「投資は100万円や1,000万円といったのまとまったお金がないと始められない」
投資をしたことがない方の中には、こういった先入観を持っている人がいます。
しかし、最近ではインターネットの発展などにより、ネットを通じて「1万円」や「10万円」といった少額で投資を始めることが可能になりました。
少額で投資を始めることはリスクが小さいため、投資初心者が投資をよく知るうえで最適の手法です。
少額投資から始めて徐々に投資経験を積めば、将来的に多額の投資に挑むこともできるでしょう。
そこで、ここでは少額投資とはどういうものなのか、そして少額投資で利益を出すための方法について解説していきます。
少額投資するメリット
まずは、少額で投資を始めるメリットから解説していきましょう。
メリットには次の3点が挙げられます。
- リスクが低い
- 20代でも始められる
- さまざまな投資を試せる
メリット①:リスクが低い
投資における最大のリスクは、投資元本を失ってしまうことです。
100万円という比較的大きな金額で投資を始めて失敗した場合、最大で100万円すべてを失ってしまうことがあります。
収入が少ない方や貯金が少ない方にとって、100万円を失うことは大変な痛手でしょう。
しかし、例えば5万円から投資を始めれば、どんなに元本を失ったとしても最大の損失額は5万円です。
投資におけるリスクは、投資した金額によって異なります。
少額で投資すれば、リスクは限られたものになります。
メリット②:20代でも始められる
20代は収入や貯金の額が少ない方が多く、なかなか投資に回すほど資金に余裕がある方は多くはありません。
一般的に、20代で100万円以上のお金を自由に動かせる人は、あまりいないでしょう。
しかし、そんな20代やあまり貯金の方でも、5万円や10万円ほどならボーナスなどの臨時収入から投資に回することができるでしょう。
収入や貯金が少ない方でも、少額投資であれば無理のない範囲で投資が始められます。
投資を始める中で徐々に経験を積み、少しずつ投資額を増やして将来に向けた資産運用を始めましょう。
メリット③:さまざまな投資を試せる
投資に回せるお金が100万円ある人でも、投資の最低額が100万円の場合は、投資手法を一つにする以外に選択肢がありません。
「投資」と一口に言っても、さまざまな方法があります。
例えば、「一攫千金を狙うもの」「コツコツと少しずつ利益を出すもの」とでは、性質が異なります。
そして、投資の種類によって自分の性格に合うもの、合わないものがあります。
どんな投資が自分に合っているかを見定めるには、まずさまざまな投資に挑戦してみることが一番大切です。
少額から始められる投資方法の場合、例えば100万円の資金を10万円ずつに分ければ、10種類の投資手法を試すことができます。
このように投資先を分けることは「分散投資」と呼ばれ、大金を失うリスクを下げることができます。
最初から一つの投資手法に大金を注ぎ込むよりも、さまざまな投資手法を試して自分に合うものを選びましょう。
少額投資のデメリット
もちろん、少額投資はメリットばかりではありません。
しっかりとデメリットについても知っておく必要があります。
デメリットには次の2つが挙げられます。
- 利益が少ない
- 手数料で利益を失うことがある
デメリット①:利益が少ない
少額投資の場合、得られる利益は少ないです。
例えば、「100万円」を年間利回りで5パーセントの投資手法で運用した場合、1年間の利益は5万円です。
5万円はある程度まとまった投資収入であるため、投資で利益が出たことを実感できるでしょう。
しかし、「10万円」を年間利回り5パーセントで運用したとしても、利益は1年間で5,000円に過ぎません。
1ヶ月にして400円ほどですから、あっという間になくなってしまう金額です。
そのため、投資で利益が出た実感はそれほど得られない方が多いでしょう。
投資による収入は、投資額に比例します。
そのため、投資する金額が少なければ、得られる収入もそのぶん小さくなります。
デメリット②:手数料で利益を失うことがある
投資にはさままざな費用が発生します。
例えば、身近なものだけでも次のような費用があります。
- 証券会社の口座への入金手数料
- 証券会社の口座への出金手数料
- 投資商品の購入手数料
- 運用手数料
これらの手数料は数百円ほどなので、大金を運用している人にとってはそれほど気になるものではありません。
しかし、先ほどお伝えした10万円を運用する例のように、年間の投資収入が数千円の場合、手数料が数百円であったとしても、利益の大半を手数料に持っていかれてしまう可能性があるのです。
振り込み手数料など、一部の手数料は投資金額に関わらず一定(一律)であることが多いです。
そのため、投資による収入が少なければ、痛い出費になります。
少額投資するのにおすすめの投資方法
これまで、少額投資のメリット・デメリットついて解説しました。
では、「少額投資」には具体的にどういったものがあるのでしょうか?
おすすめの6種類の投資方法について、「概要」「最低投資額」「一般的な利回り」「メリット」「デメリット」に分けて解説していきます。
- 投資信託
- ロボアドバイザー
- iDeCo
- つみたてNISA
- 不動産投資型クラウドファンディング
- ソーシャルレンディング
投資方法①:投資信託
投資信託とは、投資信託は証券会社にお金を預け、資産運用のプロに株式や為替、債券などを運用してもらう投資方法です。
最低投資額
最低投資額は、毎月5,000円ほどです。
積立型の投資信託であれば、毎月数千円ずつ投資して徐々に得られる配当金を増やすことが可能です。
数千円から投資できるため、資金に余裕がある人は「国内外の株式を運用する投資信託」や「国債の投資信託」といったように、複数の種類の投資信託に少額ずつ投資すれば、リスクを抑えた投資ができますよ。
一般的な利回り
投資信託の一般的な利回りは、3パーセントから5パーセントほどです。
定期的に利益が配当される「インカムゲイン型」の投資方法の中では、平均的な利回りと言えるでしょう。
ただし、この利回りはあくまでも目安です。
リスクの高い投資信託に投資する場合はもっと高い利回りのものもありますし、手堅い投資先でやや低い利回りのものもあります。
メリット
投資信託は自らが資産運用を行う必要がないため、手間がかからないことが大きなメリットです。
また、プロに取引してもらうため、投資初心者が運用するよりも高い確率で利益を得ることができます。
デメリット
投資信託は資産運用のプロに運用を任せることができますが、プロでも確実に利益を出せるわけではありません。
投資であるため、場合によっては損失が発生します。
また、投資信託は必ず「運用手数料」が発生します。
投資で損失が発生したとしても、この手数料は必ず支払わなければならないため、負担が大きくなります。
おすすめの人
投資信託をおすすめしたいのは、自分で資産運用するのが怖い方や資産運用に時間をかけたくない方です。
プロに運用を委託する形なので、投資の勉強や運用に時間が取れない方におすすめの方法です。
「本業に集中したいが、投資も始めてみたい」そういった方は、まずは投資信託に資金を預けて資産運用のプロに運用してもらうと良いでしょう。
定期的な配当が得られる投資信託も多いため、何もせずに「不労所得」が得られますよ。
投資方法②:ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、AI(人工知能)に自分の資産を運用してもらう投資方法です。
人工知能が最適な投資手法を選び、資産運用を自動的に行ってくれる手法です。
最低投資額
ロボアドバイザーの最低投資額は10万円というものが多いです。
サービスによっては100円という少額からも投資できるものがあります。
そのため、貯金が少ない方でも気軽に投資を始めることができるでしょう。
一般的な利回り
ロボアドバイザーの一般的な利回りは、2パーセントから10パーセントほどであり、平均すれば5パーセントほどでしょう。
投資対象によって、利回りとリスクは異なります。
メリット
ロボアドバイザーはスマートフォンで投資ができるため、手軽に運用状態をチェックできることがメリットです。
投資対象を変更する際など、投資信託に比べて自分の意思を反映させることが容易です。
投資の状況を見ながらいつでもどこでも方針の変更を行うことができます。
もちろん、運用を任せきりにしたい方は、すべてチェックしなくても問題ありません。
デメリット
ロボアドバイザーは、近年登場した新しい投資方法です。
そのため、困難な局面における投資に対してAI(人工知能)がどの程度まで対応可能であるのかについては、現時点では推し量ることができません。
なぜなら、リーマンショックのような未曾有の経済危機にいまだ直面したことがないからです。
相場が下落した際に、人工知能が適切にトレードを行い損失を抑えることができるのか、実績が皆無なのです。
また、運用金額に応じて手数料がかかることも忘れてはなりません。
運用を委託するタイプの投資方法には手数料が発生します。
おすすめの人
ロボアドバイザーは、裁量取引(自分の意志で行う取引)とAI(人工知能)による自動取引を併用したい人におすすめです。
ロボアドバイザーは基本的には資産運用を人工知能に任せます。
しかし、随時自分の意思で目標利回りや投資対象の変更も可能です。
運用をAI(人工知能)に任せきりでは不安だという方や、少しでも自分の力でトレードをしたい方は、完全に他社に任せきりになる投資信託ではなく、ロボアドバイザーを選んでみてはいかがでしょうか。
投資方法③:iDeCo
iDeCoは、国が用意した「個人型確定拠出年金制度」です。
iDeCoはあくまでも制度の名称であり、投資手法名ではなく、基本的には「投資信託」です。
iDeCoに投資することによって、投資額を「所得税」や「住民税」から控除できる節税のメリットのある制度です。
その代わりに、iDeCoに投資した資金は60歳になるまで引き出すことができません。
最低投資額
iDeCoは投資信託なので、毎月数千円程度から投資可能です。
そのため、収入がそれほど多くない方でも、収入の範囲内で投資を始められます。
一般的な利回り
iDeCoの一般的な利回りは、投資信託と大きく変わることはなく3パーセントから5パーセントほどです。
インカムゲイン目的の投資手法としては、十分な利回りでしょう。
メリット
iDeCoのメリットは、「投資による運用益」と「節税」の2つの効果が見込める点です。
サラリーマンの方は、毎月約24,000円までiDeCoに投資できます。
つまり、1年間で276,000円の投資が可能であり、その分を所得から控除できます。
そのため、所得税率が20パーセントの方の場合、276,000円を投資することで、
- 276,000円×20%=55,200円
の税金が還付されます。
「投資による運用益」だけではなく「節税」によるキャッシュフローが生まれる(税金による支出を減らせる)ため、実質的な利回りを高くできるのです。
また、投資対象が投資信託であるため、みずから運用を行う必要がありません。
そのため、相場を念入りにチェックしたり取引したりすることが苦手な方に向いています。
デメリット
iDeCoは、個人が将来のために用意する年金制度です。
そのため、iDeCoへ投資した資金と得られた運用益は、60歳になるまで引き出すことができません。
つまり、iDeCoにまとまった資金を投資して手元にお金があまり残っていない場合、急病などで多額のお金を引き出したいような緊急事態が発生したら対応できなくなってしまう可能性があります。
投資したお金が拘束されてしまうことには不便を感じる方は多いでしょう。
おすすめの人
iDeCoを利用するべき方は、個人事業主です。
個人事業主が毎月iDeCoに投資できる金額は約7万円なので、先ほど紹介した会社員の方の場合のおよそ3倍です。
年額にすると816,000円です。
そのため、所得税率20パーセントの場合の税金の還付額は次のとおりです。
- 816,000円×20%=163,200円
年間で816,000円投資した場合、仮に利回りが5パーセントだとすると、運用益は
- 816,000円×20%=40,800円
となります。
そして、税金の還元額は先ほど計算したとおり163,200円です。
つまり、最終的には「還付額:163,200円」+「運用益:40,800円」で20万円以上の現金収入を得られることになります。
80万円ほど投資に対して20万円ほどの現金収入が得られるということは、利回りに換算すれば25パーセントです。
将来の備えとして、個人事業主の方はiDeCoを活用すると良いでしょう。
投資方法④:つみたてNISA
つみたてNISAは、積立制度専門のNISA(少額投資非課税制度)です。
つみたてNISAに指定された投資信託に定期的に投資すると、その利益が非課税になるという仕組みです。
上限金額は、年間40万円×最長20年=最大で800万円です。
最低投資額
つみたてNISAは、毎月の投資額が数千円ほどから始めることができます。
定期的に積立を行う必要がありますが、毎月の貯金代わりにコツコツと積み立てていく感覚で投資できます。
一般的な利回り
つみたてNISAの年間の利回りは、他の投資信託と同様に3パーセントから5パーセント前後のものが大半です。
平均して4パーセント前後でしょう。
メリット
つみたてNISAの運用益は非課税であるため、メリットもiDeCoと同じく節税できる点です。
もし、つみたてNISAで10万円の運用益が出たとしましょう。
通常は、そこから源泉徴収税として20.315パーセント税金が引かれます。
つまり、
- 100,000円×20.315%=20,315円
の所得税が発生します。
しかし、つみたてNISAは運用益が非課税になるため、20,315円の税金がかからなくなるのです。
デメリット
つみたてNISAは、あくまでも投資信託の運用益が非課税になるという制度です。
利益そのものが出なければ投資する意味はありません。
おすすめの人
つみたてNISAが向いているのは、継続して投資することのできる人です。
つみたてNISAは、毎月・年2回など「積立投資」が前提の制度です。
そのため、定期的に投資する必要があります。
定期的に積立投資を行うと、投資対象や投資時期の分散につながりリスクを分散できます。
定期的に積立すれば最大800万円を運用したぶんの利益がすべて非課税になるため、将来的に大きな資産形成につながります。
投資方法⑤:不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングは、「クラウドファンディング」という名前のとおり、不動産会社が多くの投資家から少しずつ資金を集める投資手法です。
不動産会社は投資家から集めた資金で不動産を購入し、不動産を転売や賃貸で運用して利益を得ます。
利益の一部を投資家に対して配当する仕組みのため、投資家は不動産物件を購入することなく、家賃収入をインカムゲインとして得ることができます。
最低投資額
不動産投資型クラウドファンディングでは、多くの運営会社は1万円を最低投資額にしています。
そのため、貯金が少ない方でも投資を始められます。
一般的な利回り
不動産投資型クラウドファンディングの利回りは、2パーセントから10パーセントほどと幅があります。
平均的な利回りは5パーセントほどでしょう。
手堅い都内のマンション運営の案件であれば、利回りは3パーセントから4パーセントほど、ややリスクの高い地方の空き家物件の運用の場合は8パーセント以上という高い利回りの案件もあります。
メリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは、不動産を購入せずに不動産投資による利益を得られることです。
一般的に、不動産投資には数百万円から数千万円といったまとまった自己資金が必要です。
もしくは、金融機関から融資を受けなければ物件を購入すること自体が困難です。
その上、購入の手続きなどの手間が掛かったり、不動産取得税などの税金を支払わなければなりません。
しかし、不動産投資型クラウドファンディングの場合は、運営会社に投資するだけで定期的な収入を得られます。
そのため、不動産投資よりも気軽に始められるのです。
デメリット
デメリットは、必ずしも利益が出るとは限らないことです。
例えば、利回りが高い空き家を運用する案件に投資しても、空き家に借り手や買い手がつかなければ収入を得られません。
また、想定した値段で運用の不動産が売れなかった場合は、損失が発生する可能性があります。
一般的な不動産投資と同じようなリスクが、不動産投資型クラウドファンディングにもあります。
おすすめの人
不動産投資型クラウドファンディングにおすすめの人は、不動産投資に興味のある方です。
不動産投資型クラウドファンディングの投資結果を左右するのは、運用される不動産の立地や物件などの条件です。
不動産投資に興味のある方であれば、そういった情報をチェックし利益が出る確率の高い不動産を見抜けるでしょう。
不動産投資の知識をクラウドファンディングにも活用できます。
投資方法⑥:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、事業資金を必要としてる会社に対して、投資家から少しずつ集めた資金を融資する投資手法です。
事業資金を必要とする会社に融資を行う際の貸付金利が、投資家に配当されます。
そのため、ソーシャルレンディングでは不労所得として手軽に金利収入を得ることができます。
最低投資額
ソーシャルレンディングの最低投資額は1万円や2万円ほどであることが多いです。
気軽に始められる投資でしょう。
一般的な利回り
一般的なソーシャルレンディングの利回りは、3パーセントから10パーセントほどです。
総じてやや利回りは高めです。
5パーセントから6パーセントの利回りの案件が多く、他のインカムゲイン目的の投資手法よりもやや高めです。
また、無担保や海外への融資案件などのリスクの高い案件であれば、利回りが10パーセントを超えることがあります。
メリット
ソーシャルレンディングのメリットは、高い利回りが毎月配当されることです。
そのため、運用益を再投資に回しやすい投資方法です。
また、貸付金利が収入源であるため、融資先の返済遅延や貸し倒れが起きない限り、運用期間中に安定した収入が見込めます。
あらかじめ金利が提示されているため、収入が計算しやすいこともメリットの一つでしょう。
デメリット
ソーシャルレンディングは一定期間貸付の契約を結ぶため、貸付期間中の解約ができません。
例えば、1年間の運用案件の場合は資金が1年間拘束されます。
また、最悪の事態は貸し付け先の業績が悪くなり返済できなくなることがあり、貸し倒れが発生することがあります。
その場合、担保を売却する、もしくは保証内容を履行して投資金を返済することになります。
しかし、担保や保証が手薄いものであればあるほど、損失が発生するおそれがあります。
おすすめの人
ソーシャルレンディングは、不労所得を毎月得たい方に向いています。
貸付金利による収入なので、投資家は作業を伴いません。
また、他の投資方法よりも利回りが高めであることも特徴です。
そのため、収益性を追求したい方におすすめできます。
少額投資で利益を出すためのコツ
ここまで、少額の投資方法を紹介しました。
では、これらをうまく活用して利益を出すにはどうすれば良いでしょうか?
押さえておきたいポイントを3つに分けてお伝えしましょう。
- 焦らずコツコツと積立投資する
- 手厚い保証がついた案件に投資する
- まずは色々な投資先を試してみる
コツ①:焦らずコツコツと積立投資する
少額投資は、無理のない範囲で毎月さまざまな対象に積み立て投資していくことで、各リスクを分散できます。
積み立て投資は、「時期(タイミング)」の分散や「投資先」の分散につながります。
毎月少しずつ投資先を変えれば、経済状況が悪化してもある程度はリスクを分散でるため、損失を抑えやすくなります。
すぐに大きな利益を求めるのではなく、将来的に資産を獲得するために積み立てて投資しましょう。
コツ②:手厚い保証がついた案件に投資する
「不動産投資型クラウドファンディング」や「ソーシャルレンディング」の場合、運用される不動産や担保になる不動産の情報が明示されます。
それらの不動産情報をしっかりとチェックして投資先を選ぶことが成功するうえでとても重要です。
都心のマンションなど資産価値が下落しにくく売却時に価格が下がらないものや、空室率が低く運用した際に収益が出る可能性が高い不動産を中心に投資しましょう。
都心など需要のある物件を選んで投資すれば、万が一物件の運営や融資先の事業が失敗したとしても、損失が発生する可能性が低くなります。
コツ③:さまざまな投資先を試してみる
安定した利益を得るには、自分に合った投資手法を選ぶことが大切です。
運用のスタイルだけではなく、投資先に興味が持てるかどうかも重要です。
「仕事柄、外国為替に興味がある」「不動産投資を行いたいので不動産に関する投資から始めたい」といったように、ご自身の興味を持った分野の投資手法を選ぶと良いでしょう。
投資で安定した利益を運用していくには、知識や経験を積み重ねる努力も必要です。
自然と興味が持てる分野に近い投資手法を選べば、意識せずとも知識が蓄積され、投資方法に精通できるはずです。
少額投資でハイリターンを求めるなら「ソーシャルレンディング」
少額で投資したい方の中でも、せっかく投資するなら利益を求めたいという方も少なくないでしょう。
そういったハイリターンを求めたい方には、今回紹介した「ソーシャルレンディング」がおすすめです。
その理由を紹介しましょう。
- 利回りが高いから
- 1万円から始められるから
- 収益性が安定しているから
理由①:利回りが高いから
インカムゲイン目的の投資手法の一般的な年間利回りは、3パーセントから5パーセントです。
しかし、ソーシャルレンディングの平均的な年間利回りは5パーセントから10パーセントと高めです。
そのため、利益を多く求めたい方にはおすすめできるのです。
理由②:1万円から始められるから
ソーシャルレンディングは、1万円から投資が始められます。
投資の始めやすさに加えて、先ほど紹介した「利回りの高さ」が両立しているのです。
理由③:収益性が安定しているから
投資信託の目安となる利回りが3パーセントから5パーセントでも、運用を行うトレーダーが確実にその利益を出せる保証はありません。
相場が暴落すれば、元本の損失が発生する可能性があります。
しかし、ソーシャルレンディングでは「貸付金利」そのものが収入になるため、当初から収入の目算が立ちます。
収入が安定していることは、投資家にとって大きなメリットです。
まとめ
少額で投資を始めることは、リスクを抑えながら投資経験を積んでいく上で重要です。
さまざまな投資方法の中から無理なく続けられるもの、自然に興味が持てる投資方法を選べば、知識や経験が蓄積されて利益を出せる可能性を高められるでしょう。
少額投資の中でも収益性を求めたいのであれば、「ソーシャルレンディング」がおすすめです。
投資先をそれほど多く持たなくても良く、1万円から手軽に始められます。
また、他の投資に比べて専門的な知識をそれほど必要とせずに投資できるため、初心者にも向いてます。
ソーシャルレンディングを始めてみたいと思った方は、こちらで詳しく解説しているので、この機会に一度チェックしてみてください。