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Funds(ファンズ)が募集を行う「EL FAROファンド」とは
出典:Funds(ファンズ)
オンラインファンドのマーケットFunds(ファンズ)では、マンション販売など行う株式会社明豊プロパティーズへの融資ファンドの募集を2020年3月18日(水)から開始します。
そこで、この株式会社明豊プロパティーズへの融資ファンドの概要と、投資先としてのメリット・リスクを解説します。
案件の募集概要
まず、今回募集が行われる株式会社明豊エンタープライズへの融資ファンド「EL FAROファンド」の概要をお伝えします。
出典:Funds(ファンズ)
ファンド名 | EL FAROファンド#2 |
予定利回り | 3.5パーセント |
予定運用期間 | 約7ヶ月 |
募集金額 | 100,000,000円 |
抽選方式募集期間 | 2020年3月18日〜2020日3月24日10:00 |
先着方式受付期間 | 2020年3月27日19:00〜2020年4月3日15:00 |
利益配当方式 | 満期一括 |
募集金額は1億円の中規模案件です。
投資に関しては抽選方式で5,000万円を集め、その後先着方式で5,000万円を集めます。
融資先は株式会社明豊エンタープライズ
最終的な資金の融資先は、JASDAQ上場企業である「株式会社明豊エンタープライズ」です。
融資先が明らかにされており、その融資先が上場企業であるため、他のFundsのファンドと同様に投資家への情報公開及び返済リスクの軽減を行っています。
資金用用途は新築マンション「EL FARO」の建築資金
また、資金用途も明らかにされています。
募集される1億円は、株式会社明豊エンタープライズの新築賃貸マンションブランド「EL FARO」の調達資金として活用されます。
EL FAROファンドへ投資するメリット
この「EL FARO」ファンドに投資することで、投資家はどういったメリットを享受できるでしょうか?
その内容を分析してみました。
メリット①:融資先が上場企業である
融資先はJASDAQ上場企業株式会社明豊エンタープライズであることは、先にお伝えしたとおりです。
株式会社明豊エンタープライズがFundsを通じて集めた資金を返済できなければ、「あの会社は資金を返済できないほど資金繰りに困っている」という評価を受けかねません。
会社としての悪評は株価の低迷や、金融機関からの融資が難しくなるなどのリスクがあります。
そういったリスクを避けるため、株式会社明豊エンタープライズ社が1億円を返済しないということは考えにくいです。
Fundsを通じて調達が行われた1億円は、期日どおりに返済されることでしょう。
メリット②:貸し倒れ時も満額返済を期待できる
Fundsの融資案件は、大半が無担保・無保証ながら、リコースローンでの融資になっています。
リコースローンとは、担保だけではなく会社の財産などを可能な限りの資産を処分して債務の返済を行う責任を負うローンです。
Fundsの案件は無担保・無保証と一見保証がないように見えますが、実際は借り手が大変強い返済義務を負っています。
そのため、貸し倒れが起きても投資家に満額返済される可能性が高いのです。
メリット③:「抽選」と「先着」の2回の投資チャンスがある
Fundsの案件への投資は、競争率が高くなかなか投資できない人もいます。
しかし、当該案件では抽選方式の後に先着方式での募集が行われるため、投資チャンスが2回あります。
なかなか抽選に当たらない人、また先着だと間に合わない人でも投資しやすいです。
EL FAROファンド投資のリスク
この「EL FARO」ファンドに投資することは、メリットばかりではありません。
ソーシャルレンディングへの投資にあたっては、きちんとリスクも把握しておきましょう。
リスク①:「コロナ不況」による不動産相場の下落の可能性がある
2020年3月現在、全世界でコロナウイルスの流行による経済不況が巻き起こっています。
各国の株価は下落し、その先行きもコロナウイルスの流行終了で終わるのか、その後も尾を引くのかは未知数です。
その影響は図りしれず、日本の不動産市況にも大きな影響を与えるかもしれません。
もし株式会社明豊エンタープライズが倒産すれば、投資家には満足な返済が行われない可能性があります。
一方で、リコースローンであるため今回株式会社明豊エンタープライズが建設するマンションが1億円以上で売却できなくても、投資家には満額の返済が行われます。
不動産市況の悪化で株式会社明豊エンタープライズが倒産しないかどうか、その点には注意しましょう。
リスク②:利回りがさほど高くない
利回りは3.5パーセントと、それほど高い水準ではありません。
他のソーシャルレンディング会社では利回り5パーセントから7パーセントほどの案件もあるため、収益性を求める人にはやや物足りない数字です。
また、配当も7ヶ月の運用終了時に一括で支払われるため、複利運用しにくくなっています。
収益性とリスクを天秤にかけると、バランスが取れていないと感じる人もいるかも知れません。
まとめ:総評
Funds(ファンズ)が募集する「EL FARO」ファンドは、JASDAQ上場企業株式会社明豊エンタープライズへの融資です。
上場企業への融資、そしてリコースローンであることから株式会社明豊エンタープライズが倒産しない限りは、非常に高い確率で投資家に配当と満額返済が期待できます。
ただし、コロナウイルス不況下では、どんな影響が出るのかは未知数です。
そのため、投資用資金を大量につぎ込むのではなく、余剰資金の一部を投資しコロナウイルス不況が沈静化するまで、今は少し待った方が良いかもしれません。
一部を投資するだけであれば、資産の保全性が高いファンドだと考えられるため、利益を獲得できる可能性は高いと言えるでしょう。
なお、Funds(ファンズ)についてはこちらで詳しく解説しています。
無料で口座開設することもできますよ。