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SBIソーシャルレンディングの入金手数料が無料に!
2019年2月、SBIソーシャルレンディングで入金手数料が無料になる「クイック入金サービス」が始まりました。
クイック入金サービスとは、同じSBIグループである住信SBIネット銀行の口座からSBIソーシャルレンディングの投資用口座へ資金を振り込む即時決済サービスです。
クイック入金サービス概要
画像引用元:SBIソーシャルレンディング
クイック入金サービスが使用できるのは、SBIソーシャルレンディングのメイン取扱いファンドである
- 『オーダーメード型ローンファンド(随時募集ファンド)』
- 『不動産担保ローン事業者ファンド』
の2つのみです。
しかし、24時間365日いつでも利用でき、振込後すぐに入金情報が反映するうえ無料なのは大きな魅力でしょう。
出金手数料も無料
SBIソーシャルレンディングは、分配金を引き出すときの出金手数料も無料です。
クイック入金サービスの導入で入出金時の手数料はどちらも無料になり、ソーシャルレンディングにかかる手数料負担をぐっと抑えられるようになりました。
さすが大手SBIグループです!
ここで改めて、SBIソーシャルレンディングの手数料体系を振り返ってみましょう。
SBIソーシャルレンディングでかかる手数料
SBIソーシャルレンディングで投資するときの手数料はどうなっているのでしょうか?
結論から言えば、SBIソーシャルレンディングで投資家が直接支払う手数料はほぼありません。
「入金手数料」は住信SBIネット銀行のクイック入金サービスを使えば無料。
また、他の事業者では有料になることが多い「出金手数料」も無料です。
厳密には、入出金時以外でも、事業者のファンド運営にかかる「管理手数料(※1)」と債権回収時のみ発生する「委託手数料(※2)」という手数料があります。
しかし、「管理手数料」を直接負担しているのは資金の借り手であり、「委託手数料」は債権回収時のみ発生する手数料なので、あくまでイレギュラーな費用です。
つまり、通常SBIソーシャルレンディングで投資する際に投資家が負担する手数料はほぼないと言えるでしょう。
(※1)管理手数料とは
資金の借り手から事業者へ支払われる返済金から徴収されている費用で、いわば事業者の営業活動費。
ソーシャルレンディングでは、管理手数料が差し引かれた後の利益が投資家に分配されるため、案件募集時の想定利回りは管理手数料差し引き後の数値が記載されている。
(※2)委託手数料とは
資金の借り手が返済不能状態になったとき、債権回収を第三者(サービサー)に委託した際に発生する手数料。
万一債権回収が発生したら、分配金から委託手数料が差し引かれる。
SBIソーシャルレンディングの手数料体系
SBIソーシャルレンディングでかかるおもな手数料は、次の4つです。
- 入金手数料
- 出金手数料
- 管理手数料
- 委託手数料
それぞれの手数料体系を以下の表にまとめました。
手数料種別 | 手数料の説明 |
入金手数料 | 投資用口座に投資資金を入れるときの振込手数料 ※指定のファンドでのみ対応 |
出金手数料 | 分配金などを投資家の口座に払い戻しするときの振込手数料 |
管理手数料 | 事業者の営業活動費として、資金の借り手から支払われる返済金から徴収されている手数料。各事業者の案件募集時の予定利回りは、管理手数料を差し引いた数値が表示されている |
委託手数料 | 資金の借り手が返済を遅延したり貸し倒れになったりしたときに発生する手数料。貸付債権の回収を第三者(サービサー)に委託する際の回収手数料のこと |
SBIソーシャルレンディングの手数料は、「入金手数料」と「出金手数料」が無料で、「管理手数料」は実質支払いがありません。
「入金手数料」は指定のファンドのみ対応していますが、指定されている
- 『オーダーメード型ローンファンド(随時募集ファンド)』
- 『不動産担保ローン事業者ファンド』
は定番人気ファンドです。
この2つだけでも無料になるのは大きいでしょう。
万一のケースでのみ発生する「委託手数料」を除けば、普段の投資にかかる手数料はほぼ無料と言えます。
投資する際に頻発する入出金時の手数料は、積み重なるとソーシャルレンディングのトータルコストに影響します。
手数料重視の人は、入出金時手数料無料になるSBIソーシャルレンディングの利用を検討してはいかがでしょうか?
住信SBIネット銀行はおすすめ!絶対口座開設しておこう
出典:住信SBIネット銀行
SBIソーシャルレンディング利用の有無を問わず、「住信SBIネット銀行」は全ソーシャルレンディング投資家におすすめのネット銀行です。
これからソーシャルレンディングを始めようと思っている人、すでにソーシャルレンディングをしていて手数料をもっと抑えたいと思っている人は、ぜひ住信SBIネット銀行の口座を開設しましょう!
住信SBIネット銀行おすすめのポイント
住信SBIネット銀行おすすめのポイントは以下の4つです。
- 独自のランクシステムがあり、ランクごとにATM利用手数料(月2回~15回)と他行宛振込手数料(月1回~15回)が一定回数無料になる
- 口座開設後6か月間はATM利用手数料月5回、振込手数料月3回まで無料!
- 無料回数外でもATM利用手数料は108円(税込)※、振込手数料は1回154円(税込)※と安いので安心
- SBIソーシャルレンディングへの口座手数料が無料になる(クイック入金サービス利用)
- 定額自動入金サービスを使えば、メインバンクから住信SBIネット銀行への資金移動が毎月無料でできる
住信SBIネット銀行は、手数料体系がとても魅力的です。
出資金の入金と分配金の引き出しが頻繫にあるソーシャルレンディングをするときにとても便利な銀行です。
※消費税額は2019年5月時点のものです。
SBIグループの連携を考えると口座を持っておいて良い
もちろん、おすすめの理由はソーシャルレンディング投資に有利というだけではありません。
今後、ネット系金融業界最大手のSBIグループで何かしらの金融商品を検討したり、利用したりする可能性は誰でもあると思います。
住信SBIネット銀行の住宅ローン金利や普通預金金利は業界最低水準ですし、SBI証券はネット証券会社シェア1位を独走しています。
低コストを追求するSBIグループなので、特に意図しなくても利用する機会はたびたび出てくるでしょう。
住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用すれば、ATM利用手数料と振込手数料は月7回まで無料です。
もし、SBI証券のハイブリッド預金残高があれば、プラス給与の入金口座指定でATM利用手数料月5回、振込手数料月3回まで無料になります。
SBIグループの金融サービスの充実度、そしてグループ間の連携を考えても、住信SBIネット銀行の口座は持っておくことをおすすめします。
まとめ
SBIソーシャルレンディングの手数料体系についてまとめてきました。
重要なポイントは以下の3つです。
- SBIソーシャルレンディングは入金手数料も出金手数料も無料、お得な手数料体系が魅力
- 入金手数料が無料になるのは指定されている定番の2ファンドのみ!それでも無料化は大きなポイント
- SBIソーシャルレンディングを使う人も使わない人も、住信SBIネット銀行はソーシャルレンディング投資家に便利!必ず開設しておこう
以前のSBIソーシャルレンディングは、出金手数料も入金手数料も有料でした。
しかし、今では入出金手数料無料化と、低コストを追求するSBIグループらしい動きで進化しています。
今後もソーシャルレンディング業界を引っ張る大手事業者として、SBIソーシャルレンディングの動向に注目していきたいですね!