FUEL株式会社が提供するオンラインフォンドプラットフォーム「FUEL オンラインファンド」は、第二種金融商品取引業登録がない事業者でも、インターネット上で資金調達を行うことができます。
そのFUEL オンラインファンドを利用して、インターネット上で資金調達を行う会社の第1号が、株式会社シーアールイーとそのグループ会社です。
そこでここでは株式会社シーアールイーがどういった事業を手掛ける会社なのかを中心に、同社のオンラインファンド事業について説明していきます。
CRE(シーアールイー)の運用会社の概要
出典:CRE(シーアールイー)
株式会社シーアールイーは、物流と商業施設の開発や運用を専門とする不動産会社です。
会社概要は次のとおりです。
設立 | 2009年12月22日 |
本社 | 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング 東棟19階 |
資本金 | 21億4,597万円 ※2018年7月時点 |
従業員数 | 208名(連結) ※2018年7月時点 |
売上高 | 353億8,465万円(連結) ※2018年7月期 |
代表者 | 代表取締役社長 亀山 忠秀 |
主な事業は次のとおりです。
- マスターリース:不動産所有者から倉庫などの物流施設、また商業施設などの事業⽤物件を一括借り上げして運用する
- プロパティマネジメント:受託した物件の特性に合わせ、利益を最大化する
- 資産活用:遊休地活用や節税対策など顧客の状況や要望に応じて資産を分析し収益計画を立案・実行する
また、2009年の創業からわずか7年で東証一部上場を果たしています。
物流とテナントという成長性のあるビジネスに取り組んでいるユニークな不動産会社です。
CREの「FUELオンラインファンド」利用
出典:株式会社シーアールイー
株式会社シーアールイーは、2019年9月にFUEL株式会社との事業提携を発表しています。
そして、FUELの投資用プラットフォームである「FUELオンラインファンド」を利用し、資金調達を行うことも公開済みです。
日本の主なソーシャルレンディングサイトと比較しても、従業員数、売り上げ高などは他を圧倒するものがあります。
そのため、かなり大規模な案件の募集が期待できそうです。
不動産関係の案件は、取得する不動産を担保に設定できるため、貸し倒れ時でも資金を回収できる可能性が高いです。
- 大規模な案件
- 不動産担保あり
という特徴を持つサイトになれば、投資家からの需要は高くなるでしょう。
また、グループ会社には「株式会社ロジコム」があります。
株式会社ロジコムは、以前「LCレンディング」というソーシャルレンディングサイトを展開していました。
つまり、ソーシャルレンディングにも関係性のある企業を傘下に収めているのです。
2020年2月4日(火)にサービスサイトをリリース
株式会社シーアールイーは2020年2月4日(火)よりFUELオンラインファンドを利用したオンラインファンド投資ができるサイト「CRE Funding(シーアールイーファンディング)」の運営を開始しました。
物流用不動産などの調達資金をこのサイト上で募集し、投資家には運用益などを配分する予定です。
CRE Fundingでは株式会社シーアールイーと、その関連会社が資金調達を行います。
投資家は東証一部上場企業と、その関連会社という、信用のおける融資先にお金を貸し付け、金利収入を得ることができます。
第1号案件は2月中旬募集開始予定です。
その利回りや運用期間、保証などの詳細な条件が明かされ次第、クラウドアンサーではこのページでも紹介していきます。
サイト上では会員募集が開始されています。
興味を持った方は情報収集のためにもまずは無料会員登録を行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
株式会社シーアールイーは、ソーシャルレンディング事業を展開していた株式会社ロジコムを傘下に収めており、ソーシャルレンディングに関心があったことから「FUELオンラインファンド」の利用を開始したと考えられそうです。
物流不動産、商業用不動産専門とユニークな特徴を持つ企業だけに、どんな案件を提供してくれるのか、またどの程度の規模になるのか注目が集まるところです。
融資型クラウドファンディング業界の市場拡大に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
また、プラットフォームである「FUELオンラインファンド」の運用会社であるFUEL株式会社については、クラウドアンサーはインタビュー取材記事を掲載しています。
もっとよく知りたい方は、こちらをあわせてチェックしてください。