クラウドアンサーでは、ソーシャルレンディングおよび不動産投資型クラウドファンディングに実際に投資し、その配当状況を定期的にレポートしています。
毎月中旬にはSBIソーシャルレンディングからの配当が行われており、今回はその第9回目のレポートです。
コロナショックの影響はソーシャルレンディング業界に出ているのか、その模様も併せてSBIソーシャルレンディング9回目の配当の結果を報告します。
目次
SBIソーシャルレンディングの投資案件
クラウドアンサーで投資を行っているSBIソーシャルレンディングの案件は、2019年7月募集の「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo3号」です。
その内容は次のとおりです。
不動産担保ローンを営む事業者に対し、事業資金を融資する案件です。
案件概要
案件の募集条件はこちらです。
ファンドID | CF0149 |
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ファンド名 | SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo3号 2019年7月 |
予定運用期間 | 12ヶ月 |
名目利回り | 6.0% |
募集入金済額 | 1,979,450,000円 |
投資家数 | 3,660 |
投資家への分配金の予定利回りは年利6パーセントであり、SBIソーシャルレンディングでは標準的な水準です。
運用期間は12ヶ月です。
2019年9月から配当が開始され、2020年4月まで8回配当がスケジュールの遅延もなく行われています。
クラウドアンサー編集部では、当該案件に10万円を投資していますが、そのうちの約45パーセントはすでに償還済みです。
2020年5月の配当金の結果・内訳
「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo3号」から、2020年5月15日(金)に第8回目の配当がありました。
2020年5月も、スケジュールに遅延はなく問題なく配当されています。
配当は、SBIソーシャルレンディングのサイトにログインした後、マイページ内の「運用予定表」で確認できます。
配当金:211円
2020年5月の配当の結果次のとおりになりました。
利益分配金 | 264円 |
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源泉徴収税 | 53円 |
税引後利益 | 211円 |
元本償還 | 1,490円 |
配当金は、利益分配金の264円から源泉徴収53円を差し引いた211円です。
運用金額が減っているため、配当金が減っていくこと自体は問題ありません。
また、2020年4月は元本償還が行われませんでしたが、2020年5月は1,490円の元本償還が行われました。
SBIソーシャルレンディングの最新の状況
日本国内のソーシャルレンディングサイトでトップの募集実績を誇るSBIソーシャルレンディングですが、コロナショック下での営業実績はどのようになっているのでしょうか?
4月は1件のみの募集
SBIソーシャルレンディングはオーダメイドファンドなど、不定期に募集を行う案件と、不動産担保ローン事業者向けの常時募集案件があります。
2020年4月は、オーダーメード型ファンドの募集が1件しか行われませんでした。
4月の案件
2020年4月に募集が行われた案件は、次の1件です。
ファンドID | CF0179 |
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ファンド名 | SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo12号 |
予定運用期間 | 12ヶ月 |
名目利回り | 6.0% |
募集入金済額 | 149,800,000円(1憶4,980万円) |
5月の案件
一方、2020年5月は2020年5月13日(水)から不動産担保ローン事業者ファンドの募集が行われ、2020年5月18日(月)からSBISLバイオマスブリッジローンファンドの募集が行われることが発表されています。
ファンドID | CF0180 |
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ファンド名 | SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo13号 |
予定運用期間 | 12ヶ月 |
名目利回り | 6.00% |
募集入金済額 | 150,000,000円(予定) |
ファンドID | CF0181 |
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ファンド名 | SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo12号 |
予定運用期間 | 24ヶ月 |
名目利回り | 7.00% |
募集入金済額 | 910,000,000円 |
2020年4月は、1件のみかつ約1億5千万円のみと募集のペースが落ちていたSBIソーシャルレンディングですが、2020年5月18日(金)からのSBISLバイオマスブリッジローンファンドは9億円を超える案件です。
資金募集は、以前のペースに戻って来たと言えるでしょう。
返済に問題は発生していない
コロナショックが発生した2020年2月から2020年5月まで、SBIソーシャルレンディングでは返済遅延や貸し倒れはまったく発生していません。
投資家に予定通り利益を提供しています。
SBIソーシャルレンディングの案件組成が、大変に手堅いことの証明と言えるでしょう。
まとめ
コロナショック下で倒産する企業が増加しつつあり、株価も大きく動く中、SBIソーシャルレンディングは投資家に安定した利益を提供し続けています。
また、2020年4月は案件の募集ペースに落ち込みを見せましたが、2020年5月は復調の兆しが見えています。
混迷する状況下で「これから先はどうなる」と断言することはできませんが、SBIソーシャルレンディングにおいては信用に足る実績を出し続けていると考えられそうです。
なお、2020年4月分のレポートは、こちらに掲載しています。
また、「SBIソーシャルレンディング」について詳しく知りたい方や、無料で口座開設をしたい方は、こちらのページ・記事もチェックしておいてください。