「投資するからには、できるだけ少額から始めてハイリターンを狙いたい。でも、そんなことできるの?」というように、悩んでいる方もいるかもしれませんね。
少額で大きなリターンを得ようとするのは、投資家にとって当たり前のことでしょう。
しかし、投資では大きな資金力がある方が利益を得やすいことは事実です。
ただ、少額での投資からハイリターンを狙えないわけではありません。
少額から投資を始めてハイリターンを得る上で鍵となるのが「時間」と「リスク」です。
本記事では、少額投資でハイリターンを狙うための考え方やおすすめの投資手法を紹介します。
目次
筆者プロフィール
資産運用・投資・マネーの教養をメインジャンルに執筆しているフリーライターです。
大手生命保険会社の営業職として2年4ヶ月間勤め、主に保険と資産運用のコンサルティング業務をしていました。
年間100冊以上のお金についての本を読み、その知識と実践から得た学びを活かして執筆活動しています。
保有資格はFP(ファイナンシャルプランナー)2級と、生命保険・損害保険の販売資格です。
「リスク」と「リターン」の関係
少額でハイリターンを狙うために、まずはリスクとリターンの関係についてお伝えしなければなりません。
なぜなら、投資でリターンを得るには、必ずリスクを背負わなければならないからです。
そのように言うと、投資をギャンブルのように感じる方もいるかもしれません。
しかし投資はリスクと上手く向き合うことで、損をさけ利益を最大化できるのです。
ここではリスクとリターンの定義と、その関係について解説します。
リスクとは
リスクとは、将来的な成果や結果が不確実であることを言います。
投資におけるリスクは、「リターンの振れ幅」のことを示します。
一般的にリスクとは、「危険なこと」や「損を出すこと」というイメージではないでしょうか?
もちろん、損を出すこともリスクに含まれますが、投資では利益が得られる可能性も含めてリスクです。
例えば、Aという金融商品に投資すると1パーセントから3パーセントの利益が得られるとしましょう。
一方のBという商品は、2パーセントから10パーセントの資金の増加が見込めるとします。
AとBでは、Bの方が振れ幅が大きいのでリスクが大きくなるのです。
リターンとは
リターンとは、投資によって得られた利益、もしくは出した損失のことです。
つまり、投資結果のことです。
投資におけるリターンは、次の2種類があります。
リターンの種類
- 配当益(インカム・ゲイン)
- 売却益(キャピタル・ゲイン)
配当益とは、購入した金融商品を保有している間に受け取れるリターンのことです。
例えば、株式投資で企業の業績に応じて受け取る配当金です。
一方、売却益は保有している金融商品を売ったときに受け取れるリターンのことです。
例えば、株式や債券を売って生じた利益や損失です。
リスクとリターンは比例関係
リスクとリターンは、比例関係にあります。
リスクが大きければリターンも大きくなり(ハイリスク・ハイリターン)、リスクが小さければ、リターンも小さくなる(ローリスク・ローリターン)のです。
リスクが大きいと大きな利益を得られることもあれば、大きな損失を出してしまう可能性もあると言えるでしょう。
投資金額に関わらず、ハイリターンを狙うのであれば、高いリスクを背負わなければなりません。
少額投資でハイリターンを狙う方法
ここからは、リターンを「投資によって得られる利益」として解説していきます。
少額投資は、リスクが低い投資手法です。
なぜなら、リターンの振れ幅が小さいからです。
例として、2パーセントから3パーセントからの利回りが期待できる金融商品を10万円で購入した場合と、1,000万円で購入した場合を見てみましょう。
10万円で期待できるリターンは2,000円から3,000円です。
一方、1,000万円の場合は20万円から30万円になりますよね。
このように、少額投資は本来リスクが低いためハイリターンを狙いにくいです。
以上を前提に、少額投資でハイリターンを狙う方法として、次の2つを紹介します。
少額投資でハイリターンを狙う方法
- ハイリスク・ハイリターンな短期投資で勝ち続ける
- 長期投資で時間を味方につける
方法①:ハイリスク・ハイリターンな短期投資で勝ち続ける
少額での投資はそもそもリスクが低く、大きなリターンになりにくいです。
そのため、少額投資でハイリターンを狙うならハイリスクな投資をして利益を積み上げていくしかありません。
少額の元手を、ハイリスク・ハイリターンな投資手法で増やし、より高額な元手にしていくのです。
元手が増えれば増えるほど、リスクとリターンも高くなっていきます。
ハイリスク・ハイリターンである投資は、基本的に「短期投資」になるでしょう。
なぜなら、短期投資では市場の値動きが激しいため利益と損失が拡大しやすいからです。
短期投資とは、短期間で売買し利益を積み上げていく投資手法です。
ハイリスク・ハイリターンな投資は、常に危険と隣り合わせになるので、利益を出し続けるのは至難の技です。
方法②:長期投資で時間を味方につける
2つ目の方法は、時間をかけてリターンを得る方法です。
少額を長期間で積み立てていくことで、元手とリターンを増やしていきます。
長期投資でハイリターンを狙える理由は、次の2点です。
理由
- コストを低く抑えられるから
- 複利効果を得やすいから
投資は売買を繰り返すたびに、コスト(手数料)がかかります。
長期投資では、金融商品を購入してからあまり売りません。
そのため、売買の機会が減ってコストが低くなるのです。
コストを下がれば、支出が減ってリターンを上げられます。
また、長期投資では得られた利益を再投資していくことで「複利効果」を得やすいです。
複利とは、利益がさらに利益を生むことです。
例えば、100万円を年利3パーセントで12年間運用したとしましょう。
その場合の総資産の計算は、100万円×1.03¹²となり、約42.5万円の利益になります。
一方、同じ条件で単利の利益の計算は、100万円×0.03×12(年)で36 万円です。
投資期間が長いほど複利効果は増し、大きなリターンにつながるのです。
このように長期投資で時間を味方につけることで、ハイリターンを狙えるのです。
結論:少額投資でハイリターンを狙うなら「時間」か「リスク」が鍵
2つの方法からわかる結論は、少額でハイリターンを狙うには、「時間を味方につける」か「高いリスクで利益を追い続ける」しかないということです。
長期投資のメリットは確実性が高いことですが、デメリットは利益を得るのに時間がかかることでしょう。
一方、短期投資は早く大きく稼げる可能性がありますが、大きな損をして取り返しがつかなくなる危険性もはらんでいます。
どちらがより優れた投資かは、誰にもわかりません。
ただ、少額で投資をするなら2つの方法の特性を把握しておく必要があります。
少額でハイリターンを狙うならまずは資産運用
少額からハイリターンを狙うなら、まずは資産運用することをおすすめします。
ただ、資産運用の意味や必要な理由はわかりにくいと思います。
そこで、資産運用の意味と必要な理由を解説していきましょう。
資産運用とは
資産運用とは、資産を活用して増やしていくことです。
一度増えたら終わりではなく、「長期に渡って確実に資産を増やしていくこと」が目的です。
また、投資は株式や債券、不動産などに資金を出すことを言います。
目的は「利益を得ること」です。
つまり、投資は資産運用の一つの手段と言えるでしょう。
資産運用をおすすめする理由
資産運用をおすすめする理由は、ハイリターンを狙うのに確実性が高いからです。
資産運用は、長期的に資産を増やしていくことが目的なので、自然と長期投資をすることになるでしょう。
長期投資はリターンが安定しやすいことは、すでにお伝えしました。
いきなり短期投資を始めてしまうと、リスクに惑わされ失敗してしまいかねません。
まずは、資産運用で長期投資を実践し、確実に資産を増やしながら徐々に短期投資を始めていくのがいいでしょう。
少額でハイリターンを狙う資産運用のやり方
では、資産運用でハイリターンを狙うための3つのやり方を解説します。
ハイリターンを狙うやり方
- 長期・積立・分散する
- 手数料を低く抑える
- 節税制度を活用する
やり方①:長期・積立・分散する
資産運用で「長期投資「積立投資」「分散投資」をすることで、ハイリターンを狙えます。
長期投資とは、運用している資金を切り崩すまで半永久的に運用していくことです。
長期投資でハイリターンを狙える理由は、長く運用を続けることで、複利効果を得やすくなるからです。
積立投資とは、定期的に同じ資産を購入していくことです。
積立投資でハイリターンを狙える理由は、買うタイミングを分散させ、リターンを安定させられるからです。
積立投資では投資対象の価格が低いときや高いときに、満遍なく購入していくので、価格のプラスマイナスが打ち消しあって、リターンが安定します。
暴落が起きても、損失を最小限に抑えられるのです。
分散投資とは、さまざまな資産や銘柄を購入することです。
分散投資でハイリターンを狙えるのは、一つの資産に依存せず損失を最小限に抑えてリターンを安定できるからです。
例えば、株式にだけ投資したなら、株価が暴落すれば資産も大きな影響を受けるでしょう。
しかし、株式と債券を購入したなら、株式が暴落しても債券が値上がりしていれば損失が緩和されますよね。
やり方②:手数料を低く抑える
投資では、手数料を低く抑えるべきです。
なぜなら、手数料が高いと利益が目減りし、損失が拡大するからです。
一回一回のコストは低いように感じても、長期投資を前提とする資産運用では、長い時間をかけて大きな損失になるでしょう。
まずは、支払っている手数料を把握することが大切です。
手数料を抑えるために、手数料の低い証券会社や銘柄を選び、取引回数を少なくしましょう。
やり方③:節税制度を活用する
投資で得た利益は課税されます。
そのため、少しでも納付金額を減らすための工夫をしましょう。
工夫の仕方は投資対象によってさまざまであるため、ここですべてを紹介することは不可能です。
1つ例を上げると、株式投資や投資信託の節税制度には「NISA」があります。
NISAは、毎年120万円の投資額に対する運用益にかかる税金をなくしてくれます。
節税すれば、その浮いた資金をさらに投資に回せるため必ず取り組みましょう。
少額でハイリターンを狙うおすすめの投機的投資方法
それでは、少額でハイリターンを狙える投機的な投資手法を紹介します。
投機的投資とは、ギャンブル的な短期売買を繰り返すリスクの高い投資のことを言います。
リスクが高いためハイリターンを狙えます。
短期間で大きな成果を出したい人には、投機的投資が向いているかもしれません。
ここで紹介する投機的投資は、次の4つです。
投機的な投資
- デイトレード(株式)
- 先物取引
- FX
- 仮想通貨
投資①:デイトレード(株式)
デイトレードとは、株式の売買を1日で完了させる投資方法のことです。
株式は、株式会社が資金調達のために発行し、取引所が開いている間は常に価格が動いています。
デイトレードでは、購入価格と売却価格の差で利益を稼ぎます。
リターンの目安は3パーセントから20パーセントくらいでしょう。
急な高騰があれば、さらに高い利回りになる可能性もあります。
ただ、銘柄選びやチャートの読み取りなど難易度の高い取引です。
また、値動きは予想がつきにくい上に激しく動くため、リスクは高いのです。
デイトレードをおすすめする人は、日中の時間を確保できる人です。
主要な取引所が開いている9時〜11時半、12時半〜15時で、その時間でないと取引できないからです。
投資②:先物取引
先物取引は、将来的な価格を予測して取引相手と売却価格や取引日を決め、金融商品やコモディティ商品を購入する投資手法です。
リターンは、5パーセントから15パーセントほどになるでしょう。
しかし、将来的な価格の予想が大きくはずれ、購入価格よりも大幅に低い価格で売却するリスクがあります。
売却の条件は、あらかじめ決められているため避けられません。
先物取引は、投資の知識や経験を積んだ人におすすめです。
なぜなら、価格の予測には多くの情報が必要で、経験が重要だからです。
また、先物取引の仕組み自体も複雑で容易ではないでしょう。
投資③:FX
FXは、外貨を購入して為替相場の値動きを活用して利益を得る投資手法です。
為替は毎日変動し、その値動きに合わせた売買で差額を稼ぎます。
目安となるリターンは、5パーセントから15パーセントほどでしょう。
FXはレバレッジをかけるとリスクが跳ね上がります。
レバレッジとは借金することです。
レバレッジをかければ、利益が出たときは大きな利益を得られますが、損失が出てしまった際は元本以上の損失を出す恐れがあります。
FXは24時間、取引が可能なので日中にまとまった時間が取りにくい人におすすめです。
投資④:仮想通貨
仮想通貨は、ビットコインなどの通貨の値動きから利益を得る投資手法です。
値動きが大きい上に、不確実性が極めて高い金融商品と言えるでしょう。
利回りの目安は10パーセントから20パーセントほどで、場合によっては投資資金が倍増することもあります。
そのぶん、暴落すると損失も拡大しやすくリスクは大きいです。
仮想通貨も24時間取引できるため、仕事で忙しい人に向いているでしょう。
投機的投資のポイント
これまで、投機的投資方法を紹介しました。
そこで、投機的投資の3つのポイントを解説しましょう。
投機的投資のポイント
- 資産運用が優先
- あらかじめ投資資金を決めておく
- 損をする覚悟を持つ
ポイント①:資産運用が優先
投機的投資する前に、まずは資産運用を始めましょう。
その理由は、次の2つです。
- 資産運用で投資に慣れるため
- 安定的な資産を確保するため
まず、投機的投資は不確実性が高く、ほとんどの投資家は損をします。
しかし、資産運用を通して投資の実践経験を積めば、基本的な投資方法や知識がわかるため損失を抑えられる可能性があります。
また、資産運用によって安定的な資産があれば、不安感や焦りを感じにくくなり、成果を上げやすくなるでしょう。
そのため、まずは資産運用が大切です。
注意点②:あらかじめ投資資金を決めておく
投機的投資で危険なのが、損失を拡大させて取り返しがつかなくなることです。
損失の拡大を防ぐため、あらかじめ投資資金を決めておいてください。
たとえば、10万円で投資すると決めたら10万円の中で運用し、それ以上の資金追加をしないということです。
また、損失の下限も決めておきましょう。
損失を投資資金の20パーセントまでにするといった具合です。
投資資金と損失の下限決めると、損失が膨らんだときに衝動的な投資を避けられます。
人は、損をすると損を取り返そうと無茶な投資をしてしまうことがあります。
しかし、あらかじめ投資資金と損失の加減を決めていれば、それ以上の投資はしなくなり、結果として損を少なく抑えられるはずです。
注意点③:損をする覚悟を持つ
最投機的な投資をするなら、損をする覚悟を持ちましょう。
理由は、損を出しても冷静でいるためです。
投機的投資は、ほぼ確実に損をします。
多くの投資家が損失に焦り、冷静さを欠いた投資をして損失を拡大させてしまいます。
損失を覚悟しておけば、焦りはかなり減るはずです。
少額でハイリターンを狙うおすすめ投資方法
投機的投資は、リスクが高く安定性に欠ける側面があります。
ここでは、長期投資を前提とした安定的なリターンを得られる次の6つの投資方法を紹介します。
おすすめの投資方法
- 株式投資
- 投資信託
- ETF
- 債券投資
- ソーシャルレンディング
- 不動産型クラウドファンディング
投資①:株式投資
株式投資は、企業が発行する株式を購入する投資手法です。
デイトレードとの違いは、長期保有することを前提にすることです。
持続的な成長を続けるような銘柄に投資して、将来の値上がりを目指します。
利回りは3パーセントから5パーセントが目安ですが、10パーセントほどになることもあるでしょう。
株式投資は不確実性が高い資産で、元本割れリスクもあります。
しかし、長期投資・積立投資・分散投資を実践してリスク管理できれば、リスクを抑えられるはずです。
ただ、銘柄選択ための情報収集や長期投資・積立投資・分散投資の実践には、知識と経験が必要です。
そのため、株式投資で実践を積む意思のある方や、これまでに投資経験がある方に向いているでしょう。
投資②:投資信託
投資信託とは、さまざまな銘柄や株式や債券などの資産を組み合わせた金融商品で、運用をプロ任せられる投資手法です。
種類には株式や債券などの市場と、同じような運用成績を目指すインデックス・ファンドや、市場以上の成果を目指すアクティブ・ファンドなどがあります。
収益は比較的安定しており、3パーセントから5パーセントほどの利回りを期待できるでしょう。
投資信託は、さまざまな銘柄や資産を組み合わせているため、分散投資が実現しています。
また、商品によっては100円から始められるため、リスクを抑えて投資することもできます。
特に、インデックス・ファンドは手数料も低く設定されているため、損失は他の金融商品に比べて出にくくなっています。
そのため、まったくの投資未経験者でも手軽に始めるでしょう。
投資③:ETF
ETFは上場投資信託のことで、株式のように市場価格で取引できる投資信託のことです。
ETFの特徴は、証券取引所が開いている間に取引できること以外は投資信託と変わりません。
ETFの方が手数料が低い傾向にありますが、運用会社の努力によってその差はなくなりつつあります。
利回りも、投資信託と同じ3パーセントから5パーセントほどでしょう。
ETFもさまざまな銘柄や資産を組み合わせているためリスクは低めです。
ただ、最低投資金額が投資信託よりも高いため、損失額はETFの方が高くなる傾向にあります。
また、短期間の売買ができるため、不用意に売買を繰り返すと長期投資のメリットを得られず損失を出す可能性が上がるでしょう。
ETFは、投資信託を購入してみてさらに投資対象を広げたい人におすすめです。
なぜなら、市場価格での取引をする必要があって、投資信託よりも投資金額が高いため、投資信託よりも難易度が上がるからです。
投資信託での実践経験が、活かせるはずです。
投資④:債券投資
債券とは、国や企業が投資家から資金を借りるための借用証書のことで、債券を購入するのが債券投資です。
債券には、国が発行する「国債」や企業が発行する「社債」、外国に発行元がある「外国債」などがあります。
債券投資の本質は借金であるため、元本保証がありリスクは低めです。
ただし、債券は信用力によってリスクと利回りが異なります。
日本政府のような財政破綻リスクの少ない発行元は、信用力がありリスクが少ないかわりに、利回りは高くありません。
なお、国債は1万円から購入することができます。
一方で、トルコやブラジルなどの新興国は政治・経済が不安定で国家財政の破綻リスクが大きく信用力が少ないため、リスクと利回りが高くなるのです。
利回りの目安は、0.5パーセントから3パーセントほどです。
債券投資は元本保証があるため、保全性を第一に考えている投資家におすすめです。
ただ、ハイリターンを狙うなら利回りの高い外国債を積極的に活用してください。
投資する外国債によっては、高い利息や値上がりした後の売却益でまとまった利益を得られる可能性があるでしょう。
投資⑤:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、資金を借りたい企業と小口の投資先を探している投資家をインターネット上で結ぶサービスです。
ソーシャルレンディング事業者が、多くの投資家から資金を集めて、企業に融資し、投資家は利子として分配金を受け取ります。
利回りは他の投資手法よりも高く、5パーセントから10パーセントほどが期待できます。
また、1万円から投資できる事業者もあり、さまざまな案件に投資することでリスクを下げられるでしょう。
そのため、少額で高い利回りを目指したい人に特におすすめです。
また、投資に多くの時間をさけない人にもおすすめの投資手法です。
なぜなら、ソーシャルレンディングで投資家が行うのは、運用条件と融資先企業のチェックで、株式のように銘柄選定や分析などをする必要がないからです。
そのため、サラリーマンで本業が忙しい方にもおすすめできる方法です。
詳しくはこちらをチェックすると良いでしょう。
投資⑥:不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングとは、不動産会社が不動産の購入や運用を目的に、投資家から資金を集めるサービスのことです。
投資家は、不動産からの賃貸料や売却益からの分配金を得られます。
投資対象が不動産であるため高い利回りを期待することができ、3パーセントから10パーセントほどが目安です。
不動産は需給や社会状況によって価格が動きやすいため、リスクもやや高い傾向にある点は注意してください。
ただし、運営会社から不動産に関する詳しい情報提供があるため、リスクは自分でコントロールしやすいと言えます。
不動産投資型クラウドファンディングは、不動産への投資を運営会社に任せることができます。
そのため、不動産投資に興味があるものの、仕事などで自分で不動産投資をする時間がない人に特におすすめです。
詳しくはこちらを確認すると良いでしょう。
まとめ
少額投資でハイリターンを狙うには、リスクとリターンの関係から
- ハイリスクハイリターンの短期投資か
- 時間をかけた長期投資
をするしかありません。
ただ、短期の投機的投資はリスクが高いため、まず長期的に資産を増やすことを目的とした資産運用を優先しましょう。
資産運用を考える上で、おすすめの投資は次のとおりです。
資産運用におすすめの投資方法 |
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資産運用において資産の増加が安定してきたタイミングで、本記事で紹介した次の投機的投資に挑戦してみると良いでしょう。
投機的投資 |
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リスクとリターンを意識して地道に投資していけば、少額からハイリターンを得ることは夢ではないでしょう。