クラウドアンサーでは、ソーシャルレンディングや不動産投資型クラウドファンディングへの投資を考える方向けに、編集部で実際に投資を行いその配当や運用の状況を毎月レポートしています。
2019年7月には、不動産投資型クラウドファンディング「CREAL(クリアル) 」の「ちくらつなぐホテル」案件に投資しています。
2019年9月から12月までの4回は配当は、当初の予定どおり行われています。
一方で、ちくらつなぐホテルは千葉県の房総半島にあるため、2019年秋の台風の被害を受け客足がやや伸び悩んでいます。
では、2020年の第1回目「1月」の配当はどうだったでしょうか?
その結果をレポートします。
CREALからの5回目の配当も当初の予定通り行われる
出典:CREAL(クリアル)
「ちくらつなぐホテル」は、千葉県南房総市千倉町にある小学校の校舎を改装した体験型のリゾートホテルです。
2019年の秋の台風で建物には大きな影響はありませんでしたが、客足には影響が出ています。
12月・1月と言えば、冬休みでありホテルにとっては書き入れ時ですが、売上はどうだったのでしょうか?
そして、無事に分配金は支払われたのでしょうか?
投資案件概要
まずは、クラウドアンサー編集部が投資している案件の概要について触れておきましょう。
ちくらつなぐホテル案件の概要は次のとおりです。
募集金額 | 237,600,000円 |
ファンド名 | ちくらつなぐホテル |
予定運用期間 | 24ヶ月 |
名目利回り |
1年目:4.0% 2年目:6.0% |
配当利回りは、1年目は4パーセントと平均的な数字ですが、2年目は集客数の増加や経営が軌道に乗ることを想定し、6パーセントと高めに見積もられています。
運用期間の2年間を平均すると、年利5パーセントです。
経年で利回りが上がるなかなか珍しい案件です。
累積配当金
クラウドアンサー編集部では、当該案件に10万円を投資しています。
毎回333円の配当があり、そこから源泉徴収税で67円が引かれています。
毎月の配当は266円であり、2020年1月も予定どおり分配金が支払われました。
配当金は累計で次のとおりです。
- 266円/月×5ヶ月=1330円
源泉徴収税は確定申告を行うことで還付されることがあります。
年間の雑所得が20万円以下の場合、その所得に税金は課税されません。
不動産投資型クラウドファンディングやソーシャルレンディングで得た所得が20万円以下の場合、必ず確定申告を行い源泉徴収で引かれた税金を返してもらいましょう。
なお、2020年の確定申告は2月17日(月)から3月16日(月)までです。
「ちくらつなぐホテル通信」という運用レポートを送信
出典:ちくらつなぐホテル
ちくらつなぐホテルは、公式ホームページの運営や「ちくらつなぐホテル通信」というメールマガジンの配布を行っています。
そういったホテル側の情報発信を見ることで、投資家は運用状況を確認し、収益が今後どうなるのかといった予測を立てられます。
2019年12月の状況は稼働率は相変わらず落ち込んでいますが、客単価はアップしたとのこと。
2020年1月からは温泉の運営も開始したとことで、客数の増加が見込まれそうです。
この温泉の集客が成功すれば、2年目の利回りは予定どおり6パーセントになるのではないでしょうか。
まとめ
クラウドアンサー編集部による「CREAL(クリアル)」の「ちくらつなぐホテル」の第5回の投資記録レポートをお届けしました。
災害の影響はまだ尾を引いているものの、分配金には影響なく徐々に収益が回復しています。
春のリゾートシーズンを機に売り上げの回復が行われれば、2年目の配当も無事予定通りに増えるでしょう。
不動産投資型クラウドファンディングは、このように詳細な運営状況の確認が可能である点が大きなメリットです。
ただし、観光地のホテル案件では海外の情勢や自然災害の影響を受けることも忘れてはなりません。
そこまで加味して、投資対象を選んでいきましょう。
前回の投資運用レポートはこちらから。
なお、CREAL(クリアル)についてはこちらでも詳しく解説しています。
口座開設を検討している方は、一度目を通してみてはいかがでしょうか?