2019年6月に金融庁が発表した「老後資金2,000万円問題」もあり、投資を始めたいと思う人が徐々に増えています。
インターネットバンキングの発展やおつりで投資できるアプリや、ポイントで投資ができるサービスも普及しており、投資を身近に感じる機会も増えています。
ただ、「投資」と言っても何からどう始めたら良いのかわからないと言う方も多いのではないでしょうか?
投資にはさまざまな種類があります。
また、それぞれにメリットやデメリットがあるため、しっかり理解して投資をすることが大切です。
この記事では、投資の種類とおすすめの運用方法について紹介します。
貯金ではなく投資が必要な理由
金融庁の老後資金2,000万円報告書が発表されて以来、お金を貯めることに注目が集まっています。
しかし、投資が必要だと言われてもなかなかピンと来ない方も多いでしょう。
確かに、投資をしなくても日々の生活に困ることはありまけん。
また、投資をしたことがない人にとっては、お金が足りないからと言って「投資をして損をする可能性もあるのでは?」と思う方も多いでしょう。
そこで、投資の種類を学ぶ前に、まずはなぜ投資が必要なのか、本質的なところを学んでおきましょう。
理由①:預貯金ではお金は増えない
投資が必要な理由としてまずあげられるのが、日本は超低金利が長く続いており、預貯金ではお金が増えないからです。
かつては銀行の定期預金に預けていれば勝手に増えていく時代がありました。
しかし、2019年現在日本はマイナス金利政策を導入しており、銀行は預金が増えれば増えるほどコストになっていく時代です。
そのため、高金利を提供できるはずもなく、定期預金の金利は0.01パーセントほどとなっています。
一方で、物価は緩やかではあるものの上昇傾向にあります。
預金は増えずに物価が上昇しているということは、同じ金額でも買えるものは少なくなってしまうので、実質的に持っているお金の価値は目減りしているという状態なのです。
少なくとも物価上昇率よりも高い利回りで運用しないと、お金は増えるどころか価値が下がってしまう時代なのです。
理由②:投資はお金が増えるもの
何を当たり前のことを言っているのかと思われるかもしれませんが、基本的に投資はお金が増えるものです。
投資の基本は成長が期待できるものに投資をしてお金が増えて戻ってくると言うものです。
ここで勘違いして欲しくないのが、安く買って高く売ることだけが投資ではないということです。
日本は長期間にわたって経済成長が止まっています。
その証拠として、代表的な指数である日経平均は上下を繰り返しながら20年、30年と長期間で見ても右肩上がりにはなっていません。
そのため、日本人にとって投資は安く買って高く売らなければ儲からないものになってしまったのです。
しかし、アメリカの代表的な指数であるNYダウは長期的に右肩上がりの成長を続けており、NYダウに投資をしていれば売買を繰り返さなくても利益を出すことができています。
よく投資はギャンブルと比較されます。
ギャンブルは事業者がおり、事業者の利益は必ず確保されているため、お金を出す人は損をする可能性の方が必ず高くなります。
一方で、投資は経済が成長して全体が上昇すれば全ての人が儲かる仕組みになっています。
投資とギャンブルは本質的に違うということを理解しておきましょう。
理由③:社会貢献になる
日本では、投資に対し悪いイメージを持つ人が少なくありません。
しかし、投資はお金に余裕がある人がお金を必要な人に対してお金を出すことです。
お金は使い方にやって本来の価値が発揮されるものです。
投資に回したお金は必要とする人が使い、結果として経済全体が成長していくのです。
逆に、タンスにお金を入れているだけでは、お金は力を発揮することができません。
投資は自分だけが儲かるだけではなく社会全体が潤うものであることは意識しておくと良いでしょう。
投資の種類:短期で利益を得る場合
投資には多くの種類があります。
まずは、「短期」で利益を得たい際に利用できる投資方法から解説していきましょう。
短期間で利益を得る投資手法には、「ハイリスク・ハイリターン」という共通の特徴があります。
短期投資①:先物取引
先物取引とは、将来の決められた期日に決められたものを決められた価格で取引する約束をすることです。
通常の取引を「現物取引」と言いますが、先物取引は株価などが下落すると予想する際も利用できると言うことです。
先物取引では売りから入ることができるため、現在の株価で売却して将来の価格で買い戻すと言うことが可能です。
また、先物取引では預けたお金の何倍ものお金を運用することができます。
これはレバレッジ(てこの原理)と呼ばれており、短期間で高いリターンを得られる一方で、大きな損失を抱えるリスクもあるハイリスク・ハイリターンの投資となっています。
短期投資②:FX
FXとは「Foreign Exchange(外国為替証拠金取引)」の略であり、外国為替の変動により利益を得る投資手法です。
先物取引と同じくレバレッジをかけて運用をすることができるため、短期間で大きな利益を得られる一方、大きな損失を抱えるリスクがあります。
また、為替取引は政治や経済などさまざまな要素が複雑な要素が絡み合うため、プロでも予想が非常に難しく難易度が高い投資と言えるでしょう。
短期投資③:仮想通貨
ビットコインに代表される仮想通貨への投資も、短期間で利益を出すことができる方法です。
仮想通貨は急激に市場規模を拡大しており、今後も成長が期待できます。
仮想通貨の魅力の一つは、国に属していないことです。
円やドルなどの通貨は国の政治や経済の影響を受けますが、仮想通貨はどの国にも属さないため、天変地異や戦争などの影響を直接受けることがありません。
一方で、国による通貨防衛の機能も無いため変動も大きくなってしまうため、リスクの高い運用になります。
投資の種類:長期で利益を得る場合
続いては、長期的に投資を行い利益を得る投資手法について解説していきます。
先ほどは短期間で利益を狙う投資の種類を紹介しましたが、投資の基本は長期投資であることは理解しておいてください。
長期投資①:株式投資
株式投資は、ポピュラーな投資の種類の一つです。
一口に「株式投資」と言ってもさまざまな手法があります。
例えば、長期的に成長が期待できる企業に投資をする「グロース投資」や、割安な株に投資をする「バリュー投資」、他に株主優待や配当を重視した投資もあります。
どの投資手法で投資を行うにしても、利益を得るためには銘柄選定が重要です。
また、株式投資は高いリターンが得られる一方でリスクも高いため、慎重に銘柄選定を行う必要があります。
長期投資②:外貨預金
外貨預金は米ドルや豪ドルといった外貨で預金を行う投資手法です。
外貨預金のメリットは、円預金に比べると高い利息が得られる点です。
円定期預金では利息は0.01パーセントほどですが、外貨預金であれば1パーセントを超えるものも珍しくありません。
外貨預金の金利が高い理由は各国の金利政策の違いにあります。日本は超低金利の時代が長らく続いていますが外国には金利を高く保っている国が多くあります。そのため、外貨預金であれば高い金利を享受することができるのです。
しかし、為替変動の影響を受けるため、利息以上の損失を被る可能性があることを忘れてはなりません。
外貨預金をする際は、高金利だけでなく将来の為替の値動きも予測して投資を行う必要があります。
ただ、先ほどもご説明した通り、為替の値動きを予想することは簡単なことではありませんので、利益を出し続けることは難しい投資と言えるでしょう。
長期投資③:社債・国債
社債は会社が発行する債券のことです。
会社が資金調達のために行うという点では株式と同じですが、債券はあらかじめ利息が決められて発行されているため、株式のように企業業績や財務状況によって大きく価格が変動することはありません。
また、利息もあらかじめ決められているため、配当のように業績が良かったからと言ってたくさん利息を受け取れるわけではありません。
社債は株式よりもローリスク・ローリターンの投資と言えるでしょう。
一方、国債は国の債券です。
日本国の借金は膨大な金額になっていますが、国がデフォルト呼ばれる債務不履行状態に陥る可能性はほとんどないため、安全性の高い投資対象です。
ただ、近年の超低金利政策で金利は非常に低い水準になっていますので、大きく利益を出すことはできません。
国債はあくまで安全第一で運用したいときに検討するべき商品です。
長期投資④:投資信託
投資信託は、投資家から集めたお金をあらかじめ決められた投資対象や投資テーマに沿って、ファンドマネジャーと呼ばれる運用のプロが運用する商品です。
多くの投資家から集めて運用するため、一人ひとりの投資家が出すお金は少額であっても、さまざまな資産に分散投資をすることが可能です。
また、ファンドマネジャーが随時銘柄の入れ替えなどもしてくれるため、運用の初心者でも投資がしやすい商品です。
投資信託では国内外の株や債券、不動産などさまざまな資産に手軽に投資をすることが可能です。
投資信託はあくまで器の部分で中身によって利回りはさまざまです。
リスクの高い新興国の債券に投資をするものは利回りが高く、10パーセントほどのものもありますし、リスクを抑えた国内の債券であれば1パーセントを切るものもあります。
投資信託を購入する際は、中身を良く吟味してご自身に合ったものを購入する必要があります。
長期投資⑤:投資型個人年金保険
投資型個人年金保険とは、保険の機能が備わった運用商品です。
運用期間が満了した際には運用実績に応じた元本を年金または一括で受け取ることができます。
運用期間中に万が一発生した場合には、当初預け入れた元本が最低保障される仕組みになっています。
運用期間中に解約した場合は多額の手数料が取られる商品が多いため、長期間運用できる資金でしか利用できない商品ですが、老後のためにお金を貯める際などには利用を検討してみても良いでしょう。
長期投資⑥:iDeCo(確定拠出型年金)
iDeCoは「いまからできること」の略で愛称が決められた確定拠出年金のことです。
iDeCoは毎月一定額を積み立てて投資信託などで運用されます。
iDeCoは老後資金を貯めるための制度として政府も推奨しており、最大のメリットは拠出した金額が全額所得控除の対象となることです。
一方で、デメリットとなるのは、原則60歳になるまで拠出したお金を出金することができないことです。
iDeCoはメリットも大きい一方でデメリットも大きいため、よく検討して余裕がある範囲で利用する必要があります。
長期投資⑦:金(きん)
金は古来から価値の高いものとして投資の対象となっています。
金投資のメリットは、株式や債券とは異なる値動きをすることです。
世界的に不況が起こっても、金価格だけは値上がりするということも多くあります。
そのため、分散投資の一環として保有することで資産全体のバランスを保つことができるのです。
一方で、金のデメリットは「利回りがない」という点です。
現在は世界的に低金利の状態が続いていますが、世界的に金利が高くなると利回りがない金は相対的に魅力が薄くなるため、下落する可能性が高くなります。
長期投資⑧:ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとは、近年のAI(人工知能)技術の発展により利用できるようになった新しい運用手法です。
従来は投資の助言を受けることは高度な知識を持つ運用のプロに相談するしかなく、人件費がかかってしまうため、多額の資金を運用する一部のお金持ちだけが利用できるものでした。
しかし、AI技術が発展し、高度な運用判断をAIができるようになったため、コストが大幅に下がり少額の投資家も利用できるようになりました。
ロボアドバイザーには全てお任せで投資をする「投資一任型」と、おすすめの投資信託を紹介してくれる「助言型」があります。
仕事などで日中は売買ができない人には「投資一任型」がおすすめです。
また、アドバイスは受けても最後は自分で決めたいと言う方は「助言型」の方が良いでしょう。
長期投資⑨:不動産投資
不動産投資は、アパートやマンション、ビルなどに投資をして賃料収入を得る方法です。
不動産投資は安定して高収入を得ることができる点が魅力の一つです。
株式などは景気や企業業績によって配当は安定しませんが、不動産の賃料は空室にならない限り大きな変動はありません。
一方で、デメリットとしては、不動産投資をするためにはある程度まとまったお金が必要なことです。
そのため、これから少しずつ投資を増やしていこうと考えている若い世代にはなかなか選択できない投資手法です。
長期投資⑩:REIT(不動産投資信託)
REITは不動産を小口の証券化し、投資信託として投資家が購入できる商品です。
先ほどご紹介した不動産投資をするためには多額の資金が必要となりますが、小口化することで少額の投資家も購入することが可能です。
また、小口の証券化することで地域を分散したりマンション等の住居系やオフィスビル、商業施設など様々な物件に投資をすることが可能となります。
しかし、購入しやすいということは売却もしやすいということです。
売却が相次いだ場合、価格が急激に下がってしまうこともあるので、リスクも大きい投資対象です。
実際にリーマンショックが発生した時にはREITの価格は軒並み急落し、多くの投資家が損失を被りました。
長期投資⑪:投資型クラウドファンディング
投資型クラウドファンディングは、大きく分けて「株式投資型」と「ファンド型」に分けられます。
「株式投資型」はクラウドファンディング運営会社が投資家から資金を集め、投資家は資金を提供した金額に応じて株式を受け取ります。
上場している企業はクラウドファンディング運営会社を通じなくても資金を調達することができるため、株式型クラウドファンディングでの投資は一般的に通常の株式投資よりもハイリスク・ハイリターンの投資です。
一方、「ファンド型」は特定の事業に対して行うクラウドファンディングです。
ファンド型クラウドファンディングは投資をした事業に対する売上によって受け取れる配当が決まります。
一つの事業の成否によってリターンが変わるハイリスク・ハイリターンの投資と言えるでしょう。
長期投資⑫:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングはお金を貸したい人と借りたい人をインターネット上でつなぐ金融サービスです。
先ほどご説明したクラウドファンディングとも仕組みが似ており、「融資型クラウドファンディング」と言われることもあります。
従来は、伝統的に銀行がこの役割を担っていました。
個人から預金を預かり法人に事業用として融資をしたり個人の住宅ローンとして融資をしたりしていました。
しかし、インターネットなどの通信技術が発達したこともあり、銀行がその仲介役を担う必要性は低くなってきています。
銀行が間に入ることで銀行で働く人の人件費や銀行のシステム維持費用が余計にコストとしてかかってしまうため、貸す側も借りる側も不利になってしまいます。
ソーシャルレンディングは貸したい人と借りたい人を直接結ぶことで双方にメリットがある制度です。
投資を選ぶ際の判断基準
ここまで、投資の種類について「短期」と「長期」に分けて説明しました。
ただ、「じゃあ、実際何を選べば良いの?」と思われる方もいるのではないでしょうか?
何を選ぶべきかは人によって異なりますが、しっかりとした判断基準を持って投資対象を選ぶべきです。
では、投資をする際には何を基準に選べば良いのかについて解説していきましょう。
判断基準①:目的を明確にする
投資をする際には、目的を明確にすることが重要です。
なんとなく運用を始めても、どの方法で運用するべきか定めることはできません。
「老後のためのお金」や「住宅購入費」など、目的を明確にすることで目標金額やいつまでにいくら貯める必要があるかが明確になります。
判断基準②:運用できる期間を決める
運用をするうえで期間を決めることは非常に重要です。
運用できる期間の長さによって「どのような商品で運用するべきか」が決まりますので、当然リターンにも大きな差が生まれます。
運用期間を決めるために必要なことは「なんのために運用をするのか」、つまり目的を明確にすることです。
目的を明確にすることで、自ずと運用期間も定まってくるはずです。
判断基準③:運用できる金額を決める
目的と期間が定まったら次にいくら運用をするか決めましょう。
同じ利回りであれば、運用する金額が大きければ大きいほど得られる金額は大きくなります。
しかし、運用はいつもうまくいくとは限らないため、無理して大きな金額にする必要はありません。
あくまで余裕資金で行うようにしましょう。
判断基準④:追及するリターンを決める
運用を始める際には、どれぐらいのリターンを求めるかをあらかじめ決めておく必要があります。
利回りは高ければ高いほど良いかというと、実はそうではありません。
リターンが高いということはそれだけリスクも高いということになるからです。
追求するリターンを決めるということは、言い換えるとどれだけリスクを取るかを決めるということにもなります。
始めはリスクを取っても高いリターンを得たいと思っても、いざ運用してうまくいかなくなると大きなストレスを抱えてしまう人も多くいます。
自分がどれくらいのリスクをとっても大丈夫なのか試すためにも、まずは少額でさまざまなリスクの商品を購入してみると良いでしょう。
投資は長期運用がおすすめの理由
投資の種類について解説した際に、投資は長期運用がおすすめだとお伝えしました。
では、なぜ長期で運用する必要があるのか理由を解説していきましょう。
理由①:時間が長いほど利回りの恩恵を受けられるから
基本的に、利回りがつく商品は長く運用すれば長く運用するほど、有利です。
100万円で利回り3%(単利)の商品を1年間運用した場合、受け取ることができる利益は3万円です。このまま10年間運用すれば30万円の利息を受け取ることができます。
つまり、「100万円を3%」という同じ条件で運用する場合、10年運用すると1年で運用を止めてしまうよりも10倍の利益を得ることができるのです。
このように利回りを狙う運用商品は早く初めて長く運用すればするほど大きなリターンを得ることができます。
理由②:売却するタイミングを自分で決められるから
いつまでに解約しなければならないと決まっている場合は、その時期までに利益を出す必要があります。
そのため、同じ商品であっても1年で解約しなければならない場合と、30年運用できる場合では、長期間運用できる方が有利です。
なぜなら、長く運用できる場合はそれだけ利益を出せるタイミングを見極める期間が長くなるからです。
焦って売却する必要がないため、余裕を持った運用が可能なのです。
理由③:長期目線で成長が期待できる
投資の世界では、長期の見通しよりも短気の見通しを見極める方が難しいと言われています。
長期目線で成長が期待できる投資対象を見つけるということは、実はそれほど難しいことではありません。
ただ、巨額の資金を動かすプロの投資家は長期目線での運用はあまりしません。
なぜかというと、機関投資家で運用を行なっているプロは限られた期間内に利益を出すことで評価され、ボーナス(インセンティブ)が支払われるからです。
しかし、個人投資家は自分が持ち続けることが可能であれば長期目線で利益を出せば問題ありません。
そのため、長期目線で成長が期待できる投資対象で長く運用することができるのです。
長期投資におすすめの運用方法
投資するのであれば、長期で行う方が有利な点について解説しました。
最後に、「長期投資」の中でも特に初心者の方におすすめしたい3つの運用方法を紹介しましょう。
おすすめの運用方法①:プロが運用してくれる「投資信託」
投資信託はさまざまな投資対象に少額で投資ができる運用方法です。
大きな金額を用意できなくても、国内外の株や債券などバランスを取った分散投資が可能ですので、長期間運用することに向いています。
また、毎月一定額を積み立てる積み立て投資も可能ですので、コツコツ貯めていきたい方にもおすすめの投資方法です。
おすすめの運用方法②:税制メリットを受けられる「iDeCo」
iDeCoは大きな税制メリットを受けられるため、長期投資におすすめです。
金融庁が発表した報告書に「老後の生活資金は2,000万円足りない」と書かれていたことが大きな話題となり、老後資金を少しずつ貯めて行きたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
iDeCoは60歳まで出せないことがデメリットではありますが、逆に言うと60歳まで使うことができないため、確実に貯めることができます。
また、毎月一定額を口座から自動的に引き落として拠出することになるため、貯金が苦手な方でも確実に継続してお金を貯めることができます。
おすすめの運用方法③:高利回りが期待できる「ソーシャルレンディング」
ソーシャルレンディングは、比較的保全性が高く高利回りを期待できる商品です。
利回りが高いため、長期間運用することで大きなリターンを得ることが可能です。
また、ソーシャルレンディングは基本的に一定期間持ち続けて、あらかじめ決められた元本と利息を受け取る形です。
そのため、株式投資やFXとは異なり、日々値段が変動しているわけではありません。
投資初心者には日々の値段変動を確認することがストレスになってしまったり、忙しくて売り時を逃してしまったりと言うことはとても多いです。
そのため、ソーシャルレンディングは初心者にもおすすめできる運用方法であると言えるでしょう。
ソーシャルレンディングはまだ比較的新しい投資手法であるため、どのような運用方法なのか知らない方も多いでしょう。
こちらで詳しく解説しているので、このタイミングでチェックしておいた方が良いですよ。
まとめ
投資の種類について、「短期」「長期」に分けて紹介しました。
投資をする際には目的を明確にして始めることが大切です。
目的が定まらないと何でどのくらいの期間運用するかを定めることができないからです。
また、運用する際には長期間運用することをおすすめします。
長期間運用することで、大きなリターンを得ることができる確率が高まるからです。
長期運用をするのであれば、おすすめするのは「投資信託」と「iDeCo」と「ソーシャルレンディング」です。
それぞれの商品にメリット・デメリットがありますが、運用方法を一つに決める必要はありません。
その3つをうまく組み合わせて運用を検討してみてはいかがでしょうか?