クラウドアンサーでは、ソーシャルレンディングや不動産投資型クラウドファンディング案件に実際に投資を行い、その配当の様子を定期的にレポートしています。
大手不動産投資型クラウドファンディングサイト「CREAL(クリアル)」は2019年9月以降、これまで15回に渡って配当の模様をレポートしてきました。
16回目となる、2020年12月のCREAL(クリアル)の配当の結果はどうなったのでしょうか?
2020年12月も、CREAL(クリアル)の配当の結果をお伝えします。
CREAL(クリアル)の投資案件16回目の配当結果
出典:CREAL(クリアル)
クラウドアンサーが投資したCREAL(クリアル)の案件は、千葉県南房総市のリゾートホテル「ちくらつなぐホテル」です。
投資案件概要
募集金額 | 2億3,760万円 |
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ファンド名 | ちくらつなぐホテル |
予定運用期間 | 24ヶ月 |
名目利回り |
1年目:4.0% 2年目:6.0% |
小学校を改装したちくらつなぐホテルは、1年目の配当利回りは年利4パーセント、2年目は客数が増えることを想定し、年利6パーセントの利回りとなっています。
2020年は新型コロナウイルス流行の影響を受けたものの、2年目に入ってからしっかりと配当利回りがアップしています。
配当金の結果と累積配当金
ちくらつなぐホテル第16回目の配当が、2020年12月28日(月)に行われました。
その結果は下のとおりです。
2020年11月より少し減っているものの、493円の配当がありました。
1年間に直すと次のように計算できます。
- 1年間の収入=493円/月×12ヶ月=5,916円
投資金額が10万円ですから、年間配当が5,916円であれば、利回りは約6パーセントです。
- 利回り=5.916円/100,000円=5.9%
なお、税引き後の投資家の収入は389円です。
- 税引き後の収入=493円-104円=389円
2019年9月からの累計の税引後利益は4,803円となっています。
2020年11月の稼働率は良好!GoTo停止の影響は?
CREAL(クリアル)が運営するちくらつなぐホテルの2020年11月の営業状況は、政府が主導するGoToトラベルキャンペーンの影響により、前年の稼働率を大きく上回る結果になりました。
もともと、ちくらつなぐホテルは、海外からの観光客よりも地元の住人の需要が高いホテルであり、海外からの観光客減少の影響はそこまで大きくありません。
安くリゾートホテルを使えることから、2020年夏頃からは好調な稼働状況が続いていました。
しかし、2020年12月には新型コロナウイルス再流行の影響により、Go To トラベルキャンペーンが全国的に停止状態になりました。
その影響は2020年11月のレポートには記載されていませんが、年末の稼ぎ時には痛手になる可能性が高いです。
このちくらつなぐホテル案件は、CREAL(クリアル)の運営元である株式会社ブリッジ・シー・キャピタル子会社のマスターリースが設定されています。
そのため、基本的には投資家への配当が稼働率を問わずに行われます。
しかし、稼働率が下がりホテルの収入が下がっていけば、マスターリースの継続も厳しくなるのは想像に難くなく、楽観視はできない状況になりそうです。
一方で、CREAL(クリアル)は上野の海外観光客向けホテルを大幅リノベーションし、オフィスとして再活用する案件の募集も行っています。
つまり、不動産市況を見ながら状況に合わせた不動産活用の手腕を持っているのです。
その点にも着目し、CREAL(クリアル)の先行きを見守りたいものです。
CREAL(クリアル)のお正月キャンペーンに注目
CREAL(クリアル)では、定期的に新規投資家勧誘・既存投資家向けキャンペーンの両方を実施しています。
2020年1月4日(月)からは「お年玉キャンペーン」と銘打った新規キャンペーンが実施されます。
出典:CREAL(クリアル)
詳細が明らかになるのは2021年1月4日(月)ですが、抽選で30名に投資1口分(1万円)をプレゼントするキャンペーンであることは、明らかになっています。
また、2021年1月にはレジデンス案件の募集を行うことも予告されています。
まとめ
CREAL(クリアル)のちくらつなぐホテル案件は、コロナ禍でもGo To キャンペーンの恩恵を受けることにより、前年比で好調な動きを見せていました。
しかし、Go To キャンペーンが一旦停止になり、今後の再開の予定もまだ明らかになっていないため、2021年の冬にかけては集客で苦戦を強いられる可能性もあります。
不動産のプロ集団である株式会社ブリッジ・シー・キャピタルの不動産物件運営の手腕がいかほどであるのか、これから先のCREAL(クリアル)の運命を左右する局面にあるのかもしれません。
苦しい状況には代わりませんが、それでも2021年新春から新規キャンペーンも実施予定であり、CREAL(クリアル)の攻勢は変わりません。
国内でもトップクラスの不動産投資型クラウドファンディングサイトとしてのCREAL(クリアル)の動向には今後これまで以上の注目が集まりそうです。
累計募集金額65億円以上と不動産投資型クラウドファンディングサイトの中でも抜群の実績を持つCREAL(クリアル)。
2021年も活発な動きに期待できそうです。
良い案件が出たときに口座がないと投資できずに終わってしまうので、口座はすぐに開設しておくことをおすすめします。
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