※当記事は、2023年10月6日(金)時点の公開情報に基づき執筆しています。
近年注目を浴びる投資手法の一つに、株式投資型クラウドファンディングがあります。
この株式投資型クラウドファンディングを提供するサイトの一つが、今回紹介する「Unicorn(ユニコーン)」です。
そこで、ここでは、株式投資型クラウドファンディングサイトの運営においてユニコーンがどのような特徴のあるサービスを提供しているのか、またユニコーンが持つメリットやデメリットについて解説していきします。
目次
Unicorn(ユニコーン)の実績
2023年10月6日(金)時点で、Unicorn(ユニコーン)で募集が終了した案件は27件です。
資金調達できた総額は公表されてはいませんが、27件の調達額を合計すると約5億8,361万円となります。
約2年という短い期間にも関わらず、これだけの金額をユニコーンが投資家から資金を集めることができているのは、株式会社ZUUのグループ会社が運営している信頼感が大きいと言えます。
ユニコーンを運営するのはマザーズ上場の株式会社ZUUのグループ企業で、ZUUは金融メディアZUU onlineで知られています。
メディアとして投資家に愛されている実績に加え、上場企業のためずさんな運営はしないと考えられることが、信頼感につながっています。
Unicorn(ユニコーン)の総評
総合的に見て、Unicorn(ユニコーン)は魅力的な投資先なのかどうか、これまで上げてきたポイントから判断してみました。
利回り:3
利回りはユニコーンが決めるものではないため、判断が難しいところです。
投資先の会社を見ながら成長する可能性が高い会社を選びましょう。
実績:3
実績面を見ると、案件募集の数、そしてエグジット実績を見るとまだ実勢があるとは言いにくいです。
2022年以降のユニコーンの積極的な活動に期待しましょう。
安全性:5
運営に東証一部上場企業である株式会社ZUUが関与していることを考えると、倒産しにくく、投資家に対して不正行為を働くようなことは考えにくいです。
信頼のおける運営元と言えるでしょう。
情報開示:5
ユニコーンでは、非常に細かく詳細な情報公開が行われています。
投資家が自分で本やインターネットなどで投資先の会社の情報を探さずとも、公開されている情報だけで十分にその会社のことを知ることができます。
総合評価:4
運営元の信用性や情報公開は、十分なものがあると言えます。
1社でもイグジットする会社があれば、Unicorn(ユニコーン)の評価も上がり一気に投資する人も増えるでしょう。
Unicorn(ユニコーン)の特徴
株式投資型クラウドファンディングを提供するサイトは、2021年8月現在、日本に6つあります。
投資時にリスクを分散させるためには、一つのサイトに限って投資するのではなく、複数のサイトを併用すると良いでしょう。
その中でも、重点的に資金を投入するサイトを見つけておくと運用の手間が省けるようになります。
そこで、Unicorn(ユニコーン)がどのような特徴を持つ株式投資型クラウドファンディングサイトであるのかについて紹介していきます。
特徴
- 金融関係の人材など多様なネットワークを持つ
- AIを中心としたベンチャー企業への出資案件を提供している
- IPO投資が手軽にできる
特徴①:金融関係の人材など多様なネットワークを持つ
Unicorn(ユニコーン)のメンバーには金融関係の出身者が多く、多様な人的ネットワークを有しています。
メンバーのネットワークによってさまざまな会社とのつながりがあり、多数の株式投資型クラウドファンディング案件を組成できる強みがあります。
特徴②:AIを中心としたベンチャー企業への出資案件を提供している
Unicorn(ユニコーン)が重点的に資金の募集を行う分野は、AI(人工知能)を中心としたテクノロジー関連です。
画期的なアイデアを持っていたり、新規性のある技術を有していたりするものの、資金が不足してビジネスをどうしてもローンチできないベンチャー企業に投資できるのです。
日本の未来を変えるようなテクノロジーを生み出すことに貢献できるかもしれません。
特徴③:IPO投資が手軽にできる
Unicorn(ユニコーン)は、ベンチャー企業専門の案件を取り扱っています。
どの会社も上場前の企業であるため、Unicorn(ユニコーン)を通じて上場前の会社の株式を購入する、いわゆるIPO投資を手軽に行うことができるのです。
早めに株式を買っておけば、将来は莫大な値上がりが期待できるでしょう。
Unicorn(ユニコーン)の直近(2023年7月~9月)の案件・実績
Unicorn(ユニコーン)において、実際にどのような案件が募集されているのでしょうか?
直近3ヶ月(2023年7月~9月)に募集が行われた案件をピックアップして紹介しましょう。
2023年9月の募集実績
2023年9月は募集がありませんでした。
2023年8月の募集実績
2023年8月は募集がありませんでした。
2023年7月の募集実績
2023年7月は募集がありませんでした。
これまでの募集実績で目立ったものには、以下の案件があります。
株式会社ディビイ
内容 | 【第2回】AIを身近にする画期的技術で企業のDXを支援する「ディビイ」 VC からの調達実績あり |
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募集企業 | 株式会社ディビイ |
募集金額 | 1,500万円 |
結果 | 1,990万円 |
株主優待 | Amazonギフト1,000円分を贈呈 |
上場目標 | 記載なし |
さまざまな企業において、ITスキルがなくても高度なデータ活用を可能にするシステムの開発資金の募集です。
ユニコーン上では2回目の募集となり、募集金額を上回る1,990万円を集めることに成功しています。
インバウンドテクノロジー株式会社
内容 | 日本で働きたい外国人へ、日本で働く環境を整えるあらゆるサービスを提供 |
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募集企業 | インバウンドテクノロジー株式会社 |
募集金額 | 1,508万円 |
結果 | 2,405万円 |
株主優待 | RealPayギフト1,000円分を贈呈 |
上場目標 | 2023年3月期 |
インバウンドテクノロジー株式会社は、日本で働きたいという意欲を持つ外国人と日本の人手不足に悩む会社を結びつけるテクノロジーを開発しています。
日本の労働力不足を解消し、国際化社会の発展に向けたテクノロジーを提供していきます。
この案件への投資は、エンジェル税制Bの適用対象となっています。
株式会社適正地盤構造設計
内容 | 「建築設計×AI」で未開拓の460億円のマーケットに挑む「適正地盤構造設計」 |
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募集企業 | 株式会社適正地盤構造設計 |
募集金額 | 1,185万円 |
結果 | 187万円 |
株主優待 | - |
上場目標 | 掲載なし |
建築設計において、多くの施主が求めるものの一つに建物の安全性や堅牢性があります。
特に日本は地震大国であり、その脅威を目にした人も多く家を建てる際に、その地盤が強固なものなのかを心配する人も多いのです。
そこで、この案件では「建築設計×AI」を命題として、手軽に時間を掛けずに強固な地盤を探し、そこに耐震性の高い建物を建てるための人工知能開発に取り組みます。
募集結果は残念ながら未達成に終わりましたが、日本において今後も求められるテクノロジーの一つであることは間違いないでしょう。
株式会社ブレイブ・クロス・テック
内容 | 新素材「βサイアロン」を活用した製品の普及 |
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募集企業 | 株式会社ブレイブ・クロス・テック |
募集金額 | 1,000万円 |
結果 | 2,170万円 |
株主優待 | 当社の「ブレイブボール」を使用したハンドスピナー2個 |
上場目標 | 掲載なし |
株式会社ブレイブ・クロス・テックは、セラミックの新素材「βサイアロン」を開発した企業です。
電気自動車やロボット、人工衛星などに使うベアリングに使う「ベアリングボール」に、βサイアロンを使用した「ブレイブボール」の販売を行っています。
従来のベアリングボールは、安いものの長持ちしない製品か、品質が良くても価格が20倍もする高価な製品となっており、安くて高品質なベアリングボールが求められています。
ブレイブボールはこのような課題を解決できる製品と考え、今後売り込んで行きたいとのことです。
電気自動車やロボットなど、今後需要が高まる製品に使用する部品なので、成長性が高い企業だと考えられます。
また、株主優待がブレイブボールを使用したハンドスピナーというのも興味深いです。
ブレイブボールは工業製品に使用する部品のため、一般の消費者の目には触れないものですが、ハンドスピナーを使ってみることで技術力を実感することができます。
Unicorn(ユニコーン)に投資するメリット
では、投資家がUnicorn(ユニコーン)に投資するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
特に、投資家のメリットになる点を紹介しましょう。
メリット
- IPO投資が誰でもできるので大きな利益を狙える
- 新技術の開発に挑む企業を応援できる
- 株式の購入で株主優待を受けられる
- エンジェル税制の適用を受けられる
メリット①:IPO投資が誰でもできるので大きな利益を狙える
Unicorn(ユニコーン)に投資すれば、IPO投資を簡単に行うことができます。
IPO投資では上場前の企業の株式を安価で購入できるため、株式が上場した場合に莫大な利益を得ることも不可能ではありません。
海外では、ベンチャー企業の上場時に株価が10倍、20倍になることも珍しくありません。
そのため、Unicorn(ユニコーン)に投資すれば大きな利益が狙えるのです。
5万円からの少額の資金で何十倍もの利益を狙うことができる投資手法は、そうは多くありません。
メリット②:新技術の開発に挑む企業を応援できる
Unicorn(ユニコーン)で募集を行っているベンチャー企業は、AIなどの最先端のテクノロジーの開発に努めている会社が中心です。
今後世の中のシステムを大きく変える可能性がある事業に投資できることは、投資家としても魅力的でしょう。
自分が応援した企業が著名になるといった満足感が味わえます。
メリット③:株式の購入で株主優待を受けられる
Unicorn(ユニコーン)で募集を行っている企業には、株式を購入した投資家に株主優待を実施するケースもあります。
配当金という形で、利益を商品の供与を通じてサービスを提供するのです。
イグジット前でも利益を受け取ることができる案件もあります。
メリット④:エンジェル税制の適用を受けられる
Unicorn(ユニコーン)で募集が行われる案件にはエンジェル税制の適用を受けられるものもあります。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業に投資した金額の一部が処といく税などの控除対象になる制度です。
Unicorn(ユニコーン)でベンチャー企業への株式投資をすれば、節税効果が生まれキャッシュフローの改善に繋がります。
Unicorn(ユニコーン)に投資する際の注意点
もちろん、Unicorn(ユニコーン)への投資は、メリットだけではありません。
注意点も、投資の前にしっかりと知っておく必要があります。
株式投資型クラウドファンディングは、決してローリスクの投資先とは言えないため、知っておきたいデメリットやリスクを紹介します。
注意点
- 投資先の企業情報を入念に確認する
- 利益を投資家に提供した実績がない
- 購入した株は現金化が難しい
- 財務情報は監査を受けてない場合がある
注意点①:投資先の企業情報を入念に確認する
投資先のベンチャー企業に関する情報は、しっかりと確認しておくことが重要です。
株式投資型クラウドファンディングでは、融資先の会社が倒産してしまうと、持っている株式の価値がほぼ、ゼロに等しくなってしまうことがあるからです。
資金の募集を行う企業はベンチャー企業ですから、資金力には余裕がない会社が大半を占めます。
すぐに倒産することはなさそうか、他の事業で収益がきちんと出ているのかなど、会社の資本力を確認しておきましょう。
注意点②:利益を投資家に提供した実績がない
Unicorn(ユニコーン)では、まだイグジットの実績がありません。
案件の募集時における審査基準が確かであるのかは、イグジットの実績を上げるまではなかなか判断がつきにくいところです。
早めにイグジットの実績が証明されれば、Unicorn(ユニコーン)への信頼も大きく高まるでしょう。
注意点③:購入した株は現金化が難しい
Unicorn(ユニコーン)に限った話ではありませんが、株式投資型クラウドファンディングで購入した株式は、現金化が困難です。
株式市場に上場していないため、自由に売買できないからです。
買ってくれる人を自分で見つける以外に方法がなく、一度でも投資後はイグジットに成功するまではずっと持ち続けることになります。
そのため、長期的な視点に立って投資を行う必要があります。
注意点④:財務情報は監査を受けてない場合がある
Unicorn(ユニコーン)で資金の募集を行う企業は、ベンチャー企業が中心です。
そのため、外部の機関から資本の監査を受ける義務がありません。
Unicorn(ユニコーン)も財務状況についての調査を行っていますが、資金を募集しているベンチャー企業が財務の数字をごまかすなど、投資家に対して不正を働いている可能性もないわけではないことは念頭に置いておいてください。
Unicorn(ユニコーン)のリスク対策
Unicorn(ユニコーン)を使った投資家に元本割れの損失が生じるとしたら、投資した企業の倒産や廃業によってお金が返ってこなくなるパターンが主です。
ユニコーンでは資金調達の前に企業の審査を行ったり、資金調達後に企業をサポートしたりしているため、これらの業務が企業の倒産や廃業を防ぐことに貢献していると考えられます。
これらの業務をリスク対策の面から紹介しましょう。
リスク対策
- 企業の審査
- 資金調達後のサポート
リスク対策①:企業の審査
Unicorn(ユニコーン)では、サイトに資金調達のためのページを掲載する前に、企業の審査が行われます。
審査は「予備審査」と「本審査」の2段階で、会社概要や事業内容、代表者の経歴の資料やヒアリングを通じて審査が行われます。
これらの情報を踏まえ、ユニコーンのお眼鏡にかなった企業だけが、ユニコーンで資金調達を始めることができる仕組みになっています。
したがって、事業内容や甘い企業や将来性が見えないと判断された企業は、ユニコーンには掲載されません。
このような審査の仕組みがあるため、倒産直前であるなど問題を抱えた企業がユニコーンに掲載される可能性は低いと考えられます。
ユニコーンがきちんと審査を行うことで、結果として投資家にとって投資しやすい環境が整えられているのです。
なお、ユニコーンには投資銀行や証券会社出資の金融のプロが大勢在籍しています。
企業の審査においても、専門的な見地から会社や事業を判断してくれます。
資金調達額や株価など、募集条件を固めるのも彼らが中心となるため、専門家のお墨付きを得た案件がユニコーンに掲載されています。
リスク対策②:資金調達後のサポート
Unicorn(ユニコーン)は資金調達したら終了ではなく、資金調達後も企業のさまざまな面からサポートします。
Unicorn(ユニコーン)を利用している企業は成長しやすい環境にいられるため、間接的なリスク対策になっていると考えられます。
例えば、追加の資金調達はもちろん、事務所の移転や採用、税理士や弁護士など、専門家への業務委託などの相談に対してサポートを行っています。
Unicorn(ユニコーン)で手伝うことができない領域に関しては、専門家や企業を紹介してくれます。
企業は困ったときに相談することで、悩みをスムーズに解決できる可能性が高まるため、間接的に倒産などのリスクを下げることができます。
よって、資金調達後のサポートもUnicorn(ユニコーン)が行うリスク対策であると考えられるでしょう。
Unicorn(ユニコーン)のポジティブな評判・口コミ
Unicorn(ユニコーン)の特徴を知るには、実際に利用している投資家たちの意見を聞くことが必要です。
そこで、SNSなどを通じてUnicorn(ユニコーン)の良い評判や口コミを探ってみました。
ポジティブな評判・口コミ
- 5万円から投資できる
- 成長著しい分野に投資できる
- 情報公開がきちんと行われている
- ZUUが運営に関与している
ポジティブな評判・口コミ①:5万円から投資できる
5万からなら取り組んでもおもしろいかもね / 未来のユニコーン企業に投資しよう!株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」、会員登録開始! (プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES) #NewsPicks https://t.co/WeIvu0QckZ
— 不動産業サラリーマン投資家 (@smartsalaryman) February 6, 2019
Unicorn(ユニコーン)は、最低金額として5万円から投資を受け付けています。
他の株式投資型クラウドファンディングサイトよりも低い投資額です。
「自己資金はあまりないが、IPO投資を始めたい」そういった人にとって、5万円からのIPO投資は大きなメリットになるでしょう。
ポジティブな評判・口コミ②:成長著しい分野に投資できる
未上場企業の株主になれる!5年以内の上場を目指す化学系ベンチャーの募集開始 | ZUU online
株式投資型クラウドファンディングサイト「Unicorn(ユニコーン)」で1月6日から公開され、1月14日から第2号案件の募集が開始 https://t.co/f9HsXYpXKB
— CROWD POWER (@CrowdPower1) January 6, 2020
Unicorn(ユニコーン)が取り扱っているAI関係のテクノロジーは、今後の日本や世界において発展が大きく見込まれる分野の一つです。
いわゆるGAFAのような大企業がベンチャー企業の中から生まれる可能性もあります。
特別な人脈を持たない一般の投資家が、そういった画期的なビジネスに投資できることは大きなメリットでしょう。
ポジティブな評判・口コミ③:情報公開がきちんと行われている
株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」がいよいよ今春から始まります。クラウドファンディングとか、株式投資とかの情報を受け取れるメール会員登録が始まりました。メルアドだけで登録可能です。キャンペーン情報も。 https://t.co/8Vmvx4Qrg7
— 長坂有浩 (@arina21) February 7, 2019
Unicorn(ユニコーン)の募集案件では、プロジェクトの内容や企業情報が詳細に公開されています。
企業の運営者や事業責任者のインタビュー動画なども公開し、可能な限り会社の財務状況も明らかにしています。
事業の内容や会社としての信用については、Unicorn(ユニコーン)はしっかりと投資家に情報を提供しているのです。
ポジティブな評判・口コミ④:ZUUが運営に関与している
株式投資型クラウドファンディング 「Unicorn」の株式会社ユニコーンが株式会社ZUUと資本業務提携#株式会社ユニコーン#クラウドファンディング#投資https://t.co/tBroJCGZKt
— STARTUP LOG|スタートアップの資金調達特化ニュースメディア (@STARTUPLOG_COM) December 16, 2019
Unicorn(ユニコーン)の運営元である株式会社ユニコーンは、大手金融メディアを運営していることで知られる株式会社ZUUと資本提携を行っています。
株式会社ZUUは、2019年11月に株式会社ユニコーンの発行済み株式の大半を取得しました。
大手金融メディアを運営する東証一部上場企業が経営に関与していることから、株式投資型クラウドファンディングサイトの中でも特に信頼できるものと考えられます。
ZUUは、株式投資型クラウドファンディングサイトの「Unicorn(ユニコーン)」、そしてソーシャルレンディングサイトの「COOL(クール)」の株式を取得し、経営に関与しています。
Unicorn(ユニコーン)のネガティブな評判・口コミ
Unicorn(ユニコーン)の評判は、良いものだけではありません。
どういったところが、投資家から不評を買っているのかもチェックしてみましょう。
ネガティブな口コミ・評判
- 案件数が少ない
- イグジット実績がない
ネガティブな評判・口コミ①:案件数が少ない
最初の頃の様にファンディーノとエメラダでお互い競り合ってる感じの方が好きでした。ユニコーンもっと案件出して欲しい。
— まさえもん (@masaemon7777) December 13, 2019
Unicorn(ユニコーン)が株式投資型クラウドファンディングサイトとして案件の募集を始めたのは、2019年8月です。
運営の開始から約1年4ヶ月が経過していますが、その中で募集された案件は12件です。
資金の募集には成功しているものの、投資家が求めるペースはもう少し早いと言えるでしょう。
ネガティブな評判・口コミ②:イグジット実績がない
株式投資型クラウドファンディングでは、イグジット(株式譲渡)が行われなければ投資家に利益が配分されません。
先行して多くの投資家を獲得している株式投資型クラウドファンディングサイトの「FUNDINNO(ファンディーノ)」では、4件のイグジット実績があります。
しかし、ユニコーンが募集した20の案件では、まだイグジットが実施されていません。
案件の募集からそれほど時間が経っていないこともありますが、収益化できていない点は投資家にとって不安に感じるようです。
Unicorn(ユニコーン)がおすすめの人
Unicorn(ユニコーン)のメリットやデメリット、口コミを把握できたら、ご自身がユニコーンに向いているのかを確認していきましょう。
Unicorn(ユニコーン)がおすすめの方の特徴を2つ解説するので、どちらかに当てはまる方は、投資を考えてみてください。
おすすめの方
- エンジェル税制を活用したい人
- 信頼感のあるサイトで投資をしたい人
エンジェル税制を活用したい人
Unicorn(ユニコーン)はエンジェル税制の認定事業者として、経済産業大臣から認定された企業です。
エンジェル税制は投資家にとって節税に役立つ制度なので、Unicorn(ユニコーン)は投資をしながら節税したい人におすすめです。
エンジェル税制は、ベンチャー企業に投資をした時点と、投資を終わりにする(株式を売却する)時点の両方で税制上の優遇措置を受けることができます。
投資額を所得や株式譲渡益から控除できる仕組みなので、多額の節税が期待できます。
給与や副業の収入、投資の収入などが大きく、税金が高く感じられる方は、エンジェル税制を活用できるユニコーンを使ってみてはいかがでしょうか?
信頼感のあるサイトで投資をしたい人
株式投資型クラウドファンディングのサービスは、日本ではまだマイナーで玉石混交の状態です。
信頼感があるサイトを利用したいなら、Unicorn(ユニコーン)がおすすめです。
先ほどお伝えしたように、Unicorn(ユニコーン)はマザーズ上場企業の株式会社ZUUのグループ企業が運営しているため、ずさんな運営は起こりにくいと考えられるからです。
また、エンジェル税制の認定事業者として経済産業大臣から認定を受けていますが、誰でも認定されるわけではありません。
企業の信頼性が高く評価されての認定なので、信頼感があるサイトで投資をしたいならUnicorn(ユニコーン)を使うと良いでしょう。
Unicorn(ユニコーン)の口座開設手順
株式投資型クラウドファンディングサイトとして魅力的なUnicorn(ユニコーン)。
その投資口座開設の手順は、比較的単純です。
パソコンやスマホから会員申込みを行えば、5営業日ほどで投資家口座開設することができます。
口座の開設の流れは、次の4ステップです。
口座開設の流れ
- 個人情報を入力する
- 本人確認書類を送付する
- ユニコーンによる審査を受ける
- ユニコーンから郵送で送られてくるコードをマイページに入力する
本人確認書類として免許証やパスポートを用意しておきましょう。
本人確認書類の以外、特に書類は必要ありません。
パソコンの場合
画像引用元:Unicorn(ユニコーン)
ホームページ右上の「新規登録」をクリックします。
スマートフォンの場合
画像引用元:Unicorn(ユニコーン)
その後の画面は共通です。
画面の指示にしたがい、登録を行っていきましょう。
なお、下の「サービスサイト」から無料で口座開設できますよ。
Unicorn(ユニコーン)の概要
最後に、Unicorn(ユニコーン)を運営する会社の概要をチェックしましょう。
運営元を知っておくことは、Unicorn(ユニコーン)が信頼に値する株式投資型クラウドファンディングサイトであるか否かを判断する一助になります。
株式投資型クラウドファンディングサービスを提供
Unicorn(ユニコーン)は上場前のベンチャー企業に投資できる「株式投資型クラウドファンディング」サイトです。
2018年12月から株式会社ユニコーンによって運営されています。
運営元情報
運営元の株式会社ユニコーンは2015年創設の会社です。
法人名 | 株式会社ユニコーン |
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設立 | 2015年12月28日 |
代表取締役社長 | 安田次郎 |
住所 | 東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH 3F |
資本金 | 2億3,350万円(資本準備金含む) |
事業内容 |
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実績
Unicorn(ユニコーン)の運営開始は2018年12月であり、実際に案件第1号の募集が行われたのは2019年8月です。
2021年5月までに累計で20件の募集を行い、いずれも満額を集めることに成功しています。
まとめ
株式投資型クラウドファンディングの「Unicorn(ユニコーン)」について解説しました。
Unicorn(ユニコーン)は新しいサービスですが、すでに約49億円もの資金調達に成功している勢いのある企業です。
マザーズ上場企業の株式会社ZUUのグループ企業が運営していることも、信頼感につながり好印象です。
エンジェル税制を活用して節税しながら投資ができるサービスなので、活用してみてはいかがでしょうか?
こちらから無料で口座を開設できますよ。