貸付投資のオンラインマーケットFunds(ファンズ)が、2020年11月30日(月)にフリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリとの提携ファンドを発表しました。
次々と新しい会社との提携ファンドを発表しているFunds(ファンズ)。
今回のこの株式会社メルカリのファンドでは、ファンドとともにポイントバックキャンペーンも実施されます。
その詳しい内容を解説していきましょう。
目次
Funds(ファンズ)のメルカリファンドとは
出典:Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)のメルカリファンドの概要は、次のようになっています。
ファンド名 | メルカリ サステナビリティファンド#1 |
---|---|
予定利回り(年率・税引前 | 2.0パーセント |
予定運用期間 | 約12ヶ月 |
募集金額 | 100,000,000円 |
投資家から集めた資金は、株式会社メルカリが運営するスマホキャッシュレス決済システム「メルペイ」事業の運営に使われます。
担保や保証は設定されていませんが、東証一部上場企業である株式会社メルカリの信用性が担保になっていると言えるでしょう。
リコースローンが設定されているので、資金が回収できなかった場合でも株式会社メルカリは無制限の返済責任を負います。
メルペイを使って投資できる
このファンドの大きな特徴は、メルカリが運営しているキャッシュレス決済システムメルペイを使って投資できる点です。
これまでFunds(ファンズ)のファンドは、すべてFunds(ファンズ)のサイト上で投資申し込み後に、マイページの口座に現金を振り込む方式でした。
しかし、このメルカリファンドでは、メルペイを使った投資が可能となっています。
ただし、メルペイでの投資を行うためには、あらかじめメルペイ上で銀行口座登録、本人確認を実施しておく必要があります。
また、メルペイのシステム上、一人当たり最大98万円までしか投資できません。
最大で9000メルカリポイントの還元がある
メルカリファンドでは、30万円以上投資をした人に一定のポイントがバックされます。
そのポイントバック率は次のようになっています。
メルカリポイント還元内容 | |
30万円~49万9999円投資 | 2,000ポイント付与 |
50万円~69万9999円投資 | 4,000ポイント付与 |
70万円~89万9999円投資 | 6,500ポイント付与 |
90万円以上投資 | 9,000ポイント付与 |
※~29万9,999円投資の方は付与対象外 |
90万円を投資すれば、投資額の1パーセントに相当する9,000ポイントがバックされます。
この案件の利回りは年利2パーセントですが、キャンペーンを併用すれば最大で年利3パーセントまで利回りがアップします。
Funds(ファンズ)のメルカリファンドの魅力とは
出典:Funds(ファンズ)
投資家の視点で見て、このメルカリファンドはどういった魅力を持っているでしょうか?
著名な融資先ということの信用性があり、利回りも一定の数字が確保されている点が魅力に写ります。
上場企業への融資案件であるためリスクが低い
この案件は、東証一マザーズ上場企業である株式会社メルカリへの融資案件です。
テレビCMも頻繁に放送している著名企業であり、メルカリの名前を聞いたことがない人は少ないのではないでしょうか。
そのような著名企業への融資案件であるため、返済リスクは低いものだと考えられます。
株式会社メルカリも、企業名を出した融資案件で返済ができなかったという事態が表面化すれば、会社の信用性の低下につながってしまいます。
そのようなリスクを避けるため、予定通りに返済が行われる可能性が高いと見込まれます。
90万円投資で9,000メルカリポイントが還元される
この案件の大きな魅力は、最大で9,000ポイントのメルカリで使えるポイントが還元される点です。
Funds(ファンズ)が提供する案件の利回りは、年利1パーセントから2パーセント台のものが多く、他のソーシャルレンディングサイトなどと比べればリターンはやや低めです。
しかし、このメルカリファンドを利用すれば、利回りを3パーセントまで挙げられるため、他のソーシャルレンディングサイトと同程度の水準になります。
リスクを抑えながら、一定のリターンを確保できます。
Fundsの配当金をそのままメルカリの買い物に使える
このファンドの配当金は、メルペイの残高に反映されます。
Funds(ファンズ)の配当金をそのままメルカリでの買い物やメルペイ決済に使えます。
メルカリを多く利用する人、メルペイを頻繁に利用する人にとっては大変便利と言えます。
Funds(ファンズ)のメルカリファンドがソーシャルレンディング市場に与える影響
Funds(ファンズ)はさまざまな企業とのコラボレーションを実施してきましたが、特に今回の株式会社メルカリは、一般の方にも知名度も高い融資先です。
このFunds(ファンズ)のメルカリファンドが、ソーシャルレンディング市場に与える影響を考えてみましょう。
メルカリの利用者をFundsに勧誘できる
このファンドによる最も大きな影響は、メルカリの利用者にFunds(ファンズ)をアピールできる点です。
メルカリは、ユーザー数1,300万人を突破しており、国内でも有数のオンラインフリーマーケットアプリです。
一方、Funds(ファンズ)の登録ユーザー数は2万人ほどであり、ソーシャルレンディング業界での知名度は高いものの一般の方にまだ知られているとは言い切れない状況です。
莫大なユーザー数を誇るメルカリのユーザーにFunds(ファンズ)をアピールすることは、Funds(ファンズ)の知名度アップ、投資家増につながるでしょう。
キャッシュレス投資を促進する
メルペイを利用すれば、Funds(ファンズ)へのキャッシュレス投資が可能となります。
わざわざ銀行からFunds(ファンズ)の口座にお金を振り込むのでなく、メルペイからワンクリックで投資できるようにすることで、キャッシュレス投資の流れを促進していきます。
また、このファンドの配当はメルペイに振り込まれるため、メルペイとFunds(ファンズ)の間でのお金の循環という、一つの経済圏が確立されるでしょう。
日本にはさまざまなキャッシュレス決済システムがありますが、他のソーシャルレンディングサイトでも、キャッシュレス投資できるようになる日が近いかもしれません。
メルペイの知名度上昇につながる
Funds(ファンズ)が今回のファンドの提携効果としてアピールしている内容に、メルペイの知名度上昇につながるという点があります。
Funds(ファンズ)の利用者がメルペイを利用するという流れが生まれることで、Funds(ファンズ)とメルカリ株式会社の相乗効果が生まれます。
この流れが投資家に受け入れられれば、Funds(ファンズ)によるメルカリファンドがさらに増え、またメルペイ利用者数、Funds(ファンズ)の投資家数の両方が増加していくことでしょう。
まとめ
Funds(ファンズ)のメルカリファンドは、これまでソーシャルレンディングを知らなかったメルカリユーザーに対し、Funds(ファンズ)という投資先をアピールできる効果が期待できます。
ひいては、ソーシャルレンディング市場全体の知名度のアップそして市場拡大につながる効果も見込めそうです
投資額に対し1パーセントのポイントバックという、投資家にとっては嬉しいキャンペーンも同時に実施されるので、ぜひこのキャンペーンを利用してFunds×メルカリファンドへの投資を検討されてみてはいかがでしょうか?
なお、Funds(ファンズ)の口座開設はこちらの「サービスサイト」リンク先から無料で行うことが可能ですよ。