クラウドアンサーでは、投資家の皆様の参考にして頂くために、実際に「ソーシャルレンディング」や「不動産投資型クラウドファンディング」の案件に投資を行っています。
不動産投資型クラウドファンディング「CREAL(クリアル)」のリゾートホテル案件には2019年7月に投資を行い、2020年9月に運用が2年目に突入しました。
このリゾートホテル案件は、過去1年は滞りなく投資家への配当が行われています。
2020年9月、第13回目の配当はどうだったのか、その結果をお伝えします。
目次
CREAL(クリアル)の投資案件13回目の配当結果
出典:CREAL(クリアル)
クラウドアンサーが投資しているCREAL(クリアル)の案件は、千葉県南房総市にあるリゾートホテル「ちくらつなぐホテル」です。
まずは、当該案件の概要を確認しましょう。
投資案件概要
募集金額 | 2億3,760万円 |
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ファンド名 | ちくらつなぐホテル |
予定運用期間 | 24ヶ月 |
名目利回り |
1年目:4.0% 2年目:6.0% |
こちらの案件は、1年目の名目利回りは4パーセントであり、今回の第13回目(2年目)から名目利回りが6パーセントになります。
配当金の結果と累積配当金
第13回目、2020年9月の配当の結果は次のようになりました。
出典:CREAL(クリアル)
当初の想定通り、配当の金額は340円から510円と1.5倍にアップしており、源泉徴収分を引いても406円の配当です。
累積配当金は3,611円になりました。
コロナ禍の影響を受けやすいホテル施設の運用ながらも、ちくらつなぐホテルはこれまでどおり配当を続けています。
投資家への配当も、予定通り2年目からきちんと増額されています。
ちくらつなぐホテル案件の2年目を予測!
これまで順調に配当は行われているものの、新型コロナウイルスの流行はまだ終息を見せることなく、コロナ禍による観光客数への影響は決して小さくないものと考えられます。
このちくらつなぐホテル案件は、2年目も順当に配当されていくのでしょうか?
外的要因から考察してみます。
国内の観光業は客足が戻りつつある
日本国内の観光業の客足は、徐々に戻りつつあります。
その客足の増加に影響しているのは、政府が推奨しているGo To トラベルキャンペーンでしょう。
Go To トラベルキャンペーンを利用すれば旅費が大幅に割引になるため、2020年9月19日(土)から22日(火)の4連休は、例年以上の客足で国内の観光地が賑わったと言われています。
一方で、海外からの観光客はまだ政府が入国を規制しているため、客足が戻る予測は立ちません。
海外からの観光客をターゲットにしている宿泊施設は依然厳しい状況が続くでしょう。
ちくらつなぐホテルは小学校を改装したホテルであり、海外からの観光客ではなく、千葉県内もしくは隣接する県からの観光客を対象としています。
Go To トラベルキャンペーンの恩恵を受けやすく、海外からの観光客減少の影響はそこまで大きくないと考えられるでしょう。
冬にかけては客数増加の要素はあまりない
一方で、ちくらつなぐホテルが今冬にかけて客足が増加するのかを考えると、楽観的な予測をするのは難しいでしょう。
南房総市はゴールデンウィークから夏にかけて賑わうリゾート地であり、ウィンタースポーツを楽しむ場所ではありません。
また、今冬にかけては新型コロナウイルスの再拡大が懸念されているため、観光客が減少する見込みが高いと言えます。
2021年の不動産投資型クラウドファンディング業界はどうなる?
CREAL(クリアル)のちくらつなぐホテル案件は、コロナ禍でも問題なく運用されています。
一方で、2021年の不動産投資型クラウドファンディング業界はどうなるのでしょうか?
国内の基準地価が3年ぶりに下落
2020年9月29日(火)、国土交通省が基準地価の発表を行いました。
その結果、国内全体の基準地価が3年ぶりに下落したのです。
東京の基準地価はわずか0.1パーセントの伸びとなり、特に銀座など都心の一等地での下落が大きくなっています。
下落の要因は、海外からの観光客数が減少したことによる宿泊施設や商業施設の需要が落ちたことだと考えられています。
不動産投資型クラウドファンディングは、運用終了後に不動産を売却して投資家に元本を返済します。
そのため、地価の下落が起これば売却時に元本の損失が起こる可能性があります。
オフィスの空室率もアップ
都心のオフィスの空室率が上昇しているというニュースも報道されています。
不動産仲介大手である三鬼の発表によれば、東京都内5区(新宿、渋谷、港、中央、千代田)のオフィスの空室率は、2020年8月に80ヶ月ぶりに3パーセントを突破しました。
そして、空室率がアップすると同時に、空室を埋めるために家賃相場の下落も発生しています。
新型コロナウイルスの流行によりテレワークの需要が増し、その結果都心に大規模なオフィスを構える必要がなくなった企業が増えているのです。
今後都心のオフィスビルの需要は徐々に下落していくのではないかという推測が立ちます。
狙うは居住用物件を運用する案件か
商業施設や観光客向け施設、そしてオフィス施設の不動産は、一時的であるにせよ相場下落が起こりそうです。
2020年9月時点で国内の不動産投資型クラウドファンディングサイトで返済遅延や元本毀損の報告はありませんが、今後の推移は未知数です。
そんな状況下でも需要を見込めるのは、マンションや一棟アパートなどの居住用物件をする不動産投資型クラウドファンディングです。
居住用物件は、新型コロナウイルスの流行下でも重要が衰える不動産ではありません。
不景気に強い投資対象として居住用物件を運営する不動産投資型クラウドファンディング案件が人気を呼ぶのではないでしょうか?
まとめ
CREAL(クリアル)のちくらつなぐホテル案件は運用2年目に入り、当初の予定どおり利回りは4パーセントから6パーセントにアップしました。
Go To トラベルキャンペーンの影響もあり宿泊客数の底を脱し、今後の状況は少しずつですが好転していくことが期待されます。
冬を迎える中で、新型コロナウイルスがどの程度感染拡大するのかは未知数です。
新規に不動産投資型クラウドファンディングの投資対象を選ぶときは、リスクの低い居住用物件を運用する案件を選ぶと良いかもしれません。
CREAL(クリアル)では、多種多様な不動産物件を運用する不動産投資型クラウドファンディング案件が組成されています。
まずは会員登録し、その詳しい内容を確認することをおすすめします。
なお、下の「サービスサイト」から無料で口座開設することができます。