クラウドアンサー編集部では、ソーシャルレンディングおよび不動産投資型クラウドファンディングの案件に実際に投資を行っています。
配当を都度レポートすることで、投資家の皆様が実際に投資される際の検討材料にして欲しいと考えています。
クラウドアンサー編集部の投資案件の中には、不動産投資型クラウドファンディングでも50億円を超える実績を持つ「CREAL(クリアル)」が運営しているリゾートホテル案件があります。
すでに11回配当が行われており、これまでは問題はまったく発生していません。
しかし、リゾートホテル関係はコロナショックにより海外・国内双方の旅行者が減っており、売上げ大幅に減少しています。
2020年8月も無事に配当があったのか、その様子をレポートしていきましょう。
目次
CREAL(クリアル)の投資案件12回目の配当結果
出典:CREAL(クリアル)
クラウドアンサー編集部が投資しているCREAL(クリアル)の案件は次のものです。
立地は千葉県南房総市、小学校の校舎をリノベーションして作られた体験型リゾートホテルです。
投資案件概要
募集金額 | 237,600,000円 |
---|---|
ファンド名 | ちくらつなぐホテル |
予定運用期間 | 24ヶ月 |
名目利回り |
1年目:4.0% 2年目:6.0% |
配当金の結果と累積配当金
第12回目の配当は、2020年8月31日(月)に行われました。
金額・スケジュールともに問題はなく、279円が入金されています。
出典:CREAL(クリアル)
これまでの12回すべてにおいて、スケジュールの遅延が発生することなく投資家への配当が行われています。
累計の配当金は全12回で4,014円(税引前)です。
税引前で約4パーセントの利回りと、当初の想定利回りとほぼ同じ数字で運用されていることがわかります。
ちくらつなぐホテル案件の2年目はどうなる?
このちくらつなぐホテル案件の1年目の配当利回りは4パーセントですが、2年目からは6パーセントにアップするとあらかじめ案件情報に記載されています。
しかし、新型コロナウイルスの流行により海外・国内の観光客数は大幅に落ち込み、それはちくらつなぐホテルも例外ではありません。
2年目の配当はどのようになるのでしょうか?
客足は復調傾向だがコロナ前の水準には届いていない
ちくらつなぐホテルは、毎月投資家に対して営業レポートを報告しています。
細かな数字は明かすことができませんが、緊急事態宣言の解除後からは部屋の稼働率はアップしています。
また、2020年7月は近場の観光客需要が戻ったことにより、活気を取り戻しているようです。
次回から利回りは6%にアップ
利回りの変動ですが、次回2020年9月の配当は406円(税引き後)になるとの記載があるため、利回りは予定通り6パーセントにアップすると思われます。
ちくらつなぐホテル案件はマスターリースが設定されているため、投資家は一定の配当が保証されています。
しかし、運営元である株式会社ブリッジ・シー・キャピタルの財政状況が悪化すれば、マスターリースが継続されるとは限りません。
その点は注視していくべきポイントと言えるでしょう。
コロナ禍でのCREAL(クリアル)の募集状況
出典:CREAL(クリアル)
ちくらつなぐホテルの収入が安定しているのは、CREAL(クリアル)の運営元である株式会社ブリッジ・シー・キャピタルがマスターリースを設定しているからです。
しかし、マスターリースを継続するには、CREAL(クリアル)自体の売上が一定以上でないと難しいと考えられます。
そこで、CREAL(クリアル)の2020年6月から8月の募集状況を確認してみましょう。
2020年7月~8月はマンション案件の募集のみ
CREAL(クリアル)の2020年7月から8月にかけての募集案件は、次の3件となっています。
案件名 | 募集金額 | 利回り |
---|---|---|
アクシア新宿御苑 | 2,877万円 | 3.0% |
レジデンシャル・アート代々木公園 | 3,864万円 | 3.0% |
コンシェリア・デュー代々木公園 | 2,538万円 | 3.0% |
2020年6月には「東京都墨田区の駅前一棟ビル」という大型案件の募集がありましたが、その後は数億円規模の案件募集は行われていません。
この2ヶ月はワンルームマンションの募集案件ということもあり、1案件あたりの募集金額は2,000万円~3,000万円台となっています。
また、2020年9月には大型案件の募集が予定されています。
返済遅延は発生していない
一方で、2020年7月から8月のCREAL(クリアル)では、投資家への配当が滞っていたり、返済遅延や貸し倒れの発生したりといった報道はありません。
このコロナ禍下でも、投資家に対しては配当金を提供し続けているのです。
不況に強いと言われる居住型マンション案件だけではなく、コロナショックの影響を大きく受けた台東区の観光客向けホテル、そしてこのちくらつなぐホテルでも運用上の問題は起きていません。
CREAL(クリアル)の運営状況は、無難に推移しているのが現状です。
まとめ
CREAL(クリアル)のちくらつなぐホテル案件は、1年間の運用期間を経過し、問題が発生することになく投資家に対して配当を続けています。
また、CREAL(クリアル)の他の案件でも、返済遅延や貸し倒れも発生せず、投資家はきちんと利益を獲得できているのです。
その理由は、CREAL(クリアル)の不動産投資型クラウドファンディング物件の見立てと、収支計画の厳正さが生んだ結果と言えるでしょう。
運営の状況が理想的に進むことを想定しているのではなく、想定よりも売上が悪い場合の状況を見据えて、案件の収支計画を立てていたからだと言えそうです。
そして、ちくらつなぐホテル案件は、予定通り2年目は利回りがアップする見通しです。
クラウドアンサーでは、引き続きちくらつなぐホテル案件の投資レポートを掲載していきます。
次回を楽しみにしていてください!