2019年そして2020年と、不動産会社が次々に不動産投資型クラウドファンディングに参入しています。
2020年1月にも、投資用ワンルームマンションの販売などを手がける株式会社パートナーズが「PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)」という不動産投資型クラウドファンディングサイトをオープンしました。
ここでは、そのPARTNERS Fundingの特徴や口コミについてお伝えしていきます。
目次
PARTNERS Fundingを運営する株式会社パートナーズとは
出典:株式会社PARTNERS
不動産投資型クラウドファンディングサイト「PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)」運営しているのは、株式会社パートナーズという不動産会社です。
まずは、株式会社パートナーズがどういった事業を行う不動産会社なのかについて解説していきましょう。
会社概要
社名 | 株式会社パートナーズ(PARTNERSCO.,LTD.) |
所在地 | 〒141-0022 東京都品川区東五反田2-8-8FLEZIO五反田7階 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 吉村 拓 |
事業内容 |
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免許登録 |
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株式会社パートナーズは、中古ワンルームマンション物件の仕入れ・販売などの事業を中心に手掛けている会社です。
個人不動産投資家に対して、自社で仕入れたワンルームマンションを販売しています。
自社でマンション開発などは行なっておらず、不動産投資の仲介やコンサルティング、そして資産運用全般のコンサルティングなどを行っています。
また、投資家に販売した不動産物件の賃貸管理など、投資家に対しては幅広い分野のサポートも取り組んでいます。
不動産投資型クラウドファンディングサイト「PARTNERS Funding」の特徴
出典:PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)
では、PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)がどのような特徴を持った不動産投資型クラウドファンディングサイトなのか。
その気になる特徴を、パートナーズファンディングのウェブサイトから確認していきます。
特徴①:想定8パーセントの高い利回りを提供
パートナーズファンディングは、2020年1月にサイトが開設されました。
2020年2月末時点で、すでに2号案件までの募集を実施しています。
第1号・第2号のいずれの案件も区分マンションを購入対象としており、運用時における想定利回りは8パーセントと高い数字でした。
他社の不動産投資型クラウドファンディング案件と比べれば、特に利回りの高さが目立っています。
特徴②:優先劣後出資方式を採用
不動産投資型クラウドファンディングでは、ほとんどの会社が「優先劣後出資方式」を採用しています。
優先劣後出資方式とは、購入に必要な資金を投資家の優先出資分と、運営元の不動産会社が劣後出資する資金を分けて管理する方式です。
運用のために購入した不動産を売却し、損失が発生した場合には劣後出資を行った不動産会社がまず損失を負います。
パートナーズファンディングでは、劣後出資割合を30パーセントとしています。
特徴③:投資対象は都内の区分マンション
パートナーズファンディングの既存募集案件を見ると、投資対象の不動産はいずれも都内の区分マンションです。
そのため、急激な資産価値の低下は起こりにくいと考えられます。
投資物件の詳細な情報も公開されており、投資家はどのようなマンションを購入し、どの程度の利回りで運用するのかといった数字を確認できます。
掲載されている数字が妥当かどうかを判断できるのです。
特徴④:1万円からの出資が可能
パートナーズファンディングでは、1万円からの出資が可能です。
そのため、豊富な資金を持っていない方でも不動産投資を始めることができます。
また、パートナーズファンディングの登録は20歳からとなっています。
就労している社会人だけではなく、20歳以上の学生でも投資を始められます。
応募に関しては「抽選制度」が採用されています。
案件の募集開始時刻にパソコンやスマートフォンにつなぐことができない人でも、平等に投資機会が与えられています。
PARTNERS Fundingの良い口コミ・評判
すでにサービスが開始されているPARTNERS Funding(パートナーズファンディング)ですが、投資家はどのような印象を抱いているでしょうか?
投資家の口コミや評判などを探ってみました。
良い口コミ・評判①:利回りが8パーセントと高い
パートナーズファンディングの想定利回りは、第1号・第2号案件ともに想定で8パーセントと高い利回りでした。
ソーシャルレンディングでも、昨今8パーセントの案件を提供する会社は減っています。
そんな中、パートナーズファンディングの8パーセントという想定利回りは、収益を求める人にとっては大変魅力的に写っています。
ただし、あくまでも想定の数字なので、必ずしも運用で8パーセントの利回りが得られる保証はありません。
物件の運用状況や売却時の結果によって上下があります。
良い口コミ・評判②:運用期間が3ヶ月と短い
パートナーズファンディングの案件の運用期間は、第1号・第2号ともに3ヶ月と非常に短くなっています。
短期間の運用期間中であれば、その期間内に空室が発生して収益が減る可能性は低いです。
また、売却時に大きく不動産相場が下落しているリスクも起こりにくいでしょう。
不動産投資型クラウドファンディングの投資リスクを軽減することができます。
良い口コミ・評判③:劣後出資方式の割合が高い
パートナーズファンディングの募集案件の劣後出資割合は、30パーセントと高い数字です。
他の不動産投資型クラウドファンディングサイトでは、劣後出資割合は20パーセントの会社が多いです。
1億円の物件の場合、劣後出資割合が30パーセントであれば、売却時に7,000万円でしか売れなかったとしても、投資家の損失は発生しません。
パートナーズファンディングは、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトより、投資家が損失を被る可能性が低めです。
投資家の資産の保全性が高いと言えるでしょう。
PARTNERS Fundingの悪い口コミ・評判
数多くの優れた特徴を持っているPARTNERS Funding(パートナーズファンディング)ですが、シビアな視点で見ている投資家もいます。
投資家から見たパートナーズファンディングのリスクに関する口コミや評判も確認しておきましょう。
悪い口コミ・評判①:利回りが高すぎる
投資家の中には、パートナーズファンディングの想定利回り8パーセントという数字を高すぎると考える人もいます。
もちろん、サイト開設時の案件は多くの投資家にアピールするため、採算度外視で高い利回りを設定することがあります。
ただし、平均的な利回りよりもあまりに高い場合、そこには何かしらの事情があるのではないかと懸念する人がいることもまた事実です。
また、高い利回りが必ずしも続くわけではありません。
徐々に利回りが下がる可能性あると考えておきましょう。
悪い口コミ・評判②:どのような事業を行っているか不明な点がある
株式会社パートナーズは上場企業ではないため、ホームページを見ても詳細な企業情報などは公開されていません。
また、事業概要は書いてあるものの詳細情報の記載はありません。
自社でマンション開発事業などを手掛けていないため、世間に公開される事業結果が見つからないのです。
株式会社パートナーズに対して、どういった事業をしている不動産会社なのかよくわからないと感じる人もいるのです。
悪い口コミ・評判③:募集金額が小さい
パートナーズファンディングの第1号・第2号案件はいずれも1,500万円ほどの小規模案件です。
そのため、投資できる資金が限られています。
少額しか投資できない場合、大きな利益を稼ぎ出すことは難しいです。
また、パートナーズファンディングの人気が上がれば、投資が集中して当選率が下がることが考えられます。
まとめ
PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)は想定利回りが年間8パーセントと収益性が高く、劣後割合も30パーセントと高く、利益と保全性を両立させた不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
ただ、運営元の株式会社パートナーズの実態がよくわからないという懸念を持っている人がいることも確かです。
株式会社パートナーズでは、投資セミナーの開催や投資イベントへの出展を積極的に行っています。
こういった場所に直接赴き質問してみることで、パートナーズファンディングの考えをよく知り、投資への理解を深めることができるでしょう。
パートナーズファンディングから提供される案件が魅力的なことは確かです。
少しでも興味を持った人は、パートナーズファンディングに登録してみてはいかがでしょうか?