アメリカンファンディングの概要
出典:アメリカンファンディング
アメリカンファンディングは、東京に拠点を構えるアメリカンファンディング株式会社が手掛けるソーシャルレンディングサービスです。
アメリカンファンディング株式会社は、2015年7月30日に創立され、資本金は5,000万円。
ソーシャルレンディングサービスは2016年7月に開始しています。
アメリカンファンディングはサービスを開始して3年ほどですが、成立ローン総額は26億0,508万円、登録ユーザー数4,100人超の規模となっています。
海外案件に特化していて、全案件が不動産担保付きで少額から投資が可能な点などが魅力です。
ここでは、アメリカンファンディングの主な特徴や評判について見ていきましょう。
アメリカンファンディングの案件の特徴
各ソーシャルレンディング会社で案件の特徴は異なります。
そのため、どのような特徴があるのか把握することで、自分に合ったソーシャルレンディングサイト選びができるようになります。
まずは、アメリカンファンディングの主な特徴について紹介していきます。
案件の特徴①:利回りが高い
ソーシャルレンディングの業界平均利回りは7パーセント前後だと言われています。
しかし、アメリカンファンディングの平均利回りは8パーセントから9パーセント前後となっているため、業界平均よりも高いリターンが期待できます。
株式投資や投資信託の場合、利回りは2パーセントから3パーセントほどのものが多いですが、アメリカンファンディングであれば高利回りで運用することが可能です。
案件の特徴②:分配金の支払いは月1回
アメリカンファンディングでは、月1回分配金の支払いがあります。
年12回、毎月分配金が出るため運用している実感を得やすいですし、すぐに分配金を使うことが可能です。
案件の特徴③:全案件担保付き
ソーシャルレンディング業者によっては、一部の案件にしか担保が付いていないことがあります。
そのため、債務不履行が発生した場合に資金を回収できないリスクがあります。
しかし、アメリカンファンディングに関しては、基本的にすべての投資案件にアメリカの不動産物件が担保で付いています。
有担保債権の貸付商品を取り扱っているため、万が一の際も貸し倒れリスクを最小限に抑えることができて投資家は安心です。
案件の特徴④:2万円から投資できる
ソーシャルレンディング会社によっては、投資する際の必要最低金額が5万円から10万円必要になります。
そのため、複数案件に投資をするにはまとまった資金が必要になるので、初心者にはハードルが高めです。
一方で、アメリカンファンディングは最低投資額が2万円となっているため、少額で投資を始めることができます。
少額資金で運用できるため、初心者でも始めやすいことがメリットです。
案件の特徴⑤:円建てファンドが多い
海外案件に投資する際は、為替リスクに気をつけなければなりません。
為替レートの変動によって、損失を被る可能性があるからです。
アメリカンファンディングの案件は、円建てファンドが多くなっています。
ただし、為替リスクはアメリカンファンディングが負担してくれるため、為替レートを気にせず取引ができます。
したがって、リスクを軽減した運用が可能です。
案件の特徴⑥:アメリカの不動産案件に特化
アメリカンファンディングは、アメリカの不動産案件に特化しています。
不動産の成長率が高いカリフォルニア洲やテキサス州の案件を中心に取り扱っており、安定した収益が期待できます。
アメリカンファンディングの良い口コミ・評判
実際にアメリカンファンディングを利用している人たちが、どのように感じ評価しているのか知っておくことはとても大事です。
ここでは、アメリカンファンディングの案件の良い口コミや評判について紹介していきます。
一つひとつしっかりと確認していきましょう。
良い口コミ・評判①:高いリターンが期待できる
アメリカンファンディングの案件の評判を見ていると、「利回りが高いことが魅力」「高いリターンが期待できる」というものが多いです。
アメリカンファンディングの利回りはソーシャルレンディング業界の平均よりも高く、8パーセントから9パーセントほどを実現しています。
高いリターンが期待できることはアメリファンディングを選ぶ大きなメリットです。
良い口コミ・評判②:全案件に担保が付いているため安心できる
ソーシャルレンディング業界で貸し倒れが問題となっている中、アメリカンファンディングは全件不動産担保付き商品を取り扱っています。
すべての案件にアメリカの不動産物件が担保として付いているため、貸し倒れリスクの軽減が可能です。
「アメリカンファンディングであれば全案件担保付きなので安心」という評判が多く見られます。
良い口コミ・評判③:少額資金で投資できる
「少ない資金で投資を始められる」という評判も多いです。
他のソーシャルレンディングサイトだと最低投資金額が10万円前後の場合がありますが、アメリカンファンディングであれば2万円から投資ができます。
まとまったお金がなくても高利回りの運用ができるため、多く利用者・投資家から評判です。
良い口コミ・評判④:為替リスクを抑えられる
投資家としては、リスクは極力抑えたいものです。
アメリカンファンディングであれば、全案件に対して為替ヘッジをおこなっているため、為替リスクを抑えることが可能です。
海外ファンドに投資する際の為替リスクを軽減できるため、安心して投資することができます。
為替リスクは悩ましい問題の一つですが、「アメリカンファンディングであれば為替ヘッジしているから比較的安心できる」という評判が多く見られます。
アメリカンファンディングの悪い口コミ・評判
アメリカンファンディングの良い口コミや評判だけでなく、悪い評判についても把握しておくことは大事です。
どちらの口コミも知ておくことで、自分に合ったソーシャルレンディングかどうか判断しやすくなるからです。
ここでは、アメリカンファンディングの主な悪い評判について見ていきましょう。
悪い口コミ・評判①:アメリカに特化している
アメリカンファンディングは、アメリカの不動産案件に特化していることが魅力の一つですが、不安視する声も多く見られます。
アメリカに特化していることから、政治や災害リスク、地政学リスクなど、さまざまなリスクによって状況が一変する可能性があります。
ハリケーンなど日本では考えられないような大規模な自然災害が発生することもあるため注意が必要です。
悪い口コミ・評判②:延滞・デフォルトが発生している
アメリカンファンディングの悪い評判を見ていると、延滞債権・デフォルト債権が発生していることについての内容が多く見られます。
2019年7月時点で、延滞・デフォルト案件は7件、金額にすると約1億9,000万円です。
こういった延滞・デフォルト発生しているため、不安視する投資家がいるようです。
悪い口コミ・評判③:実績が少ない
アメリカンファンディングは2015年7月にサービスがスタートし、2019年7月現在は成立ローン総額が約26億円、登録ユーザー数4,100人超の規模まで拡大しています。
しかし、大手のソーシャルレンディングと比べると、実績はまだまだ少ないため、興味はあるけど様子見している投資家も多いようです。
悪い口コミ・評判④:募集金額がそれほど大きくない
他のソーシャルレンディングだと、1案件あたりの募集金額が1,000万円を超えることも珍しくありません。
しかし、アメリカンファンディングの1件あたりの募集金額は500万円から800万円ほどのケースが多いです。
募集金額がそれほど大きくないため、すぐに募集終了となる可能性があります。
数十万円から数百万円の資金を投じる投資家もいるため、素早い判断が求められる場合もあります。
アメリカンファンディングの総評
アメリカンファンディングの評価を5段階で表してみましょう。
利回り:4
10パーセントを超える案件もあるなど、利回りは高めです。
実績:3
2019年7月現在、募集実績はそれほど多くはありません。
安全性:3
アメリカ不動産の担保力は未知数ですし、実際に返済遅延が起きています。
情報開示:3
特に行っていません。
総合評価:3
すでにmaneoマーケットとの協議で、アメリカンファンディングはソーシャルレンディング案件の募集を終了しています。
現在は新規投資ができない状況です。
案件の募集が再開されることを待ちましょう。