近年注目を浴びている投資手法である、融資型クラウドファンディング。
別名「ソーシャルレンディング」とも言われます。
その融資型クラウドファンディングを扱っているサイトの一つに「バンカーズ」があります。
ここでは、融資型クラウドファンディング投資に興味を持っている方向けに、バンカーズの特徴についてお伝えしていきます。
バンカーズは投資家にとって、どういったメリットのある融資型クラウドファンディングサイトなのでしょうか?
目次
株式会社バンカーズとは
まずは、「株式会社バンカーズ」について解説します。
運営元の会社をよく知っておくことで、取扱いファンドの特徴などについての理解が深まります。
運営会社
会社名 | 株式会社バンカーズ |
---|---|
所在地 | 本社: 東京都千代田区麹町2-12-1 VORT半蔵門8F |
創業 | 昭和44年3月 |
設立 | 昭和49年8月 |
資本金 | 1億3,300万円 |
株主 | 株式会社バンカーズ・ホールディング |
代表者 | 代表取締役 澁谷 剛 |
営業種目 | 1.金融商品取引法に規定する第二種金融商品取引業
2.商業手形割引 3.手形担保融資 4.商工信用融資 5.不動産担保融資 6.サービス業務(取引先信用調査/経営コンサルティング) |
登録/加入協会 | 第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第3216号
貸金業:関東財務局長(13)第00077号 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 日本貸金業協会 : 協会員番号 002411号 貸金業法 指定信用情報機関:株式会社日本信用情報機構 |
会社の経歴
株式会社バンカーズは、1969年創業の泰平物産株式会社という、金融業を営む会社を前身としています。
泰平物産株式会社では、商業手形割引という種類の金融業を主に手掛けていました。
この商業手形割引とは、企業が保有する商業手形を買取りし、現金化を行います。
商業手形割引の運営会社は、商業手形買取りの際に一定の手数料を受け取ります。
泰平物産株式会社では、累計200億円以上の商業手形割引の取引実績を持っており、ここ10年は一度も不渡り起こしていません。
2019年に泰平物産株式会社がバンカーズに社名変更し、株式会社バンカーズ・ホールディングの子会社となりました。
そして、2020年10月に第二種金融商品取引業登録を行い、2020年12月から融資型クラウドファンディングサイト、バンカーズの運営を開始したのです。
バンカーズは、泰平物産株式会社時代の強みを活かしたファンド組成を行っています。
バンカーズの融資型クラウドファンディングサイトの概要
では、バンカーズの融資型クラウドファンディングはどんなサイトなのかについてお伝えしていきましょう。
2020年12月に運営開始
バンカーズは、2020年12月に運営を開始したばかりの融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サイトです。
2020年12月のサービス運営開始から1ヶ月に1~2件ほどのペースで案件募集を行っており、2021年2月には2件の募集を行っています。
まだ新しい融資型クラウドファンディングサイトながらも、募集ペースを維持しています。
融資型クラウドファンディングサイト
バンカーズの展開する「融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)」とはどんな事業でしょうか?
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)とは、お金を必要とする会社と、お金を貸したい個人を結びつける投資サービスです。
融資型クラウドファンディングを運営する会社が、お金を必要とする会社と個人の仲介に入り、まず個人からお金を集めます。
そして、集まったお金を、資金を必要とする会社に対して融資するのです。
その融資の際に設定した金利が、融資型クラウドファンディングサイトと投資家の利益となっています。
1万円からなど少額からの投資が可能であり、また貸金であるため投資家自身の運用作業が要らないなどの理由から、手軽に始められる投資として近年脚光を浴びているのです。
バンカーズでは、主に不動産を取得する不動産会社、そして医療機関のファクタリング(売掛債権買取)を行う企業への融資案件を扱っています。
バンカーズのソーシャルレンディングの特徴
バンカーズの融資型クラウドファンディングサイトとしての特徴は、どんな点でしょうか?
最も大きな特徴は、複数の案件を組み合わせ一つの案件にしたものを、投資家に提供していることです。
また、投資家と利害関係を一致させるために、自社でも融資を行っているという特徴もあります。
特徴
- 商業手形割引ファンドと他ファンドの複合案件を扱っている
- セイムポート出資で自社も出資している
- 利回りに幅がある
- キャンペーンを積極的に展開している
商業手形割引ファンドと他ファンドの複合案件を扱っている
バンカーズは、事業者への資金融資ファンドと、商業手形割引ファンドを複合した案件を投資家に提供しています。
案件内における金額の割合は、
- 融資ファンド:10
- 商業手形割引ファンド:1
です。
これは、自社の得意とする商業手形割引ファンドを融資ファンドと組み合わせることで、返済リスクの分散を図る狙いがあります。
セイムポート出資で自社も出資している
バンカーズは、融資先に投資家からの資金だけではなく、自社も資金融資を行っています。
この取組を「セイムボート出資」と呼びます。
出資する理由は、バンカーズ自体も投資家と同じ損失リスクを負うことで、投資家と利害関係を共有し、収益性の相反防止を行うためです。
バンカーズ自体も融資をしていれば、債務不履行発生時に損失を負うので投資家と同じ立場で、資金回収に努めるのです。
利回りに幅がある
バンカーズのファンドを見ると、利回りは1パーセントほどの幅があります。
通常、融資型クラウドファンディングは、融資時に金銭消費貸借契約を結び、設定した金利を毎月受け取ります。
そのため、投資家への配当利回りは早期償還がない限りは大きく変化しません。
バンカーズの案件も、企業への資金融資ファンドは利回りの変化がありません。
では、なぜ利回りが変わるのでしょうか?
それは、商業手形割引ファンドの利回りが変わるからです。
商業手形割引ファンドは融資期間によって金利が変動するため、融資先からの返済が長引けば長引くほど収入が増えるのです。
そのため、商業手形割引ファンドの利益次第で、配当利回りが1パーセントほど変わってくるのです。
キャンペーンを積極的に展開している
バンカーズは、運営開始から数ヶ月の新しいサイトです。
そのため、投資家勧誘のためのキャンペーンを積極的に実施しています。
口座開設を行った投資家や投資金額に応じたAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンを実施しています。
投資家はキャンペーンを活用すれば、ファンドの利回りを高められます。
現在も、2021年3月31日(水)までお得なキャンペーン実施中なので、一度チェックしておくと良いでしょう。
バンカーズの案件の特徴
では、バンカーズが扱う案件にはどのようなメリットや特徴があるでしょうか?
詳しく解説していきましょう。
- 不動産担保付きのファンドを扱っている
- 診療報酬債権事業者ファンドを扱っている
- 運用は短期間のものが中心
不動産担保付きのファンドを扱っている
バンカーズの提供ファンドは、不動産事業者への融資案件が多くなっています。
また、資産保全対策として、不動産事業者が取得する不動産を担保に設定しています。
不動産担保が設定されていれば、債務不履行が発生したときでも不動産担保を売却し資金回収が見込めます。
資産保全対策を気にする方にとって、バンカーズは投資する意味のあるファンドを提供していると言えるでしょう。
診療報酬債権事業者ファンドを扱っている
バンカーズがこれまで2回募集しているファンドがあります。
それが、診療報酬債権を現金化する事業者(ファクタリング事業者)への融資ファンドです。
診療報酬債権とは、医療機関が医療行為を行ったことの対価として国民健康保険機関などから診療報酬を権利を債権化したものです。
医療機関は医療行為を行った後、患者から支払われる治療費以外に国民健康保険期間からの診療報酬をもらうことができます。
ただ、診療報酬は、医療行為を行った後から支払われるまでに2~3ヶ月の時間を要します。
そこで、診療報酬が支払われるまでの資金繰りの手段として、診療報酬債権を現金化してくれる事業者に買い取ってもらうのです。
診療報酬債権は、国民健康保険機関という公的な組織が支払いを行ってくれるので不渡りはまず発生しません。
そして、バンカーズの診療報酬債権ファンドは、ファクタリング事業者への融資であり、診療報酬債権が担保に設定されています。
そのため、債務不履行になっても資金を回収できる見込みが高いのです。
運用は短期間のものが中心
融資型クラウドファンディングは、貸金による金利所得を投資家に配当するために、金銭消費貸借契約を結びます。
契約には、何ヶ月後までに返済をするという融資期間も定められています。
そのため、案件運用途中でのキャンセルはできません。
例えば、2年間の運営期間のファンドでは、早期償還が行われない限りは2年間必ず運用されます。
長期間定期的な配当を受け取ることができる代わりに、投資家の意思でキャンセルして現金化することができないのです。
そのため、運用期間が長い案件は、資金を拘束されるリスクが出てくるので投資家から敬遠されることもあります。
一方、バンカーズが扱うファンドの運用期間は、4ヶ月から12ヶ月と短期・中期間の運用です。
そのため、バンカーズのファンドは、長期間資金を拘束されるリスクを避けられるのです。
まとめ
2020年12月にサイト運用開始したばかりのバンカーズは、まだまだ新しい融資型クラウドファンディングサイトと言えるでしょう。
しかし、サイト開設直後から安定した募集ペースを保っており、キャンペーンお実施で投資家の募集も積極的に行っています。
特に大きなメリットは、複合ファンドの組成で手軽にリスク分散を図れること、また不動産担保や診療報酬債権など換金性が高い担保が付いたファンドを取り扱っていることが挙げられます。
利回りは年利2パーセント台から4パーセント台と標準的ですが、投資額に応じAmazonギフト券を受け取れる現在実施中のキャンペーンを併用すれば、利回りを0.5パーセントから3パーセントアップすることができます。
そうすれば、他の融資型クラウドファンディングサイトと同等か、それ以上の利回りを確保できるでしょう。
キャンペーンは2021年3月31日(水)までです。
ぜひこの機会を利用して、バンカーズに口座を開設してみてはいかがでしょうか?
なお、口座開設は下の「サービスサイト」から無料で行うことができますよ。