クラウドアンサーでは、投資家の皆様のご参考にして頂くために、実際に「ソーシャルレンディング」や「不動産投資クラウドファンディング」に投資を行っています。
そして、毎月の配当の模様をレポートしています。
投資先の一つとして不動産投資型クラウドファンディングサイト「CREAL(クリアル)」のリゾートホテル案件に投票しています。
2019年9月から配当が続けられており、2020年6月30日(火)には10回目の配当が行われました。
その概要をお伝えしていきましょう。
目次
CREAL(クリアル)の投資案件からの10回目の配当結果
出典:CREAL(クリアル)
まずは、クラウドアンサーが投資しているCREAL(クリアル)の案件概要を確認してみましょう。
投資案件概要
募集金額 | 237,600,000円 |
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ファンド名 | ちくらつなぐホテル |
予定運用期間 | 24ヶ月 |
名目利回り |
1年目:4.0% 2年目:6.0% |
募集金額は2億3,760万円と、CREALの中では大規模案件に該当します。
また、当該案件は1年目の配当利回りは4パーセントですが、2年目は経営が軌道に乗ることを想定し6パーセントという高い利回りを提供することが予定されています。
配当金の結果と累積配当金
2020年6月も、配当は満額行われました。
配当スケジュールの遅延もありません。
配当金は340円、源泉徴収は70円であるため、最終的に振り込まれた金額は270円でした。
累計の利益は2,672円です。
配当金額は、これまでよりもわずかに多くなっています。
金額が増えたことに対してCREALからの説明はありませんが、数字が大幅に動いていたわけではないため、投資家としては別段不安を感じる点などはありません。
当該案件の今後の配当に対する考察
一方で、気になるのが今後のCREAL(クリアル)の配当がどのようになるかです。
当該案件には、CREALがマスターリースを設定しているため、基本的には満額の配当金が支払われます。
ただ、CREALの資金力がなくなってしまえば、マスターリースを続けることが不可能になります。
そうすれば配当も行われなくなり、最悪の場合運営元であるCREALが倒産する可能性もあります。
コロナ禍で日本国内の観光産業は回復するのか?
コロナ禍は、日本そして世界を席巻しており、特に飲食業と観光業が大きな打撃を受けていることはみなさんもご存知のとおりでしょう。
具体的な数値は記載できませんが、この「ちくらつなぐホテル」も部屋の稼働率は低い状況です。
ただし、2020年5月のレポートを見る限り、2020年4月より数字は改善し最悪の状況は脱しています。
日本国内では、2020年5月25日(月)に緊急事態宣言が解除されたことにより、稼働率はわずかですが上昇傾向にあります。
ちくらつなぐホテルの立地は、交通の便はあまり良い場所ではありませんが、それだけにターゲットは外国からの観光客ではなく、千葉県内や隣接する自治体の住人にしているようです。
外国からの観光客に売上を依存していないため、付近の住民のニーズを取り込むことができれば、これから先稼働率は回復していくことでしょう。
夏休みに入れば、売上の増加も見込めます。
国内の観光産業においても、浅草や京都のように海外からの観光客に売上の大半を依存している場所はまだまだ厳しい状況が続きそうです。
しかし、国のGO TO政策もあり日本人を対象とした施設やホテルならば7月、8月と売り上げの回復は見込めるのではないでしょうか。
コロナ禍のCREAL(クリアル)の会社運営状況
出典:CREAL(クリアル)
気になるのは、運営元であるCREAL(クリアル)の経営状態です。
CREALは、ちくらつなぐホテルのような観光施設案件だけではなく、多種多様な不動産物件案件を組成しています。
例えば、2020年5月には保育所案件を組成し、また2020年6月には都心駅前オフィスビルの運営案件を組成しています。
特に、後者の大型案件は、JR両国駅からわずか徒歩2分、利回り6.5パーセントという好条件ということもあり、募集開始から1時間もかからず約3億6,000万円の資金を集めることに成功しています。
CREALが宿泊・観光施設の案件のみを運営していた場合は、今後の経営が厳しくなることも予測されます。
しかし、オフィスビルや保育所、またマンションなど多様な不動産案件を扱っていることから、コロナ禍でもある程度の売上の確保は見込めるでしょう。
まとめ
CREAL(クリアル)のちくらつなぐホテル案件は、通算10回目の配当も無事に行われました。
CREALの大規模なホテル案件は、当該ちくらつなぐホテルと上野の外国人観光客向けホテルです。
しかし、保育所案件では約4億7,000万円、オフィスビル案件では約3億6,000万円を集めることに成功するなど、CREALは投資対象の分散でしっかりリスクヘッジを図っています。
CREALは、国内の投資不動産投資型クラウドファンディングサイトの中でも一位の実績を誇るサイトです。
多様な投資先も提供してくれる、投資家にとって使いやすいサイトだとも言えます。
興味のある方はCREALについて、こちらのページでまとめているため、一度ご覧ください。
特に、サービスサイトでは無料で口座開設ができます。
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