目次
クラウドクレジットとは
まずは、Crowd Credit(クラウドクレジット)は、どういった特徴を持つソーシャルレンディング会社なのかから解説しておきましょう。
その会社の特徴を良く知ることで、提供される案件に対する理解を深めることができます。
そこで、まずは、クラウドクレジットの特徴を紹介します。
- 海外案件が専門
- 杉山智行社長は複数の金融機関での勤務経験あり
特徴①:海外案件が専門
クラウドクレジットは、海外への融資案件を専門とするソーシャルレンディング会社です。
2012年から、ソーシャルレンディングサイトとしてクラウドクレジットは運営されています。
日本には数々のソーシャルレンディング会社がありますが、2020年2月現在、海外案件を専門とするソーシャルレンディング会社はクラウドクレジット以外にありません。
また、海外案件を取り扱うサイトでも、大半がアメリカなどの先進国に限定されています。
もしくは、東南アジア限定というソーシャルレンディング会社が多い中で、クラウドクレジットは、欧米各国、ロシア、アフリカ、アジアなど非常に多くの国の案件を提供しています。
そのため、クラウドクレジットででしか投資できない国が数多くあります。
特徴②:杉山智行社長は複数の金融機関での勤務経験あり
クラウドクレジットを運営する杉山智行社長は、自身がクラウドクレジットを創設した創業社長です。
杉山社長は東京大学を卒業後、大和証券SMBC、ロイズ銀行など、複数の金融機関での勤務経験があります。
その時の経験をもとに、クラウドクレジットを創設しました。
テレビ東京系のワールドビジネスサテライトで取り上げられたり、ソーシャルレンディングに関する著書もあるなど、各メディアから注目されている人物です。
クラウドクレジットの実績
Crowd Credit(クラウドクレジット)がこれまで7年間ソーシャルレンディングサイトの運営を行っており、国内のソーシャルレンディング会社の中では老舗と呼べるサイトです。
そのクラウドクレジットの実績は、どの程度のものがあるでしょうか?
累計募集金額
クラウドクレジットのこれまでの実績は、公式ホームページで公開されています。
累計募集金額は、2020年1月末現在約270億円であり、累計募集案件数は約900件です。
累計募集金額は、日本国内で運営されているソーシャルレンディングサイトの中では、「SBIソーシャルレンディング」「クラウドバンク」に次ぐ規模です。
累計取扱国数
クラウドクレジットがこれまで案件を組成し、募集を行った国数は25ヶ国以上です。
アメリカのような先進国以外にも、ペルーやカメルーン、カンボジアといった途上国の案件も見られます。
また、クラウドクレジット以外にロシアの案件を扱っているソーシャルレンディング会社はありません。
まさに、全世界の案件を提供しているソーシャルレンディングサイトなのです。
元本割れが複数回発生
注意しなくてならないポイントとして、元本割れの発生確率の高さがあります。
この情報は、クラウドクレジットはホームページのわかりやすい場所に掲載されています(「累計募集金額」の画像参照)。
2020年1月末時点で、累計案件数は890件のうち、その中の40件で元本割れが発生しています。
つまり、発生割合は約4.5パーセントです。
他のソーシャルレンディングサイト会社に比べれば、元本割れの発生割合は高いと言わざるを得ない状況です。
クラウドクレジットの海外案件の特徴
Crowd Credit(クラウドクレジット)が取り扱っている海外案件は、どのような特徴があるでしょうか。
特徴を知っておけば、どの案件に投資すれば良いかを把握することができます。
では、特徴を次の3つに分けて解説しましょう。
- マイクロファイナンス機関への融資案件
- 個人向け融資案件
- 事業者向け融資案件
海外案件の特徴①:マイクロファイナンス機関への融資案件
カンボジアやペルーなど、発展途上国と呼ばれる国で多く見られるのが、マイクロファイナンス機関への融資案件です。
マイクロファイナンス機関とは、途上国の個人事業主や小規模の事業者を対象とした融資機関です。
担保など融資を受ける資本を持たない個人に対し、経済の活性化のために専門的に融資します。
クラウドクレジットは、そういったマイクロファイナンス機関への融資案件を取り扱っています。
ただ、担保が設定されていないため、元本損失の可能性は高いです。
しかし、マイクロファイナンス機関自体が複数の対象に融資しているため、融資先の分散でリスク軽減が行われています。
数件の貸倒れや元本割れを想定しながらも、総合的にはリスクを回避できる案件となっているのです。
実際にクラウドクレジットのマイクロファイナンス案件の運用状況を見ても、元本割れが発生しているものは一件もありません。
海外案件の特徴②:個人向け融資案件
個人向け融資案件も、クラウドクレジットならではの特徴です。
イタリアなどヨーロッパの各国で、個人向け融資案件は運営されています。
日本国内でも、かつて個人向けのソーシャルレンディング融資案件はありました。
しかし、貸し倒れや返済遅延が多発したことから、2020年2月現在は見られなくなっています。
クラウドクレジットの個人向け融資案件は、利回りが10パーセント近くと高いことが特徴です。
しかし、運用状況を見ていると、個人向け融資案件は元本割れが多数発生しており、資金の回収がうまくいってない状況です。
海外案件の特徴③:事業者向け融資案件
個人や小規模な事業者だけではなく、大規模な事業者向けの融資案件もクラウドクレジットでは取り扱っています。
- シンガポールなど経済的な発展が目覚ましい先進国での融資案件
- アメリカの不動産融資案件
など、信頼性が高く投資家が安心して投資できるような案件もあるのです。
実際にこれらの案件の運用は問題なく行われており、投資家に対して利益を提供できています。
クラウドクレジットの海外案件のメリット
投資先としてみた場合、Crowd Credit(クラウドクレジット)の海外案件はどういったメリットがあるでしょうか?
ソーシャルレンディングは複数の案件への投資はリスク分散のために必須です。
クラウドクレジットの海外案件をうまく利用し、利益を出せるようにしましょう。
- 利回りが高い案件が多い
- 分散投資できる
- ファンドパッケージ機能で自動的に分散投資できる
メリット①:利回りが高い案件が多い
クラウドクレジットの海外案件では、10パーセント近い高利回りの案件が多数見られます。
海外の案件は日本国内の貸金業法とは異なった法律で運用されているため、高い利回りを設定することができるのです。
利益を最大化したい人は、利回りの高い海外案件を利用しましょう。
メリット②:分散投資できる
クラウドクレジットを利用する最大のメリットは、複数の国に分散投資できることです。
日本国内のソーシャルレンディング案件ばかりに投資していると、日本国内の経済状況が悪化した際に、複数の案件で「貸し倒れ」や「元本の損失」が発生する可能性があります。
しかし、海外の国であれば、日本経済の影響は軽微です。
そのため、すべての案件が一斉に貸し倒れしてしまうリスクを避けやすくなります。
また、経済の成長が著しい国など、将来有望な投資先を選べるのもクラウドクレジットならではの魅力です。
メリット③:ファンドパッケージ機能で自動的に分散投資できる
分散投資はめんどくさいと考える方もいるかもしれません。
それを解決したのが2020年1月から導入されたクラウドクレジットの「ファンドパッケージ機能」です。
ファンドパッケージ機能とは、複数の融資案件が1案件にまとめられた複合案件です。
つまり、このファンドパッケージの案件に投資すれば、1案件だけで自動的に複数の案件に投資できるのです。
手軽に分散投資でリスクを下げられる、大変便利な機能です。
クラウドクレジットの海外案件のデメリット・リスク
Crowd Credit(クラウドクレジット)の海外案件は、メリットばかりではありません。
海外ならではのリスクがあります。
ソーシャルレンディングで投資する際には、メリット以上にリスクなどをよく知っておく必要があります。
- 元本損失の割合が高い
- 途上国は日本より法令遵守意識が低い
- 個人向け融資はリスクが高い
デメリット・リスク①:元本損失の割合が高い
クラウドクレジットの元本損失の発生割合は4.5パーセントと、国内を対象としたソーシャルレンディングサイトと比べると高めです。
「クラウドバンク(Crowd Bank) 」などは、これまで一度も元本損失を発生させたことがありませんし、「SBIソーシャルレンディング」でも、取扱実績数千件の中でわずか5件ほどです。
そのため、リスクが高い案件かどうかよく調べてから投資する必要があります。
デメリット・リスク②:途上国は日本より法令遵守意識が低い
クラウドクレジットのカメルーン案件は、返済遅延や元本損失が多数発生しています。
途上国の場合、融資を受けた側の法令遵守意識が残念ながら低く、また法の適用が厳しく行われていません。
先進国と比べると、途上国はお金を借りる・貸すといったことに対する法令順守意識が低いことが現状です。
リスクを避けて投資したいのであれば、こういった国は選ばない方が良いかもしれません。
デメリット・リスク③:個人向け融資はリスクが高い
個人向け融資案件は、リスクが高いです。
利回りは高く設定されていますが、元本割れが発生している案件も多く、投資対象としては無視できない危険性があります。
そのためか、近年は提供件数が減っています。
【総評】クラウドクレジットの海外案件への評価
情報公開に対する意識の高さで、Crowd Credit(クラウドクレジット)の海外案件は投資する価値があると言えます。
リスクが高い案件も多数提供しているクラウドクレジットですが、運用状況は期待利回りマップとして一覧表形式で公開されています。
その一覧表を見れば、どの案件がリスクが高いのかは一目でわかるようになっており、リスクの低い投資先を選べるようになっています。
そういった情報提供に積極的に取り組んでいるからこそ、クラウドクレジットは信用できると言えます。
リスクについて、これほどしっかり説明してくれているソーシャルレンディング会社はありません。
投資家に不正を働かず、しっかりと自社の良い点と悪い点を知った上で、投資を判断して欲しいという意向が非常に強く伺えます。
まとめ
Crowd Credit(クラウドクレジット)は、世界各国へのソーシャルレンディング投資ができる日本国内でも唯一の会社です。
その利用価値はとても高く、ソーシャルレンディングの各国での事情をよく知る上でも一度はチェックしておきたいサイトだと言えるでしょう。
もちろん、安定した利益を得るための投資先として魅力もあります。
最近では先進国案件も増えているので、安全な海外の国に投資したいという人にも向いています。
ぜひ一度サイトに口座を解説して、その魅力をじっくりと研究してみてください。