中堅ソーシャルレンディング会社LENDEX(レンデックス)が、2019年9月20日(金)に同社初の投資家向けセミナーを開催しました。
そのセミナーの内容についてお伝えしましょう。
目次
セミナー開催概要
LENDEX(レンデックス)のセミナーの概要は次のとおりです。
開催日 | 2019年9月20日(金) |
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開催時間 | 18:00~19:00(予定) (17:45より受付開始) |
会場 | 株式会社LENDEX 会議室 |
住所 | 東京都渋谷区渋谷2丁目1番11号 郁文堂青山通りビル5階 |
最寄り駅 | 各線渋谷駅徒歩8分 各線表参道駅徒歩7分 |
定員 | 5名(先着) |
申し込み方法
「セミナー参加希望」と件名に記入の上、info@lendex.jpまで下記項目をメールする形です。
- お名前
- メールアドレス
- 電話番号
- ご職業
セミナープログラム
セミナーのプログラムは次のように記載されています。
第1部
深澤克己社長による下記の説明
- LENDEXのソーシャルレンディングに対する取り組み
- LENDEXの会社概要
- ソーシャルレンディング投資のメリットとリスク
- LENDEXの提供するソーシャルレンディング案件の特徴
- LENDEXの投資家保護の取り組み
第2部
- 質疑応答
LENDEXセミナー参加レポート
9月20日のLENDEXセミナーに参加したので、ここではそのレポートをお伝えします。
会場は渋谷区のLENDEX本社会議室。
今年8月に移転したばかりです。
場所は青山学院大学のすぐ近くで渋谷駅と表参道駅の中間地点。
ビルの5階にLENDEXの本社が入っています。
会場は8人ほど入れる会議室。
社長の深澤克己氏がホワイトボードを前に説明を行うという、定員5名だけあってこじんまりとしまものでした。
【レポート】セミナーの内容
LENDEX(レンデックス)のセミナーに実際に参加してきたので、その内容をお伝えしましょう!
資料を見ながら、次の内容について解説がありました。
- LENDEXの概要や沿革
- ソーシャルレンディングとはどんな投資なのか
- ソーシャルレンディングのメリットとリスク
- LENDEXの取り組み
会社のサイトを見れば、またソーシャルレンディング投資をしていれば概ねわかるものと言えます。
ただ、LENDEXの案件を紹介しながら次の内容についても聞くことができました。
- 無担保保証高利回り案件はどういった融資先か
- ハイローミックス案件の特徴
- LENDEXの融資先の不動産会社のビジネスモデル
セミナーでの質疑応答の内容
セミナーに参加する目的は、LENDEX(レンデックス)に直接気になる点を聞いたり、意見を伝えることだった方が多かったのではないかと思います。
LENDEXも、セミナー募集メールの中で「意見が欲しい」ということを伝えていました。
特に、LENDEXの人がセミナーやイベントに出る機会はこれまでなかったため、実際にどんな人がLENDEXの運営をしているのか気になっていた人も多かったのではないでしょうか。
深澤社長からの説明は30分ほどでしたが、質疑応答に割いた時間は40分以上であり、セミナーの内容以上に盛り上がりました。
主に出ていた質問や意見は次のとおりです。
なお、回答は深澤社長によるものです。
無担保案件がクリック合戦で投資できない。
3人で枠が埋まってしまったこともあった。公平に投資できるよう検討したい
無担保案件は連帯保証人がついており、公正証書があるが融資先の倒産の場合はあまり保証にならないのでは?
それは否定できない。
しかし融資先の短期内での倒産がないように、貸借対照表の確認や信用情報確認は念入りに行っている。
わざわざこんな高金利で、不動産会社がLENDEXからお金を借りる意味はあるのか?
当社の融資先は短期転売を目指す不動産会社が多い。
金融機関は審査が降りるまで1ヶ月かかるところ、LENDEXは3日ほどで不動産鑑定士の審査を含めて融資を実行できる。
また金融機関は短期返済を嫌うが、ソーシャルレンディングは早期償還が自由である。その点でもLENDEXを使うメリットは十分にある
どんな不動産会社に融資をしているのか。人的や資本的なつながりはあるのか?
格安の不動産を購入しリフォームなどを施して、売却益を得ている不動産会社が多い。不動産購入資金の融資の場合は、6ヶ月から12ヶ月で利回り8パーセント前後の案件(LENDEX社員の回答)。
利回り12%で短期融資の案件は、リフォーム費用の融資が多い。
リフォーム費用の融資は物件の売買契約から支払期限までの融資となり、不動産を購入していないので担保を設定できない。
そのために無担保となっている。
融資先は主に10社程度。
役員など人的なつながりはないが、付き合いは長いので信頼関係はある。
資本的な関係は一切ない。
融資先の数は増えているのか?
移転以降、営業をかけた。
また、ホームページからの問い合わせもかなり多い。
しかし、「返済期限を厳守してほしい」と伝えると断ってくる業者が多い。
当社としてもそこは絶対に譲れない線なので、融資先は厳選している。
今は新規営業が必要ないぐらい問い合わせがある。
セミナー参加の所感
他に参加された投資家の方も、一度聞いた後に何度も質問するなど、質疑応答というよりは座談会という雰囲気でした。
少人数セミナーだからこその密度の高いやり取りになっていたように感じました。
総評としては、融資先の会社のことなど質疑応答ではホームページの情報ではわからないことをたくさん聞くことができました。
参加する価値が大いにあるセミナーだったと感じます。
融資先の情報公開はあまり行われていないLENDEXだからこそ、セミナーの意味が大きいものになりました。
まとめ
LENDEX(レンデックス)では、約2年間ソーシャルレンディングサイトの運営を行っていますが、セミナーの開催は今回が初めてです。
最近では、LENDEXは利回り13パーセント案件など、投資家としては気になる案件が提供が行われています。
興味のある方は、今回に限らず定期的にセミナーを開催していく意向とのことなので、興味のある方はLENDEXに口座を開設し、メールでの連絡を待ってみると良いでしょう。
なお、LENDEXについてはこちらで詳しく解説していますよ。