2019年4月24日(水)、東京・霞が関の東京地方裁判所にて、maneoマーケット、グリーンインフラレンディングに対するソーシャルレンディング投資家からの損害賠償請求初公判が行われました。
そこで、実際に傍聴へ行った筆者が当日の様子をレポートします。
目次
maneo・グリーンインフラレンディングの裁判の概要
実は、筆者は人生で初めて裁判所へ行きました。
入口では空港のように荷物検査があり、刃の付いた道具などは持ち込むことができません。
裁判所に入ることができた後は、当日行われる目的の裁判が行われる部屋を探すことになります。
東京地方裁判所の場合、民事事件だけでも、1日でなんと500件近くの裁判が開かれるとあり、時間が分かっていてもどこで行われるのか探すのに一苦労です!
maneoマーケットは712号室で10時15分の開廷でした。
筆者は裁判開始の30分ほど前に行ったのですが、すでに周辺には長蛇の列ができていました。
「まさか、出遅れたか!」と思いましたが、その列は713号室(暴行事件)の裁判を傍聴する人たちの列でした。
なんと、712号に並んでいたのは自分だけ。
最終的には、5人ほど傍聴目的の人が来ていました。
裁判所内は撮影及び録音が一切禁止であるため、以下は筆者がメモしたものです。
事件番号
平成31年(ワ)第5894号
民事番号第34部損害賠償請求
このように記載してありました。
事件番号がわかっていれば、今後多少検索しやすくなるかもしれません。
被告はmaneoマーケット社 外(ほか)です。
また、原告の方の名前もかいてありました。
maneo・グリーンインフラレンディングの裁判に当日出席にした人たち
maneo(マネオ)・グリーンインフラレンディングの裁判当日、原告側として法廷に出廷していた人間は3人です。
ひとりはこの訴訟を請け負っている鈴木英司弁護士。
原告側は、6名の方たちが出廷していました。
その内訳は次のとおりです。
- マネオマーケット社:1名
- グリーンインフラレンディング:1名
- JCサービス:1名
- エスクローファイナンス:1名
maneoマーケットとグリーンインフラレンディングから出廷していた社員は、20代ほどに見えるかなり若い人でした。
被告側は2列にわたって着席しており、後方には年配の人間が座っていたことから、おそらくこちらがmaneoマーケット側の弁護士だと推測されます。
最悪の場合、マネオ側は当日出廷しないということも起こり得るかと思っていましたが、さすがにそのようなことはありませんでした。
初公判はわずか5分で終了
結論からお伝えすると、初公判はわずか5分で終了してしまいました。
早く終わるものと聞いてはいましたが、あまりにも拍子抜けする結果に終わり、いささか力が抜けてしまったというのが正直な感想です。
両者とも分厚いファイルに多数の資料を用意していましたが、開始早々、次回の公判はいつやるかという日程の話になり、日程が決まった時点で第1回公判は終了してしまったのです。
その分厚いファイルの内容はJCサービス中久保氏による答弁によるものもあったのですが、内容は一切語られなかったため実態は把握できません。
次回の裁判は2019年6月4日(火)に開催、傍聴はできず
気になるmaneo・グリーンインフラレンディングの第2回公判ですが、2019年6月4日(火)11時半からと決まりました。
さらに、第2回公判からは裁判は法廷の場で行われず、内内で両者同席の上で行う協議するということでした。
つまり傍聴は不可能です。
こういった結果も残念ながら空振りに終わったというところですが、当日鈴木弁護士に話を聞くことができました。
今後進展があった場合は、きちんと報告してもらえるということでした。
鈴木弁護士によると「これは長期戦になるかもしれない」ということです。
今後も可能な限り公開できる情報は全て公開していきたいと思いますので、見守っていただけると幸いです。
こちらは実際にmaneoへ赴いた際のレポートです。
【2019年9月17日追記】
maneoが株式の約85%をNLHD社へ譲渡することが判明しました。
詳しくはこちらで解説しています。