投資というと、難しいことばばかりで勉強が大変そうに感じますよね。
投資を初めたいけれど、まず何から勉強を始めるべきなのかわからないという初心者向けの勉強方法にはどういったものがあるのでしょうか?
また、勉強時間が少なくてもできる投資はあるのか?
そもそも、投資を始める前に勉強をする必要は果たしてあるのでしょうか?
今回は、そういった疑問をお持ちの方にも理解できる内容で、効率の良い勉強方法について解説していきます。
初めての投資における注意点や、必要な勉強時間に応じたおすすめ投資方法まで詳しく紹介しするので、投資商品選びの参考に役立ててください。
目次
【体験談】投資を始める前の勉強は必要か?
まずは、「そもそも投資する前に勉強をする必要なのか?」ということから解説していきましょう。
筆者は、投資で得た不労所得でセミリタイアした経験があり、投資の勉強を現在まで長い間続けてきています。
そんな筆者が、投資初心者のときから現在までを振り返り、今から投資を始める方が本当に勉強が必要なのかどうかをお伝えしていきます。
勉強せずに始めた投資では失敗
筆者の初めての投資は「株式投資」で、上場企業の株式を買うという投資方法でした。
それは、完全に勉強ゼロの状態からのスタートでした。
特に何も考えず、自分が知っている企業の名前とイメージだけで株式を買っていました。
結果として購入した株式は数週間で値下がりをしてしまい、損切りする形で終わってしまいました。
価格が下がってしまった意味も理由もわからないという状態でした。
「やっぱり投資は特別な人だけがやるものだよな……」そんな風に負けた自分を正当化していたことを覚えています。
しかし、このあとすぐに「投資は勉強することで負けを減らせる」という事実を知ることになったのです。
負ける確率を下げることが重要なことに気づく
たまたま立ち寄った本屋さんで手に取った「投資で勝てない理由」をまとめた本を手に取ったことがきっかけで、筆者は投資の勉強を始めるようになりました。
株で損失を出した直後だったため気になってしまい、パラパラとページをめくっていきました。
その本には「投資で勝つ方法」ではなく「投資で負ける人がやってしまう行動」がまとめてあったのです。
その本にある内容が、まさに自分が取っていた行動そのものだったので驚きました。
同時に、「投資は勝とうとするよりも、負ける確率を減らすことが大切なのかもしれない!」とひらめき、関連の本を読んで必死に勉強するようになりました。
その結果、投資で安定した利益を出すことができたため、投資の勉強により負ける確率を減らすことは成功への近道だったと納得することができたのです。
ここからは、そんな筆者が初心者のときから結果を出すまでに実際にやってきた勉強の手順や、おすすめの勉強法を紹介していきます。
投資の勉強前に知っておくべき心構えと基礎知識
投資の勉強をする前に、知っておくべき心構えと基礎知識を解説していきます。
まず知っておくべき基礎知識は、次の4つです。
知っておくべき知識
- 投資とギャンブルは違う
- 分散投資は基本中の基本
- 中長期の目線で投資を始める
- インカムゲインとキャピタルゲインを知る
投資には、普段の生活では使われることのない専門用語が使われたり、本来の意味と違った認識をされていることばがたくさんあります。
その心構えと基礎知識をまず身につけておくことで、投資の勉強を理解する速度が高まっていくはずです。
投資とギャンブルは違う
投資とギャンブルは違うという基礎知識から解説していきましょう。
投資と聞くと、「株式投資」や「不動産投資」などが思い浮かぶかと思います。
そして、ギャンブルは「競馬」や「パチンコ」などが代表的な例です。
投資とギャンブルの見分け方は2つあります。
- 運により結果が大きく左右されるかされないか
- 一時的な収入のみではなく継続的な収入が入るか入らないか
この2点でギャンブルなのか投資なのかが見分けることができます。
もっと難しいことばを使って解釈する場合もありますが、初心者が理解すべき見分け方として知っておくべきことはこの2つで十分でしょう。
「この商品は運だけで勝負しているな」と思ったらギャンブルだと思って問題ありません。
分散投資は基本中の基本
分散投資とは、一つ投資商品にすべての投資資金を集中せず分散することで、リスクを抑える投資方法です。
分散投資は、投資におけるリスクを抑えるための基本としてよく紹介されるので、先に覚えておきましょう。
投資にはなぜ分散投資が必要なのかというと、一つの商品に投資をすると資産を大きく失うリスクが高くなるからです。
もし一つの投資商品にすべての資金を投入した状態で、その商品の価値が急落した場合、損失もそれに比例して大きくなってしまいます。
そのような急激な損失を防ぐために分散投資が必要なのです。
分散投資のやり方は、大きく3つに分けることができます。
- 投資する「商品」を分散
- 「地域」や「国」を分散
- 買う「タイミング」を分散
この3つを意識して分散投資することで、リスクを抑えて運用することができます。
中長期の目線で投資を始める
中長期の目線での投資とは、「短期間で儲けを出すことを目標に投資するのではなく、中長期の期間を目標にして投資を始めることが大切」という意味です。
投資を始めるからには、短期間で大きな利益を出したいと思ってしまうかもしれません。
しかし、一般的な投資商品の年利は、高くても5パーセントから10パーセントが平均的です。
つまり、投資した金額がいきなり2倍、3倍になるということはないと思った方が良いでしょう。
投資はギャンブルとは異なるので、急激に増やす目標よりも着実に安定して増えていく投資方法を選んでいくことを基礎知識として覚えておきましょう。
インカムゲインとキャピタルゲインを知る
続いて、投資における収入の種類である「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」について解説していきます。
事前にこの2つの収入の違いを理解しておくことで、投資をした後にどんな収入が入ってくるかを明確にすることができます。
インカムゲインとは、株式投資の配当金や不動産投資の家賃収入のように、毎月安定した金額が入ってくる収入のことです。
キャピタルゲインとは、FXトレードなどで売買をした価格差で利益が出た場合の収入のことです。
売買で得た利益なので、継続性はなく一時的な収入ということが特徴です。
投資のやり方次第では、キャピタルゲインで一時的に大きく儲けることもできますが、インカムゲインとして毎月安定した収入を得ることも可能ということを知っておきましょう。
ちなみに、ギャンブルは一時的な金額収入しかないことがほとんどなので、インカムゲインにはなりにくいことが特徴です。
【体験談】投資で月10万円の収入を達成するための勉強方法
ここからは、投資で月に10万円の収入を達成するまでの勉強方法を、筆者の体験談を交えながら紹介していきます。
何も知識がない状態でも、確実な手順と方法で勉強と実践をしていけば、成功する確率を高めることができます。
ここでは、7つの勉強方法と手順を紹介していきます。
勉強方法
- 本を読む
- ブログ記事を読む
- 10万円以下の資金で実践する
- 日経新聞を読む
- 最新情報をTwitterで確認する
- セミナーや勉強会に参加する
- 投資仲間を作る
この内容をできるだけ順序どおりに勉強していくことをおすすめします。
勉強の順序をバラバラに行ってしまうと理解できなかったり、勘違いをしてしまう可能性が高くなるため注意してください。
本を読む
まずおすすめしたいことは、投資に関連する本を読むという勉強方法です。
現代では、インターネットを使うだけであらゆる情報を調べることができますが、まず本を読むことをおすすめです。
メリット
本を読んで勉強をする理由とメリットは、次の2点です。
- ネット情報に比べて本は間違った情報が圧倒的に少ない
- 基礎情報がまとまっているため体系的に学べる
初心者には、ネットや本の情報は書いてあることが本当なのかウソなのかを判断することができません。
投資以外の情報なら多少間違っていても困らないかもしれませんが、投資の世界では間違った知識のまま投資をしてしまうと、大きな失敗により私生活にまで悪影響を及ぼす危険性があります。
デメリット
本で勉強する場合、本を買うためのコストがかかるデメリットがあります。
実際に書店でパラパラと見てみて、自分が読み終えられそうな本に絞って購入すると良いでしょう。
また、読んでみたい本が見つかったら、図書館で探してみるのもおすすめです。
おすすめの人
本はこれから投資を始める初心者の方におすすめです。
本には、初心者の方が学ぶべき基礎知識が、学びやすい順番に整理されているからです。
本屋さんに行くと初心者向けの投資勉強の本は山ほどあるので迷ってしまうかもしれませんが、ベストセラーと呼ばれる本をひととおり読むだけで基礎は身につくでしょう。
筆者は、最初はベストセラーになった売れ筋の本から中心に読んでいった経験があります。
本を読むことに抵抗がある方もいるかと思いますが、筆者を含め投資で成功している方は100パーセント読書で勉強していますので、一緒に頑張りましょう。
ブログ記事を読む
次は、インターネット上にある投資関連のブログ記事を読むという勉強方法です。
読書によって投資の基礎知識を学ぶことができたら、ネットで投資関連のブログ記事を読んでみましょう。
投資に関係するブログ記事を書いている人はたくさんいるため、自分が始めたいと思っている投資で検索をかけることをおすすめします。
メリット
ブログで勉強するメリットは、さまざまな人の意見を学べることです。
検索結果に出てくるブログには2種類あります。
- 投資会社(企業)が書いているブログ記事
- 個人が書いているブログ記事
この2種類のどちらを読んでも構いませんが、企業が書いているブログの方が内容がまとまっていて勉強になる内容が多いです。
そのため、まずは企業が作ったブログ記事を読んで勉強することをおすすめします。
デメリット
ブログで勉強するデメリットとしては、中には嘘の情報が書かれたブログもあり、惑わされる可能性があることです。
ネットに書いてある情報の中には真実でないものもあるので、嘘を嘘と見抜ける基礎知識を身につけておく必要があります。
おすすめの人
ブログでの勉強は、本を読んで基礎知識が身についた初心者の方におすすめです。
デメリットでも解説したように、嘘の情報を嘘と見抜けるようになってからでないと、嘘の情報に惑わされて損失につながってしまうかもしれないからです。
また、ネット上にはさまざまな投資商品やサービスがあるため、自分が実際に使うならどんなサービスが良いかをイメージしながら読み進めていきましょう。
筆者は、投資商品の比較記事などのページを参考にして、自分の投資金額とリスクに合わせた商品選びをすることができました。
一つのブログだけを信用するのではなく複数のブログを読み比較することが大切です。
クラウドアンサーでも、ソーシャルレンディングという投資方法を中心として情報を配信していたり、実際に投資したレポートや投資記録をお伝えしているので参考にしてくださいね
10万円以下の資金で実践する
次に紹介する方法は、10万円以下の資金で投資を実践するという勉強方法です。
ここまで本とブログ記事を読み、始めてみたいと思える投資が見つかったなら実践で試してみましょう。
勉強しながら実践することが投資を上達させるための一番の近道です。
メリット
本やブログでの勉強では知識を身につけることはできますが、実際に投資を始めることで、自分なりの手法を確立することができます。
投資を実践するには、守ってもらいたいポイントが2つあります。
- 投資先は自分の意思で決めること
- 少ない金額で投資すること
この2つのポイントを守ることができれば、その投資は買っても負けても無駄金にはならず貴重な経験となるはずだからです。
「少ない金額」での投資は、人により金額がさまざまですが、元手の資金がたくさんある人でも10万円以下にしてください。
資金があまりない人なら、1万円や1,000円からでも良いので1日でも早くスタートしましょう。
デメリット
実際に投資をやってみると、失敗してお金を失ってしまう可能性があることが、デメリットとして挙げられます。
しかし、投資をするならいずれは自分のお金を使って投資をすることになります。
試行錯誤しながら自分なりの手法を確立する段階を避けて通ることはできないので、少額で試していきましょう。
おすすめの人
少額で試す方法は、本やブログである程度知識を身につけた人におすすめです。
身につけた知識を活かしてトレードしてみて、失敗したらその都度反省点を洗い出し、また本やブログで勉強していきましょう。
日経新聞を読む
次は日経新聞(日本経済新聞)という日本経済新聞社が発行している新聞を読むという勉強法です。
新聞は何十種類もありますが、日経新聞は経済状況や投資家のための情報に特化した新聞です。
現物の新聞ではなくスマホやネットで日経新聞を読めるサービスもあるため、そちらを利用しても問題ありません。
メリット
日経新聞は、自分が投資している会社や投資を検討している会社の情報を知ることができるので、銘柄選びに役立ちます。
投資の上級者になると、日経新聞の情報を基に将来の日本経済で影響力を持つ企業を見極め、先行して投資することもあります。
上級者になってから新聞を読み始めるのではなく、早い段階から読んで新聞に慣れておくと良いでしょう。
デメリット
デメリットは、書籍と同様にお金がかかることです。
日経新聞は電子版でも月4277円(税込)です(2021年3月現在)。
他の新聞に比べても高額であり、躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
価値のある情報を仕入れられる新聞ではありますが、お財布との相談になるでしょう。
おすすめの人
本やブログで基礎知識を学び、いよいよ実際に投資を行う人に、日経新聞をおすすめします。
企業の情報が数多く載っており、投資する銘柄選びに大いに役立つからです。
また、新聞に不慣れな人にも興味を持っていただきたいです。
投資を始めると、自分の投資に関係するキーワードが必ず出てきます。
新聞に抵抗のある人でも、自分に関係してくると楽しくなってくる感覚をつかんでくるはずです。
日経新聞の紙面には「きょうのことば」という時事用語の初心者向け解説があり、とてもわかりやすくまとめられているため特におすすめです。
新聞を使った勉強のコツとしては、大きく書いてある見出しの文章にだけ目を通すくらいの気持ちで、日経新聞をまず開くことです。
隅から隅まで読もうと意気込んでしまうと、難しいことばが多いこともあり気が引けてしまいます。
大きな文字だけを読んで気になった部分だけを読み進めていくという軽い気持ちから勉強していくことが、おすすめの勉強方法です。
筆者も、ここでおすすめしているにもかかわらず毎日欠かさず読んでいるわけではありません。
基本はスマホで読み、1週間に一度ほどコンビニで新聞を購入して読むくらいの軽い気持ちです。
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
最新情報をTwitterで確認する
Twitterは、一般人のみならず著名人や政治家がリアルタイムな情報をつぶやきという形式で発信できるというSNSの一つです。
投資を始めると、常に世界情勢やチャートなど、自分が行っている投資に関する最新情報が気になってくるのですが、ネットでは検索方法がわからないことも多いはずです。
そこで、Twitterを利用して最新情報を勉強しましょう。
メリット
Twitterはリアルタイムで情報を仕入れられるメリットがあります。
交代しましたが、トランプ氏が米国の大統領だった頃は、トランプ氏のツイート内容によって相場が変動することもしばしばでした。
また、企業のアカウントが炎上し、株価に影響するといったことも考えられます。
報道が出る前に相場に影響する情報を知ることができるので、Twitterも活用しましょう。
デメリット
Twitterは本当の情報と嘘の情報が入り乱れているので、嘘に翻弄される可能性があるというデメリットがあります。
デマが広まったり、DMで詐欺の勧誘が行われるなどの危険な側面もあるので、情報が妥当かどうかを見極められる知識が必要です。
おすすめの人
投資の情報収集にTwitterを使うなら、ある程度の知識が身についた中級以上の人におすすめです。
デメリットでも解説したように、Twitterには嘘の情報もあるので、情報が嘘か本当かを見極められない人が使うのは危険です。。
近年、政治家や著名人が情報を発信するだけで株価や為替が動くこともあるくらい、Twitterは重要なサービスとなっています。
気になる人をフォローしてたまにチェックすれば、まだニュースに出てこない最新情報をいち早く入手できるかもしれません。
クラウドアンサーもTwitterをやっているので、フォローして最新情報をチェックすると良いでしょう。
Twitterをやっていない方は、Facebookもありますよ。
投資仲間を作る
次に、投資仲間を作って情報共有するという勉強方法がおすすめです。
なぜ仲間が必要かというと、本や新聞でどれだけ情報収集を頑張っても、自分一人で得られる情報量に限界があるからです。
人から伝わってくる情報ほどリアルで、良くも悪くも投資に影響を受けるものが多いというのが筆者の経験です。
メリット
投資仲間を作るメリットとしては、自分が知りたいことを自分よりも詳しい人に教えてもらえることが挙げられます。
本やネットでは手に入らない、リアルタイムかつ専門的な情報を知っている人とつながることができれば、投資に役立つ情報を仕入れることができます。
デメリット
デメリットとしては、自分も投資の勉強をして他の人から求められる人になる必要があることです。
そもそも良い情報が伝わってくるためには、まずは質の高い仲間を作る必要があります。
そして、良い投資仲間を作るには最低限の投資知識を身につけて、実践した経験を積んでおく必要があります。
知識がないときも仲間を作りたい気持ちはわかりますが、勉強不足の投資家には詐欺の話がどんどん舞い込んでくることを忘れないでください。
ぐっと堪えて勉強と実践を繰り返していきましょう。
おすすめの人
投資仲間を作るのがおすすめなのは、投資で実践を積んでいる中級以上の方です。
他の人に教えられる知識があるくらい、自分の知識が豊富な人は、ぜひ投資仲間を探しに行きましょう。
セミナーや勉強会に参加する
最後に、セミナーや勉強会に参加するという勉強法です。
証券会社などが行っている投資セミナーや勉強会に参加することで、プロの意見を参考にしながら投資を始めたり勉強を進めるきっかけにすることができるかもしれません。
メリット
セミナーや勉強会は、そのテーマに詳しい講師に直接質問することができます。
本やブログで勉強していると、分からないことが出てきても著者に質問する機会が少なく、分からないまま放置になってしまうかもしれません。
分からないことをその場で質問して解決できるのが、セミナーや勉強会のメリットです。
デメリット
デメリットとしては、セミナーや勉強会に出席するために時間とお金がかかることが挙げられます。
また、出席してから自分のレベルに合わないセミナーだったことが分かり、時間を無駄にしてしまう可能性もあるでしょう。
そうならないためには、セミナーに申し込むときに内容をよく理解し、自分にとって役に立つセミナーなのかを確認しましょう。
知りたいことが明確な場合は、セミナー主催者にその内容を扱っているか問い合わせるのもおすすめです。
おすすめの人
セミナーや勉強会がおすすめなのは、本やブログで基礎知識を身につけた、初心者や中級者の方です。
さまざまなテーマや難易度別にセミナーが開催されているため、自分で勉強していても理解できない部分や、他人の生の意見を知りたい部分が見つかったときに参加することをおすすめします。
筆者もセミナーには年に何度か参加するようにしています。
証券会社や不動産会社が開催するセミナーは特定の投資商品を販売するために行っていることも多く、勧誘を受けることもあります。
勧誘自体は悪いことではありませんが、その情報を鵜呑みにしてしまうことが一番の危険です。
それをしっかりと理解した上で勉強し、勧誘に流されないように注意してください。
例えば、ファイナンシャルアカデミーのセミナーは今まで計57万人が受講しており、初めての人は無料でWebセミナーを体験できるのでおすすめです。
初心者が投資の勉強を始める際の注意点
ここからは、初心者の方向けに勉強を始める際の注意点について触れていきます。
初心者が投資を始める際に知っておきたい注意点は3つあります。
注意点
- 本やセミナー講師のことばを信じすぎない
- 実践しなければ上達しないことを意識する
- リスクの許容範囲を事前に決めておく
投資はお金が大きく動くという性質から、自身の人生を良く変化させることも悪く変化させることもできます。
注意点を事前に知っておくことで自分なりのスタイルで投資と向き合っていくことができるでしょう。
本やセミナー講師のことばを信じすぎない
まず知っておくべき注意点は、本やセミナー講師のことばを信じすぎないということです。
投資の情報を本やセミナーで発信している人たちは、個人的ではなく大多数に向けて話していることがほとんどです。
大多数の人が投資に成功できるように、表面的な情報発信しかできていないと理解しておいてください。
勉強して教えてもらった内容をそのままコピーして実践すれば、大きく損をすることは少ないかもしれませんが、本当の意味での成功はいつまでも見つかりません。
常識を疑いながら考えて、自分の投資スタイルを見つけることを意識していきましょう。
実践しなければ上達しないことを意識する
投資は、実践しなければ上達しないと覚えておいてください。
勉強方法でも触れましたが、実践が非常に大切な上達方法なことを注意点という面からも理解しておきましょう。
勉強で知識ばかりをつけて実践経験がないと、実際の投資におけるリスクを知りすぎて怖くて手が動かないという状況に陥ります。
それを脱却するためには、少額での実践しかありません。
少ない金額でリスクを下げたまま実践と検証を繰り返すことで、確実に投資の技術は向上していきます。
他人に言われたまま行動せずに、考えて自分なりに結果を予測してから投資することを意識してみてください。
リスクの許容範囲を事前に決めておく
自分が許容できるリスクを事前に理解して決めておくということも重要です。
投資におけるリスクとは、単純に「危険」を意味するだけではなく、リターンの大きさに比例することばとして使われることが多いです。
つまり、リスクが高い投資にはリターンも大きいということです。
投資の勉強を始める前に、自分はどのくらいの金額まで投資に使うお金があって、どのくらいのリスクに耐えられるのかを具体的な金額まで決めておきましょう。
投資は、感情に左右されることも多いため、マイルールを決めておかなければなりません。
感情に流されリスクを取りすぎて資産をすべて失ってしまう危険性は誰にでもあるということを理解しておきましょう。
多くの勉強時間が必要な投資方法3選
ここからは、多くの勉強時間が必要な投資方法を3つ紹介していきます。
勉強時間がかかる投資方法
- 株式投資
- FX(外国為替証拠金取引)
- 不動産投資
多くの勉強時間が必要ということは、難易度が高い投資という意味にも置き換えられます。
難易度と参入障壁が高いため、勉強すればするだけ他人と差がつき勝率を高めることができます。
人生を変えるために本気で勉強を始めたいという方にはこの投資をおすすめします。
株式投資
株式投資とは、企業が発行する株式を購入することで、投資した企業の利益から配当金を受け取ることができたり(インカムゲイン)、株の売買差益を得ることができる(キャピタルゲイン)投資です。
- 株式を売買トレードすることで利益を出す
- 株式を所有しておいて配当金を受け取る
この2種類の投資方法があります。
株式投資の売買は、トレードに自信があり短期的に利益を出したい人には向いている投資です。
しかし、チャート分析やテクニカル分析など特殊な勉強に膨大な時間をかける必要があります。
また、株式を所有することによる配当金で安定した収入(インカムゲイン、不労所得)を得たい人にも向いています。
ただ、株式は金額が高い傾向にあるため、他の投資と比べて元手資金が必要になりリスクも高まる傾向があります。
FX(外国為替証拠金取引)
FX(外国為替証拠金取引)とは、日本以外の外国通貨を売買することで差益を得たり、金利の差によって利益を得たりする投資方法です。
外貨預金にも似た投資ですが、大きな違いは「レバレッジ」という仕組みを使い、元手資金よりも多い金額での投資が可能になるという部分です。
少ない資金で大きな金額の取引が可能となっているため、リスクもリターンも大きいことが特徴です。
為替変動について勉強をしていきたい方や、ドルやポンドなど外貨についての知識を持っている方には向いている投資方法です。
不動産投資
不動産投資は、マンションやアパートを購入して転売したり、貸し出すことで利益を得る投資方法です。
不動産の価格を決める要素としては、建っている土地の価値が大きく関係します。
地方自治体の計画や国策が大きく影響するため、都市圏だけではなく地方都市の経済情報や人口変動などまで幅広く勉強する必要があります。
そして、一度に投資する金額も他の投資と比べると大きいため、リスクが大きいと言えます。
高いレベルの投資をしたいという勉強意識の高い方や、実際に自分で足を運んで街の状況を確認したり人に聞いたりする現地調査が得意だという方には向いている投資方法です。
少ない勉強時間で始められる投資方法3選
続いては、勉強時間が少なくても始められる投資方法を3つ紹介していきます。
勉強時間が少なくても始められる投資
- 投資信託
- iDeCo
- ソーシャルレンディング
現在、サラリーマンとして働いている方は勉強時間を多く取るのはなかなか難しいですよね。
そのため、基礎を勉強しておけば、リスクが低めで投資できるおすすめの方法をまとめました。
副業で投資を始めたい方におすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
投資信託
投資信託とは、金融機関に投資資金を預けて自分の代わりに資産運用してもらう投資方法です。
投資信託のメリットは、投資の専門家が自分の代わりに運用してくれるという点です。
この投資方法なら、勉強不足でもプロが代わりに運用してもらえるためリスクを抑えることができるのです。
しかし、デメリットとして手数料が高かったり、利回りが低かったりという特徴があります。
「とりあえず安心な方法でプロに運用を任せたい」という気持ちはわかりますが、手数料分を差し引くとなかなか利益を上げることが難しいです。
そのため、投資先を決めるまでは勉強をして自分の納得いく運用をできるように心がけることをおすすめします。
iDeCo(確定拠出型年金)
iDeCo(確定拠出型年金)とは、自分の老後のために若いうちから資産運用をして老後資金を貯めておくことができる制度です。
iDeCoのメリットは、運用した金額を年間の上限金額までなら所得から控除できるという点です。
しかし、60歳になるまで引き出すことができないというデメリットもあります。
国が推奨している制度なこともあり、節税効果は間違いのない投資です。
毎年の節税をしながら将来のために資産を残しておきたい方におすすめな投資です。
運用を任せる金融機関や投資信託は自分で選ぶ必要があるため、長期目線で自分のライフプランを決めてから投資を始める必要があります。
勉強も必要ですが、それよりも「自分の人生を計画する時間」が必要になる投資です。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、「お金を借りたい企業(借り手)」と「お金を貸したい個人(投資家)」をインターネット上で結びつけるサービスです。
クラウドファンディングの一種であり、「貸付型クラウドファンディング」とも呼ばれています。
ソーシャルレンデインングは、正式には「投資」ではなく「融資」という形です。
そのため、他の投資と比べて利回りが高いというメリットがあります。
そして、投資を始める段階で毎月返ってくる収入が決まっているという特徴があるため、投資後は放置しておくことができるため会社員の方でも始めることができ、計画的を立てやすいというメリットもあります。
融資という形になるため、ソーシャルレンディングには「貸し倒れ」や「元本割れ」のリスクがあります。
投資する事業は自分で理解してから投資する必要がありますが、投資までの短い期間だけの勉強になるので、短期間だけで勉強を継続したくないという初心者に特におすすめの方法です。
こちらで詳しく解説しているので、ぜひ一度目を通しておいてください。
まとめ
投資をするために何から勉強を始めるべきかわからないという初心者の方に向けて、投資を始める前におすすめの勉強方法とその手順を紹介しました。
筆者が投資を始めたときは、サラリーマンとして会社に勤めながら副業としてのスタートだったため、最大の壁は「勉強時間がない」ことでした。
投資を始める初心者はほとんどが会社員など、使える時間が少ない方だと思います。
勉強しないまま投資を始めても成功は少なく、投資を始めるためには勉強をすることは必須です。
しかし、選ぶ投資商品によっては勉強時間が少なくても成功に近づけることができる投資商品もあります。
今回お伝えしたことを参考にして自分に合った投資方法を見つけていただくことで、貴重な時間を効率良く使いながら投資にチャレンジしてみてくださいね。