新規サイトが相次いで登場している不動産投資型クラウドファンディング。
2020年10月に東証マザーズに上場した不動産会社である株式会社タスキが運営するTasukiファンドもその一つです。
そこで、どの不動産投資型クラウドファンディングにサイトに投資をして良いのか迷っている方のために、ここではTasukiファンドの特徴をご紹介していきます。
目次
不動産投資型クラウドファンディング「Tasukiファンド」とは
出典:Tasukiファンド
Tasukiファンドは、2020年10月に東証マザーズに上場したばかりの不動産会社株式会社タスキが運営を行っています。
まずは、運営元である株式会社タスキの情報を確認していきましょう。
運営会社概要
商号 | 株式会社タスキ TASUKICorporation |
本社 | 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-9 日昭ビル2F |
設立 | 2013年8月12日 |
資本金 | 10億1,246万円 |
代表者 | 代表取締役社長 村田 浩司 |
上場 | 東証マザーズ市場(証券コード:2987) |
許可及び 免許 | 宅地建物取引業/国土交通大臣(1)第9357号
一級建築士事務所/東京都知事登録第62332号 建設業/東京都知事(特-30)第149863号 不動産特定共同事業/金融庁長官・国土交通大臣第99号 |
加盟団体 | 一般社団法人不動産テック協会
公益社団法人東京都宅地建物取引業協会 一般社団法人全国住宅産業協会 |
株式会社タスキは、主に2つの事業を展開しています。
一つは不動産開発事業です。
「タスキ Live Mana」と称し、マンションやテナントだけではなく、宿泊施設や保育所といった多様な不動産物件の開発を行い、投資家に当社に提供しています。
そして、もう一つはタスキDayPayと呼ばれるフィンテック事業です。
この事業では、給与前払いシステムを構築し、人材確保のための給与資金調達に悩む企業向けのサービスを展開しています。
そして、今後3つ目の柱となる事業として同社が扱うのがTasukiファンドです。
同社がこれまで事業を展開している不動産×Fintechを融合した、不動産tech事業としてTasukiファンドを展開します。
株式会社タスキは、一般社団法人不動産テック協会にも参加しています。
Tasukiファンドの特徴
それでは、Tasukiファンドがどういった特徴を持ったクラウドファンディングサイトなのかについて、2010年10月上旬時点で公開されている情報をもとにして解説しましょう。
株式会社タスキが手掛けてきた、多様な不動産案件の取り扱いができる不動産投資型クラウドファンディングになりそうです。
- 10万円という少額から投資できる
- 豊富な経験を生かした多様な不動産物件を扱う
- 透明性を重視した豊富な物件情報を提供している
特徴①:10万円という少額から投資できる
Tasukiファンドは、1口10万円からの投資が可能です。
これは、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトと比べて標準的です。
そのため、従来の不動産投資よりも遥かに小さな金額で不動産投資を始めることができます。
融資を受けずに調達できる範囲のお金だけに、20代などそれほど収入や貯金がない方でも、不動産投資に挑戦できます。
特徴②:豊富な経験を生かした多様な不動産物件を扱う
不動産投資型クラウドファンディングサイトを選ぶときには、どういった物件が運用されるかも注目したいところです。
残念ながら、2020年10月上旬時点ではTasukiファンドで運用される不動産物件は公開されていません。
それでも、株式会社タスキが扱ってきた種類の物件がTasukiファンドでも運営されることが予測できます。
居住用物件以外にも、ホテルや保育所といった多様な不動産案件が取り扱われる可能性が高いでしょう。
居住用物件に投資対象を集中せず、多様な不動産投資に分散投資を行いたい人向けの不動産投資型クラウドファンディングサイトになりそうです。
特徴③:透明性を重視した豊富な物件情報を提供している
まだ具体的な物件情報は公開されていませんが、Tasukiファンドでは透明性を重視した豊富な物件情報を提供していくとしています。
不動産投資型クラウドファンディングは、投資家が実際に運用される物件情報を確認し、収益性やリスクを実際に自分で確認できる点がメリットの一つです。
この物件で本当にリスクはないのか、提示されている通りの収益が得られるのかといったことを、公開情報をもとに自分で投資の是非を判断できます。
株式会社タスキでは多様な不動産物件の取り扱い行っており、投資家には物件情報を提供した上で販売してきた実績があります。
不動産投資型クラウドファンディングの運用についても、これまでの不動産物件の販売同様に投資家には豊富な情報が提供されることでしょう。
まとめ:総評
2020年10月上旬時点では、Tasukiファンドの細かな特徴は、明らかになっていません。
しかし、東証マザーズ上場企業の運営であるため、コンプライアンス遵守や反社会勢力との交際、資本力は上場時審査を通過しており一定の信頼を置けます。
さらに、これまでに豊富な物件販売実績があること、またフィンテック事業を手掛けている実績があります。
自社でフィンテック開発に取り組む不動産会社は少ないため、テクノロジーの面で強みを持つ不動産会社であると言えるでしょう。
同社が展開する不動産の種類はどうなるのか、また新規性のあるサービス開発があるのかなど、情報のさらなる公開に期待したいところです。
このページでも、情報が公開され次第Tasukiファンドの情報を追記していきます。