※当記事は、、2023年10月7日(土)時点の公開情報に基づき執筆しています。
毎月のように、新しい投資サイトが登場している不動産投資型クラウドファンディング。
不動産業界から注目される投資手法であり、投資家にとっては投資できる選択肢がどんどん増えています。
2021年3月には、カチデベロップメント株式会社による不動産投資型クラウドファンディング「victory fund」が登場しました。
そこで、ここではvictory fundの特徴やメリットなどを取り上げていきます。
新しい投資先を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
不動産投資型クラウドファンディング「victory fund」の概要
出典:victory fund
victory fundの運営元は、カチデベロップメント株式会社という不動産会社です。
まずは、運営元の不動産会社の概要を見ていきましょう。
運営会社の概要を知ることで、どのような案件を取り扱うのかという、傾向を知ることができます。
会社概要
会社名 | カチデベロップメント株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役 足立 和夫 |
所在地 | 東京都中央区日本橋室町1-5-15 昇賢ビル2階 |
設立 | 平成9年7月7日 |
資本金 | 1億3,425万円 |
事業内容 | 不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディング
不動産開発販売事業 プロパティマネジメント事業 |
許認可 | 宅地建物取引業東京都知事(4)第79547号 |
創業から約25年の歴史がある不動産会社です。
主に不動産の販売、開発を手掛けています。
victory fundの案件の特徴
では、具体的にvictory fundではどういった案件を扱っていく方針なのか、特徴について解説していきます。
victory fundの案件には、高利回りかつ募集金額が大きいという2つの特徴があります。
不動産投資型クラウドファンディング投資で多額のお金を稼ぎたい方にとっては、魅力的な案件となっています。
案件の特徴
- 高利回りファンドを扱う
- 大規模ファンドを扱う
- 賃料保証がある
特徴①:高利回りファンドを扱う
victory fundの第1号案件の利回りは、なんと想定年利10.5パーセントと非常に高い利回りです。
他の不動産投資型クラウドファンディングサイトを見ると、平均的な利回りは年利4パーセント前後が多く、単純に考えて2倍以上の利回りです。
例えば、100万円を投資した場合、普通の不動産投資型クラウドファンディングサイトでは1年間の収入は税引前で4万円前後ですが、victory fundなら税引前で10万5千円もの配当金になります。
「どれくらいのお金が入るのか」を考える人にとっては、victory fundの群を抜いた利回りの数字は、注目するべきポイントではないでしょうか?
特徴②:大規模ファンドを扱う
もう一つの大きな特徴が、大規模ファンドを取り扱っているということです。
2021年3月に募集されたvictory fundの第1号案件の募集金額は、2億7,500万円です。
東京都台東区の商業ビルの運用案件であり、土地・建物いずれも価値が高いです。
不動産投資型クラウドファンディングサイトの第1号案件としては、破格の規模となっています。
他の不動産投資型クラウドファンディングサイトを見ても、2億円以上の案件を募集している実績のあるサイトは2~3サイト程度しかありません。
これだけの募集規模であれば、投資上限にすぐに達するということがなく、多額の金額を投資できるでしょう。
特徴③:賃料保証がある
victory fundの第1号案件は、2年間の運用案件です。
さらに、最初の1年間は賃料保証が付いています。
victory fundが取得する不動産が最初から転貸先があり、賃料保証契約がついているため、最初の1年は賃料保証契約によって家賃収入が保証されるのです。
この期間中は、たとえ空室が発生しても、配当される金額は一定の金額です。
2年目以降の契約については明記されていませんが、最初の1年間に関しては、少なくとも転貸先の企業が倒産しない限りは収入が保証されるのです。
高い利回りながら賃料保証がついており、二重のメリットがあるのです。
victory fundの2023年7月~9月の募集実績
続いて、victory fundの案件の募集実績を、直近の3ヶ月(2023年7月~9月)で紹介しましょう。
2023年9月の募集実績
victory fundの2023年9月の募集実績は、次のとおりです。
- 募集案件数:1件
- 募集金額:6,000万円
6パーセントという高利回りファンドです。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 江戸川1丁目新築戸建プロジェクトVer2 | 10ヶ月 | 6,000万円 | 6.0% |
2023年8月の募集実績
victory fundの2023年8月の募集実績は、次のとおりです。
- 募集案件数:1件
- 募集金額:1億8,000万円
このところ積極的な募集が続いています。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 両国1丁目駅前プロジェクト | 12ヶ月 | 1億8,000万円 | 8.0% |
2023年7月の募集実績
victory fundの2023年7月の募集実績は、次のとおりです。
- 募集案件数:1件
- 募集金額:5億8,000万円
大規模案件ですが無事満額を達成しました。
No. | 案件名 | 運用期間 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|---|---|
1 | 福岡市介護・医療プロジェクト | 12ヶ月 | 5億8,000万円 | 10.0% |
victory fundのメリット
では、victory fundに投資するメリットを見ていきましょう。
お金を増やしたいという方にとっては、victory fundの収益性の高さそして運用できる金額の大きさなど様々なメリットがあると言えそうです。
メリット
- 賃料保証がある
- 大きな金額を投資できる
- 収益性が高い
メリット①:賃料保証がある
victory fundの第1号案件には、1年間の賃料保証が付いています。
不動産投資型クラウドファンディングは、不動産物件を取得し、賃し出して得られた家賃収入を投資家に配当するというスキームが一般的です。
それだけに、空室が発生すると利回りが低下します。
しかし、victory fundは取得した物件を他の会社に転貸しており、賃料保証を設定しています。
その契約期間中は、毎月一定の家賃収入が入ってくる契約になっています。
賃料保証があるだけに、1年間は急激に配当金の金額が下がることがないのです。
メリット②:大きな金額を投資できる
victory fundは、2億7,500万円という大規模案件を扱っています。
募集規模が数千万円しかない案件の場合、投資できる金額は小さくなりがちであり、抽選制で投資できないこともあります。
しかし、2億円以上の規模のファンドであれば、個人が投資できる金額も大きくなりますし、抽選制度になることも少ないでしょう。
生活費以外にも余裕資金が豊富にあり、できるだけ運用金額を増やしたい人にとってはvictory fundは利用価値がありそうです。
メリット③:収益性が高い
victory fundの9パーセントという利回りは、他サイトと比較して2倍以上の高い数値です。
他の不動産投資型クラウドファンディングサイトを見ると、資産価値の低い古家を購入し、リフォーム後の運用で高い利回りを提供するものもありますが、立地は郊外です。
それだけに、victory fundのように、都内一等地にある商業ビル運用案件で利回り9パーセントという数字はまず見られません。
この好利回りに1年間の賃料保証がついているわけですから、投資すれば9パーセントの配当利回りを1年間、高い確率で得ることができます。
お金を増やすことをまず念頭においている人にとっては、見逃せないサイトでしょう。
victory fundのデメリット
続いては、victory fundのデメリットを解説していきましょう。
金銭的な収益メリットが大きいvictory fundですが、それだけに気をつけなければならないポイントもあります。
デメリット
- 市況の影響を受けやすい
- 運用途中での現金化ができない
デメリット①:市況の影響を受けやすい
victory fundの第1号案件は、東京都台東区にある商業施設の再生ファンドです。
1年間の賃料保証が付いていますが、商業施設の運用がうまくいかなければ、2年目以降は大きく配当金が下がる可能性もあります。
台東区の商業施設というと、海外の観光客に売り上げを依存する傾向にあります。
新型コロナウイルスの流行がいつ収束するかで、売り上げが大きく変化する可能性があります。
つまり、経済の流れの影響を大きく受ける運用対象なのです。
デメリット②:運用途中での現金化ができない
victory fundは、運用途中で投資家が任意で解約したり、自分の出資持分を売却して他者に譲渡したりことができません。
不動産投資型クラウドファンディングサイトの中には、運用途中でも自由にキャンセルができたり、自分の出資持分を他者に譲渡するシステムが提供されていたりするサイトもあります。
早急に現金化が必要になったり、資金を他の投資先に回したりしたい人にとっては、運用途中の現金化ができない点は、不便さを感じる可能性があります。
そのため、市況変化リスクに対応することが難しいと言えます。
victory fundのリスク対策
不動産投資型クラウドファンディングは投資の一種であり、複数のリスクが存在しています。
ただし、各サイトともにリスク対策を行っており、投資家はリスク対策を見ることで、資金を失うリスクを下げることができます。
victory fundは、具体的にどのようなリスク対策を取っているでしょうか?
リスク対策
- 優先劣後出資方式の採用
- 賃料保証の設定
- 東京23区内物件を中心としたファンド組成
リスク対策①:優先劣後出資方式の採用
victory fundでは、他の不動産投資型クラウドファンディングと同じように優先劣後出資方式を採用しています。
優先劣後出資方式とは、不動産物件の購入にあたり、victory fundが出資する「劣後出資分」と、投資家が出資する「優先出資分」を分別管理して運用する方法です。
victory fundの第1号案件は、2,800万円をvictory fundが劣後出資、投資家が2億7,500万円を優先出資しています。
取得総額は3億0,300万円であり、案件の運用終了後、物件を売却した際に、購入価格から10パーセントほど値下がりし、2億8,000万円でしか売れなくても、損失は劣後出資分から計上されます。
多少の値下がりであれば、投資家の損失は発生しません。
リスク対策②:賃料保証の設定
売却時の損失が発生しないようにするのが優先劣後出資方式ですが、毎月の配当の収益性を確実にするのが賃料保証です。
victory fundの第1号案件には1年間の賃料保証がついており、投資家への配当金が1年間保証されている状態となっています。
急激に収入が下がったりすることがないため、1年間は継続的な収入を期待できます。
リスク対策③:東京23区内物件を中心としたファンド組成
victory fundは、高利回り案件ながらも東京23区内という資産価値の高い場所にある不動産を扱っています。
不動産投資型クラウドファンディングは、不動産を購入し一定期間運用した後に売却し、投資家に元本を返済するシステムとなっています。
不動産価格が落ちやすい場所の案件は、運用終了後に安値でしか売れずに損失が起こる可能性があるのです。
東京23区内であれば、物件価格が大きく値下がりすることも起こりにくく、投資家の損失が発生しにくいのです。
victory fundの口コミ・評判
これまで、victory fundのメリット・デメリットなどについて紹介してきました。
では、victory fundは投資家にどういった評価をされているでしょうか?
不動産投資型クラウドファンディングに投資している個人投資家による口コミや評判をSNS などから探ってみました。
ポジティブな口コミ評判
victory fundのポジティブな評判は、その利回りの高さです。
他の不動産投資型クラウドファンディングサイトと比べると2倍以上という利回りの数字は、多くの投資家から注目を集めています。
また、最初から募集金額規模が大きく、多額のお金を投資できるという点に魅力を感じている人もいました。
ネガティブな口コミや評判
ネガティブな口コミや評判としては、victory fundの第1号案件は商業ビルの再生案件だけに、コロナ禍の影響を受けそうな運用対象だという言及があります。
新型コロナウイルスはまだ各国で収束を見せず、海外からの観光客が自由に日本に訪日できるようになるまでには相当の時間を要するかもしれません。
1年間は賃料保証が付いていますが、その後も同等の賃料を獲得できるかどうかという点を不安視している人もいました。
第1号案件は、新型コロナウイルスの流行の状況から影響を受ける可能性が高そうです。
victory fundがおすすめの人
それでは、victory fundはどういった方に向いた不動産投資型クラウドファンディングでしょうか?
配当金を多く得たいという人におすすめできるサイトだと言えそうです。
おすすめの人
- 高利回りファンドに投資したい方
- 配当金を手堅く得たい方
高利回りファンドに投資したい方
victory fundに対して最も多い意見が、利回りが高いという点でした。
それだけに、高利回りファンドに投資して毎月多額の配当金を受け取りたいという方におすすめできます。
さらに、victory fundは投資金額の制限もなく、一案件あたり2億円以上という大型案件を提供しています。
資金さえあれば、1,000万円規模の投資を行い、毎月5万円以上の配当を得ることも可能です。
仕事以外の副収入を手軽に得たいという方にとって、victory fundは非常に利用価値の高いサイトだと言えるでしょう。
配当金を手堅く得たい方
今後すべての案件に適用されるかどうかはまだわかりませんが、第1号案件に関しては、1年間の賃料保証が付いています。
そのため、急激に収益が落ちることはなく、投資家は一定の配当金を得ることが可能です。
高収益性ながら手堅い利回りを得ることができる点は、victory fundの大きな魅力であり、投資するべき意義だと言えそうです。
victory fundの口座開設手順
このように多方面から注目を集めているvictory fundですが、実際に口座を開設するにはどういった手順を経れば良いでしょうか?
実際の画面手順を見ながら確認していきましょう。
PCでの会員登録
出典:victory fund
まず、パソコンでvictory fundのホームページにアクセスします。
画面中央部に会員登録ボタンがあるので、そちらをクリックしましょう。
スマホでの会員登録
出典:victory fund
スマートフォンでも、手順は変わりません。
スマートフォンでvictory fundの公式サイトにアクセスして会員登録するボタンをクリックします。
仮会員登録
会員登録ボタンをクリックすると、仮会員登録画面に遷移します。
そこでは、まずメールアドレスとパスワードを入力し、利用規約などの書類を確認します。
また、パスワードを忘れてしまったときのための秘密の質問も設定します。
すべてを入力したら仮会員登録が完了します。
登録したメールアドレスに、victory fundからメールが送られてきます。
本会員登録
victory fundからのメールに記載されたアドレスをクリックすると、本会員登録用の画面に遷移します。
ここでは、次の2つの本人確認方法を選べます。
本人確認方法 |
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スマホで本人確認は、スマホで免許証などの写真入り身分証明書を撮影し、自分の顔も撮影します。
その後、AIが写真の照合を行い、本人と認められればすぐに本人確認作業が完了します。
住所などの個人情報を記入し、銀行口座を証明する書類をアップすれば、投資家登録は完了します。
はがきで本人確認は、自宅に送られてきたはがきの受け取りで本人確認を完了します。
そのため、victory fundからのはがき発送作業が必要であり、投資家口座開設には3~5営業日ほど要します。
また、次の条件を満たしていない個人は、投資家登録ができないため注意してください。
投資家登録できない人 |
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まとめ
victory fundは、非常に利回りの高い案件を提供している新規の不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
高い収益性を求める方にとっては何よりも注目するべきサイトですし、運用スキームを見ても賃料保証がついていたり、東京23区内の物件を扱ったりするなど、堅実な方向性も見受けられます。
収益性の高い案件に投資をしたい方は、ぜひvictory fundに口座を開設してみてはいかがでしょうか?
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