ソーシャルレンディング業界の大手であるSBIソーシャルレンディングが、2020年9月末時点の最新の実績を公開しました。
累計融資額が1,500億円を突破するなど、今も成長している企業であることが分かります。
この記事では、SBIソーシャルレンディングの最新の実績をわかりやすく解説していきます。
実績以外にも人気の理由やSBIソーシャルレンディングがおすすめしたい人の特徴を紹介するので、SBIソーシャルレンディングに興味をお持ちの方は投資のヒントにしてください。
目次
【最新】SBIソーシャルレンディングの実績
SBIソーシャルレンディングが公表した2020年9月末時点の最新の実績を表でまとめました。
累計融資額が1,500億円を突破し融資残高も過去最高を更新するなど、事業が拡大していることがわかります。
| 累計融資額 | 1,545億円（1,500億円突破） |
|---|---|
| 融資残高 | 449億円（過去最高） |
| 累計償還額 | 1,094億円（1,000億円突破） |
| 投資家登録数 | 57,433人 |
| 平均出資額 | 226万円 |
累計融資額が1,500億円を超え、ソーシャルレンディング業界第1位となっています。
5万人がSBIソーシャルレンディングに投資家として投資家しており、規模の大きさや投資家からの信頼も伺えます。
会社の業績を詳しく知るため、累計融資額、融資残高、累計償還額に注目して見てみましょう。
累計融資額が1,500億円を突破
累計融資額は、SBIソーシャルレンディングが創業してから今までに行った融資の合計額です。
2020年9月末時点で1,545億円となり、1,500億円の大台を突破しました。
2020年10月現在も新たな投資案件の募集が行われているため、累計融資額は今後も伸びていくと考えられます。
2,000億円を突破するのも時間の問題ではないでしょうか。
累計融資額が大きい会社は取り扱ってきた案件の数が豊富であり、創業してから年数が長く経っているソーシャルレンディング会社だと言い換えられます。
これだけの融資を実行してきた会社だからこそ、5万人以上が登録する信頼できるサービスに成長しているのです。
融資残高が過去最高を更新
SBIソーシャルレンディングは融資残高が449億円を超え、過去最高を更新しました。
融資残高とは、運用中の資金がどれくらいあるかを意味しています。
そのため、新たな投資案件を募集すればするほど大きくなり、募集を停止して既存の案件が終了していくにつれて小さくなると解釈できます。
したがって、SBIソーシャルレンディングの案件の募集が拡大していることが、融資残高が過去最高を更新した理由の一つに挙げられます。
多くの融資を成立させていることがわかるので、今後も案件が増えて投資家にとって選びやすくなるのではないかと考えられます。
累計償還額が1,000億円を突破
累計償還額とは、これまでに投資家に返済された元本の累計額のことです。
SBIソーシャルレンディングの累計償還額は1,094億円となり、1,000億円を突破しました。
ソーシャルレンディングでは、貸付先の破綻などによって投資家が融資したお金の一部または全額が戻ってこないリスクがあります。
SBIソーシャルレンディングでもこのリスクはありますが、実績からこれまでに1,000億円以上が無事に返済されたことがわかります。
つまり、1,000億円は無事に融資が終了しているのです。
これだけの金額の運用を無事に終えられたことは、SBIソーシャルレンディングは怪しい案件を扱っていないと言えるので、その審査体制を評価できるでしょう。
SBIソーシャルレンディングが人気の理由
画像引用元：SBIソーシャルレンディング
5万人以上が登録しているSBIソーシャルレンディングですが、人気の理由は実績だけではありません。
なぜ投資家から信頼されているのか、主な理由を紹介しましょう。
- 大手金融グループが運営している
- ソーシャルレンディング業界の老舗
- 不動産担保がついていて貸し倒れしにくい
- トラブル解決能力が高い
- 分配金が毎月入金される
- 各種手数料が無料
大手金融グループが運営しているから
SBIソーシャルレンディングは、大手金融グループのSBIホールディングスのグループ企業です。
同グループは、他に「SBI証券」や「住信SBIネット銀行」、「SBI生命保険」などの金融系企業を抱えています。
SBIソーシャルレンディングもその一員であり、もし何か不祥事があればSBIグループ全体の信用を落としてしまいます。
そのような立場でもあるため、融資先の企業や担保の審査はかなり厳しく行われています。
ソーシャルレンディング業界で問題になるのが、ソーシャルレンディング会社が融資先の企業の厳正な審査を怠り、ずさんな審査で通してしまっていることです。
結果的に貸し倒れになって、涙を飲んできた投資家の数は知れません。
しかし、SBIソーシャルレンディングでは大手のノウハウを活かした厳しい審査が行われています。
SBIの看板を掲げて商売をする以上、ずさんな経営はできない点が信頼できるポイントの一つになっています。
ソーシャルレンディング業界の老舗だから
SBIソーシャルレンディングは2008年に創業しており、ソーシャルレンディング業界では古株です。
昔からあるサービスなので、信頼が蓄積しています。
新しいサービスが悪いわけではありませんが、実績がないサービスとSBIソーシャルレンディングのように実績があるサービスを比べたら、後者の方が魅力的です。
投資家の登録数が5万人を超えているのも、老舗だからでしょう。
不動産担保がついていて貸し倒れしにくいから
SBIソーシャルレンディングには、不動産担保つきの融資案件が豊富です。
不動産担保がついていると貸し倒れ時にも元本が返ってくる可能性があるため、比較的リスクの低い運用をすることができます。
投資家にとっては、担保が無い案件よりも担保つきの案件の方が投資しやすいため、SBIソーシャルレンディングが人気の理由の一つとなっています。
不動産担保とは、融資を受けた企業が破綻するなどしてお金を返せなくなった際に不動産を売却し、売って得られた現金を投資家の元本の返済に充てる仕組みです。
不動産が安い価格でしか売却できなかった場合など、全額の返済はできないこともあり得ます。
しかし、一部でも返ってくる可能性があるのと無いのとでは、投資家にとってはリスクが大きく異なると言えるでしょう。
実際、SBIソーシャルレンディングが募集している不動産担保つきの「不動産担保ローン事業者ファンド」はこれまで貸し倒れが発生したことがありません。
SBIソーシャルレンディングの担保の審査能力の高さが伺える実績です。
正確には不動産担保ではなく、「抵当権によって担保された貸付債権（不動産担保付き）」ですが、SBIソーシャルレンディングが担保不動産に対して抵当権を実行することができます。
すなわち、不動産を担保に貸付を行うのと同じような仕組みとなっています。
トラブル解決能力が高いから
SBIソーシャルレンディングは、過去に貸し倒れが発生したことがありますが、そのときの対応力が高く評価されています。
2019年に募集した「不動産バイヤーズローンファンド」で、融資先の企業が分配金の支払いや元本の返済ができない状態になりました。
しかし、迅速に担保を売却して投資家への返済に充て、わずか4ヶ月でのスピード解決となりました。
結果的に、元本割れした案件もありましたが、担保が高く売れて元本より大きな金額の償還となった案件もあります。
素早く担保を売却して投資家のために対応してくれたため、SBIソーシャルレンディングは投資家からの評価が高いのです。
貸し倒れのリスクは、どんなソーシャルレンディング会社でも多かれ少なかれ存在します。
問題は、貸し倒れが起きたときに投資家のために対応してくれるかどうかです。
SBIソーシャルレンディングはこの点は問題なく、投資家のために迅速な対応をしてくれる会社なのです。
分配金が毎月入金されるから
SBIソーシャルレンディングは、投資家に分配金を毎月支払っています。
数ヶ月分がまとめて支払われるよりも、毎月入金された方が生活費の補填にもなるため投資家としては嬉しいですよね。
他のソーシャルレンディングサービスだと、3ヶ月に1回の入金のことも少なくありません。
SBIソーシャルレンディングは毎月入金なので、より使いやすいサービスだと言えます。
各種手数料が無料だから
SBIソーシャルレンディングでは、各種手数料が無料なので低コストで運用することができます。
コストを減らすほど、投資に回せる金額が増えるので、手数料無料は投資で稼ぎたい投資家にとってありがたいポイントです。
特に、「クイック入金手数料」が無料なのは重要だと言えます。
クイック入金は住信SBIネット銀行のユーザーが利用できるサービスで、銀行口座とSBIソーシャルレンディングの口座を連携させることで、即座に入金することができます。
しかも、銀行口座からソーシャルレンディング口座への入金にかかる振込手数料等が無料になります。
振り込みや入金の手数料を投資家が負担する必要があるサービスもあるため、かなり良心的です。
SBIソーシャルレンディングがおすすめの人
最後に、SBIソーシャルレンディングはどんな人に向いているのかお伝えしましょう。
自分のニーズに当てはまっているか、検討してみてください。
おすすめしたい人
- 高い利回りの投資をしたい
- 実績のある会社で投資をしたい
- 少額で投資を始めたい
高い利回りの投資をしたい
SBIソーシャルレンディングの案件は、名目利回り2.5パーセントから10.0パーセントと高いです。
投資信託や株式投資など他の投資方法だと、1パーセントから7パーセントほどが限界です。
それに比べると、SBIソーシャルレンディングは高い利回りを追求することができます。
「投資の利回りを上げたい」「高い利回りの投資先を探している」といった方には、SBIソーシャルレンディングがおすすめです。
実績のある会社で投資をしたい
SBIソーシャルレンディングのリスクは、他社のソーシャルレンディングに比べて高い実績が評価されています。
担保の審査能力が高いことや、貸し倒れ時の対応の迅速さといった実績があるためです。
投資のため、大なり小なりリスクはありますが、だからこそ実績があるサービスで投資をしたい方は多いでしょう。
実績重視で会社を選びたい方にも、SBIソーシャルレンディングをおすすめします。
少額で投資を始めたい
SBIソーシャルレンディングは、1万円から投資をすることができます。
少額で投資を始めたい方にとって、1万円で投資できることは朗報だと言えるでしょう。
株式投資だと、1単元購入するのに10万円から20万円くらいの予算は必要です。
これに比べると、1万円から投資できるのは資金面でのハードルがかなり下がりますよね。
そのため、少しだけソーシャルレンディングを試してみたい方や、1万円で投資できる商品を探している方にも、SBIソーシャルレンディングはおすすめです。
まとめ
2020年9月末時点でのSBIソーシャルレンディングの実績や、人気の理由について解説しました。
融資残高が過去最高を更新し累計融資額は1,500億円を超え、ますます成長しているサービスです。
貸し倒れ時の対応も良く、投資家からの信頼も厚いです。
1万円と少額から投資ができるので、ソーシャルレンディングに興味があるなら試してみてはいかがでしょうか？
筆者もSBIソーシャルレンディングを使っており、少額でも毎月分配金が入ってくるのを見ると嬉しいですね。
ぜひ多くの方に不労所得の喜びを噛みしめて欲しいなと思っています。
口座開設は無料でできるので、このタイミングで開設しておけば、良い案件が登場した際に投資できないということを避けられますよ。
