若干利回りが低いかなという印象があります。
ローリスク・ローリターンなのをメリットと受け止めることもできる一方、利益を追求したい人にとってはデメリットになり得るでしょう。
OwnersBook(オーナーズブック)がおすすめの人
OwnersBook(オーナーズブック)はソーシャルレンディング業界ではローリスク・ローリターンな不動産投資を扱うサイトです。
この特徴にぴったりでおすすめできるのは、次のようなタイプの方です。
おすすめの人
- ソーシャルレンディング初心者
- 不動産投資の初心者
- 株式・債券などの投資をしている人
おすすめ①:ソーシャルレンディング初心者
OwnersBook(オーナーズブック)は1万円から投資を始められるため、これまでソーシャルレンディングをやったことがない初心者の方がデビューするのにおすすめです。
投資には元本割れのリスクがあるのに、あまりに高額なお金が必要ならやめておきたいところですが、1万円なら何とかお試しと思って始められるのではないでしょうか?
金額のハードルだけでなく、低リスクの案件を扱っていることもOwnersBook(オーナーズブック)を初心者におすすめできる理由の一つです。
不動産担保が設定されており貸し倒れしにくい仕組みが整っているので、初心者でも投資を始めやすいでしょう。
おすすめ②:不動産投資の初心者
OwnersBook(オーナーズブック)は1万円で不動産投資ができるサービスなので、不動産投資をやったことがない方にもおすすめです。
不動産投資は、一般的にマンションやアパート、一戸建てなどの物件を所有して始めるものなので、数千万円から数億円といった多額の資金が必要になります。
しかし、OwnersBook(オーナーズブック)はこれを小分けにしたようなイメージなので、1万円という少額でも不動産投資ができるのです。
「不動産投資に興味はあったけれど、そんなにお金を持っていないため諦めていた」という方におすすめです。
おすすめ③:株式・債券などの投資をしている人
すでに株式や債券などの投資をしている人は、他の投資先に分散投資することがおすすめです。
不動産投資もその選択肢に入りますし、OwnersBook(オーナーズブック)なら少額で不動産投資ができるため分散投資にぴったりです。
もし金融危機が起きて株式や債券が暴落したら、一気に資産が減ってしまうかもしれません。
そのため、あらゆる資産に投資しておき暴落によるダメージを減らす工夫が必要なのです。
不動産投資も分散投資に役立ちますし、OwnersBook(オーナーズブック)を始めてみてはいかがでしょうか?
OwnersBook(オーナーズブック)の口座開設手順
OwnersBook(オーナーズブック)は1万円から投資ができ各案件に担保がついているため、早速投資をしてみたいと思った方も多いでしょう。
次の4つのステップで、無料で口座を開設できるため、ぜひ参考にしてください。
口座開設手順
- メールアドレスの登録
- 氏名や住所、本人確認書類の提出
- 本人所在確認はがきを受領
- 入金
ステップ①:メールアドレスの登録
OwnersBook(オーナーズブック)の公式ホームページで「会員登録」をクリックし、まずはメールアドレスのみを入力します。
ここでは、氏名や住所などの詳しい情報は必要ありません。
FacebookやYahoo! JAPAN IDをお持ちの方は、これらのIDと連携することで簡単に登録の申請ができます。
ワンクリックで登録でき、メールアドレスを登録するより簡単なので、OwnersBook(オーナーズブック)と連携して問題ないという方はぜひ使ってみてください。
ステップ②:氏名や住所、本人確認書類の提出
登録したメールアドレスに仮会員登録完了メールが送られてくるので、そこに記載されているURLをクリックします。
すると登録を続けるページに飛ぶので、流れに沿って入力していきましょう。
入力するのは、氏名や住所、出金先の銀行口座、投資家経験、おおよその収入などです。
本人確認書類の画像もアップロードして提出します。
次の本人確認書類が使えるので、スマホなどで撮影してアップロードしましょう。
本人確認書類 |
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ステップ③:本人所在確認はがきを受領
登録が完了すると、OwnersBook(オーナーズブック)側で審査が行われます。
無事に審査に通過した人には、「本人所在確認はがき」が郵送されます。
このはがきを受け取ったら、口座開設は完了です。
はがきが到着するまでの期間の目安は1週間程度です。
ステップ④:入金
はがきが到着したら、OwnersBook(オーナーズブック)でいよいよ投資を始めることができます。
専用の振込口座にお金を入金し、投資する案件を選んで始めましょう。
まとめ
OwnersBook(オーナーズブック)の評判や口コミ、募集実績などを紹介しました。
2018年ごろ、利回り重視で投資していたばかりにソーシャルレンディング投資で損失を発生させてしまった投資家の方が相次ぎました。
しかし、OwnersBook(オーナーズブック)は当初から投資家保護、そして信頼性獲得のための取り組みを行っており、運営開始から6年が経過した2020年現在でも、貸し倒れや返済遅延を発生させたことがないという実績を持っています。
高い利回りの会社に投資をしても、貸し倒れや返済遅延が発生しては意味がありません。
それよりも、高い確率で3パーセントから5パーセントの利回りを得られるOwnersBook(オーナーズブック)に投資した方が、結果的にストレスを感じることなく不労所得を得ることができるとも言えます。
2021年現在、投資家からOwnersBook(オーナーズブック)は非常に高い評価を受けており、1億円以上の募集案件でもあっという間に投資上限まで達してしまう状況が続いています。
一部の案件では投資金額の上限が設定されるなど、その投資熱はどんどん加熱しています。
OwnersBook(オーナーズブック)は、ソーシャルレンディング投資を行うのであれば、選択肢に持っておきたい会社です。
良い案件を発見してから口座開設しているのでは、時間がかかってしまいその間に案件が埋まってしまいます。
下の「サービスサイト」では無料で口座開設ができるので、このタイミングで口座開設しておき、良い案件を逃さないようにした方が良いでしょう。