東証マザーズ上場企業である「ロードスターキャピタル」が運営するソーシャルレンディングサイト「OwnersBook(オーナーズブック)」。
不動産のプロたちが物件の選定を行い、不動産案件を専門に扱うソーシャルレンディングサイトとして人気です。
その人気のあまり、なかなか投資できないという投資家の声が聞かれるほど。
その声に応え、OwnersBook(オーナーズブック)では、2019年8月2日(金)に投資に関して抽選方式を導入するとの発表を行いました。
その内容について詳しく解説していきましょう。
抽選方式導入の背景
OwnersBook(オーナーズブック)では、抽選方式を導入する理由として投資家に次の内容のメールを送付しています。
現在OwnersBookでは、案件の募集に際しての「抽選方式」の導入に向けて準備を進めております。
OwnersBookはおかげさまで大変多くの投資家の皆さまよりご関心をお寄せいただいております。一方で加熱する応募状況により、投資家の皆さまのご希望にお応えできない状況が続き、大変なご不便をおかけしております。
今回導入いたします抽選方式の案件では、募集期間中であればいつでもお申し込みいただけます。投資家の皆さまはゆとりを持って投資ご判断を行うことができます。さらに投資機会をより公平にご提供できるようになると考えております。
OwnersBook(オーナーズブック)では、投資案件の開始時間を非公開としていました。
投資家にとってはいつ募集が開始されるのかわからず、常にサイトをチェックしなければいけない手間が発生していたのです。
その募集時間非公開方式を導入する前は時間を公開していましたが、その場合、募集開始とともにサイトにアクセスが集中し、アクセス過多で投資できないという投資家の声が挙がっていたのです。
- 時間公開では集中過多
- 集中過多を避けるために時間非公開
このような施策をとってきたのですが、根本的な問題の解決には至らず、その結果として「抽選方式」を採用することになりました。
ソーシャルレンディングの抽選投資方式はFunds(ファンズ)も採用
引用:Funds(ファンズ)
他のソーシャルレンディングサイトでは、Funds(ファンズ)がすでに抽選方式を導入しています。
Fundsは2019年1月に運営が開始されたばかりのソーシャルレンディングサイトですが、早くから高い投資家人気を獲得しており、やはり募集開始ともにサイトにアクセスが集中する事態が続いていました。
その結果、2019年6月から抽選方式を採用しています。
投資家の要望に応えた、大変レスポンスの早い対応だったと言えます。
混乱を避け、どの投資家にも平等に投資機会を提供するために、Funds(ファンズ)、OwnersBook(オーナーズブック)ともに抽選投資方式を採用したと言えます。
Funds(ファンズ)についてはこちらで詳しく分析・解説しています。
抽選投資方式の詳細
OwnersBook(オーナーズブック)では、抽選採用方式の内容を次のようなものと発表しています。
■抽選方式について
抽選方式の運用は次を予定しております。
●抽選方式を採用する案件:
諸条件を踏まえ、案件ごとに決定いたします。
●方式の組み合わせ:
抽選方式を採用する案件は、抽選方式のみでご応募を受け付けます。先着順方式との組み合わせはありません。
●お申し込みいただける金額:
案件の募集総額の2分の1未満で、かつ各自の投資口座残高(貸付型案件投資可能額)がお申し込みいただける上限金額です。なお、案件によってはお一人様当たりの投資上限額を定める場合があります。
●お申し込み回数:
お一人様1回限りとさせていただきます。
●抽選結果:
募集締切後、1営業日以内を目途にメールにてご連絡いたします。
なお、抽選方式の第1号案件は今月中の募集を予定しております。
ポイントとしては次の3点です。
- 先着順と抽選の両方が今後併用される
- 1案件で先着と抽選を併用することはない
- 1人あたりの投資金額に制限がある
2019年8月中には、抽選案件第1号の募集が始まる予定です。
まとめ
ソーシャルレンディング業界で貸し倒れなどの問題が発生していた中、OwnersBookでは特に問題も起きず、またロードスターキャピタルの業績も大変堅調です。
その結果、投資家から「OwnersBookならば安心だ」という信頼を獲得し、今のような人気を獲得するに至ったと言えます。
安定した投資先としてOwnersBookの存在感はますます高まっていくでしょう。
OwnersBookについてより詳しく知りたい方は、こちらで詳細に分析・解説しています。