投資のオンラインマーケット「Funds」を運営する株式会社クラウドポートは、2020年1月23日(木)から社名をファンズ株式会社に変更することを発表しました。
「Funds」の運営開始から約1年。
なぜ社名変更を行うのか、その背景まで含めて解説しましょう!
新社名は「ファンズ株式会社」
出典:Funds(ファンズ)
「株式会社クラウドポート」の新しい社名は「ファンズ株式会社」です。
運営しているサイト名「Funds」に社名を合わせたと言えるでしょう。
ファンズ株式会社の藤田雄一郎社長は、この社名変更に伴い、以下のようなコメントを掲載しています。
2019年1月にサービスを開始したFundsは1周年を迎えた現在1万人以上の投資家の方々にご利用いただいており、老後資金の形成に自助努力が必要といわれるこれからの時代に向けたサービスとして大きく成長いたしました。しかしながら、多くの方にとって資産運用がより身近になり、未来を安心できるものにしていくという理想を私たちはまだ実現できていません。
このたびの社名変更は、そんな理想に少しでも早く近づくために、より一層Fundsに力を注ぎたいという意志の表れでもあります。投資家のみなさまのご期待に応えられるよう尽力してまいりますので、今後ともご支援のほど心よりお願い申し上げます。
藤田雄一郎社長のFundsにかける思いが伺えるコメントになっています。
また、社名変更に合わせて「数字で振り返るFunds」というコンテンツを掲載。
その中では、Fundsで資金募集を行った上場企業が9社、投資家一人の一度の投資における平均投資額が22万円などの数字が明らかにされています。
メディア事業はサービス終了
株式会社クラウドポートは、Fundsの運営開始までソーシャルレンディングやクラウドファンディングのメディアサイト「クラウドポート」を運営していました。
ソーシャルレンディングメディアとしてのクラウドポートは、2020年1月30日(木)でサービスを終了します。
メディア事業を終了し、今後は投資サイト運営に人的・資金的なリソースを集中していくとの意向です。
投資のオンラインマーケット「Funds」の活動が一層盛んになることが、期待されます。
利用規約も一部変更
社名変更と同じくして、一部の利用規約の変更も行っています。
具体的には
- 第1条(会員資格)第1項の文言修正
- 第3条(口座の開設等)第7項の新設
の変更を行っています。
第1条に関しては社名の変更に伴う文言修正。
第3条7項は、次の項目が追加されました。
7.本会員は、当社が合理的と認める場合を除き、複数のデポジット口座を開設・保有することはできません。
一人が複数のデポジット口座を持つことの禁止が明言されました。
まとめ
ファンズ株式会社は「Funds」の1年間の運営で会員数約1万人を獲得し、ソーシャルレンディング業界の中でも確かな存在感を発揮しています。
今後はメディア事業に割いていたリソースもオンラインマーケット投資業に集中することになり、営業活動、会員獲得活動、広報活動などの盛り上がりが予測されます。
融資型クラウドファンディング業界の風雲児とも言えるファンズ株式会社。
今後もその活動からは目が離せません!