不動産投資型クラウドファンディングの「CREAL(クリアル)」というサービスをご存じでしょうか?
1口1万円から不動産に投資できるサービスで、少額で投資を試したい人を中心に人気が高まっています。
この記事では、気になるCREAL(クリアル)の手数料について徹底的に解説していきます。
有料となる入出金手数料を低く抑える方法も解説するので、CREAL(クリアル)をお得に使うためにも、この記事を役に立てていただければと思います。
目次
CREAL(クリアル)の手数料一覧
CREAL(クリアル)の利用にかかる手数料を一覧表でまとめました。
入出金手数料は有料ですが、その他の手数料は無料であり、他の不動産投資型クラウドファンディングと比べても標準的な水準です。
会員登録 | 無料 |
---|---|
口座開設 | 無料 |
口座管理・維持 | 無料 |
投資申し込み | 無料 |
分配金支払い | 無料 |
入金 | 投資家が負担(金額は金融機関による) |
出金 | 52円~262円(税込) |
会員登録にかかる手数料
CREAL(クリアル)の会員登録には手数料はかからず、気軽に登録をすることができます。
とりあえず会員登録だけしておき、実際に投資をするかどうかは後で考えるといった使い方でも問題ありません。
口座開設にかかる手数料
CREAL(クリアル)の口座開設にも、手数料はかかりません。
口座開設をしておくと、ファンドの情報を詳しく見られたり、メールで重要な情報のお知らせを受け取ることができるため、口座開設は行って投資の準備をしておくと良いでしょう。
口座管理・維持にかかる手数料
CREAL(クリアル)は口座管理や維持にも手数料はかかりません。
ただし、資金をCREAL(クリアル)の口座に入金したまま3ヶ月以上ログインしていない場合は、出金手数料がかかる可能性があるため注意が必要です。
CREAL(クリアル)に預り金があり、3ヶ月以上ログインしていない投資家には、CREAL(クリアル)からメールで今後の投資意思の案内が届きます。
CREAL(クリアル)にログインすることで「今後も投資する意思がある」と伝えられるため、ログインすれば問題ありません。
しかし、メールを受け取ったのにログインせずに放置していると、CREAL(クリアル)に預けている未投資の資金の払い戻しが行われます。
その際の出金手数料は投資家の負担になる可能性があるので、3ヶ月に1回はログインするようにしましょう。
投資申し込みにかかる手数料
CREAL(クリアル)で投資案件に申し込む際も、手数料はかかりません。
投資信託や株式などの投資商品だと、申し込み時・購入時に手数料がかかるものが多いため、手数料無料で申し込めるのはソーシャルレンディングの大きな長所です。
分配金支払いにかかる手数料
CREAL(クリアル)から分配金が支払われる際も、手数料は無料です。
ただし、手数料ではありませんが、分配金は所得税が源泉徴収されてから入金されます。
CREAL(クリアル)からの分配金は雑所得に該当するため、所得税を復興特別所得税を合わせた20.42%が源泉徴収され、分配金が支払われます。
CREAL(クリアル)以外も含めた所得の額によっては、確定申告することで支払いすぎた税金が還付される場合があります。
入金手数料
CREAL(クリアル)に投資資金を入金する際の手数料は、投資家が負担します。
CREAL(クリアル)への入金は投資家の銀行口座からCREAL(クリアル)の口座への振り込みで行うため、投資家が使っている銀行が定めた手数料が、入金手数料となります。
入金手数料を少なくする方法については後述します。
出金手数料
CREAL(クリアル)の口座から出金する際の手数料は、投資家が使っている銀行口座と金額によって、次のとおり異なります。
投資家の口座 | 出金金額 | 手数料(税込) |
---|---|---|
楽天銀行 | ― | 52円(税込) |
楽天銀行以外 | 出金金額が3万円未満 | 168円(税込) |
楽天銀行以外 | 出金金額が3万円以上 | 262円(税込) |
楽天銀行であれば出金手数料が52円(税込)と少なくて済むため、楽天銀行をお持ちの方は、出金先の金融機関に指定しましょう。
入金手数料を少なくする方法
CREAL(クリアル)に入金する際には、上述のとおり、投資家が使っている口座の銀行が定めた振込手数料がかかります。
入金手数料を少なくするためには、振込手数料が小さい銀行の口座を使いましょう。
CREAL(クリアル)を使う上で最もおすすめなのは、楽天銀行です。
CREAL(クリアル)の口座が楽天銀行なので、楽天銀行から楽天銀行への振り込みとなり、手数料が無料になるからです。
楽天銀行の口座をおお餅の方は、楽天銀行を使ってCREAL(クリアル)に入金しましょう。
出金手数料を少なくする方法
CREAL(クリアル)の出金手数料は、無料にすることはできません。
ですが、出金手数料を少なくすることはできるため、2つの方法を紹介していきます。
- 楽天銀行を使う
- まとめて出金する
楽天銀行を使う
出金手数料を少なくするために最もおすすめなのが、出金先の口座に楽天銀行を指定することです。
先ほどお伝えしたように、他の銀行だと168円~262円(税込)の出金手数料がかかりますが、楽天銀行なら52円(税込)で済むためです。
楽天銀行を使えば入金手数料も抑えられるため、CREAL(クリアル)を使う方は楽天銀行の口座開設も検討していただければと思います。
まとめて出金する
楽天銀行を使わない場合、まとめて出金することで出金手数料を抑えることができます。
例えば、30万円を出金する場合、3万円を10回に分けて出金すると10回分の出金手数料がかかるため、2,620円(税込)の出金手数料を負担することになってしまいます。
30万円を1回で出金する場合、出金手数料は262円(税込)で済むため、手数料をかなり節約することができます。
このように、できるだけまとめて出金して出金回数を減らすことで、手数料を抑えることができます。
頻繁に出金するのではなく、分配金がある程度まとまってから出金すると良いでしょう。
CREAL(クリアル)で入出金するときの注意点
CREAL(クリアル)で入出金するときに注意してもらいたいのが、金額を間違えて入金したり出金したりすることです。
例えば、1万円を入金しようと思ったのに間違えて10万円を入金してしまった場合、9万円を出金するのに出金手数料がかかってしまいます。
間違えた分を元に戻したいだけなのに、手数料という余計なコストを負担することになってしまうので、入出金を行う際は金額のミスに気を付けましょう。
CREAL(クリアル)のおすすめポイント
上述のとおり、入出金手数料はかかりますが、CREAL(クリアル)は不動産投資型クラウドファンディングの中では標準的な手数料体系となっています。
手数料について理解した上で、CREAL(クリアル)の口座を開設するかどうか迷っている方も多いと思いますので、CREAL(クリアル)とはどのような投資ができるサービスなのかについても紹介していきます。
- 1万円から不動産投資ができる
- 不動産の情報がわかりやすい
- 優先出資でリスクが低い
1万円から不動産投資ができる
CREAL(クリアル)は1口1万円から不動産投資ができるサービスです。
一般的な不動産投資というと、数千万円の物件を購入するところから始まるため、大きな資金や金融機関からのローンの借り入れが必要になります。
しかし、CREAL(クリアル)では不動産投資を小口化しているため、1口1万円から投資を申し込むことができます。
「不動産投資に興味はあるけど、大きなお金を借り入れるのは怖い」と感じている方も、CREAL(クリアル)を使えば不動産投資をすることができます。
また、すでに株式や投資信託など他の商品に投資しており、不動産にも分散投資をしたいけど多くの資金を割けない人も、1口1万円からなら投資しやすいです。
以上のように、少ない資金で気軽に不動産投資を始められることが、CREAL(クリアル)の大きな特徴です。
不動産の情報がわかりやすい
CREAL(クリアル)は投資家の投資判断に重要な不動産の情報をきめ細かく提供しています。
投資対象となる不動産がどのような物件なのかを理解した上で、投資するかどうか判断することができるのです。
当たり前のようにも感じられますが、類似サービスであるソーシャルレンディングの場合、最終的な投資先の情報があまり詳しく提供されないことがほとんどです。
他社のサービスに比べて、CREAL(クリアル)は投資対象の不動産について詳しい情報を提供してくれます。
また、CREAL(クリアル)では各物件の不動産調査価格の報告書も閲覧することができます。
CREAL(クリアル)だけでなく第三者が調査した報告書まで提供されるため、もしCREAL(クリアル)に都合の悪い情報があったとしても投資家は知ることができます。
情報の透明性も、CREAL(クリアル)の大きな特徴です。
優先出資でリスクが低い
CREAL(クリアル)で募集される投資案件には、一般の投資家だけでなく、CREAL(クリアル)を運営するブリッジ・シー・キャピタルも投資します。
一般の投資家が優先出資者、ブリッジ・シー・キャピタルが劣後出資者となるため、投資家が損失を被るリスクが軽減されています。
どういうことなのかについて、10億円の投資案件について、一般の投資家が9億円、ブリッジ・シー・キャピタルが1億円を投資していた場合を例に解説しましょう。
この投資案件で1億円の損失(10%のマイナス)が出た場合、優先・劣後の区別がない場合は、投資家もブリッジ・シー・キャピタルも10%の損失を被ります。
しかし、一般の投資家が優先出資者、ブリッジ・シー・キャピタルが劣後出資者となる場合、ブリッジ・シー・キャピタルは自分が投資した金額まで損失を被ります。
例の場合は1億円の損失が出ているため、ブリッジ・シー・キャピタルが出資分である1億円まで損失を負います。
つまり、優先出資者である一般の投資家は9億円の元本の返済を受けることができるため、損失を被りません。
このように、ブリッジ・シー・キャピタルが劣後出資者となることで、一般の投資家のリスクが軽減されています。
投資案件で損失が出ても、ブリッジ・シー・キャピタルが出資する金額以内の損失であれば、一般の投資家の損益には影響がありません。
まとめ
CREAL(クリアル)は入出金手数料はかかりますが、その他の手数料は無料で利用できる不動産投資型クラウドファンディングです。
1口1万円から投資でき、不動産の情報の透明性が高いといったメリットがあり、投資家にとってとても使いやすいサービスです。
少額でできる利回りの高い投資先を探している方は、無料で口座開設できるCREAL(クリアル)を利用してみてはいかがでしょうか?
下の「サービスサイト」から口座は開設できますよ。