不動産投資型クラウドファンディングは、1万円などの小口から不動産投資を始めることができます。
資金の余裕がない若年層でも取り組みやすいことから、最近では不動産投資の間口を広げたい不動産会社が不動産投資型クラウドファンディングサービスの運営に乗り出しています。
ここで紹介する「Chotto.Fund(ちょっとファンド)」も、そんな不動産投資型クラウドファンディングサイトの一つです。
そこで、Chotto.Fund(ちょっとファンド)はどのようなメリットや特徴を持つ不動産投資型クラウドファンディングサイトなのかについて説明していきます。
目次
Chotto.Fund(ちょっとファンド)の概要
出典:Chotto.Fund
まずは、Chotto.Fundの運営元の不動産会社の情報を確認しましょう。
運営元の不動産会社は、取り扱う不動産の種類やエリアに対して大きな影響を持ちます。
会社概要
会社名 | biid Investment株式会社 |
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設立年月日 | 2020年8月 |
本店 | 神奈川県藤沢市片瀬海岸1-12-4 |
URL | https://chotto.fund/ |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表取締役 松尾省三 |
事業内容 | 宅地建物取引業免許神奈川県知事(1)第30993号 |
登録番号 | 小規模不動産特定共同事業者神奈川県知事(1)第5号 |
Chotto.Fund(ちょっとファンド)を運営するのは、神奈川県藤沢市に本社を構える不動産会社biid Investment株式会社です。
biid Investment株式会社の親会社は、海洋施設の開発や運営、船舶などの資産の有効活用事業を展開するbiid株式会社です。
biid Investment株式会社とbiid株式会社の代表者は同一人物であるため、Chotto.Fund(ちょっとファンド)の実質的な運営会社はbiid株式会社だと言えるでしょう。
Chotto.Fund(ちょっとファンド)の案件の特徴
Chotto.Fund(ちょっとファンド)から公開されている情報は、2021年1月時点ではまだ多くはありません。
それでも、海洋関係の施設を中心に扱うという唯一無二の特徴を持つ不動産投資型クラウドファンディングであることはわかっています。
そこで、Chotto.Fund(ちょっとファンド)の案件の特徴を紹介していきましょう。
案件の特徴
- 海洋関係の不動産を扱う
- 少額からの投資が可能
特徴①:海洋関係の不動産を扱う
Chotto.Fund(ちょっとファンド)を運用するbiid Investment株式会社は、海洋施設の有効活用や収益化を得意とする会社です。
海洋施設にはマリーナやヨットハーバー、さらには漁港や砂浜まで含まれています。
そのbiid Investment株式会社が運営するだけあって、Chotto.Fundファンドでは海洋関係という他の不動産投資型クラウドファンディングサイトでは見られない種類の不動産案件を募集することが予測されます。
不動産投資型クラウドファンディングサイトと言うと、マンションやアパートといった居住用物件が中心ですが、Chotto.Fund(ちょっとファンド)で運用される物件はテナント型に近いと言えます。
特徴②:少額からの投資が可能
不動産投資型クラウドファンディングは、10万円未満の少額から不動産投資が始められる特徴があります。
Chotto.Fund(ちょっとファンド)でも、サイト上で「少額から始められる投資」という点をアピールしています。
最低投資金額はまだ公開されてはいませんが、おそらく10万円未満の少額からの投資が可能となるでしょう。
貯金や収入が少ない人でも、海洋関係の不動産投資を始めやすいのです。
Chotto.Fund(ちょっとファンド)のメリット
投資家の視点から見て、Chotto.Fund(ちょっとファンド)に投資するメリットはどんなポイントが挙げられるでしょうか?
海洋関係の不動産に特化した不動産投資型クラウドファンディングサイトという唯一無二の特徴が、Chotto.Fund(ちょっとファンド)ならではのメリットになってきそうです。
メリット
- 海洋関係の不動産に投資できる
- 地方創生に貢献できる
メリット①:海洋関係の不動産に投資できる
Chotto.Fund(ちょっとファンド)は海洋関係の不動産案件を中心に取り扱うとしています。
マリーナやビーチといった景気や天候次第で大きな売上が望める不動産物件に投資をすれば、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトよりも大きな利益を獲得できる可能性があります。
また、Chotto.Fund(ちょっとファンド)では、休眠状態の海洋施設の活用も視野に入れています。
安価で休眠施設を手に入れリノベーションを行うことで、築古戸建投資のように高い利回りを獲得できる可能性があります。
メリット②:地方創生に貢献できる
Chotto.Fund(ちょっとファンド)に投資するもう一つのメリットが、地方創生に貢献できる点です。
いま、日本の観光業はコロナ禍により大きな痛手を受けており、売上が激減している宿泊施設や観光施設は少なくありません。
また、地方は過疎化が進んでいるエリアも多く、観光客の減少により地域の産業そのものがなくなってしまうことも考えます。
Chotto.Fund(ちょっとファンド)を通じて、そういった地方の海洋施設に投資すれば、地方産業の活性化、またコロナ禍で売り上げを大きく落としている企業の支援を行うことができます。
Chotto.Fund(ちょっとファンド)の口座開設手順
Chotto.Fund(ちょっとファンド)では、まだ案件の募集は開始していませんが、口座開設を行うことはできます。
そこで、実際の画面を見ながらChotto.Fund(ちょっとファンド)の口座開設手順を解説します。
PCでの新規会員登録
出典:Chotto.Fund
まず、Chotto.Fund(ちょっとファンド)のトップページにパソコンからアクセスします。
右上の会員登録をクリックすると仮登録画面に遷移します。
スマホでの新規会員登録
出典:Chotto.Fund
スマホのトップ画面でメニューバーをクリックします。
そして、メニュー内の「会員登録」をクリックすると、仮登録画面に遷移します。
仮会員登録
仮会員登録画面では、まずメールアドレスを入力します。
利用規約も表示されるので、しっかりと読み込んでからチェックを行います。
投資家登録
登録のメールアドレスに、投資家登録用画面のアドレスが送信されてきます。
クリックすると投資家登録ページに遷移するので、個人情報や連絡先の記入を行います。
さらに、取引約款などの各書面への同意、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類の提出を行います。
住所確認
Chotto.Fund(ちょっとファンド)が個人情報などをもとに審査を実施し、審査を通過したら自宅にはがきが送付されます。
はがきの受け取りで住所確認が行われれば、投資家登録が完了となり投資できるようになります。
まとめ
Chotto.Fund(ちょっとファンド)は、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトではこれまで見られなかった海洋関係の不動産の運営に特化したサイトとなっています。
コロナ禍により、レジャー関係の施設への投資は難しいと考える人もいるかもしれません。
しかし、コロナ禍の収束が起これば、レジャー関係の施設には多くの人が集まるようになり、大きな利益が見込める施設として人気が出る可能性も十分にあります。
また、休眠状態になった海洋関係の施設を活用する取り組みも視野に入れているなど、地方創生に貢献したい人にとっても投資するメリットのある不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
ただし、レジャー関係の施設は売上が大きく上下する傾向にあります。
Chotto.Fund(ちょっとファンド)だけに投資をするのは、リスクヘッジの観点では問題があるかもしれません。
Chotto.Fund(ちょっとファンド)では、レジャー施設など大きな利益を得られる可能性のある案件に投資を行い、同時に「CREAL(クリアル)」や「Rimple(リンプル)」など、マンション案件を中心に取り扱う不動産投資型クラウドファンディングサイトに投資すれば、バランスの良いポートフォリオを作りやすくなるでしょう。
投資で利益を獲得していくためには、分散投資でリスク対策を行うことは必須だと言えます。
レジャーや居住用関係の施設、また不況に強い物流施設などさまざまな不動産物件に分散投資をして、利益が出る可能性を高める取り組みをしていきましょう。